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爛々・りりん
りんらろん。と心が踊る。彼のことを(あるいは彼女だろうか?)考える度に、りりんの心は幸せに満ち溢れる。逞しい(それともか細い?)腕で、荒々しく、繊細にりりんに触れて、一番ふさわしいとき、ふさわしいやり方で、りりんを滅茶苦茶にしてくれるに違いない。その人は、いつかどこかに現れて、りりんを殺してくれる人。物語の中で血塗れに輝いて、次はお前だと囁いてくれた人。彼女は異能を用いて語り、理想の人を捜し求める

