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花・英
春命を綰び、花脈を游ぎ還る『花英龍』。遠い忘花のような、桃源の空を恋う。
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淡霞から花へ移りゆく鬣。柔く匂いたつ春空の双眸。瑞尾は百華を芽吹かせ、天に地に春を描く。
――それは昔々の話。今はただ、ひとの姿へ堕ちた花龍。🌸
花弁の鱗咲く瑞尾で碧潭を游げば、天香国色の人魚と人は見紛う。 けれど、淑やかに、嫋やかに。苛烈な誇りだけは龍のまま。

