Parvam Horto✧sidus
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Parvam Horto ~きみの箱庭~
✧Describe
きみはきみ。春雷と共に。
吊り下げ型のステラランプには灯りの代わりに星屑の水をたっぷりと。
ざらざらとした手触りのステンドグラスは水の揺らめきを大地に映し出す。
星を吊るす鎖には優しい橙色の提灯がぶら下がり、内にふんわりと暖色の光を灯らせる。
コンテナの下部に大きな花弁のサンダーソニアがもうひとつ。
星が揺れるとちりんと涼やかな音が鳴り、色から彷彿をさせる柑橘の香がふわりと立つ。
ぱちり、星屑の中に紫電が走った。
雷鳴の轟きこそしないものの、透明な水はその瞬間に赤やオレンジにぱっと光る。
遥か遠い海の先でも届く光が沸き起こすものは恐怖ではなく親愛そのもの。
じっと中を覗いてみれば、時折黒い麒麟が寛いでいるのが見えるとか。
星屑の先端それぞれに緑が茂り、雷が遊ぶと葉先をゆらゆら揺らめかせる。
此処は精霊たちの静かな隠れ家。主は来客を拒まずに、好きな場所を選ばせる。
時折、水の中を蒼い炎が揺らめくそうだが、未だ誰も見た事がない。迷子だろうか。
春になると、雷鳴と共に水の中に氷の花がいくつも開いた。
星にゆるく絡まる蔦にも、春の訪れを祝して小さく白い花が咲く。
✧Recipe
吊り下げ型ステラランプ
小星型十二面体のステンドグラス。
透明と色合いの違う青を組み合わせた。
星屑の水
普段は小さな煌めきがほのかに光る夜色の水。
春先になると煌めきは雪の結晶を咲かせるそう。
サンダーソニア
鎖には小さな釣鐘をふんだんに。
星の先には鈴を仕込んだ造花の花が咲いている。
テイカカズラ
ランプにゆるく巻き付いた蔦植物。
春先に小さな花をつける。
アヌビアス・ナナ、アナカリス、バリスネリア
ランプの下部に群生する水草たち。
紫電にも負けずのびのびと育つ。
春雷の嘶き
迸る紫電。遊ぶ雷鳴。そのすべて。
雷の贈り物
春雷に引き寄せられた精霊たち。
目には雷しか見えずとも、楽し気な声がする。
✧Comment
星型吊り下げランプのアクアリウムです。精霊たちが勝手に入り込んでいます。
水草は精霊たちのお陰かたっぷりと栄養を保っており、青々とした成長を見せます。
特に春先は華やかな表情を見せ、耳を澄ませば雷鳴が聞こえることもあるでしょう。
それ自体が月夜に浮かぶ星として、目に優しい仄かな光を含んでいます。
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