田所・七十二番
彼は自らの欲望があまりに強すぎる事を憎んだ。彼は人々を愛していた。自らの欲望がいつか強くなり過ぎて人々を傷付けてしまう事を理解っていた。故に、|新しい自分《女の自分》になればその欲望が抑え込めるのではないかと期待した。・・・・・・・・・・・・・・・そこで、|とある邪教教団《喰竜教団》と接触したのが運の憑きだった・・・・・・・・・・・身体は強大な力に耐え切れず溶け、しかして欲望は強まるばかり。

