天深夜・慈雨

人知れずひそやかに降り紡ぐ雨。其れは時に万物を潤し、時に救いを授けるだろう。―けれど、そう。もし其れが天も眠る深い夜ならば、☂紫陽花と雨の娘。小柄ながら力持ち。お勉強はちょっと苦手。でも大抵のことは出来るし知ってる。|―《?》から教わったから。いっぱい働いたら沢山ごはんを食べて、それから遊びたいです、ね?☂ずっと、見つからない。埋まらない。満たされない。悲しいね?大丈夫。全部雨が流してくれるよ。