Parvam Horto✧sepelire
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Parvam Horto ~きみの箱庭~
✧Describe
降る雪はふわりふわりと重力を無視して浮いている。浮力が飛ばす雪の花がゆっくりと落ちて花開く。
まあるい世界には魔法の膜が張られており、夏空の溶けた透き通る浅瀬と星空灯る優しい深海が共存していた。
ふたつを繋ぐ雪の花は深海の底に静かに降り積もり、鯨骨の上に薄らと白い化粧を飾り付ける。
程無くしてマリンスノーは解けて消えた。二又に分かれた不思議な色彩がゆらゆら雪を散らしていく。
鯨骨に体を預けた二枚貝が身じろぐと多弁花が海を舞い、浅瀬へ顔を出すと光となって輝いた。
夏空を見ると細かな雪の隙間をタツノオトシゴが漂って。時間が経っても同じ所、ぷかりぷかり体を揺らす。
小さな光が時間を掛けて結晶を作り、宝石に育って落ちていく。ころり、宝物を底に隠して。
星空を見ると開いた雪の結晶が鯨骨に触れて緩やかに溶けて。花と宝石に白い雫を降り積もらせる。
鎮座する乳白色がこの世界を睥睨している。小さな生き物が彼の身体の上でぴょんと跳ねた。
此処は小さな泡沫の夢。覗き込んで目を瞑れば、夢幻の世界にも雪が降る。
✧Recipe
魔法の籠るガラスの珠
中央を過ぎる魔法の膜が海の世界を二つに分ける。
夢を生み出すまあるい泡沫。
白の砂礫
海底に降り積もる白い砂。一面の銀世界。
夏空と星屑
濃度の違いで混ざり合わない二つの海。
透き通る水色と優しい藍色。
鯨骨生物群集
乳白色の鯨骨が深海の奥で横たわる。
夜空を光らせるコトクラゲが揺れた。
降り積もるマリンスノー
浅瀬は細かな白い雨となって。
深海は開く雪の結晶となって。
蒲公英の幻影
鯨骨に添えられた多弁花。
魔法の花を通りぬけると煌めきへと姿を変える。
光の結晶
幻影が解けて再び固まる。生まれた宝石は色彩に溢れて。
紅玉。蒼玉。橄欖石。翡翠。琥珀。菫青石。
タツノオトシゴ
色彩の少ない世界で鮮やかな色を持つ。
君とずっと、交わらない。
✧Comment
水流巡る二相の海を閉じ込めた丸いアクアリウムです。上下で色の違う海を見られます。
鯨骨の重みで安定していますが、球体には変わりないので扱いには気を付けましょう。
鯨骨生物群集とタツノオトシゴが共存しているため、特別な手入れは必要ありません。
黄色の花の幻影が残す光から宝石が生み出されますが、何が出来るかは花の気まぐれです。
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🔵🔵🔵🔵🔴🔴 成功