行標・路何処
(|D.E.P.A.S.《デパス》の妖怪探偵・h01286)
『狂気の沙汰ほど面白いだろう?』
✑――行標路・路何処(ゆきじるし・ろいず)と言えば、知る人ぞ知る文壇の新星である。デビュー作「地獄草紙」にて局地的絶賛を受けた彼女は、普段は夜間学校で非常勤講師を務めているという。✑生来の病弱に加え、夜型の生活により紫外線を避けてきた白い肌と、雪のような銀色の髪を持つ儚げな美人。外見だけは。✑病弱には違いないが、その原因は本人の不摂生によるところが大きい。「悪いものほど面白い」とは本人の談である。