スパルタン教育委員会の野望
チャ~ラ、ラ~ラ、チャ~ラ~ラ~♪
「しょうわ仮面のおねえさま、顏を隠して正義を助ける、いい|女《ひと》よ♪」
|昭月・和子《あきづき・かずこ》(しょうわ仮面・h00863)が歌う、自分のテーマソングは、今までのぶんを全部つなげると、原曲に近づくらしい。
「コホン。歌以外になにか聞こえたかもしれませんが、気のせいです。予知でもありません」
マントにぎゅっとくるまると、本題にはいった。
「『赤い傘の女』を追っていただくことで、悪の組織の『戦闘員工場』を発見することができました。参加のヒーロー及び、√能力者のみなさんに感謝いたします。そこで判明したのは、完成した改造人間『おしおき先生』は『私立アテナイ学園』での実証実験を経て、『スパルタン教育委員会』なる悪の組織の構成員となっていた事です」
工場を監督していた『コウモリプラグマ』は、秘密結社『プラグマ』の直属怪人だ。
新組織の立ち上げの面倒をみていたらしい。
「悪の組織の多くは、『プラグマ』を筆頭に従属、協力関係にあります。これからも他の組織が関わってくるかもしれません。ゾディアック・サインが降りてくるごとに潰していきましょう。今回は『戦闘員工場』のひとつが発見されましたので、そこへの突入をお願いします」
しょうわ仮面はマントの締め付けを緩める。
隙間から、データメディアとその印刷物をササっと手渡す。
「現場は、『アンドロメダ・パソコンリース社』という会社の製造ラインです。内部では捉えた一般人に洗脳光線が当てられているところでしょう。突入経路は確定しており、設備破壊と一般人救出、記録データの回収をすぐに行うことができます。おそらく、敵怪人や戦闘員、完成した改造人間などが迎撃に現れますから、それらも撃破してください」
依頼内容を伝えた赤いマスクの星詠みは、またマントを固く閉じた。
「『スパルタン教育委員会』の実態はまだ詠めていません。しかし、秘密結社『プラグマ』の下部組織には違いなく、いずれは邪悪なインビジブルの利用、果ては『全ての√の完全征服』という野望に繋がっていくでしょう。簒奪者と戦うみなさん、そして心を同じくするヒーローのみなさん。どうか力をお貸しください」
マスターより
大丁オープニングをお読みいただきありがとうございます。
マスターの大丁です。
今回は、一般企業に偽装した戦闘員工場へ突入するシナリオとなっております。
三章構成のうち、一章は工場内にいるところからリプレイがはじまります。
設備破壊と一般人救出、敵データの回収を行なえますが、どれを優先(能力の選択)したかによって、あとの章だけでなく、続くシナリオの内容も変化していきます。
二章以降はなんらかの敵と戦闘する展開が予定されております。
√能力者のお名前についてです。初出はIDまで含めた正式名を地の文でいれます。以降は、下の名前(洋名はファーストネーム)が基本となりますが、プレイングでご指定くだされば、二つ名や称号、ヒーローとしての名前で記述いたします。
プレイングによりますけれど、戦闘で服がピンチになるかもしれない依頼です。スタイルの指定がなければ、キャラクター画面の情報を参考に描写させていただきます。
戦いに、冒険に。そして、ドキドキを。
みなさまの素晴らしいプレイングをお待ちしております。
27
第1章 冒険 『戦闘員工場を止めろ!』
POW
設備を破壊する
SPD
戦闘員にされそうな人々を救出
WIZ
敵組織のデータを探して回収する
√マスクド・ヒーロー 普通7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ベニイ・飛梅■意気込み
「間に合いましたよね…… 今度こそ!
無理です。駄目です。改造なんかさせません!」
■行動
SPDで攻略。
巡航単車イロタマガキ(ヴィークル)、およびナデウシ型輸送車両(兵員輸送車)もろとも工場に突入。
「突撃!! 赤い傘の女を追え」の際、改造された一般人を助けられなかった事を引きずっており、一般人救助に熱意を燃やす。
ヴィークルで駆け回って要救助者を捜索。
拘束されている人は「メカニック」「ハッキング」で解放し、出口へと誘導。
自力で移動できない人はナデウシ型輸送車両に乗せ、「運搬」「団体行動」で搬送。避難して貰う。
輸送車両は「支援AIイロタマガキ」で自動操縦。
「タマ、皆さんをいったん外へ!」
工場そのものは、外観も内部も偽装した企業のままだ。
だが、製造ラインに乗せられているほうが人間で、赤い催眠光線を照射する機械がその横にずらりと並んでいる。
「東風になります!」
掛け声とともに、壁の一部が破壊され、武装したバイクが突っ込んできた。
ヴィークル・ライダー、ベニイ・|飛梅《とびうめ》(空力義体メカニック・h03450)だ。
「間に合いましたよね……。今度こそ!」
並列するベルトコンベアに乗せられている人間たちは服装に異常はなく、眼も普通のものだった。星詠みの言っていた『赤い傘の女』事件に関わったベニイは、一部の人間が改造されたあとの突入となってしまった経験をもつ。
着衣を特殊化され、探査義眼を埋め込まれた元・一般人と戦わざるを得なかったのだ。
「無理です。駄目です。改造なんかさせません!」
救助に熱意を燃やす。
運転する巡航単車『イロタマガキ』に続いて、壁の穴からナデウシ型輸送車両が入ってきた。見た目は目立たない軽キャンパーだが、兵員輸送車としての機能が隠されている。
スマホ型アシストAIを通じて、自動操縦していた。
二台は工場内を走りまわり、一般人たちを解放していく。
拘束されている者には、ベニイが戦線工兵としての腕前を発揮し、メカニック技能やハッキング技能で自由にさせる。
消耗の激しい者から順に、輸送車へと収容した。団体行動の指揮経験が役に立つ。
さらに『|天神《テンジン》ロマンチカ』により、技能も3倍相当になっていた。人々は短い言葉でこの、段取りのいい救出に感謝する。
ベニイは、支援AI『イロタマガキ』に命じた。
「タマ、皆さんをいったん外へ!」
輸送車だけが一般人を先導して、あけた穴から引き返していく。
事前の予知で詳しい見取り図はもらっているから、安全に脱出できるはずだ。
🔵🔵🔵 大成功
嘯祇・笙呼■意気込み
「Σくっそ服が破けた」
■行動
WIZで攻略
フルダイブ型VRゲームで培った|技術《テク》をフル活用して敵データの回収を行う。
監視カメラの死角を選び、罠は見切り、目立たず闇に紛れ忍び足で、視力や暗視、空中移動も併用して最短距離でホストコンピューターの元へ辿り着く。
同じタイミングで工場へ突入した人もいるらしいから「警備が厳重になるorホストコンピューターを破壊」してデータを奪われないようにする可能性も…急ぐか。
もう一つ嫌な可能性はデータが書類とかのアナログだった場合だ…スマホで撮影だな。
敵との交戦は全然オッケーなんで|制限時間《タイムリミット》ぎりぎりまで情報収集でデータの吸い出しを行なう。
「同じタイミングで工場へ突入した人もいるらしいから『警備が厳重になるorホストコンピューターを破壊してデータを奪われないようにする』可能性も……急ぐか」
|嘯祇・笙呼《しょうぎ・しょうこ》(人間(√マスクド・ヒーロー)のマスクド・ヒーロー・h01511)は、敵組織のデータを探して、工場内を移動する。
「フルダイブ型VRゲームで培った技術テクをフル活用ってね」
監視カメラの死角を選び、罠は見切り、目立たず闇に紛れ忍び足……。
「空中移動も使っちゃうもんね。最短距離で……あ!」
天井のトラス構造に掴まろうとして、手が滑った。
すとーんと落ちたのは、段ボール箱の山だったので、それほど痛くはない。
怪我がないか、確認したところで。
「Σくっそ服が破けた」
というか、見上げたら梁の一部に、ウェアのほとんどが引っかかっている。
「自分の勘だと、ホストコンピューターまであとちょっとなんだけどな。ま、いっか。どうせ、見つからないように行動するミッションなんだから」
ちょっと恥ずかしかったが、笙呼にはそうした耐性もある。
下腹部だけ手で隠して、目的の部屋に入った。
暗がりから出るのも勇気。
「もう一つ嫌な可能性はデータが書類とかのアナログだった場合だったけど。古い型だが、デジタルだな」
モニターディスプレイはブラウン管で、緑の半角文字がカタカナで表示された。
「ようし、敵との交戦は全然オッケーなんで制限時間タイムリミットぎりぎりまで情報収集でデータの吸い出しを行なおう」
見張りや見回りへの注意はしつつ、笙呼はどんな格好をしていたか忘れるほど、機器の操作に集中する。
🔵🔵🔵 大成功
零識・無式普通の会社のフリして中身は悪の組織が運営する下部組織…あるあるだなあ。
さて、俺としては敵組織の情報も探りたいところだがそういう能力は無いし俺みたいな怪人にされそうな人を見捨てることも出来ないから救出活動を行う。
とりあえず救出活動だが行きは隠れて目的地に向かって監視してる戦闘員とかが居たならそいつを排除して救出。そしたら脱出地点に誘導しつつ俺は彼らと別れてあえて目立つ事で見回りや怪人の目をこちらに向けます。ここで戦闘員をしばけたら良いが無理せず機械を見計らって救出対象を逃した方と逆の方角から逃走を図る。
相手も逃げた一般人より目の前の脅威を優先するだろうしな!
「普通の会社のフリして中身は悪の組織が運営する下部組織……あるあるだなあ」
|零識・無式《ぜろしき・むしき》(化異人零号・h00747)には、戦闘員にされそうな人々を救出する理由がある。
「俺としては敵組織の情報も探りたいところだがそういう能力は無いしな」
などと謙遜しているが、心は燃えているのだ。
自分みたいな怪人にされそうな人を見捨てることは出来ないから。
すでに突入、潜入した能力者たちがいるようだ。少し気をつけて隠密行動をとっていれば、実力を行使しなくとも任務を果たせそうだった。
改造装置に据えられてもいない、囚われているだけの人たちの牢屋を発見する。
「おい。鉄格子を破壊する。逃がしてやるが、みんな歩けるか? 怪我した者や、意識のない者は?」
小声で伝えると、中年の男性ひとりが礼を言い、全員が自力で動けると請け負った。
「ありがとうございます。どういうわけか、この牢にいるのは運動をしていた人ばかりなのです。私は中学校で体育を教えておりまして」
「先生か。よし、脱出地点まで俺が誘導する。続きはこの案内図のとおり、あなたが指揮して抜け出すんだ。俺は逆方向に向かって、敵の目を引き付ける」
無式は星詠みからの資料を渡し、一般人を見送った。
さすがは団体行動に長けた人たちだ。きびきびした態度に好感が持てた。あとは囮だ、と敵にとっての優先事項となるべく、出会った怪人や戦闘員と戦うつもりで、堂々と通路を歩きだす。
「先生……。先生だって?」
遭遇がないうちに、考えが浮かんだ。
「この戦闘員工場は、私立アテナイ学園に端を発しているという報告だったな。一般人を改造しようとした体育館で、俺も戦った覚えがある。あの事件でも、特別講師という肩書を出汁に一般人を集めていた。もしかして……」
前方に、ビジネススーツ姿の人影がある。
身構える、無式。相手は、ふつうの青年だが、その人相は報告にあった。
「またしてもヒーローに改造現場を押えられてしまいましたか。だんだん、手際がよくなっていますね。今回は『おしおき先生』を一体も生産できていない」
青年の服が透明に透けていくとともに、外星体『ズウォーム』としての本性を現わす。
「体育館の時と同一個体なのか? ヤツの言ってることが本当なら、一般人は全員救出できたってわけだ」
無式は構えを取りつつも、胸の内で安堵する。
🔵🔵🔵 大成功
第2章 ボス戦 『外星体『ズウォーム』』
POW
ズウォームキャノン一斉発射
X基の【破壊光線砲】を召喚し一斉発射する。命中率と機動力がX分の1になるが、対象1体にXの3倍ダメージを与える。
X基の【破壊光線砲】を召喚し一斉発射する。命中率と機動力がX分の1になるが、対象1体にXの3倍ダメージを与える。
SPD
ネガ・マインド・ウェポン
触れた物品に眠る「過去の所有者の記憶」と交渉できる。交渉に成功すると、記憶から情報提供を受けた後、記憶の因縁の相手に3倍ダメージを与える【ネガ・マインド・ウェポン】が出現する。
触れた物品に眠る「過去の所有者の記憶」と交渉できる。交渉に成功すると、記憶から情報提供を受けた後、記憶の因縁の相手に3倍ダメージを与える【ネガ・マインド・ウェポン】が出現する。
WIZ
ズウォーム・レンズアイ
自身の【蟲の如き眼球】を、視界内の対象1体にのみダメージ2倍+状態異常【無重力】を付与する【無重力ガン】に変形する。
自身の【蟲の如き眼球】を、視界内の対象1体にのみダメージ2倍+状態異常【無重力】を付与する【無重力ガン】に変形する。
嘯祇・笙呼▪️心意気
よっしゃ戦闘だ。
敵の√能力を見る限り時間はかけられないな。
短期決戦で仕留めるぜ!
▪️行動
WIZが1番簡単かな。空中移動もあるし。
√能力のチャージを開始。
鉄壁と吹き飛び耐性で守備を固める。
待ちの方針。
敵の攻撃を見切り、カウンターで迎撃する流れ。
攻撃時の技能は2回攻撃と鎧無視攻撃を基本とし、敵との距離が近ければクイックドロウ+零距離射撃。遠ければ弾道計算+スナイパーを通常攻撃と√能力にさらに付加するイメージかな。
待ちの方針と前述したが√能力が発動可能になったら率先して攻撃を行う。
|戦闘知識や空中移動《他の技能》などは必要なら随時使用する形になる。
勝利さえすればスッポンポンでもいーや別に。
ベニイ・飛梅■意気込み
「貴方が! 仕置かれる番です!」
「無重力でも、無理です! 無駄です! いま飛梅は怒っています!
こうやってこう、ゼロG戦だって!」
■行動
WIZで攻略。
巡航単車イロタマガキ(ヴィークル)で空中戦を挑む。
支援AIの支援が得られない(兵員輸送車で一般人を退避させているので)為、普段より荒っぽい操縦。
ライダースーツの操縦でヴィークルを操り、空中ダッシュ+空中移動で空中を駆け回り攪乱。テンジンリボルバーの一斉射撃で攻撃する。
レンズアイの攻撃を貰い【無重力】を付与される…… 事で、空中ダッシュのコントロールが一層荒くなりつつも、余計怒りに勢いを増して攻勢。
隙を伺い、直上から戦術飛梅キックを敢行。
外星体『ズウォーム』の前へ、|嘯祇・笙呼《しょうぎ・しょうこ》(人間(√マスクド・ヒーロー)のマスクド・ヒーロー・h01511)が姿を見せたとき、この昆虫っぽい人型はかすかに動揺した。
「服を着ないとは……。まさか、そのような方法で、私の催眠光線を無効化するとはね。本当に手際がよくなっている」
「なんの話かわからんけど、戦闘だ。短期決戦で仕留めるぜ!」
防御力とは別である。
鉄壁を誇る構えで、守備を固める。笙呼はカウンターで迎撃するつもりだ。
「コォォォ……!」
チャージの呼吸を開始した。
「笙呼さん! 大丈夫ですか?!」
巡航単車『イロタマガキ』で駆け付けたベニイ・|飛梅《とびうめ》(空力義体メカニック・h03450)も驚きはしたが、ダメージを負った結果ではないと知り、戦闘に集中する。
「貴方が! 仕置かれる番です!」
「こうも簡単に素材を逃がされては、私も不愉快になってきますよ……『ズウォーム・レンズアイ』!」
蟲の如き眼球から、無重力光線が発射される。
ベニイは、ヴィークルを飛び上がらせて、工場の柱のあいだを縫うように駆け回り、光線を回避する。
普段よりも荒っぽい操縦だ。
輸送車で一般人を退避させているあいだ、支援AIの補助が得られない。
いっぽう、フロアでどっしりとした構えの笙呼に、異変が起こっていた。
「時間はかけられない敵なのに。作戦が違ったか? チャージがうまくいかない」
威力を溜めるはずの呼吸も不発で、仕方なく|刻印弓《フェイルノート》を解放して矢による通常攻撃に切り替えた。
「弾道計算に、スナイパー級の腕前だってあるんだぜ……!」
「フッフッフッ。おふたりとも、スピード戦闘は得意なようだが、私の高いウィズダムには及ばないようですね」
『ズウォーム』はレンズを最大にした。
空中のベニイは、ますますコントロールが効かなくなり、笙呼の矢も狙いがつかなかった。
勝ち誇った外星体に、ふたりは無理やりにでも攻撃を当てようとする。
「無重力でも、無理です! 無駄です! いま飛梅は怒っています!」
「俺だって……あ、救出に来てたのは、ベニイだったか。よし、空中移動を手伝うぞ。ふたりで戦おう!」
笙呼のお尻が、『イロタマガキ』のタンデムシートにぺたんと座った。
それでも操縦は難しいから、ベニイが飛び降りてキックを放つのは不可能だ。進行方向を定めると、ヴィークルごと『ズウォーム』にぶつかる。
「いっけぇ!」
「ゼロG戦です!」
「フッフッフッ……グェッ!」
透明背広のどてっぱらに、ヴィークルとふたりぶんの質量が衝突した。
🔵🔵🔵🔵🔴🔴 成功
兎玉・天(サポート)やあやあ、うさてんちゃんだヨ⭐︎
ニンゲンちゃんの平和を脅かす存在は許さないヨ⭐︎ニンゲンちゃんかわいいネ⭐︎色んなコトに興味津々ですぐ首を突っ込むヨ⭐︎楽しいコト大好きだヨ⭐︎たまにちょっと常識とズレた行動をとるらしいヨ⭐︎でも他の√能力者の嫌がるコトは自ら進んではしないヨ⭐︎
【戦闘】
【怪異殺し】棺桶をぶん回して倒したモノは棺桶で持って帰れそうなら入れちゃうヨ⭐︎
【兎玉天⭐︎質量操作】うさてんちゃんは体の質量を自由に変えられるから、軽くなって避けたり、質量増やして重めの一撃を喰らわせるかもヨ⭐︎小人化や巨大化で状況に合わせて変化するヨ⭐︎
いわゆる人のフリした明るい人外ちゃん
アドリブ連携大歓迎
人間(√ドラゴンファンタジー)の古代語魔術師ブラックウィザード × レインメーカー
年齢 16歳 女
外見 青い瞳、赤髪、普通の肌
特徴 クール、無表情、絶望的な辛党、由緒正しい血筋、実は熱血
口調 クール 私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?
真剣な時は 情熱的 わたし、あなた、~さん、言い捨て
祖父母の代から冒険者。それ以前も魔術に関わっていた、魔法使い家系生まれの双子の姉
普段は無口、無表情。クールで冷静だが、情熱を秘める
炎属性の魔法が得意、精密な操作で追い詰める
√能力はどれでも使用、積極的に行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
公序良俗に反する行動はしません
アドリブ連携歓迎
半人半妖の心霊テロリスト×不思議骨董屋店主、16歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、年下には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
√能力は指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ダンボール箱がいくつも浮き上がっている。
蓋が開いてこぼれた中身は普通の電子部品で、おそらく会社のダミー用だろう。工場内での戦闘で乱射された『ズウォーム・レンズアイ』の流れ弾のせいだった。
「これはまぁ、不思議かな? ポルターガイスト現象にも似てるしね」
灯理・ナンシィ(バブーシュカレディ・h01791)の反応は、驚きというより値踏みだ。なにせ、不思議骨董屋店主である。はしゃいでいるのは、|兎玉・天《うさてんちゃん》(うさてん堂・h04493)だけで。
「すごいネ☆ うさてんちゃんも浮かんでみたいヨ☆ えい☆ えい☆」
両手を上に伸ばしている。
しかし、ジャンプのぶんだけ床から足が離れただけだ。
「あれれダメだったヨ☆ ウチュウくーかんを思い出すのにネ☆ ニンゲンちゃんはへーきかナ☆」
「はい。確かに不思議な光景ですが、すべての物体が浮いてはおらず……」
|久遠・群炎《くおん・ぐえん》(群青の炎術師・h01452)は、冷静に分析する。
「工場の時空全体を無重力にされたわけではないでしょう」
視線は、箱のひとつに向けられる。
その陰から、甲虫型の外星体が立ちあがってきたところだった。
「ちょっとした計算違いです。さいわい、ヒーローたちから雲隠れするには都合が良さそうですね」
『ズウォーム』は、縦方向にまで散らかった場を利用し、逃げるそぶりをみせる。
ナンシィはピンときたようだ。
舌なめずりをすると、両手のあいだに奇妙な物体がのった。大きさはダッフルバッグくらいで、蟹のハサミのような形をした銀色の金属である。
「ねぇ、外星体さんが√EDENで落としたものですよね?」
「ええッ? なぜ、持っているのですか!」
原理を説明しよう。
骨董店主ナンシィは19坪の事務所に召喚される妖怪執事の助けを借りて、証拠品の転送を完了するのだ。
「戦闘員工場の赤い光線の元はコレっ。情報を盗むことで相手の行動を邪魔したり、一般人なら洗脳したりできるの。『ズォーム』自身も、素手で同じことできるから、みんなは触られないように注意してね」
「承知しました。敵の逃走は偽装で、浮遊物を遮蔽にし、接触を企んでいたのでしょう」
「うさてんちゃんは許さないヨ☆ そんな悪いコト、ニンゲンちゃんたちにしてたなんてネ☆」
能力者たちは、慎重に立ち位置を変えて、侵略外星体簒奪者を撃とうとする。
ナンシィも戦闘ドローンを宙に並べながら、事務所の便利さを改めて実感していた。
「じゃあ……。200万円、ほしい」
何も送られて来ず。
「ですよね〜」
と、てへぺろ。
「決戦気象兵器、『レイン』発動」
群炎は、端末を操作した。
粒子状のレーザー発生装置が、工場内の空間を取り巻いている。300発もの光線が放たれ、浮遊するダンボール箱をぶち抜いて、『ズォーム』に命中する。
「うわァッ! か、数が多い、近づけない、ひいっ!」
撤退も、隠密もできず、全身に焦げ目をつけられている。透明なコスチュームが本体を守っているようだが、苦痛はあるようだ。
群炎はとりたてて感情をみせないまま精密な操作を続け、外星体を追い詰めた。
敵は暗躍をあきらめたのか、能力者にむけて、破壊光線砲を召喚してくる。
「ズウォームキャノン一斉発射……」
「怪異殺しだヨ☆」
|兎玉・天《うさたま・てん》の足払いが決まり、砲口は別々へと散らかる。
触られないうちに棺桶についた鎖で敵の腕を縛ると、棺桶本体で蟲型の頭部を強撃するのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴 成功
ベニイ・飛梅■意気込み
(まずい。AIの支援抜きでは、私の実力はまだこの程度……!)
「動きを読まれてる…… まさか、イロタマガキからデータを!?」
■行動
SPDで攻略。
支援AIの援助を得られないまま、ヴィークルでの空中戦を続行。
前回ラストの突撃の際、巡航単車イロタマガキ(ヴィークル)に触ったズウォーム。
「ネガ・マインド・ウェポン」を使用され、イロタマガキの機動パターンを抜き出されたことで、機動を先読みされて追い込まれる状況に。
空中ダッシュ+空中移動+操縦で回避しつつ、攻撃を凌いで電撃をチャージ。
機動を読まれるヴィークルから飛び出し、ベニイ自身の空中ダッシュで体当たり。
「超天神応報」で状況打開を図る。
無重力状態を解除できず、工場内で暴走していた巡航単車『イロタマガキ』。
「AIの支援抜きでは、私の実力はまだこの程度だと、よく判りました」
ライダーのベニイ・|飛梅《とびうめ》(超天神マシーン・h03450)は、他√から集結した能力者たちの知見のおかげで、逆襲の手掛かりを得た。
「動きを読まれていたのも、イロタマガキの機動パターンを抜き出されていたのですね……」
その証拠に、ふたりぶんの運転であれば、特攻に成功している。
二度目は通用しないことも。
ベニイは空中ダッシュで、ヴィークルを飛び出す。
外星体『ズウォーム』とて、不自由な状況にある。逃がさないように、ドローンや粒子状兵器、果てはニセのパソコンケースを蹴って、生身のまま宙を渡った。
|超天神応報《テンジンブレーク・フーリーディスチャージ》の電撃エネルギーを貯める。
「無理……では、ありません!」
「あわわ。せ、先生! 用心棒の先生、早く来てくださいよ!」
足だけはバタバタと動かす、外星体。
体当たりの姿勢をとるベニイを、電撃が覆った。
「超天神! 応! 報!」
威力は18倍。
無重力で漂う電子機器が次々とショートし、火花散るなかをベニイの身体が通り抜け、肩から『ズウォーム』に衝突した。
今度こそ、トドメだ。
虫っぽい人型は、壁まで吹っ飛ばされて爆発した。
床に膝をつくベニイのそばに、正常に戻った『イロタマガキ』が降りてくる。さすがに無理をしたようで、ここまでに受けたダメージがぶり返したようだ。立つために、ヴィークルのシートに掴まる必要があった。
顔をあげたとたん、工場内に銃声の響きを聞く。
「『ズウォーム』が助けを求めた……なんの先生、ですか?」
「いやだなぁ。用心棒じゃなくて、民間軍事会社だよ」
鳥の着ぐるみが、小銃を構えていた。
🔵🔵🔵 大成功
第3章 ボス戦 『ベンジャミン・バーニングバード』
POW
BBB式戦闘術
【自動小銃】による牽制、【素手】による捕縛、【サバイバルナイフ】による強撃の連続攻撃を与える。
【自動小銃】による牽制、【素手】による捕縛、【サバイバルナイフ】による強撃の連続攻撃を与える。
SPD
ゆるキャラ分隊
事前に招集しておいた12体の【自動小銃を装備したゆるキャラ】(レベルは自身の半分)を指揮する。ただし帰投させるまで、自身と[自動小銃を装備したゆるキャラ]全員の反応速度が半減する。
事前に招集しておいた12体の【自動小銃を装備したゆるキャラ】(レベルは自身の半分)を指揮する。ただし帰投させるまで、自身と[自動小銃を装備したゆるキャラ]全員の反応速度が半減する。
WIZ
ジャックポット・タクティクス
あらかじめ、数日前から「【幼稚園バスジャック】作戦」を実行しておく。それにより、何らかの因果関係により、視界内の敵1体の行動を一度だけ必ず失敗させる。
あらかじめ、数日前から「【幼稚園バスジャック】作戦」を実行しておく。それにより、何らかの因果関係により、視界内の敵1体の行動を一度だけ必ず失敗させる。
嘯祇・笙呼▪️心意気
どうせ一点特化型には敵わないんだ。
能力はどちらでも良い。
全力でゴリ押しして|殺《や》る。
▪️行動
まず裸になる。
そして√能力のチャージ開始。敵のWIZに備えて手数で勝負だ。
一度だけ行動を失敗させるソレを√能力使用時に適用されない為に通常攻撃で猛攻を試みる。
ただ真っ向勝負を避けた方が手数が増えるので初撃は物陰の闇に紛れ、目立たず行う。
以降、敵とは遠距離→弾道計算+スナイパー。
近距離→クイックドロウ+零距離射撃。
さらに全てに共通して2回攻撃+鎧無視攻撃を付与する。
確実に勝てる!なぜなら裸だからだ‼︎
裸になったからといって防御を忘れていない。
鉄壁+吹き飛び耐性に見切り+カウンターも活用する。
自動小銃を構えたゆるキャラは分隊ふたつ程度がいて、鳥の 『ベンジャミン・バーニングバード』が指揮官らしい。
|嘯祇・笙呼《しょうぎ・しょうこ》(人間(√マスクド・ヒーロー)のマスクド・ヒーロー・h01511)は相乗りさせてもらっていたヴィークルから裸のお尻をあげると、敵分隊の前に立った。
「どうせ一点特化型には敵わないんだ。全力でゴリ押しして|殺《や》る」
「……うわぁ」
鳥は引き気味に唸った。
丸くて大きな目をぎょろぎょろさせ、笙呼の身体をじっくり見てくる。蟲の外星体といい、服装や恰好にこだわるやつらだ。
「裸になる、のは有効なのか?」
そう言えば、敵がとってくる戦術も予測と違った。
行動を妨害されるような卑怯な罠が張ってあるのかと、手数を増やして勝負するつもりだったが、兵隊の数で正面から押してくる。
迅速な行動が求められるだろうに、鳥の指揮官がショックから立ち直れないせいなのか、兵隊の動作は妙にもたついていた。
ならば、『|肢体爆弾《リンボム》』でまとめて爆破したほうが早い。
「コォォォ……!」
笙呼は、体内に空気中の火気物質を吸収し始める。
『ズォーム』戦での不調はない。
「確実に勝てる! なぜなら裸だからだ!!」
胸元や下腹部を覆っていた手もおろし、のしのしと敵兵へと近づいていった。
散発的な銃撃を受けるが、この裸体には通用しない。飛んできた銃弾が大きな膨らみに当たり、ポヨンとはじかれる。
命中箇所がこちらの突起だったときだけ、ちょっと感じる。
「あ……ゾクゾクしちゃうかも。なんて言っているあいだに、ハマったァ!」
近接距離まで歩きとおす。チャージも満タン。
いっきに放出し、大爆発を起こした。
ゆるキャラ分隊は、真っ赤な炎のなかに消え、工場の壁には大穴があく。
🔵🔵🔵 大成功
ベニイ・飛梅■意気込み
「……タマ!」(※支援AIが復帰)
「今日はひどい日です。未熟さを思い知ったし、義体はもうぼろぼろ。
でもイロタマガキがいてくれる。もう無理じゃない、まだ戦える!」
■行動
SPDで攻略。
義体は蓄積ダメージでぼろぼろだけれど、ようやく支援AIイロタマガキの支援が復帰。
意気を新たに戦う。
ヴィークルを駆使しての速度戦を仕掛ける。
エネルギーバリアを車体前面に展開し、工場内を全力ジグザグ走行。
反応速度の低下に付け込んで、ゆるキャラ分隊達を跳ね飛ばし、テンジンリボルバーの一斉射撃を叩き込んで沈黙させていく。
包囲されたら、√能力・超天神竜巻で敵集団を停止。
正面の敵を自動操縦で跳ね飛ばし、包囲を脱する。
*行動
「なんなにによもぉ!ゆるキャラならもっと人を癒すべきでしょうがぁあ!」
義憤のガワを被せた日頃の|憂さ晴らし《八つ当たり》として手に持った傘で簒奪者を容赦無く【捨て身の一撃】で滅多打ち
敵を倒すという大義名分のもと、酒の力で心の【リミッター解除】
何故か半泣きで『ブリリアントカスケード』、殴る突くの暴行を加える
殴りまくる勢いでズボンの尻の部分が裂けて破れ広がり、ノーパンの尻がぶりんと全部丸見えになっても猛攻続け
敵の攻撃を受けて更に服が破けてもお構いなし
最終的にお股や乳が完全に丸見えになっても隠さず
敵を倒したら(或いは気が済んだら)、その格好のまま千鳥足で帰宅
「う~……ちょっと立ちションしてこ……」
*キャラ
・普段の仕事で溜まったストレスの憂さ晴らしに依頼に参加している
・服装はOL的なレディススーツ
・本来は小心者ですが、べろんべろんに酔っていて気が大きくなっている
・身長185cmのデカ女ですが童顔で背を丸めて雰囲気は小動物
・乳は控えめ、しかし尻は物凄くデカく、スーツのズボンがぱっつんぱっつん
外の景色までが見えている。
割れて燃えているのは、アンドロメダ・パソコンリース社の看板。まぁ、普通の会社のフリするためのものだから壊しても問題ない。施設の棟数を表すのか、『#36』の表記。
そして、黒っぽいOL的なレディススーツの人物が、敷地を隔てるフェンスの内側に立っていた。
「まさか、一般人? 悪と知らずにダミー会社に勤めていた方、でしょうか……?」
ベニイ・|飛梅《とびうめ》(超天神マシーン・h03450)は傷ついた身体をおして、ヴィークルのシートに跨った。
「支援AIは……避難誘導からまだ戻ってない。あの人の救助を、どうすれば」
焦って端末の暗い液晶を連打する。
もう一度、穴の外へと視線をむけると、なんと一般人だと思った女性が、ふらふらした足取りで、穴のほうへと近づいてくるではないか。
「なんなにによもぉ!」
ろれつが回っていない。べろんべろんに酔っ払っている。
爆発であいた穴の縁に、オフィスパンプスを引っかけながらも、工場内へと入ってきてしまった。
「ゆるキャラならもっと人を癒すべきでしょうがぁあ!」
持っていた傘で、『ベンジャミン・バーニングバード』の頭をぶったたく。
「いッたぁ~い!」
鳥は麦わら帽子ごと頭を押え、ひっくりかえって足をバタバタさせた。まぁ、着ぐるみキャラクターらしい動作ではあったが、傘の猛攻は続く。
簒奪者にダメージが入っているということは。
「あの方も、√能力者なんですか?!」
ベニイは驚くが、他に考えようがない。
そう、|蔵太《くらふと》・びあ(酔い時雨・h06300)は、悪と戦いにきたのだ。
普段の仕事で溜まったストレスのはけ口として依頼に参加している。
義憤のガワを被せた日頃の憂さ晴らし、|シンプルに八つ当たり《デンジャラスアンブレラ》が簒奪者を容赦無く滅多打ちし、敵を倒すという大義名分のもと、酒の力で心のリミッターを解除している。
「あ゛ぁあぁぁ!!」
思い切り振りかぶった強打で、ついに傘の骨が折れた。
ついでに、ズボンのおしりの縫い目が、バリッと裂ける。
「イタッ、イタタッ! ゆるキャラ分隊、見てないでボクを助けて!」
ベンジャミンは情けない命令をだす。
残った兵士は、びあを囲み、指揮官からひきはがそうとした。
「もぉお゛おぉぉぁあおあ!!!」
びあは暴れる。
ズボンの裂け目は大きくなり、生のお尻がぶりんと全部丸見えだ。下着はつけない主義か。
もともと尻肉は厚く、ぱっつんぱっつんだった。
屈んでいるが、よく見ればずいぶん大柄な女性だ。ゆるキャラは低い頭身でも背丈はあるはず。それが簡単にふきとばされている。
ただ、引きはがすために、びあのジャケットやシャツ、ズボンの裂け目を掴んでいたものだから、着ぐるみの手には布切れが残った。
「あ、ゆるキャラ分隊よ、人間を裸にしちゃ、ダメ……って遅かったか」
傘から逃れ、離れた位置で立ち上がるベンジャミン。
びあは、服が破けてもお構いなしに、千鳥足で追いすがろうとする。シャツからのぞく乳は控えめ。
軍事会社のマスコットはうなった。
「う~ん。『ズウォーム』の赤色装置は完成したけど、能力者に脱がれると効果が薄くなるのは考えものだなぁ」
「その装置を使って、『スパルタン教育委員会』が企む野望って、何なのですか?!」
ベニイは思わず叫んだ。
悪の信条か、ベンジャミンはぺらぺらしゃべる。
「『スパルタン教育委員会』にはプラグマ系っぽさがあってね。全|√《ルート》での基盤確立を目指してる。あちこちに出張していく|民間軍事会社『BBB』《ボクたち》とは相性もいいんだ。もっとも……」
精一杯の悪そうな顔をした。
「|委員会《彼ら》は、エージェントを送り込むだけでなく、現地勢力と融合した組織を置いてるね。『ミュケナイ七将軍』に、『デビオニア派』と『空中クレタ固定装備』もすぐに動き出すんじゃないかな」
「ぬぁんですってぇ~! そぉんなのぉ……」
なぜか半泣きで、びあは傘の先端のほうを握った。
「ぜんぶ、覚えられるかよぉ!」
「BBB式戦闘術ッ!」
銃身がシャツの破れ目に向けられるが、傘の持ち手に引っかけられ、脇へやられた。追い打ちで、鳥の翼を先端が貫く。それでも翼にはサバイバルナイフが握られ、叩きつけられる傘と打ち合って、傘地は切り裂かれる。
「うわぁあん! うわぁあああん!!」
びあの勢いも凄まじいが、刃物の扱いはベンジャミンのほうが上のようだ。
ヴィークルに接続された端末にアイコンが灯る。
「……タマ!」
ベニイの支援AIが復帰した。
「今日はひどい日です。未熟さを思い知ったし、義体はもうぼろぼろ。でもイロタマガキがいてくれる。もう無理じゃない、まだ戦える!」
単車の後輪が、床の埃をまきあげた。
エネルギーバリアを車体前面に展開し、工場内を全力ジグザグ走行する。
ゆるキャラ分隊が、通せんぼしようと横から出てくるところを、次々と跳ね飛ばした。もはや、この集団の反応速度では、ベニイとイロタマガキの敵ではない。
小銃を撃ってくる個体には、テンジンリボルバーの一斉射撃を叩き込んで沈黙させる。
「じっとしていてください。でないと、無ーーー理ーーー!」
ベニイの掌から『|超天神竜巻《テンジンブレーク・エレクトロマグネパルスストーム》』が放たれた。
視界内の全対象を、麻痺させ続ける。
会社員の女性と『ベンジャミン・バーニングバード』が止まっているあいだに、自動操縦で簒奪者だけを跳ね飛ばした。
「野口先生……ご、ごめんな……さい」
骨が、バキバキに折れた鳥は、痙攣してから息絶える。
麻痺は使用者が目を閉じると解除されることから、ベニイはもろとも轢かないために味方である|び《・》|あ《・》の動きも止めていたと、目を開いてから謝罪しようとした。
「あ、あれ?」
「う~……ちょっと立ちションしてこ……」
びあはすでに、帰宅の途についていた。
ズボンで残っているのは、膝から下の裾部分のみ。あいかわらずの千鳥足。
「……タマ」
ログを見れば、改造されようとしていた人々が全員無事だと判る。戦闘員工場のデータも能力者たちによって入手できたのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功