古本屋『月の海』
いらっしゃーい。本探し?本売り?さて君はどっちかな
細い路地を幾つも通ったその先の、正面。誘うように歩む野良猫に謀られたか、それとも運命か。
<⚠急募:紙魚取りどなたでも>
綺麗な古硝子の嵌った引き戸を引けばギョッとするほど本の詰まった壁並び立つ、迷路のような道が待っている。
香しい茶の香りを放つそこへ一歩踏み込めば声が振ってきた。
『おや、お客さん。やぁやぁようこそ。きみは本を売るのかな?それとも探しに?』
見上げた先“こっちだよぉ”と見えた指先を追いかければ、突如低くなった本棚の向こうでひらりと手を振る店主が猫のように笑い出迎えた。
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※1:1RP中心。
とりとめのない雑談や本の売り買いRP
ゆったり低速で営業を予定