シナリオ

√能力者、滅ぶべし!

#√妖怪百鬼夜行

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 #√妖怪百鬼夜行

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●√EDEN
 √妖怪百鬼夜行と√EDENを繋ぐ『入口』から、『付喪神・市松人形の群れ』が次々と現れた。
 付喪神・市松人形の群れは、人間を戯れに殺し、食らいつくしているようだ。
「足りない……まだ、足りない……この寂しさを紛らわすためには……もっと、もっと人を殺さないと……」
 それでも、満たされない。
 それどころか、飢えは増すばかり。
 どうやら、付喪神・市松人形の群れは、決して満たされぬ飢えを満たそうと、必死のようである。
 ここで付喪神・市松人形の群れを一掃する事が出来れば、群れを引き付けて√EDENにやってきた『隠神刑部』と戦う事が出来るものの、倒し損ねた場合は、人質を取って√妖怪百鬼夜行に逃げてしまうようである。
 このままでは人質達が√妖怪百鬼夜行に連れ去られてしまうため、何としても阻止してほしいと言う事だった。
 ただし、付喪神・市松人形の群れは人質達を盾にするため、注意してほしい。
 それを防ぐためには、何らかの対策を練っておく必要がある。
 そこで、しくじるような事があれば、例え付喪神・市松人形の群れを倒したとしても、成功とは言えないだろう。
 上手く行けば、封印の祠の前にいる『壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎』と戦う事が出来る。
 壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎は、絶対に負けない自信があるらしく、√能力者達をザコ扱いしているため、力を見せつけてやるといいだろう。
 その事を踏まえた上で、壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎を封印する事が、今回の目的である。

マスターより

ゆうきつかさ
 どうも、ゆうきつかさです。
 基本的にノリと勢いで何とかなりますので、キャラクターらしく行動していただいて構いません。
 物語の主人公は、お客様だと思っているので、オープニングやリプレイ上に書かれていない事は、自分に有利な形で受け取って問題ありません。
 とにかく、参加したい意志があるのであれば、プレイングは『お任せします』の一言だけでも構いませんので、物語を一緒に作っていく感じで、気軽に参加していただけると幸いです。
 世界観的や倫理的に問題がない限り、採用させていただきます。
31

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よろしいですか?

第1章 集団戦 『付喪神・市松人形』


POW だるまさんがころんだ
「【だるまさんがこ~ろんだ!】」と叫び、視界内の全対象を麻痺させ続ける。毎秒体力を消耗し、目を閉じると効果終了。再使用まで「前回の麻痺時間×2倍」の休息が必要。
SPD かごめかごめ
視界内のインビジブル(どこにでもいる)と自分の位置を入れ替える。入れ替わったインビジブルは10秒間【後ろの正面だあれ】状態となり、触れた対象にダメージを与える。
WIZ 隠れ鬼
【かくれんぼ】の体勢を取る。移動力と戦闘力を3分の1にする事で、肉眼以外のあらゆる探知を無効にする。嗅覚・聴覚・カメラ・魔術等、あらゆる探知が通用しない。
イラスト 壱竜
√妖怪百鬼夜行 普通11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

イリス・フラックス
√能力者を目の敵にしてるみたいだけど……
結局|あの子《隠神刑部》だって、√能力者や、それと同等の力を持っているのでしょう?
なんて言ったら、怒られるかしら?
それでもいいわ
わたしはわたしのできることをしなさい、って、よく|ひと《Anker》に言われるの!

それじゃあ、人質、開放してもらわないとね
彼女たちが「だるまさんが……」って、言い終わる前に、【『|定義付け《レッテル》』】を。
「良い子は『|お友達《人質》』といっしょに遊び続けてちゃ、いけないわ。もうその子たち、帰らなきゃいけない時間なのよ?」
一回くらいはつきあってもいいわ。
でもそれが終わったら。……やっちゃえ!|『わたしを好きなひと』《死霊》!

●孤独
「寂しい……寂しい……寂しい……」
 付喪神・市松人形の群れが孤独を紛らわすため、『入口』のまわりを飛び回っていた。(ひょっとして、獲物を捜しているのかしら……? だとしたら、早く手を打たないと……)
 その事に危機感を覚えたイリス・フラックス(ペルセポネのくちづけ・h01095)が、警戒した様子で物陰に隠れた。
「だ~るまんさんが……」
 そんな中、付喪神・市松人形の群れが物陰に隠れた一般人達に気づき、不気味な声を響かせた。
「良い子は『お友達』といっしょに遊び続けてちゃ、いけないわ。もうその子たち、帰らなきゃいけない時間なのよ?」
 それに合わせて、イリスが『定義付け』を発動させ、付喪神・市松人形の群れに対して、意識につけた『定義』に疑念を抱かせた。
「「「そうなの?」」」
 付喪神・市松人形の群れが、キョトンとした。
「まあ、一回くらいなら、付き合ってもいいけど、他の人も助けてあげないとダメだから……やっちゃえ!『わたしを好きなひと』! 」
 そう言ってイリスが『わたしを好きなひと』(死霊)に指示を出し、付喪神・市松人形の群れを破壊した。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

アメリア・ノクタルガス
許せないね、絶対に止めないと。
人に化けて人質に紛れ、油断した所を奇襲しよう。
「ひぇ…なんてひどい…!」「寂しさを紛らわす為に人を殺すなんて!」
なんて…なんて…
『愚かでもったいない行動なのだろうか!』
人化けの術を解き、√能力を発動。闇に紛れて敵を次々と奇襲する。
視界が闇に閉ざされていては相手の√能力は役に立つまい。それに、こちらが何処から来るか分からなければ、人質を盾にする事も出来まい。
運の悪い敵は掴んで「飢えの満たし方を教えてやる」と言って捕食する。二度と足を踏み入れぬよう、恐怖を以て教えてやるのだ。

闇が晴れる頃には人間の姿に化け直して、あたかも逃げ帰ってきた風を装う。
真実は闇の中へ。

●愛に飢えて
(こんなの、許せない)
 アメリア・ノクタルガス(狡猾なる夜の鉤爪・h03600)は人に化け、一般人達の中に紛れていた。
「寂しい……悲しい……虚しいよぉ……」
 その間も、付喪神・市松人形の群れは一般人を探して、周囲を飛び回っていた。
「なんて、ひどい……! 寂しさを紛らわす為に人を殺すなんて!」
 そんな中、アメリアが物陰から飛び出し、わざと大声を上げて、付喪神・市松人形達の気を引いた。
「なんて……なんて……愚かでもったいない行動なのだろうか!」
 それに合わせて、アメリアが人化けの術を解き、【暗殺者の宴】で辺り一帯を包み込む闇の領域を放ち、自分を含む全員の隠密と奇襲に対する抵抗力を10分の1にした。
「何も見えない」
「怖い……怖い……」
 付喪神・市松人形の群れが、動揺した様子で悲鳴を上げた。
(こちらが何処から来るか分からなければ、人質を盾にする事も出来まい。二度と足を踏み入れぬよう、恐怖を以て教えてやるのだ)
 その間に、アメリアが付喪神・市松人形を掴み、『飢えの満たし方を教えてやる』と言って捕食した。
 そして、闇が晴れたのと同時に、再び人間の姿に化け直し、あたかも逃げ帰ってきた風を装うのだった。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

夜噛・明日香
「あれれ?獲物がた〜くさん!それじゃあみんな、ヤガミが遊んでやるのです!」
高らかに声を上げて奮起し、交戦域に入る

付喪神・市松の群れを前にして、「ふんすっ」と得意げに笑みを浮かべ、イヌガミ・メタモルフォーゼ!とくと見よ!なのです!
狗神遺伝子操作術で、【雷と電気を操る巨大な白毛の狸】に変身し、範囲内の獲物をたーくさんの雷で感電させてやるのです!

(巨大な白毛の狸に変身したヤガミの周りに大量の電気が迸る)
「獲物が1匹〜、2匹〜…みーんなかみなりゴロゴロでビリビリなのです!!!」で放電と共に雷を落とし、周りの敵を感電し一網打尽にするのです!

まだまだ遊び足りないのです〜!もっとヤガミと遊ぶのです〜っ!!

●遊び
「あれれ? 獲物がた〜くさん! それじゃあ、みんな! ヤガミが遊んでやるのです!」
 夜噛・明日香(万変なる黒柴系クラッシャー・h01843)が高らかに声を上げ、自らを奮起した後、付喪神・市松人形達の前に陣取った。
「遊んでくれるの?」
「遊んで、遊んで!」
 付喪神・市松人形達がノリノリな様子で、明日香のまわりを飛び回った。
「ふんすっ! イヌガミ・メタモルフォーゼ! とくと見よ! なのです!」
 明日香が得意げに笑みを浮かべ、【狗神遺伝子操作術】で雷と電気を操る巨大な白毛の狸に変身した。
「わわ、変身した」
「凄い♪ 凄い♪」
 付喪神・市松人形達が興奮した様子で、拳をギュッと握り締めた。
「獲物が1匹〜、2匹〜……みーんな、かみなりゴロゴロでビリビリなのです!!!」
 次の瞬間、明日香が放電と共に雷を落とし、付喪神・市松人形達を次々と蹴散らしていった。
「まだまだ遊び足りないのです〜! もっとヤガミと遊ぶのです〜っ!!」
 そう言って明日香が付喪神・市松人形達を見上げ、ニコッと笑うのだった。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

ガザミ・ロクモン
かわいい市松人形さんたちですね
寂しいからって人を傷つけていては、みんないなくなって、もっと寂しくなります
一般人に被害出すことなく、なんとか、満たしてあげたいですね
僕たちとも遊んでくださーい!と両手をぶんぶん振って気を引きます
だるまさんがころんだの最初の掛け声、はじめのいーっぽ!と言って大蟹之咆哮を使用
範囲内の市松人形たちを死霊たちでおしくらまんじゅう状態にして捕縛します
触ったから僕の勝ちですね!
八咫烏のカムロを呼んで破壊の炎で市松人形たちを焼却します
おむすびも美味しいんですよ。皆さんで召し上がってくださいね
しおむすびと彼岸団子をお供えして成仏を祈ります

●最後の遊び
「かわいい市松人形さんたちですね。でも、寂しいからって人を傷つけていたのでは、みんないなくなって、もっと寂しくなりますよ? だから僕と遊んでくださーい!」
 そんな中、ガザミ・ロクモン(葬河の渡し・h02950)が両手をブンブンと振って、付喪神・市松人形達の気を引いた。
「本当? 本当?」
「だったら、だるまさんが~」
 付喪神・市松人形達が興奮した様子で、大声を上げた。
 どんなに傷つけられても、遊びたい衝動には勝てないのか、みんなノリノリのようである。
「はじめの、いーっぽ!」
 それに合わせて、ガザミが【大蟹之咆哮】を発動させ、死霊の潮津波を放って、付喪神・市松人形達をおしくら饅頭状態にする事で、動きを封じ込めた。
「……触ったから僕の勝ちですね!」
 ガザミが八咫烏「カムロ」を呼び、破壊の炎で付喪神・市松人形達を焼却した。
「この、おむすび……とっても美味しいんですよ。皆さんで召し上がってくださいね」
 そう言ってガザミが、しおむすびと彼岸団子を備え、成仏を祈るのだった。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

第2章 ボス戦 『隠神刑部』


POW 刑部百十二変化
10÷レベル秒念じると好きな姿に変身でき、今より小さくなると回避・隠密・機動力、大きくなると命中・威力・驚かせ力が上昇する。ちなみに【十二神将】【巨大化九十九神】【えっちなおねえさん】への変身が得意。
SPD 変幻百鬼夜行
「全員がシナリオで獲得した🔵」と同数の【化術の得意な配下の化け狸達】を召喚する。[化術の得意な配下の化け狸達]は自身の半分のレベルを持つ。
WIZ 忌まわしき神通力
【強力な神通力】により、視界内の敵1体を「周辺にある最も殺傷力の高い物体」で攻撃し、ダメージと状態異常【周囲のものが別のものに見える化かされ状態】(18日間回避率低下/効果累積)を与える。
イラスト 8mix
√妖怪百鬼夜行 普通11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

嘯祇・笙呼
バイトの夜勤明けで眠ぃ……サクッと対戦やって牛丼食いに行くぜオラァよ。
おーし√能力だ。
牽制射撃+フェイントで敵の攻撃をいなし、鉄壁+吹き飛び耐性で守備を固める。
√能力の発動の瞬間まで2回攻撃で見切り+力溜め+怪力+カウンター+鎧無視攻撃で反撃を行なう。
もちろん戦闘知識による作戦の補正を忘れない。適宜最適解の作戦を立案し実行する。
くっそ眠ぃ…ヒルを齧ってソーマを飲んで目ぇ覚ますか。あーやべぇ手加減効かねーぞ。
俺、怪異輸送車持ってんだよ。
√能力の射線上を怪異輸送車へ向け、発動タイミングを合せてコンテナ内へ叩きこむ。
ところでだ…狸がえっちなおねえさんに化けたところでひっかかるわきゃねーだろが馬鹿か。

●ぽっちゃりキング
「……たくっ! 余計な事をしやがって! 酒がマズくなる」
 隠神刑部が酒をガブ飲みしながら、ブツブツと愚痴をこぼした。
「バイトの夜勤明けで眠ぃって時に、大声を出すな。それじゃ、……サクッと対戦やって牛丼食いに行くか」
 そんな中、嘯祇・笙呼(人間(√マスクド・ヒーロー)のマスクド・ヒーロー・h01511)が、隠神刑部の前に陣取った。
「調子に乗ってると……死ぬぞ!」
 隠神刑部がイラついた様子で、化術の得意な配下の化け狸達を召喚し、一斉に突っ込ませた。
「てか、こっちは、くっそ眠ぃんだ。とりあえず、ヒルを齧ってソーマを飲んで目ぇ覚ますか」
 笙呼が虚ろな表情を浮かべ、牽制射撃とフェイントで化け狸達をいなし、鉄壁と吹き飛び耐性で守備を固めた。
 それに合わせて、笙呼が空気中の火気物質を60秒間体内にチャージしつつ、2回攻撃、見切り、力溜め、怪力、カウンター、鎧無視攻撃で、化け狸達を蹴散らしていった。
「そういや、俺……、怪異輸送車持ってんだよ」
 次の瞬間、笙呼が怪異輸送車に狙いを定め、大爆発を起こして、隠神刑部を巻き込んだ。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

月ヶ瀬・綾乃(サポート)
人間(√EDEN)の|警視庁異能捜査官《カミガリ》×ルートブレイカー、22歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」
心を許したらテンション高め「(私、~くん、~ちゃん、よ、だもん、だよう、~かな?)」です。

√能力は指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の√能力者に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
青亀・良助(サポート)
赤龍院・嵐土(プレジデントレッド・h05092)のAnkerの戦闘執事×従者です。主人である嵐土が出るまでもないと活動しています。

戦闘では、√能力は以ていないので、避難誘導や敵の弱点探しなどサポートに徹し、耐久力に問題ないと判断すれば自前の装備や周辺の遮蔽物、乗り物などを駆使して敵の攻撃を防いだりするような立ち回りを行います。
戦闘能力は『闘志戦隊ファンダーズ』の『バトラーブルー』をやっているので、それなりに戦闘の心得はあります。
大型の敵にはファンダートータスに乗って戦います。
まだアイテムデータ化していませんが、組み合わせると盾にもなる大型ガントレット『トータスガーダー』が専用武器。
冬夜・響(サポート)
『僕がするべき事は、この一撃のみ……!』
『僕の役割は、ここまでだ』
ボス戦では「ルートブレイカーを載せた素手(破壊の炎)での攻撃」のみを用い、敵の√能力を無効化しながら殴る戦い方をメインとします。
その一撃を当てるための負傷は全く厭わず、かつ自身の攻撃の目的は致命傷を与える事ではなく、装甲にヒビを入れたり機動力を奪ったりするなどの、「後続の仲間が有利になる状況を作り出す事」のみです。
恋愛関係がよくわかっていないので、色仕掛けには反応しません。
一人称は「僕」」で、あとはおまかせです!
第四世代型・ルーシー(サポート)
アレンジ改変等歓迎です
「依頼の対象みたいね、悪いけどここで消えてもらうわ」
「依頼達成よ、マスター」
戦闘前に、メインシステム 戦闘モード起動という機械音声と共に(WZスマイルジーン)、(WZペインキラー)等の薬物をWZから血管内へ注入され、ルーシーを戦闘をするための機械に作りあげます。以後基本無口です。
戦闘方法、軽量機体の利点を生かして近接戦に持ち込みます。使用武器は(”WZ”パルスブレード)を使用して近接戦をします。使用√能力は【一閃】を使用します。 また(サブマシンガン)(レーザードローン)を使用し、援護射撃を行います。窮地に陥った場合("WZ"パルスアーマー)を使用して窮地を脱します。
ジュリア・ルーフィス(サポート)
√EDEN出身。警視庁科学捜査研究所所属の|警視庁異能捜査官《カミガリ》です。
色々なものの|中身を知る《解剖する》ことに関心が強く、研究者としての側面が強い人物です。

√能力は指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の√能力者に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
哘・廓(サポート)
戦闘は関節を極めるサブミッションを主体とし、自得拳で腹部や顔を重点的に殴打していく。
他者との連携はするものの、回復よりも攻撃多め。
乱戦は苦手なので、複数居るなら体力の低い相手や味方の隙を狙っている相手を優先して狙っていく。

●怒るポンポコ
「な、なんて事をしやがる! こ、こ、殺す気かっ!」
 隠神刑部が全身血まみれになりながら、殺気立った様子で吠えた。
 まさか、こんな目に遭うとは夢にも思っていなかったらしく、√能力者達に対して激しい殺意が芽生えていた。
「まあ……確かに、あなたを倒すため、ここまで来たのですが……」
 月ヶ瀬・綾乃(人間(√EDEN)の警視庁異能捜査官・h03277)が複雑な気持ちになりつつ、隠神刑部に対して答えを返した。
 そもそも、それ以外に、理由はない。
「ならば……殺すっ!」
 隠神刑部が十二神将に変身した後、鬼のような表情を浮かべて、巨大な剣を振り回した。
「それなら、倒すだけです」
 次の瞬間、綾乃がリミッターを解除し、【霊震】で霊能震動波を放ち、震度7相当の震動を与え続けて、隠神刑部を転倒させた。
「よ、よくも、やりやがったな! てめえに、明日はねぇ!」
 隠神刑部が真っ赤に腫れた尻を撫でながら、恨めしそうに言葉を吐き捨てた。
「何か勘違いをしているようでございますが、それは自己紹介ですか……?」
 そんな中、青亀・良助(バトラーブルー・h05282)が、隠神刑部の前に陣取った。
「がっはっはっはっはっ! 面白い事を言うじゃねえか! だったら、まずは、お前からだっ!」
 隠神刑部が高笑いを響かせながら、ブンブンと剣を振り回して、次々と衝撃波を飛ばしていった。
「果たして、そんなに上手くいきますかね? 相手にするのは、私だけではありませんよ……?」
 良助が落ち着いた様子で、隠神刑部が放って衝撃波を受け流し、2回攻撃を繰り出した。
「や、やるじゃねえか。無駄のねぇ動き……嫌いじゃないぜ!」
 隠神刑部が口から流れる血を、乱暴に拭い取った。
「ここで褒めても手加減はしませんよ? 例え、私が手を抜いたところで、まわりの対応が変わる事もありませんしね」
 良助が服についた埃を払った後、隠神刑部に対して答えを返した。
「……だろうな。そんな事は分かっている。それでも、ちっとは油断してくれると思っていたんだが……」
 隠神刑部が不機嫌そうに、フンと鼻を鳴らした。
「それが本心なら、命を捨てようとしているのと同じだな」
 冬夜・響(ルートブレイカー・h00516)が間合いを取りつつ、攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
「だったら、俺を倒してみろ! ……出来るよな? そこまで言うんだったら! ……楽勝だろ? さあ……掛かって来い! 遠慮をするなっ! 全力で……来い!」
 隠神刑部が限界を突破して、全身の筋肉を隆起させ、怒涛の勢いで響に連撃を繰り出した。
「ああ……、もちろん。そのためなら、どんなに傷ついても躊躇わない……!」
 響が傷つく事も恐れず、【怪異殺し】で足払いによる牽制、鎖による捕縛、殴り棺桶による強撃の連続攻撃を与えて、隠神刑部を焼却した。
「ぐ、ぐわあああっ! よくも、やりやがったなァァァァァア!」
 隠神刑部がブスブスと真っ黒な煙を上げながら、荒々しく息を吐き捨てた。
 予想外のダメージを喰らった事で変身が解けてしまったものの、その事を悔やむだけの余裕はなかった。
「当然よ、今回、倒すべき敵だから……。悪いけど、ここで消えてもらうわ」
 第四世代型・ルーシー(独立傭兵・h01868)が『戦闘モード起動』という機械音声と共にWZスマイルジーン、WZペインキラー等の薬物をWZから血管内へ注入し、エネルギーバリアを展開した。
「……断る! なんで、お前達の要求を飲まねばならん! そんなの、お断りだ! それに、お前達は、ここで死ぬ! 絶対に、死ぬ! 間違いなく、な!」
 隠神刑部が再びブツブツと念じながら、巨大化九十九神になった。
「……」
 だが、ルーシーはまったく驚いておらず、黙って隠神刑部を見上げていた。
「ハッハッハッ、ビビッて声も出ないのか! これは笑える!」
 隠神刑部が腹を抱えて、笑い転げた。
 そのたび、地響きが起こったものの、ルーシーは落ち着いていた。
「……」
 それと同時に、ルーシーが【プロジェクトカリギュラ】で、ウォーゾーンを真紅に輝く決戦モードに変形させ、攻撃回数と移動速度を4倍、受けるダメージを2倍にした後、レーザー誘導弾を放って、隠神刑部の変身を解いた。
「や、やるな。だが、これは偽りの姿っ! 真の姿でなければ、俺を封印する事など不可能なのだから……!」
 隠神刑部が傷口を押さえて、涙を浮かべて強がった。
「わざわざ自分の弱点を口にするなんて……。ひょっとして、もう倒されたいの……? ここが思ったよりも、物騒だったから、怖くなった?」
 ジュリア・ルーフィス(√eyes on me・h00295)が色々と察した様子で、隠神刑部に対して、わざと挑発的な言葉を吐いた。
「そ、そんな訳がないだろ! これは自信の表れだ! 例え、どんな事があっても、お前達には負けないからなっ!」
 隠神刑部がフンと鼻を鳴らし、化術の得意な配下の化け狸達を召喚した。
 化け狸達はポンポコポンと腹を叩きながら、大声を上げて一斉に突撃した。
「……そうですか」
 それを迎え撃つようにして、ジュリアがリミッターを解除し、【―試験―】をメスの射程まで跳躍して生成攻撃を仕掛け、化け狸達の傷口をえぐって切断した。
「ば、馬鹿なっ! 手駒が……い、いや、何でもない。余裕だ、余裕!」
 隠神刑部が脂汗を流しながら、ぎこちない笑みを浮かべた。
 ここから先には進ませないつもりでいたものの、思った以上に√能力者達が強かったため、『終了のお知らせ』が脳内でアナウンスされていた。
「それなら、試してみましょうか。……どこまで、余裕なのか、を……」
 すぐさま、哘・廓(人間(√EDEN)の古龍の霊剣士・h00090)が闇に紛れ、自らの拳で隠神刑部に騙し討ちを仕掛けた後、存在感を示して威圧しつつ、力任せに傷口をえぐった。
「ぐ、ぐ、ぐおおお……、これは、さすがに……マズイ! きょ、今日のところは許してやろう! それじゃあ……な!」
 隠神刑部がぎこちない笑みを浮かべ、脱兎の如く逃げ出した。
「ここで逃げられると思っているですか……?」
 それと同時に、廓が【乾坤一擲】で上段からのブン殴って牽制し、タックルから馬乗りで捕縛すると、拳の乱打による強撃の連続攻撃を与え、隠神刑部にトドメをさした。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​ 成功

第3章 ボス戦 『壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎』


POW 美しき扇への誘い
【命中した相手を扇に閉じ込める無地の扇 】による近接攻撃で1.5倍のダメージを与える。この攻撃が外れた場合、外れた地点から半径レベルm内は【付喪神の領域】となり、自身以外の全員の行動成功率が半減する(これは累積しない)。
SPD 荘厳封印花吹雪
【本体の扇 】から【相手を扇に引き込み閉じ込めようとる花吹雪】を放ち、命中した敵に微弱ダメージを与える。ただし、命中した敵の耐久力が3割以下の場合、敵は【扇から出られなく】して死亡する。
WIZ 月影扇球
【命中した相手を扇閉じ込める球体エネルギー】を用いた通常攻撃が、2回攻撃かつ範囲攻撃(半径レベルm内の敵全てを攻撃)になる。
イラスト 保志乃シホ
√妖怪百鬼夜行 普通11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

モコ・ブラウン(サポート)
人語を解するでっかい野良モグラ
人化けの術が得意なので、人間の女の子に化けている

汚職警官。事件を起こした妖怪が別の√に逃げたりするので単独行動の権限を持たされている
権利を悪用してギャンブルに熱中したり飲み歩いたりと奔放
しかし仕事となるとやる気を出してちゃんと事件を追ったりする
短絡的で素直、細かいことは気にしない性格、豪放磊落
致命的なまでの方向音痴なので道に迷いやすいが、結果的に最適な位置に何故かいることが多い

一人称はモグ
口調:〜モグ、〜なのモグ、〜モグよ

戦闘時は基本的にモグラパワーを活かしたストロングスタイルだが、
拳銃や変身術での搦手なども使いこなす。
灯理・ナンシィ(サポート)
 半人半妖の心霊テロリスト×不思議骨董屋店主、16歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、年下には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 √能力は指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ウィスカ・グレイシア(サポート)
 半人半妖の霊能力者×|錬金騎士《アルケミストフェンサー》、8歳の女子です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、リラックス中は「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 √能力は指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」

基本は騎乗するバイクによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などの乗機が同行できない場所では機動力が落ちます。

探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。

情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。

戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。

●封印の祠
「これまた、随分と賑やかじゃのう。ここまで来れる猛者がいたとは……正直、驚きじゃ。だが、ここまで。冥土の迎えが来ておるぞ」
 壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎が封印の祠の前に陣取って、不気味な笑みを浮かべた。
「メイドさんが、お出迎えしてくれるんモグか? でも、そんな人は何処にも……あっ!」
 モコ・ブラウン(化けモグラ・h00344)が何やら察した様子で、言葉をゴクンと飲み込んだ。
「な、なんじゃ! 何か言いたい事があるのなら、はよ言え!」
 壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎が、ムッとした様子で文句を言った。
「いや、格好が、その……メイドっぽくないモグ」
 その事に危機感を覚えたモコが物陰に飛び込み、【ハンティングチェイス】で長距離狩猟の体勢を取って、移動力と戦闘力を3分の1にする事で、肉眼以外のあらゆる探知を無効にした。
「……って、何処にいった! おかしな事を言いおって! 許さん! 許さぬぞおおおおおおおお!」
 壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎がハッとした表情を浮かべ、八つ当たり気味に辺りのモノを壊し始めた。
「いきなり敵意剥き出しね」
 そんな中、灯理・ナンシィ(バブーシュカレディ・h01791)が、壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎の前に現れた。
「もう、お前でイイ! これから、お前が、すべての責任を負ってもらうっ! 何があろうと文句は言わせん!」
 壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎が鼻息を荒くさせながら、八つ当たり気味に衝撃波を乱れ撃った。
「そんなの、お断りよ。そんな要求……、飲む義理もないし……」
 それに合わせて、ナンシィが【百鬼夜行】で配下妖怪を召喚し、一斉に攻撃を仕掛けて、壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎を爆破した。
「だ、だからと言って、これはあまりにも酷くない? まだ妾は本気を出していないのに……!」
 壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎が真っ黒な煙を吐きながら、薄っすらと涙を浮かべて文句を言った。
「自業自得よ。最初に喧嘩を売ってきたのは、そっちなんだから……」
 ナンシィが呆れた様子で、深い溜息を漏らした。
「ええい、それで妾が納得すると思っているのか! どいつもこいつも、頭に来るっ! こうなったら、生きたまま痛めつけてやるっ! それが、お前達の望みのようじゃからなァ!」
 壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎が限界を突破し、自らの肉体を不気味に変異させ、呪詛を込めた誘導弾を解き放った。
「……本当に一方的ね」
 それを迎え撃つようにして、ウィスカ・グレイシア(さくらもち・h00847)が夜桜卒塔婆を構え、誘導弾を薙ぎ払った。
「そ、それは、こっちの台詞じゃ! よってたかって妾をイジメているのだから! そうでないのなら、一撃くらい喰らったら、どうじゃ! ……安心せい。威力は弱めておる!」
 壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎が無駄にイイ笑顔を浮かべながら、本体の扇から花吹雪を放って、ウィスカに微弱なダメージを与えた。
「これで、満足?」
 その間に、ウィスカが【戦闘錬金術】で詠唱魔導槍を対標的必殺兵器に変形させ、壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎に錬金毒を流し込んだ。
「し、しまった! まさか、毒を流し込まれるとは……。だが、この程度の毒で屈する妾ではない」
 壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎が荒々しく息を吐きながら、恨めしそうに傷口を押さえた。
「そんな事を言っている割には、虫の息に見えるけどねぇ」
 数宮・多喜(f03004?・h01794)が、生暖かい視線を送った。
「そ、それは、お前の目が節穴なだけじゃ。その証拠に、まだまだ動き回れるからのう!」
 壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎が高笑いを響かせながら、激しく舞いながら、無地の扇に飛ばしてきた。
「まるで酔っ払いだねぇ。動きに無駄があり過ぎて……。だったら、これくらい避けられるだろ?」
 多喜が壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎を挑発しながら、エネルギーバリアとオーラ防御を展開し、グラップルを繰り出して、一時的にマヒさせた。
「うぐ、ぐ、キィィィィィィィィィィ!」
 その事に腹を立てた壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎が両目を血走らせて、金切り声を響かせた。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​ 成功

嘯祇・笙呼
よし、殺す。
√能力のチャージ開始。
鉄壁と吹き飛び耐性で守備力を固めつつ、見切りで敵の攻撃を回避する。同時に2回攻撃を適用し、牽制射撃でフェイントを行ない、力溜めと怪力を鎧無視攻撃で行う。
…のらねーな。クソッ。
頑張って負けないで信じているから私がついてる、あなたは絶対勝つんだものとか誰か言ってくんねーかな。
応援のある無しは、……なあ? |桐花・玉兎《こんなやつ》、要らない奴だし。
|視えるぜ《臭い臭い臭い》。
蒐集者としての攻撃は俺達を屈服させんと、過去最高の純度で発せられているな。
適者生存。ダーウィンだってそう言うさ。
さて時間だ。持ちうるバフの全てを付与した√能力を実行。
死ねよ。実際救えねぇから。

●決着
「……よし、殺す!」
 その間に、嘯祇・笙呼(人間(√マスクド・ヒーロー)のマスクド・ヒーロー・h01511)が【肢体爆弾】を発動させ、体内に空気中の火気物質をチャージしつつ、鉄壁と吹き飛び耐性で守備力を固めた。
「本当にムカつく奴らじゃのう。……ならば、妾も容赦は、せん! ここで死ぬがいい!」
 壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎が、こめかみを激しくピクつかせ、本体の扇から花吹雪を放った。
「……たくっ! 『頑張って!』『負けないで!』『信じているから!』『私がついてる!』『あなたは絶対勝つんだもの!』とか誰か言ってくんねーかな」
 笙呼が花吹雪を見切って、牽制射撃でフェイントしつつ、力溜めと怪力と鎧無視2回攻撃を繰り出した。
「そ、そんな事……言うヤツなどおらん!」
 壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎が自分の身を守りながら、イラついた様子で悪態をついた。
「さて時間だ。……死ねよ。実際救えねぇから」
 次の瞬間、笙呼が大爆発を起こし、壮麗なる扇の蒐集者・桐花・玉兎が悲鳴を上げる間すら与えず、封印の祠もろとも消し飛ばした。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

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