ライブラリ

√汎神解剖機関

秘密国家機関「汎神解剖機関」が、人知れず怪異と戦う現代地球です。
既に黄昏を迎えた人類を延命する為、彼らは狂気の戦いと研究に身を投じています。

人類は黄昏を迎えている

ほんの数十年程前に、人類の進化は止まりました。人はかつて眩しい程に輝いていた活気と生命力を失い、慢性的な疲労と倦怠、うっすらとした悲観思考と終末思想に囚われるようになってしまいました。そして時を同じくして、かつて偉大なる先人達が封じ、あるいは理性を以て遠ざけてきた様々な『怪異』が、次々と現れるようになったのです。

怪異を暴き、人類を延命せよ

そして、秘密国家機関『汎神解剖機関』が創設されました。表向きは、人類に害を及ぼす怪異を人知れず葬る秘密の組織……しかし実態は、人知を超えた怪異を捕獲し、狂気の実験や解剖を以て、彼らの臓腑から人類を延命する何らかの『|新物質《ニューパワー》』を獲得する……それが、汎神解剖機関の真の目的なのです。職員の中には√能力者も存在し、彼らの知識を収蔵した|蔵書庫《ライブラリ》は、異世界の同胞達にも開放されています。

汎神解剖機関は日本を中心とした国際組織ですが、米国には『連邦怪異収容局』、EUには『羅紗の魔術塔』といった独自組織も存在します。しかし彼らは自国利益の為に|新物質《ニューパワー》の独占や怪異の軍事利用、果ては民間人の洗脳や他√への侵攻計画等を企てており、怪異をばら撒く心霊テロリストの類と同様に、その存在が危険視されています。残念ながら人類同士の戦いも避けられない状況です。

√汎神解剖機関の光景

どことなく陰鬱な空気と、猥雑な喧騒を併せ持つ、仄暗い薄暮の中にいるような心理状態を余儀なくされる√です。ひたひたと迫りくる怪異の気配をそこかしこに感じ、人々は恐らく本能的には怪異の実在を信じていますが、公にはいまだ怪異の存在は証明されていません。それは汎神解剖機関の弛まぬ努力……もありますが、おおむね、1994年に怪異の臓腑より発見された『クヴァリフ器官』により、超常現象に関する人々の想像力が制限を受けている為です。他にも、炉心崩壊した原子炉で放射線を喰らい続ける『灰谷増殖獣』など、|新物質《ニューパワー》は人類文明に確実な「貢献」を果たしています(新物質を研究、保全する立場のAnkerを作成しても構いません)。

データベース

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