うてな
私達のレヴュー。
|貴方《√能力者》の前に絵画が飾られている。貴方が無視できないのは、それが貴方の忘れられない景色に似ているから。
……思わず手を伸ばせばわずらわしいブザー音が貴方の意識をかき乱す。
気が付くと貴方は真っ暗な舞台の上。
誰もいない客席と異様な闇の中。
ふいに背後からささやく声。
「役作りは済みましたか?」
二度目のブザーが響く。
スポットライトが貴方の眼を焼き
輪郭を足元に落とし存在を舞台に縫い付ける。
無人の客席が、貴方を見つめている。
虚構の瞳が問いかける、待っている。
舞台が放つ、次のセリフを。