沓水・由陸
朱眼凝らせよ黒狐。南渡りの朱鳥は興のままにと賽を振る。陰陽修験は極めるが己は実践だと自ら武器を取る。獣毛艶と同じの髪は結い纏め。流れ添い梳けば艶増すが手入れの雑が難。大胆不敵に大雑把、悩み迷いは海藻屑、畑肥やしにして仕舞おう。見聞は広く深く、ふむ。理想だね?この世を謳歌しすぎて窘められる。中身は雑、実に雑で出来ている。妻子はないが|拾い小狐《Anker》が一。

