大狼の庵
――金を鍛える鎚の音が響き渡る
岩山を背にした、みすぼらしいと言ってもいい庵。庵はあくまで迎えいれるためだけの場。本体はその奥。
削れ抉られ所々に風穴のあいた、窟の中にある薄暗い鍛冶場。
そこに女は居た。
薄暗い部屋の中、鞴が吐息を吐き出し、火床から火の花が舞い踊る。
火床の暗くも明るい灯りのなか、熱が渦巻き、鉄の、油の灼ける匂いを撒き散らす。
その中で、鉄を打つ鎚の音が奏でられる。
一定の曲調が音高く響き、火が鉄を舐める音が歌い上げる。
気の遠くなるような鎚の音の果て、水と鉄による産声があがる。
そこで、ようやく女は来訪者に気付き、庵まで出てくる。
「なんじゃ、客人が来ておったのか。あいすまぬな。で、用は?何を作ってほしい」
――――
雑談・RP場です
薄暗い部屋の中、鞴が吐息を吐き出し、火床から火の花が舞い踊る。
火床の暗くも明るい灯りのなか、熱が渦巻き、鉄の、油の灼ける匂いを撒き散らす。
その中で、鉄を打つ鎚の音が奏でられる。
一定の曲調が音高く響き、火が鉄を舐める音が歌い上げる。
気の遠くなるような鎚の音の果て、水と鉄による産声があがる。
そこで、ようやく女は来訪者に気付き、庵まで出てくる。
「なんじゃ、客人が来ておったのか。あいすまぬな。で、用は?何を作ってほしい」
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