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星を見るひと、星の魔法少女に

#√マスクド・ヒーロー #デザイアモンスター #魔法少女現象 #4月3日(金)の断章執筆後にプレイング受付開始

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 #√マスクド・ヒーロー
 #デザイアモンスター
 #魔法少女現象
 #4月3日(金)の断章執筆後にプレイング受付開始

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●ひとりで星を見るひと
「えっと、まず北斗七星を探して……。そこから北極星が……あ、あっち」
 東京某所の公園、その草むら。
 そこにセーラー服を纏った少女が大の字になって寝転がっていた。
 夜に流れる星のような黒髪と、黒いセーラー服はある種の調和を感じさせる。
 名を「世良・きらら」。近隣の学校に通う中学生である。
 近隣のプラネタリウムの上映を見た後、この公園に移動していたのだ。
 きららの|碧《あお》い瞳は、眼前の春の星に劣らぬほど輝いていた。
 それは天上の星星が地上に落ちたように美しい。
「そこからこぐま座も見つけて……。おおぐま座がここで、うん、可愛いっ」
 学校での彼女を知る者がいれば、口数の多さに驚くだろう。
 きららは、その級友と異なる瞳の色に気後れしてクラスに馴染めず、孤立していた。
 けれど、大好きな星の前では本来の明るい気質が出てくる。
 屈託のない笑みは人好きのするものであった。
 きららにとって、この星に触れる時間こそが希望だった。

 だが、その希望を喰うものがいた。

「えっ、ちょっと!? 何!?」
 突如、きららの視界が、真っ黒い何かに覆われようとしていた。
 それはニュース映像ですら見たことのない、おぞましい姿の怪物。
 辛うじて人型とも言えるぶよぶよしたそれは、きららの傍らから彼女の顔を覗き込むと、万色に輝く袋を腹に抱え、ゆっくりと手(?)をきららの方に伸ばす。
「あんなのに掴まれたら、私は……!」
 状況は何も分からないが、捕まれば死、あるいはそれよりひどいことになる。
 それだけははっきりと分かった。
「た、助けてっ……!」
「待っていろ! 今、助けるっ!」
 その時、黒い怪物に向けて何かが突撃、それらはあらぬ方へと飛ばされた。
 辛うじて怪物の虎口を脱したきららは起き上がると、そちらの方を見る。
 そこにいたのは……プラネタリウムの投影機だった。
 ダンベルによく似た形を途中から折り曲げ、そこを胴体に見立てているらしい。
 そこから細い手足がにょろんと生え、ファイティングポーズを取っている。
 明らかに人ではないナニカが2体。
 それに対し、きららは。
「あ、あの……あなたは?」
 黒い怪物を吹き飛ばしたらしい、プラネタリウム投影機の方に声をかけた。
「ああ、無事か魔法少女! 良かった!
 私はプラネ・スター! 君がさっきまで見ていたプラネタリウムを映していた投影機……それに身をやつしていたロボトロンだ! 君を助けにやってきた!」
 振り返ったプラネと名乗る者の顔は、丸っこい投影装置についていた。
 妙につぶらな瞳だった。
「いえ、それはいいんですけど、魔法少女……?」
「え、君には自覚がなかったのか。なら、自分の姿を見てみるといい」
 プラネに言われるまま、きららはスマートフォンのカメラで自分を映し出す。
 そこに映るのは、ダーク・ブルーの落ち着いた色合いを主体にしながらも、要所にはフリルなども配された可愛らしいドレスを纏った少女の姿があった。
 ドレスの生地のあちこちには、星の意匠も多い。
「あれ、これ……?」
 長いストレートの黒髪が、星の光のようなプラチナブロンドに変わっており、髪型がツインテールになっているせいで気づかなかったが、その顔は。
 きらら自身のものだった。碧い瞳さえも。
「わ、私っ……!?」
 きららのか細い叫びが、誰もいない公園に静かに響いた。

●ブリーフィング
「|魔法少女現象《プエラマギカ・フェノメノン》については、もう知ってる人も多いと思うけど。
 私のもとにも、その予知が降りてきたの」
 そう言ったのは通称レン、本名ラウレンティア・バイエリ・ウラノメトリア。
 √ドラゴンファンタジー出身の駆け出し占星術師である。
 |魔法少女現象《プエラマギカ・フェノメノン》とは、男女問わず子供たちが魔法少女に覚醒してしまう現象だが、その許には魔法少女の心を狙う怪物が現れるのだ。
「今回覚醒するのは、世良・きらら。
 星の好きな中学生なのだけど、隔世遺伝で綺麗な青い目をしているの。
 ただ、その瞳へのコンプレックスから学校に馴染めず、距離を取ってるみたい」
 現実には彼女が距離を感じているだけなのだが、それに気づくにはきららは幼い。
 そういうわけで、きららは学校が終わると近くのプラネタリウムに入り浸り、終了後に公園で星を見る、という生活を送るようになり……。
 その最中に、怪物ことデザイアモンスターに襲われる。
「幸い、彼女の行ってたプラネタリウムの投影機の正体がロボトロン「プラネ・スター」で、助けに入ったけれど……正直戦闘力は不十分。このままだとどっちもやられちゃう。
 だから、ここに割って入って彼女たちを助けてあげて!」
 そう言うと、レンはほんのりと白い頬を赤らめた。
「その……きららは星好きなせいか、衣装にいっぱい星の意匠が反映されてるの。
 その『星の魔法少女』っぽい姿が、他人とは思えなくて……。
 だから、絶対助けてあげてね!」
 そう言うと、レンは深々と頭を下げるのだった。
これまでのお話

第2章 集団戦 『デザイアモンスター』


POW クレイヴィング・ダークネス
半径レベルm内の敵以外全て(無機物含む)の【欲望のオーラ】を増幅する。これを受けた対象は、死なない限り、外部から受けたあらゆる負傷・破壊・状態異常が、10分以内に全快する。
SPD ロンギング・アーム
【他のデザイアモンスター】と完全融合し、【巨大化した腕】による攻撃+空間引き寄せ能力を得る。また、シナリオで獲得した🔵と同回数まで、死後即座に蘇生する。
WIZ ヒュプノシス・デザイア
半径WIZm内の任意の有機物・無機物全てに【欲望のオーラ】を注ぎ、WIZ×1時間活動可能なエネルギーを与える。注ぐ[欲望のオーラ]を1体(人物・武器・乗騎等)に集中すると、対象を【デザイアモンスター】化して硬度強化と【暗黒】攻撃能力を与え、意思を抑え付けて術者の為に戦わせようとする事ができる。
イラスト ひろん
√マスクド・ヒーロー 普通11