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シャーロット・アサイラム

【それ】は大いなる水をたゆたう生き物であった。
【それ】はある日、ここではないどこかへ誘う声を聞いた。
「魔法少女となり、世界を飛び越えて悪を滅せよ」と。
【それ】はぶっちゃけ悪がどうこうとかよく分からなかったが、水の外に広がる世界はどうしようもなく魅力的で、飛び出してみたいという渇望が消える事はなかった。
かくして、名もなき【それ】は魔法少女シャーク・シャーマン・シャーロットとなった。