萬屋
喧嘩から我楽多まで、何でもござれの|天国《地獄》へ
路地裏の裏も裏。不意に顕れる古びた鳥居達に誘われる儘、奥へ奥へ。
何処に続くとも知れぬ、参道の果て。
ぽつんと佇む狛狐に手招かれ、
これまた裏へと迷い込めば――
稲荷社の影、摂社代わりに面妖な建物が一つ。
はてさて、商売繁盛の霊験灼然、とは嘘か真か――
✺❅❋❊❈✻✼✽✲✽✼✻❈❊❋❅✺
萬屋らしく、扱う品は雑多に気儘に。
骨董も我楽多も、呪物も神器も――
油を売るも顔を売るも、
喧嘩を買うも一役買うも、
何もかもお構い無しの見境無し。
兎角何を売るも買うも気分次第。
碌でなしに人でなし。
酔狂極まる物好きどもの窖。
✺❅❋❊❈✻✼✽✲✽✼✻❈❊❋❅✺
――末社には時折、
珍妙な神(自称)が顕れる、らしい。
ぽつんと佇む狛狐に手招かれ、
これまた裏へと迷い込めば――
稲荷社の影、摂社代わりに面妖な建物が一つ。
はてさて、商売繁盛の霊験灼然、とは嘘か真か――
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萬屋らしく、扱う品は雑多に気儘に。
骨董も我楽多も、呪物も神器も――
油を売るも顔を売るも、
喧嘩を買うも一役買うも、
何もかもお構い無しの見境無し。
兎角何を売るも買うも気分次第。
碌でなしに人でなし。
酔狂極まる物好きどもの窖。
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――末社には時折、
珍妙な神(自称)が顕れる、らしい。