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アナスタシア・クロフォード

◆当人が語るところによれば『かつてクロフォード家の当主が愛用していた羽根ペン』『ペンが記した魔術の全てを知識として保存してきた、所謂|魔導書《アーカイブ》』◆重厚なケースに保管されたそれを祖母から受け継いだ少年は、「そんなにすごいものならおしゃべりぐらいできたらいいのに」と思い――それは叶った。かなり小煩く。◆少年にしか見えないはずだった姿が他人にも映ることを知ったのは、もう少し大人になってから。