碧乃・月
家族に虐げられている日々。それでも笑顔で、取り繕っていた。
ある日我慢が限界に達したのか、力の目覚めと共にその力を家族に振るう事になる。
終わった瞬間には赤く染った部屋に家族の亡骸と、自分のみが取り残されていた。
その場から立ち去って以来、『自分の力は誰かを傷つける』と思ってしまい、極力人との交わりを持たないようにしていた。

