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秘された里の・子供たち

幻楼・みづちのAnkerの眠り続ける人にして故郷。
かつて、文明から離れつつもちょっかいを出す気はなかった者達による隠された里があった。今はもう存在しない里の生き残りは、みづち以外は名もつかぬほど儚い妖である幼子らだけ。その幼子たちも、土地を消し去る暴挙に出た古妖の妖力に抗えずに、深い眠りについている。彼らは今日も……あるいはずっと、蜃気楼で覆われたみづちの隠れ家で眠り続ける。