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大茴香・蘆花
首元にある青い石が本体。解剖した怪異が主食。美味しくはない。ふつうのご飯も食べるが、喉の乾きが癒える程度で常に腹ペコ。
ーー誰かに大事にされていた青い宝石かもしれない、誰かの流した哀しみの涙かもしれない。自我と共に飢餓が生まれ、目の前にいた怪異を解剖し、食べた。「美味しくない」、と初めて喋った言葉である

