ミルテ・セラフィール
むかし、海辺にちいさな療養所がありました。そこには、病める人たちのために、自分の身を分けて薬をつくりだした人魚がいたといいます。🫧ふわりと光るヘイロウと、ほんのり色づく指先で、熱も、痛みも、悲しみも、そっと撫でるように和らげていく。聴診器は記憶をひらき、しゃぼんのラッパは気持ちを軽くする、少女だけの治療道具。💉海のようにおだやかで、光のようにやさしい診察をする、こころと身体のお医者さん。


