裏町魔術市場
猿の面はいらんかね?
ある時は『地下鉄の物置小屋の奥』に。ある時は『路地裏にある神社の裏』に。
ある時は『高架下の細い細い隙間』にその闇市へと続く道があった。
扉を開けばまず、大小様々な視線が貴方を貫く。
……が、すぐさま興味を失ったように目を逸らした。|警視庁異能捜査官《カミガリ》を警戒しているのだろう。
合法から非合法まで。辺りは薬草の束や猿の頭など怪しい露店が並び、貴方の好奇心をくすぐった。
わぁ、と歩き始めたその時だった。
貴方の頭上から声が聞こえた。
「ぬしは能力者か?」
と。