照山・椛

√妖怪百鬼夜行で古書店を営む中年。気怠げ無愛想に振舞って見えるその実、頭の中は書物の事が大半。本の様式に拘りは無く先ずは「読みたい」が勝る本の虫である。活字の表現によって心震えるあの瞬間が何にも代え難い。近所の子らに本を薦めてくる本読めおじさんで有名。目の下の隈は幾度の徹夜で拵た長年の友人。まだ見ぬ表現を、解釈を私に読ませてくれ■「泣いた赤鬼」で泣いたおじさん■纏うビターチョコの香りは煙草由来