Parvam Horto✧calidus
╔ ═ .✧. ═ ═ ═ ═ ═ ═ ═ ╗
Parvam Horto ~きみの箱庭~
✧Describe
まあるい硝子は真夜中に薄らと銀色に輝き、月光を取り込んで銀月の世界にも光の雨を降らせた。
銀月には穏やかな世界が広がっている。
大地は水辺に向けてなだらかな坂になっていて、丘の上では古木が伸びやかに枝を揺らした。
古木の下には二脚の椅子と白紙の頁。並べられたふたつには、時折物語の住人が訪れる。
誰かが物語を知るに合わせて、物語の住人がふわりと現れ一幕を演じて去っていった。
彼らが訪れた後には白紙の頁に文字と彩が躍り、本として綴じられ古木の袂で再び開かれる時を待っている。
水辺まで足を運べば花水木の彩りが来訪者を出迎える。鮮やかな撫子色と白のグラデーションが美しい。
たっぷりの水の上にもぷかぷかと遊ぶ花々の下には、優雅に海月が泳いでいた。
夜と朝が切り替わる時間帯。綴じられた本から魔法が躍り、物語の力で空を塗り替える。
銀月に降り注ぐ光に合わせて、この世界は東雲と銀月夜を繰り返した。
茜色に染まる空には白い羽根がふわりと舞って、銀月の灯る夜にはきらきらと星の雨が降る。
いつだって此処は、あたたかな世界。
✧Recipe
銀月の硝子
まあるい硝子のコンテナ。月の光量に合わせて内側の世界の時間帯を切り替える。
夜の時間には、それ自体が薄らと銀色に輝いて見える。
東雲
時間帯:日中。朝の訪れに合わせて茜色の空が銀月を満たす。
ふわりと白い羽根が舞う事もある。
銀月夜
時間帯:真夜中。月光を取り込んで星の雨を降らせる。
誰も見ていないうちに、椅子の上にいちごのチョコレートをひとかけら。
古木
大地を作る要。ずしりと重さを感じるが、不思議と温かみを感じる。
花水木
水辺を彩る花々。ぷかり花の舟を浮かべて。
水底へ立て掛けられた枝にも花がついている。
二脚の椅子と白紙の頁
古木の下で誰かの訪れを待っている。
海月
広い湖を我が物顔でぷかぷかと泳いでいる。
✧Comment
月をモチーフにしたまあるい硝子のパルダリウムです。
朝の訪れを感知すると東雲に、夜の訪れを感知すると銀月夜の世界をパルダリウムに閉じ込めます。
たっぷりの水には魔力を注ぐ事をお忘れなく。塩水は花水木が枯れ、真水は海月が萎みます。
物語の住人達は物語に準じます。怖い物語を綴る時はほんの少し気を付けましょう。
╚ ═ ═ ═ ═ ═ ═ ═ .✧. ═ ╝
🔵🔵🔵🔵🔴🔴 成功