シナリオ

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カミガリの初陣、あるいは終焉

#√汎神解剖機関 #ゾディアック・ミラー #【プレイング募集中】現在~10/19(月)11:59am

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 #√汎神解剖機関
 #ゾディアック・ミラー
 #【プレイング募集中】現在~10/19(月)11:59am

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ゾディアック・ミラー

これは2章構成の期間限定シナリオです。10/25(日)16時頃までに完結したシナリオの結果により、宿敵の運命が変わります。
なお、期間中に宿敵主によって倒された場合、通常のルール通り宿敵は絶対死します。

 アスファルトから立ち昇る雨上がりの匂い、いまだ陽が射さない薄暗い空。
 暗い建物に囲まれジグザグに切り取られた天の中に、それはいた。

 まるで白い龍のように見えた。
 いつまでも冴えない日々の中に、吉兆をもたらしてくれるのではないかと夢見た。

 ……しかし、自分は|警視庁異能捜査官《カミガリ》という超常現象と隣り合わせの職業のことも、世界がそんな甘っちょろいものでは無いことも、最期まで理解することができなかったのだった……。

●
「というわけでこの彼、新人|警視庁異能捜査官《カミガリ》さんは怪異に襲われ亡くなってしまう未来が見えました。残念なことです」
 さらりと悲惨な予知を語る星詠みは|誉川《ほまれかわ》・|晴迪《はるみち》(幽霊のルートブレイカー・h01657)。
 黄泉との境界線が曖昧なユーレー曰く、ここで"逃げる"の選択ができなかった事実こそが、彼の命運を分けたのだという。

「強者の陰謀を察知する大きな丸鏡"ゾディアック・ミラー"を用いたことにより、"見た者に厄災をもたらす能力"を持つ怪異『荒魂ノ辻』が捕捉されました。……そう、今のはこれから起こる事件のお話。新人さんは生きていますよ、今はね」

●
 最初に遭遇するのは新人|警視庁異能捜査官《カミガリ》が、厄災に引き寄せられ宙を浮遊する異形のクラゲ怪異『|泡沫水母《ホロウ・ジェリー》』の群れに襲われている場面だという。
 彼自身も√能力【|霊震《サイコクエイク》】で対抗しているが、大分苦戦を強いられている。
「助けたいと思うかもしれませんが、こちらのクラゲは生存本能で生物を襲撃し捕食する相手。弱みを見せた相手を優先して狙います。混乱して碌な動きをしない新人さんはハッキリ言って足手まとい。無視するのが効率的ですよ」

 そんな無慈悲な! と言いたげなEDENの表情を見て、ならばと頑張って首をひねり……更に首をひねり……ついに空中で逆さまになるユーレー。
「う~ん、そんなに気がかりならば…………やはり経験少なく、判断も察しも悪い彼自身に、動いて逃げてもらうのを待つしかないでしょう。その間、多少の苦戦は覚悟できますか?」

 ──新人に向かう敵を優先して倒し生存時間を伸ばす。|警視庁異能捜査官《カミガリ》を続けるならば恐れるなと叱咤激励する。ここは任せろ君は報告しに帰る義務がある、と逃げの罪悪感を取っ払う言葉をかける。
 EDEN達が手間暇をかけてなお、無事逃げおおせる確率は五分五分。
 彼に降りかかった厄災とは、それほどにも凶悪な代物なのだ。

●
「怪異殲滅の後、無自覚にも此度の元凶となった白龍『荒魂ノ辻』と対峙することができるでしょう。予知では、犠牲となった新人さんの|魂《インビジブル》を喰らっており、三種全ての√能力が同時に使用できる状態となっております」
 怖いですね~などと軽く続けるが、そこらの|王権執行者《レガリアスグレイド》ですら出来ない超芸当である。
 地・天・水による天変地異を同時、……もしも運命を変えられていたら、どれかひとつずつとはいえ自然災害を、避けて押し通って倒して鎮めなければいけない。
 途方もない戦いとなるだろう。

「なおこの白龍、一定期間内に連続で倒し続ければ、出会った者に厄災を見舞う力……"厄災伝播能力"の一部を吸収し剥ぎ取ることができます。多くのEDEN達が尽力すれば、理論上は完全な無力化も可能となるはずです。頑張ってみるのも、楽しいと思いますよ」

 それでは、どうぞ武運を。
 ユーレーが導く先は仄暗い薄暮をまとう世界、√汎神解剖機関の路地裏へと繋がっていた。
これまでのお話

第2章 ボス戦 『荒魂ノ辻』


 雨上がりのアスファルトが放つ、少し冷たい土の匂い。
 裏路地を抜けた先に広がるのは、日常が唐突に途切れた、どこか切なくがらんとした空間だった。

 そこに降り立つは、白き災害の化身──『荒魂ノ辻』。
 自身が運命を狂わせている自覚すらなく、ただ無意識に災いを振り撒き、魂を貪ろうとする本能のまま佇んでいる。

 だが、本来喰らうはずだった命は、EDEN達の手で無事に繋ぎ止められた。

 肥大化を阻まれた無垢なる厄災を前に、大気が激しく軋み出す。
 交差する理不尽な災いを完全に断ち切るため、いま、決戦の火蓋が切って落とされる。