最前線のカレー曜日
●√ウォーゾーンのカレー曜日
「今日は金曜日だから、
この前線はカレー曜日♪」
お陰で時間の感覚と人間らしさを失わずに、
今日まで戦い抜いてこれた学徒兵たちもいる。
「みんなレーションは用意してあるか?」
√ウォーゾーンのとある最前線にて、
一人の学徒兵が待ちきれない様子で、
乾パン状のレーションを数枚これ見よがしに掲げる。
「おう、もちろんだ!」
同じく乾パンのレーションを持った学徒兵が、
威勢よく返事をして見せる。
「今週も生き残れた記念に、
今日はカレー特盛頼んじゃおー」
「カツカレーに、バターチキンに、サグカレー、
今週はどれにするか迷うぜぇ」
この戦線で闘う学徒兵たちは、
今週のこの日を待ちに待っていた。
激戦によって田んぼも荒廃しているため、
米はなかなか確保できない事情もあった。
学徒兵が各自用意した乾パンレーションをナン代わりにして、
カレーに浸して食べるのが、
√ウォーゾーン式カレーの特徴なのである。
学徒兵一同は√ウォーゾーンの荒廃した地平線を眺めている。
もうそろそろ正午になる。
毎週この戦線に出来立ての美味しいカレーを届けてくれる。
そんなカレー屋さんがもうすぐやってくるはずなのだ。
●常に最前線のカレー屋さん『カレー前線基地』
「最前線の地獄で闘うあなたへ、
極楽浄土の香りと味を直接お届け!
常に最前線のカレー屋さん!!」
そんな文言が荒野を疾駆する装甲キッチンカーに、
でかでかと貼られている。
『カレー前線基地』は曜日ごとに、
各戦線を駆け回り営業している。
とある少女分隊が切り盛りする√ウォーゾーンでは、
有名な移動式カレー専門店である。
「みんなそろそろ次の前線が見えてきたわ。
ドローンから食材を受け取ったら、
いつも通り調理に取り掛かるわよ!」
「サーイェッサー!!」
分隊長の掛け声に、
レプリノイドたちもキッチリと敬礼して、
調理の準備に取り掛かる。
大型のキッチン装甲車を使って、
最前線を巡り東へ西へ移動しているため、
彼女たちは食材の調達に、
産地からドローンを使っての輸送に頼っている。
ドローンを回収するポイントもそろそろだ。
「……ってあれ、なんか様子が変ねぇ」
空を見上げた少女分隊の一人が訝しんで見せる。
空を飛んでやって来るドローンの飛び方がどこかぎこちない。
しばらくしてドローンから何かが投下される。
直後、車両のすぐ近くで爆発が立て続けに起こる。
「ばっ、爆撃してきた!」
「くっ、何てこと!誰かSOS信号を……」
●金菱の説明
「今回は√ウォーゾーンからのSOSだ。
戦線を移動してカレーを届ける『カレー前線基地』の、
装甲キッチンカーがドローン部隊の襲撃を受けている」
金菱は集まった√能力者一同に、
現地の映像をモニターに映し出す。
装甲車とキッチンカーを足して二で割ったような、
大型の車両を守るため少女分隊が、
ドローン部隊と交戦している。
「お前さんたちは現場に急行後、
車両と少女分隊を爆撃から守りつつ、
敵ドローン部隊を殲滅してくれ」
彼女たちも√ウォーゾーンで生き抜く兵士で、
幾度も修羅場を潜り抜けて来たはずだ。
が、流石に多勢に無勢で防戦一方になっている。
「それと戦闘が済んでもし余裕があれば、
カレーの調理でも手伝ってやってくれ。
戦闘で負傷したレプリノイドもいるかもしれんからな。
それでは今回も諸君らの健闘を祈る」
金菱は説明を終えると、
一同へいつものように敬礼してみせる。
マスターより

●どうも抹茶です。
GWでの東京オフ会お疲れ様でした。
抹茶も今回は直接足を運び参加する事が出来て良かったです。
閑話休題、その東京オフの質問コーナーにて、
WZのカレー屋さんというテーマで上様が、
結構饒舌に語っていらしたのが興味深かったです。
なので次はWZのカレー屋さんのシナリオでも書くか、
と思っていたらWZ日常フラグメントにもカレー屋さんがあり、
これはもうやるっきゃないと思い勢い書いてしまいました。
移動式のカレー屋さんとか面白そうですよね。
●第一章
カレーの具材やスパイスを届けるはずの輸送ドローンが
何故か装甲キッチンカー「カレー前線基地」に爆弾を投下してきました。
皆さんは車両を暴走ドローンの爆撃からまもり、
これを撃退して下さい。
●第二章
無事学徒兵がいる前線へと到着した「カレー前線基地」。
先ほどの戦闘で負傷した少女分隊の兵士に代わって、
カレーを調理する調理番を担って下さい。
どんなカレーを作るかは皆さんのセンスにお任せします。
●第三章
事前に敵の襲撃を避けるルートを取っていたのに、
それが敵に筒抜けだったことから少女分隊の兵士たちは、
敵に情報を流した内通者がいるのではないかと疑心暗鬼になり始めます。
今回の「カレー前線基地」襲撃を目論んだ裏切り者との戦いです。
●どーでもいいカレー談話
皆さんはどんなカレーが好きですか?
ちなみに抹茶の好きなカレーは、
ほうれん草を使った緑色のサグカレーです……
6
第1章 集団戦 『暴走した運送用ドローン』

POW
突撃爆発(範囲)
【積載した高性能爆薬】による近接攻撃で1.5倍のダメージを与える。この攻撃が外れた場合、外れた地点から半径レベルm内は【焦土】となり、自身以外の全員の行動成功率が半減する(これは累積しない)。
【積載した高性能爆薬】による近接攻撃で1.5倍のダメージを与える。この攻撃が外れた場合、外れた地点から半径レベルm内は【焦土】となり、自身以外の全員の行動成功率が半減する(これは累積しない)。
SPD
突撃爆発(超)
60秒間【攻撃目標まで突撃するエネルギー】をチャージした直後にのみ、近接範囲の敵に威力18倍の【自爆攻撃】を放つ。自身がチャージ中に受けたダメージは全てチャージ後に適用される。
60秒間【攻撃目標まで突撃するエネルギー】をチャージした直後にのみ、近接範囲の敵に威力18倍の【自爆攻撃】を放つ。自身がチャージ中に受けたダメージは全てチャージ後に適用される。
WIZ
突撃爆発(x12)
事前に招集しておいた12体の【爆薬を満載した同型ドローン】(レベルは自身の半分)を指揮する。ただし帰投させるまで、自身と[爆薬を満載した同型ドローン]全員の反応速度が半減する。
事前に招集しておいた12体の【爆薬を満載した同型ドローン】(レベルは自身の半分)を指揮する。ただし帰投させるまで、自身と[爆薬を満載した同型ドローン]全員の反応速度が半減する。
√ウォーゾーン 普通11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴

週一のカレーは前線の学徒兵の皆さんにとって、数少ない楽しみのはず。
それがなくなってしまうという事は、士気に重大な影響が及ぶでしょうし、何とか防がねばなりませんね。
現地について敵を確認してみましたら……12体ものドローンがこちらに向かって来ています……!
この数で自爆攻撃をされたら……!
キッチンカーに接近される前に梟の使役霊を発動して、フクロウさん達をドローンへ攻撃させ、爆発させましょう。フクロウさん達には気の毒ですけれど、これでキッチンカーは守れるはずです。
指揮をしている暴走ドローンは、わたしが遠距離狙撃で狙い撃ちましょう。
学徒兵の皆さん、待っててください。カレーは無事に送り届けます!
「週一のカレーは前線の学徒兵の皆さんにとって、
数少ない楽しみのはず」
荒廃した無人の野を駆けつつも、
エレノールは警戒を怠らずに独り言ちる。
過酷な環境であるからこそ食事は普遍的な楽しみ。
それがなくなってしまうという事は、
前線の士気に重大な影響が及ぶだろうし、
何とか防がねばならないとエレノールは思うのだった。
やがてカレー前線基地のキッチンカーの場所までたどり着き、
エレノールは敵勢力の姿を確認する。
「12体ものドローンがこちらに向かって来ています……!」
この数で自爆攻撃をされたら装甲があるとはいえ、
キッチンカーはひとたまりもないだろう。
カレー前線基地の車両に接近される前に手を打たねばなるまい。
「お願いします、フクロウさんたち……!」
エレノールは梟の使役霊を発動して、
梟の群れをそのままドローン部隊へ攻撃させ、
爆発させる戦術を取る。
「フクロウさん達には気の毒ですけれど、
これでキッチンカーは守れるはずです」
エレノールは梟たちを陽動に使う。
同時に自身は狙撃の有効射程距離に入り、
指揮をしている暴走ドローンを、
オンディーヌで狙い撃ちにしてゆく。
「学徒兵の皆さん、待っててください。
カレーは無事に送り届けます!」
オンディーヌの弾が当たりドローンが火を噴き墜落してゆく。
まずは一機、確実に焦らず仕留めてゆこうと、
エレノールは自らに言い聞かせる。
🔵🔵🔴 成功

俺は√ウォーゾーンは好かん。俺の元居た場所と何もかも違い過ぎて落ち着かん。それにどいつもこいつも固くて食えたもんじゃない。だが、カレーには興味がある。何だ、狼がカレーを食って何が悪い。俺が肉を喰らうのは「脚強き者」を狩った時のみ。その時までは草で腹を満たす。カレーはスパイスから作る。スパイスは草から作る。よってカレーは草。何の問題もない。
まずはこの固い虫?をやればいいんだな。この虫は爆発するらしい。何故だ。とにかく、爆発する前に右脚で払い、なかったことにする。うろちょろ飛び回る奴も鬱陶しいが、じっとしてる奴はもっと不気味だ。やばい気がする。見つけ次第打ち払うか、届かなければ他の仲間に伝える。
草を喰む狼である草喰は、
荒廃した√ウォーゾーンの無人の野を、
ひたすらに風となって疾駆してゆく。
たまに目につく金属的な残骸を見て、
草喰は憂鬱になる。
俺が人間だったらきっとため息の一つは吐いただろう……
それほどに俺は√ウォーゾーンは好かん。
俺の元居た場所と何もかも違い過ぎて落ち着かん。
試しに食らいついた獲物も、
さっき見かけたゴテゴテした残骸と似た代物だった。
まったく、どいつもこいつも固くて食えたもんじゃない。
だが、カレーには興味がある。
俺が肉を喰らうのは「脚強き者」を狩った時のみ。
その時までは草で腹を満たす。
カレーはスパイスから作る。
スパイスは草から作る。よってカレーは草。
何の問題もない。
自らの信念へ改めて操を立てた草喰は、
お目当てのカレー屋さん「カレー前線基地」の
キッチンカーを見つける。
「あれか!」
同時に草喰は、
車両に蠅のようにうるさくたかる
甲虫の群れのようなものに出くわす。
「まずはこの固い虫?をやればいいんだな」
自慢の牙で宙を舞う虫の一匹を草喰は噛み砕くも、
なんと虫は内部から爆発してしまった。
「何故だ。とにかく、爆発する前に右脚で払い、
なかったことにする」
草喰は右脚でルートブレイカーを発動させ、
虫の群れをいなしてゆく。
「うろちょろ飛び回る奴も鬱陶しいが、
じっとしてる奴はもっと不気味だ。
やばい気がする。見つけ次第打ち払うか」
草喰からすれば何とも不気味な虫の群れだが、
落ち着いて一匹ずつ潰してゆけばよい。
このお邪魔虫を駆除できれば、
蠱惑的な香りを放つカレーにありつけるのだから。
🔵🔵🔴 成功

(カレーか……俺も、学生時代はよく食べたな)
今でこそ別√の美味しいものも知っているけど、当時はご馳走と言えばカレーだったからね
この世界では乏しいご馳走だ、失くしてしまう訳にはいかないね
「助太刀に来たよ、あとは任せて」
少女分隊に声を掛けて戦闘に参加
遠距離にちるドローンをスナイパーで撃ち落としながら、近くのドローンはファミリアセントリーでの制圧射撃で動きを制限
できるだけキッチンカーに被害が出ないように倒していく
突撃爆発(範囲)はダッシュで着地点に先回りし、右手で受け止めてルートブレイカーを発動
爆発を止めて周囲への被害を防ぐよ
それにしても、どうしてカレー屋が狙われたんだろう?
※アドリブ、連携歓迎です

連携等アレンジ歓迎です。
●主目的
カレー前線基地の防衛として防空・共闘を実施
・戦術
装甲車を護る為に手持ちの分隊を展開しレプリノイド達と戦力交代できるようする。
下げた戦力はクラフト・アンド・デストロイで戦力修復を効率化します。
戦力が回復すれば前線がより有利になるはずです。
・流れ
ハッキングで直接抑制できれば楽なのですが、出来ない前提で動きますか。
まずドローン操縦で索敵実施、部隊展開の参考にします。
部隊は基本対空の制圧射撃、自爆特攻予兆のドローンは抜かれると不味いので優先で狙わせます。
私は前線基地の皆を修理して手が空き次第スナイパーで数を減らす補助をします。
・カレーの思い出(巳琥編)
兵站は大事なのです。
戦線工兵から√能力者になり色んな別√に巡って美味しい物も色々知りましたが、
やはりカレーは度々食べたくなる、癖になるものなのです。
試しで携行のフリーズドライのキューブを戻したのをパンに漬けて食べたりもしました、
けど即席なせいかなんか物足りないんですよね。
なのでしっかり作ったカレーは楽しみなのですよ。
●√ウォーゾーンのカレーの思い出
「戦線工兵から√能力者になり色んな別√を巡って
美味しい物も色々知りましたが、
やはりカレーは度々食べたくなる、
癖になるものなのです」
巳琥はカレーにまつわる思い出に浸る。
「カレーか……俺も、学生時代はよく食べたな」
クラウスもまた√ウォーゾーンかつての日常の中に、
カレーという馴染みの料理があったことを思い出す。
「試しで携行のフリーズドライのキューブを戻したのを
パンに漬けて食べたりもしましたが、
即席なせいか物足りなさを感じました。
なのでしっかり作ったカレーは楽しみなのですよ」
巳琥はこれから√ウォーゾーンで有名な
カレー前線基地で出会える本格的なカレーに想いを馳せる。
「俺も今でこそ別√の美味しいものも知っているけど、
当時はご馳走と言えばカレーだったからね
この世界では乏しいご馳走だ。
失くしてしまう訳にはいかないね」
他にもおいしい料理はたくさんあれど、
カレーと言う料理は不思議なもので、
定期的に食べたくなる食べ飽きない魅力がある。
そんな学徒兵たちのひと時の憩いを守るため、
クラウスは武器を構える。
「助太刀に来たよ、あとは任せて」
「た、助かります!」
クラウスは防戦する少女分隊の兵士に声を掛け、
遠距離にちるドローンをレーザーライフルで撃ち落としながら、
近くのドローンはファミリアセントリーでの制圧射撃で動きを制限する。
巳琥も装甲車を護る為に、
手持ちの分隊を展開しドローン部隊と交戦を始める。
二人はできるだけキッチンカーに被害が出ないように、
ドローンの群れを倒していく。
「ハッキングで直接抑制できれば楽なのですが、
出来ない前提で動きますか……」
巳琥は戦況を捉えるため、
ドローン操縦で索敵実施、部隊展開の参考にします。
手持ちの部隊は基本対空の制圧射撃、
自爆特攻予兆のドローンは抜かれると不味いので優先的に狙ってゆく。
弾幕を張っての射撃で何機かのドローンは、
撃墜され地面に激突後爆弾を抱えたまま爆散する。
同時に巳琥はレプリノイド達と戦力交代できるようにもしておく。
下げた戦力はクラフト・アンド・デストロイで戦力修復を効率化を図る。
「戦力が回復すれば前線がより有利になるはずです」
巳琥も狙撃銃を構え前衛のクラウスと手持ちの分隊を援護してゆく。
これでドローン部隊の注意をカレー前線基地の装甲車から、
こちらに引き寄せられればそれで良い。
「一機こっちに突っ込ん来ます!」
カレー前線基地の兵士の一人が、
一直線に特攻して来るドローンを指さし悲鳴を上げる。
「させるか!」
クラウスは突撃してくるドローンの爆発を、
ダッシュで着地点に先回りし、
捨て身の覚悟で右手で受け止めルートブレイカーを発動。
「流石に数が多いけど倒せない数じゃないな」
爆発を止めて周囲への被害を防ぎつつ残りのドローンも、
レーザーライフルで仕留めてゆく。
「それにしても、どうしてカレー屋が狙われたんだろう?」
あらかた目につく敵を片付けて、
クラウスが独り言ちる。
今回のカレー前線基地への襲撃は、
運悪く敵と遭遇した訳ではない事情があるのかもしれない。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【435分隊】計6人
好きなカレーはグリーンカレーのヨシマサです。ヒヨコ豆が入ってるとなお嬉しいです。
今週の『カレー前線基地』の到着が遅いと思ったらこんな襲撃を受けてたんすね~。これは見過ごせません。それにドローンはこっちにも大量にいるっすよ!『群創機構装置Mk-III』でこっちも数で応戦します!
…で、あのドローン、特にスパイスとか詰んでないっすよね?そこがちょっと心配だな~…ソフィアさんがなにやら便利なものを制作されてるようなので、それまでレギオンのジャマーで持ちこたえましょう!
ふふ~、ただでさえ食糧難の|√WZ《ウチ》でこんなことをしたらどうなるか、今一度思い知らせてやる必要がありますね~!

【435分隊】計6人
水垣はマッサマンカレーが好きですねー……ちょっとジャンル違います?
それにしても皆さん気合入ってますねー。ふふ、おいしいですもんね、カレー。
まぁ、√WZだと特においしいごはんは貴重品ですし、仕方ないですねー。
水垣も頑張ってる学徒兵と少女分隊の方々のために、少しやる気を出しちゃいましょうか。
火力は十分でしょうし、私は不意打ちと撃ち漏らしへの対策を優先して被害を最小化しましょう。
『その視線を畏れよ』でまとめて動きを止めます。
皆さん、あんまり真上見すぎないでくださいねー

【第435分隊】6名
カロリーの高いもの!大好物よ!
とはいえあのドローン…誰かがハッキングしてるみたいよね。そういえば爆弾…技術を貰っちゃいましょう!
レーザービルダー(アイテム)と自身のメモリに、鹵獲された爆弾やダンボールを分析して作り方を作成するわ。これで技術は奪えたし、なんなら弱点も余裕ね!
レーザービルダーで弱点のみを破壊する装置(対弱点に特化させたパルス発生機など)を作成して、そのまま爆弾のみを破壊するわ!なるべく被害が起きないところで破壊したいわね。
まあ、爆発が起きない弱点を破壊するのが目的だけどね。
弱点情報は素早く仲間に共有しましょう!
この行動自体時間がすごくかかりそうね。

【第435分隊】計6名
カレー美味しいですよね
シンプルでありながら奥深い味です
大前提として被害を止める事を優先します
やむを得ず撃ち落としてしまうドローンには哀悼の意を
美味しいカレーを届けるというお仕事は必ず引き継ぎます……!
ソフィアさんの試みが成功した場合、その情報を元にレイン砲台・電子戦型(アイテム)でハッキングを行い、私も無力化を狙います
主武装は大型ブレードを備えたエネルギー砲のLXM
副武装はレイン砲台
【 LXF光翼最大出力モード】を使って飛翔しながら戦います
地上から攻撃を仕掛ける皆さんとは別の角度から射撃や砲撃を加えて、空中版の十字砲火を行います
味方の攻撃範囲に入らないよう注意します

アドリブ連携歓迎
【第435分隊】
アタシはこの前初めて食べた…ええと何てったか…そうそうバターチキンカレー! アレがお気に入りだな~。
オイオイ、爆弾の宅配は頼んで無いぞ? よりによって! あの! カレーの部隊に手を出したのか!?
んじゃさっさと片付けて、美味いカレーにするか! 食い物の恨みの恐ろしさ、分からせてやるぜー。
元は輸送用ドローン。姿も動きもよーく知ってる。
CASフロートのセンサーを同期してバイザーにマーク。持ち前の脚の速さを活かして十字砲火になるように移動を心掛ける。
チマチマ撃つのもまどろっこしいか……んじゃ、バースト2だな。派手に対空戦闘と行くか!
リズとか味方ドローンの誤射に注意、だな

【第435分隊】
カレーと言えばスパイスカレー。あのスパイシー感がたまらないぜ。
戦場の癒しともいえるカレー前線基地を襲撃してるやつがいるだと?
急いで守らないとだな。
飯は√WZでもっとも大事な物だそれを妨害するのは戦略として正しいが、許せるものじゃない!
戦闘人形達に対空用の高射砲を装備させドローンを迎撃させる。
細かい部分は仲間達が対応してくれると信じて、俺は近づかれる前にドローンの数を減らすことを目的に、戦闘人形達に指示を出し、攻撃していく。
「抜けたやつらの処理は頼んだぞ!」
●435分隊のカレー談義
この日435分隊はとある戦線で、
いつも通り哨戒任務に付いていた。
この戦線では毎週金曜日にやってくる
『カレー前線基地』の話題で持ちきりである。
435分隊の面々も今日は言わずと知れた
あの名店のカレーが食べられると、
張り切って午前中の哨戒任務を終え、
基地に帰還したのであった。
「好きなカレーはグリーンカレーのヨシマサです。
ヒヨコ豆が入ってるとなお嬉しいです」
「水垣はマッサマンカレーが好きですねー
……ちょっとジャンル違います?」
ヨシマサと水垣がそろそろカレーの時間だと、
自分の好きなカレーについて語り合っている。
「カレーと言えばスパイスカレー。
あのスパイシー感がたまらないぜ」
ヨシマサと水垣のカレー談義に、
神代も加わる。
「アタシはこの前初めて食べた……
ええと何てったか……
そうそうバターチキンカレー!
アレがお気に入りだな~」
エルヴァも前にカレー前線基地で食べた
あの味を思い出して声を弾ませる。
「カロリーの高いもの!大好物よ!」
昼飯時が近いとあってかソフィアがはしゃぎ出す。
「カレー美味しいですよね
シンプルでありながら奥深い味です」
皆が楽しそうにしているので、
リズもカレーの魅力に改めて気が付く。
そんな中、彼らが現在駐屯している基地へ
移動中のカレー前線基地の車両が、
ドローン部隊によって襲撃を受けている。
との知らせが、
435分隊の耳にも届くのだった。
「今週の『カレー前線基地』の到着が遅いと思ったら、
こんな襲撃を受けてたんすね~。これは見過ごせません」
襲撃の知らせを受けて、
気だるそうに座っていたヨシマサが、
憤然と立ち上がる。
「よりによって!あの!
カレーの部隊に手を出したのか!?」
エルヴァが怒りと驚きの混じった声を上げる。
「戦場の癒しともいえるカレー前線基地を、
襲撃してるやつがいるだと?
急いで守らないとだな。
飯は√WZでもっとも大事な物だ。
それを妨害するのは戦略として正しいが、
人として許せるものじゃない!」
神代も義憤に燃えるように拳を握りしめる。
「よっし、みなまで言うまい。435分隊出撃!」
ソフィアが音頭を取るや、
他の5人も阿吽の呼吸で頷く。
「ふふ~、ただでさえ食糧難のウチで
こんなことをしたらどうなるか、
今一度思い知らせてやる必要がありますね~!」
装備を整えたヨシマサが、
兵員輸送車を停めてある駐車場へ駆ける。
他の面々もまた装備を整え435分隊は
カレー前線基地が襲撃を受けた地点へ急行する。
「それにしても皆さん気合入ってますねー。
ふふ、おいしいですもんね、カレー。
まぁ、√WZだと特においしいごはんは
貴重品ですし仕方ないですねー」
水垣がやれやれとテンションの高い面々の後に続く。
●作戦名『カレー前線基地防衛戦』
中央に装甲を張り付けたキッチンカーを
取り囲むかのようにドローンの群れが、
包囲を狭めつつ爆撃を浴びせている。
少女分隊も善戦してはいるが、
やはり数で押され防戦一方の様子である。
「ドローンはこっちにも大量にいるっすよ!
『群創機構装置Mk-III』で
こっちも数で応戦します!」
ヨシマサが自身のスウォーム・シーカーを放ち、
一先ずは数には数の戦術で応戦する。
「とはいえあのドローン……
誰かがハッキングしてるみたいよね」
ソフィアがドローンの動きを見て何か思案を巡らせる。
「んじゃさっさと片付けて、美味いカレーにするか!
食い物の恨みの恐ろしさ、分からせてやるぜー」
エルヴァが先頭に立って、
銃を構え威勢よく敵軍へ突貫する。
元は輸送用ドローン。
姿も動きもエルヴァは良く知っている。
CASフロートのセンサーを同期して、
バイザーにマーク。
エルヴァは持ち前の脚の速さを活かして、
味方との連携で十字砲火になるように移動を心掛ける。
「火力は十分でしょうし、
私は不意打ちと撃ち漏らしへの対策を
優先して被害を最小化します。
『その視線を畏れよ』でまとめて動きを止めます。
皆さん、あんまり真上見すぎないでくださいねー」
水垣は皆の援護に回る。
まずは敵の数の優位を削る戦術を取る。
「チマチマ撃つのもまどろっこしいか……
んじゃ、バースト2だな。派手に対空戦闘と行くか!」
あまりの敵の多さに一つ一つ虱潰しにするのが
面倒になったエルヴァが灼熱の弾丸を上空へと撒き散らす。
派手な爆発に何機かのドローンが誘爆を起こす。
が、その直後他のドローンが投下した爆弾が、
エルヴァの近くで炸裂する。
「オイオイ、爆弾の宅配は頼んで無いぞ?」
危ないところでエルヴァが、
岩陰に隠れ爆撃の爆風をやり過ごす。
「おっと、こりゃ不発弾か……」
ドローンから投下された爆弾の内、
何らかの不具合で起爆しなかったものが
エルヴァの足元に転がっていた。
「その不発弾、私によこして!」
何かに気付いたようにソフィアが声を上げる。
「いいけど、どうすんだよ?」
エルヴァが不発弾を渡すと、
ソフィアは不敵に笑って見せる。
「鹵獲した爆弾やダンボールを
分析して作り方を作成するわ。
爆弾技術を貰っちゃいましょう!」
ソフィアはレーザービルダーを取り出し、
自身のメモリに分析データを送る。
レーザービルダーで弱点のみを破壊する装置、
対弱点に特化させたパルス発生機を作成して、
そのまま爆弾のみを破壊する腹積もりである。
「ソフィアさんがなにやら
便利なものを制作されてるようなので、
それまでレギオンのジャマーで
持ちこたえましょう!」
ヨシマサが一同にソフィアの援護を訴える。
「細かい事はお前たちが
対応してくれると信じよう」
ヨシマサの呼びかけに神代が応じ戦闘人形達に、
対空用の高射砲を装備させ、
ソフィアに近づくドローンを迎撃させる。
「抜けたやつらの処理は頼んだぞ!」
神代はドローンの数を減らすことを目的に、
自らもレイン砲台でドローン部隊に砲撃を加える。
仲間達の奮戦を傍で見守りつつ、
ソフィアはデータの解析とパルス発生機の作成に集中する。
「なるべく被害が起きないところで破壊したいわね。
まあ、爆発が起きない弱点を破壊するのが目的だけどね。
弱点情報は素早く仲間に共有しましょう!
この行動自体時間がすごくかかりそうね……」
そして、ドローン部隊との交戦を開始してから、
数分が経過していた。
「どうだ?まだ掛かりそうなのか……」
神代が疲労を滲ませた声でソフィアに問う。
「よし、みんなのお陰で時間が稼げたわ。
ドローンのハッキング成功!
これで技術は奪えたし、なんなら弱点も余裕ね!」
パルス発生機を完成させたソフィアが快活に声を上げる。
「ソフィアさん情報の共有を願います。
私もをそのデータを元にレイン砲台・電子戦型で
ハッキングを行い敵の無力化を狙います」
LXF光翼最大出力モードを使って、
飛翔しながら交戦中のリズがソフィアに語りかける。
「了解よ」
ソフィアはパルス発生装置を作動させ、
まだ爆弾を抱えたままの敵ドローンを、
自爆させることに成功する。
「せめて、哀悼の意を……」
残りのドローンもリズの空中からの
レイン砲台による十字砲火の前に沈黙する。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴 成功

あのドローンを迎撃…いや通信系統を破壊すればよさそうね!
レリック・マキナを媒介に√能力でマキナ・モードを起動!(ここでSFAレーザーライフルとブーストランナーを取得)
モジュールはスナイパー、命中補正(中)、高性能スコープ。再利用できるだろうし通信系統だけ破壊したら鹵獲してお姉ちゃんかお姉ちゃんの製造元に検証して、大丈夫なら返しましょう!
認知の外から破壊する!これが私の作戦です。
って自爆した!?
モジュールのセット上限を超えては使えないので、これ以上対策は無理そうね。なるべく被害が出ないように的確に撃ち落とさなきゃ…。気が付かれたらブーストランナーで安置へ移動は忘れないようにしなくちゃね!

カレーが私を呼んでいる。
√ウォーゾーンの美味しいカレー屋さんの噂を聞いてやってきたよ!
そしてそんなカレー少女分隊を襲撃する敵、絶対に許せん!
「華霊護穀戦」を使用。何より大事なのはカレーとそれを作ってくれる少女分隊。
華麗魔神を召喚し、彼女たちが傷ついているのであれば回復し
最終的には突撃させてでも敵を退ける。カレーが大事!金曜日!
ライスの補充は充分だぞ!隙を見てカレーを食べます。
他の√能力者に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
カレーならナンでも好きですが、今食べたいカレーはバターチキンカレーです。
●カレーが大事!金曜日!
「こっちから華麗なる香りが……」
重度のカレージャンキーである藤丸は、
数時間前、√ウォーゾーンで有名な、
カレー専門店の噂を聞き付けある前線基地を訪れていた。
もうすぐお昼時で移動式のカレー屋さん
『カレー前線基地』のキッチンカーがやって来るはず。
が、藤丸は我慢できなくなりこうして自ら、
『カレー前線基地』がいるはずの
無人の荒野へ出向いてしまっている。
「カレーが大事!金曜日!」
藤丸は思わずこんな掛け声を上げて、
カレーの匂いのする場所へと足早に駆けてゆく。
藤丸がカレージャンキーの所以である。
●奇跡は起こるよ。だって今日はカレー曜日!
一方ゼーアは既に戦場に着き、
敵ドローン部隊を確認していた。
「あのドローンを迎撃……
いや通信系統を破壊すればよさそうね!」
敵の数の多さからゼーアはまず、
敵を攪乱する戦術を取る。
「イミテイトオブナインオーソリティ!変身!」
レリック・マキナを媒介にゼーアはマキナ・モードを起動する。
SFAレーザーライフルとブーストランナーを召喚され、
ゼーアは更に三つのモジュールを装備にはめ込み戦闘準備を完了させる。
「再利用できるだろうし通信系統だけ破壊したら鹵獲して
お姉ちゃんかお姉ちゃんの製造元に検証して、
大丈夫なら返しましょう!」
ゼーアはライフルで一機ずつドローンを撃墜し、
確実に敵の数を減らしてゆく。
撃墜したドローンを回収しようと、
ゼーアが近寄ったその時である。
まだ爆弾を抱えたままのドローンが爆炎に包まれる。
「って自爆した!?」
咄嗟にブーストランナーでゼーアは後方へと退く。
危うく爆発に巻き込まれるところであった。
「モジュールのセット上限を超えては使えないし、
これ以上対策は無理そうね。
なるべく被害が出ないように的確に撃ち落とさなきゃ」
爆弾を抱えたドローン相手では、
迂闊に攻撃はできないとゼーアは改めて実感する。
ではどうしたものかとゼーアが躊躇っていると、
後方から謎の雄叫びが聞こえてくる。
「カレーが私を呼んでいる。
√ウォーゾーンの美味しいカレー屋さんの噂を
聞いてやってきたよ!」
「えっ、何!そして誰?」
ゼーアが振り返ると眼鏡を掛けた馬獣人が、
鼻息荒く仁王立ちで啖呵を切っている。
「そしてそんなカレー少女分隊を
襲撃する敵、絶対に許せん!
力√一ハウス『無頼庵』店長。
藤丸・標ここに推参!!」
乱入してきた藤丸は華霊魔神カルダモンを召喚する。
インド風の憤怒の大魔神がスパイスの香りを漂わせ、
その豪腕でドローン部隊を遠慮なくぶっ飛ばしてゆく。
ドローン部隊は爆風が及ばない遠方まで
吹き飛ばされやがて地面に激突し爆散する。
「きゅ、救援……助かりました!」
装甲キッチンカーで防戦していた
少女分隊の一人がゼーアと藤丸を見て、
安堵の息を吐く。
藤丸にとって何より大事なのは、
カレーとそれを作ってくれる少女分隊。
よくよく見ればドローン部隊との戦闘で、
負傷している兵士も何人かいる。
華霊魔神カルダモンは、
今度は柔和なアルカイックスマイルを浮かべ、
負傷した兵士の傷を癒してゆく。
「あ、ありがとうございます」
負傷した少女分隊も感謝の声を魔神に伝える。
藤丸はその慈悲に溢れた姿を、
満足そうに眺めつつも次第に目線は
お目当てのカレーに移って行く。
鍋の中には芳醇な香りのカレー、
加えてライスの補充も充分だった。
藤丸は隙を見てカレーを一口。
「バターチキンカレーうっまぁ!」
「ちょっとお客さん!
まだ営業前なんで困ります」
藤丸は極上のバターチキンカレーに、
舌鼓を打ちそのまろやかさに感嘆するも、
早速その行為を少女分隊に咎められている。
「奇跡は起こるよ。だって今日はカレー曜日!」
ゼーアもまた藤丸のテンションに便乗してみせる。
🔵🔵🔵🔵🔴🔴 成功
第2章 日常 『おすすめのカレー屋さん』

POW
カレーを食すためにお腹を減らそう。何かを探すのなら脚で探せ。
SPD
カレーはスピード勝負。つまり、スパイシーな香りがする方向へ走れ。
WIZ
カレーとは神秘。直観を信じて!インド!
√ウォーゾーン 普通5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
●本日のカレーは?
「皆さんのおかげで無事今日も、
前線の学徒兵の方々にカレーをお届けできます」
分隊長と思しき一人のレプリノイドが、
√能力者にぺこりとお辞儀をする。
「本当にありがとうございます。
その、助けてもらって頂いて……
本当に押しつけがましいのですが」
分隊長は躊躇いがちにしかし、
痛ましい表情で隊員の少女たちを一瞥する。
先ほどのドローンの爆撃で負傷している者が数名。
瀕死の体でとてもカレーを作るどころではない。
「これからカレーを調理するのを、
皆さんにも手伝って頂けないでしょうか?」
それでも前線基地では、
本日のカレーを楽しみにしている
学徒兵たちが大勢いるのだ。
大人数に振舞うカレーを作るために、
今はとにかく人出が欲しいと分隊長は訴える。
「不幸中の幸いで食材は無事です。
皆さんの好みのカレーを作って構いません。
手伝ってくれる報酬としてして、
今回うちのカレーはタダで提供しますから」
分隊長は切実そうに√能力者たちに頭を下げる。
キッチンカーの冷蔵庫には、
様々な食材とスパイスが所狭しと並べられている。
これだけ豊富な食材があれば、
思いつく限りの多様なカレーが作れそうだ……

「わかったよ、任せて」
傷付いたレプリノイド達のことも心配だけど、学徒兵達が楽しみにしているカレーを放っておく訳にはいかないね
負傷者に忘れようとする力をかけてから調理を手伝おう
料理は得意って訳じゃないけど、学徒兵時代の野営で担当したこともあるから多少はできると思う
材料を見て、普通のカレーにトマトを足したトマトカレーにしようと考えて作り始める
……トマトは死んだ親友が好きだったな、とつい物思いに耽りかけるけど、想いを振り切りながら手を動かすよ
今は過去に囚われている場合じゃない
未来ある学徒兵達のためにカレーを作らないとね
自分のカレーができたら他の人のカレー作りや配膳を手伝おう
※アドリブ、連携歓迎です

連携等アレンジ歓迎です。
●主目的
カレータイムなのです!
防衛・修理の過程でお腹も程よく減ってるので美味しく食べられそうなのですよ。
・能力
カレーは熟知してる物品に入りますか?
さておき、分隊の皆の修復用です。
・カレータイム
緑黄色野菜豊富な健康的なカレーなのです。
硬いお野菜もしっかり火を通して柔らかく甘みが出る…
お肉は(希少故の量につき)煮込みの過程で殆ど形は残らないですが
その分お野菜が美味しくなるのですよ。
・味傾向
スパイス配分は前線基地のお勧めを用いる、ご当地の味わいを楽しむのです。
子供舌ではあるがスパイス系の辛さは少しは食べられるので
辛さ控え目の甘~中辛くらいで調整

料理は衛生が肝心だという。野良狼が台所にいては都合が悪いはずから、料理には協力できない。知り合いに検査やら予防注射やらさせられたから、多分変な病原体は持ってないが、念のためあまり俺に近づかない方がいい。しかし働かざる者食うべからずという。更なる襲撃の警戒、荷物運びなど、出来ることくらいはさせてもらおう。
カレーは肉なしがいい。血の味のしない肉は好かないからな。そのかわり野菜は多めで頼む。
やたらとこちらを見られている。この世界でも俺たちの種族(ニホンオオカミ)はとうの昔に滅んでいる。だから、俺の存在は珍しく、なじみが薄いのだろう。だが「犬」呼ばわりは聞き捨てならん。俺は狼だ。
●緑黄色野菜たっぷりヘルシーサグカレー
「わかったよ、任せて。
料理は得意って訳じゃないけど、
学徒兵時代の野営で担当したことも
あるから多少はできると思う」
クラウスは傷付いたレプリノイド達に
複雑そうに一瞥をくれる。
戦闘で傷ついた彼女たちが気掛かりではある。
それでも学徒兵達が楽しみにしているカレーを
放っておく訳にはいかない。
カレーを食べてもらう人々のために
彼女たちは身を挺して傷ついたのだから。
念のためクラウスは負傷者に忘れようとする力で、
治癒能力を高めてから調理を手伝おうとする。
「カレータイムなのです!
防衛・修理の過程でお腹も程よく減ってるので、
美味しく食べられそうなのですよ」
巳琥も自らの√能力で負傷者を治療しつつ、
積極的に調理を手伝うつもりでいる。
「料理は衛生が肝心だという。
野良狼が台所にいては都合が悪い。
悪いが俺は料理には協力できない」
草喰が無念そうに低く唸り頭を垂れる。
「しかし働かざる者食うべからずという。
更なる襲撃の警戒、荷物運びなど、
出来ることくらいはさせてもらおう」
カレーを頂く以上何もせず只メシを貰うのは、
草喰の気高き狼のプライドが許さないらしい。
それにしても先ほどから巳琥や少女分隊が、
やたらと自分の方を見ていることが、
草喰には落ち着かないのであった。
この世界でも草喰の|種族《ニホンオオカミ》はとうの昔に滅んでいる。
だから、草喰の存在そのものが珍しく、
なじみが薄いのだろうと草喰は思っていた。
「じゃそこのワンちゃんは、
負傷者の方々を見守っていて下さい。
アニマルセラピーなのです」
巳琥の言葉に草喰が癪に触ったか、
眉間にしわを寄せてみせる。
「俺は狼だ。「犬」呼ばわりは聞き捨てならん!」
「それは失礼しました……」
草喰に叱られ巳琥がしょげてみせる。
「それと……知り合いに検査やら、
予防注射やらさせられたから、
変な病原体は持ってないはずだが、
念のためあまり俺に近づかない方がいい」
「それでは、調理中の周囲の警戒をお願いします。
またいつ敵の襲撃があるか分かりませんので」
分隊長の提案に草喰は今度は率直に頷く。
「あい分かった……
それとカレーは肉なしがいい。
血の味のしない肉は好かないからな。
そのかわり野菜は多めで頼む」
哨戒任務に出る草喰は、
思い出したように注文を付けくわえると、
勢いよく外へと駆けて行った。
「野菜中心のカレーか……」
クラウスは草喰の注文を汲み更に、
冷蔵庫の材料を眺めある食材が目に付いた。
「……トマトは死んだ親友が好きだったな」
クラウスはトマトを目にして、
懐かしい親友との思い出が切なく脳裏をよぎる。
普通のカレーにトマトを足したトマトカレー。
そんな閃きがクラウスに降りてくる。
「他にもお野菜が揃ってます。
硬いお野菜もしっかり火を通せば、
柔らかく甘みが出るはずです」
巳琥も自分なりのアイデアが閃いたらしく。
ニンジンにほうれん草などを手に取る。
トマトを含めた緑黄色野菜は、
たっぷりと揃っている。
「よし、今は過去に
囚われている場合じゃない。
未来ある学徒兵達のために
カレーを作らないとね」
食材の選定が決まりクラウスが、
野菜を包丁で切り始める。
「子供舌ですがスパイス系の辛さは、
少しは食べられます。
辛さ控え目の甘~中辛くらいで調整します」
スパイスの調整と煮込み加減は、
巳琥が担当する。
そして待つこと数十分。
「緑黄色野菜たっぷり。
ヘルシーサグカレーなのです!」
完成したカレーを前に、
巳琥がエッヘンと誇らしく胸を張る。
ミキサーでペースト状にしたほうれん草の深緑のルーの中に、
具材のトマトの赤、ニンジンの橙、パニールの白が、
色鮮やかにカレーを彩っている。
「今日のカレーが出来上がった。
みんな是非ご賞味あれ」
クラウスが出来上がったサグカレーの配膳をしながら、
すでに良い香りに誘われ、
集まりつつある学徒兵に声を掛ける。
「おおっ、これは期待できそうだ!」
哨戒活動から戻って来た草喰も、
気難し気な眉間の皺を緩め我慢できずに一口。
「この森の深淵を思わせる深緑色の爽やかなルー。
数多のスパイスと野菜の凝縮された瑞々しさ、
やはりカレーは草と言えるな!」
「いくらなんでも、
それは違いますぅ……」
草喰の拡大解釈に巳琥が呆れつつ首を振る。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

(食材をまじまじとチェックして)おや、鹿肉や猪肉がありますね……。
ならば、丁度いい食材もあったことですし、わたしの今は無き故郷の村で食べられていた「獣肉のカレー」を作りましょう。
故郷では農作物の被害を抑えるために害獣の狩猟も行っていました。その副産物の獣肉を使った料理も多かったのですが、このカレーもその内の一つです。わたしも大好きですよ。
では、早速作りましょう。
え?わたしの料理の|腕《スキル》ですか?大丈夫です。多少覚えはありますから。
と言っても作り方は通常のカレーのレシピの肉が、丁寧に下処理をした獣肉に変わっただけなので、さくさくっと作っていきます。
……学徒兵の皆さん、待っていてくださいね。

ここは不思議カレーハウス店主の面目躍如だね!
ついにこの技を使う時が来た!「不思議なカレーライス」
これならいくらでもカレーライスを創造することができる。
護霊のガラムマサラさんと一緒に後方腕組カレーハウス店主面をしていられるね。
技能さえ使わなければ…。
(ちなみに、護霊のガラムマサラさんは
スパイシーな香りのするおっぱいの大きいドラゴンくノ一です。)
いやカレーの材料を目の前にして後方待機とか出来ない
後が怖いけどやってやる、やってやるぞおおおお
折角だからインドを選びます。
得意なカレーは3日間煮込んだビーフカレーです。
協力できる人がいたら連携OKです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!

カレーね…確か家(√EDEN)にレシピがあるからそれを持ってくるね。
料理は難しいとはいえある程度はなんとかなるはず。幸い家にあったレシピは初心者にも作りやすいやつ!
とりあえずカレーならどれでも作れるはず!適当にこれで!
そういえばお姉ちゃんの製造元(MHF)ってなぜか√EDENの調理器具を製造してた気がする。それを使います!(見た感じスロークッカー前提のレシピっぽい!)
火力は問題なし。ただ√ウォーゾーンにあった機能がたくさんあるね。まあ、√EDEN製ベースだからなんとかなる!
最初は普通のカレーを作るつもりが選んだレシピの関係(というよりその場のノリ)でバターチキンカレーになりました。
●渾身の新作南インド風ジビエカレー
「ここは不思議カレーハウス店主の面目躍如だね!」
カレージャンキーにして、
カレー店の経営者でもある藤丸が、
得意げな笑顔でキッチンに立つ。
「ついにこの技を使う時が来た!
『不思議なカレーライス』」
カレーをひたすらに作り出すと言う、
藤丸らしい√能力である。
「これならいくらでもカレーライスを
創造することができる。
護霊のガラムマサラさんと一緒に、
後方腕組カレーハウス店主面をしていられるね。
技能さえ使わなければ……」
しかしその時、
スパイシーな香りのする豊満な胸を持ったくノ一が、
背後から鋭い目で藤丸を睨む。
「いやカレーの材料を目の前にして、
後方待機とか出来ない」
カレー命の料理人としてのパッションが、
腹の底から燃え立つ藤丸であった。
一方エレノールは冷蔵庫の中を、
まじまじとチェックしてある食材も見つけ、
懐かしい直感を抱く。
「鹿肉や猪肉がありますね……」
今は亡きエレノールの故郷の村では、
村人は狩猟を営み細々と暮らしていた。
故郷では農作物の被害を抑えるために、
害獣の狩猟も行い副産物の獣肉を使った料理も多かった。
生活はつつましやかだったが、
たまに取れる野生の鹿や猪の肉は、
かつてのエレノールにとっても、
最大のご馳走であった。
「さて、早速調理に取り掛かりたいとこだけど
準備をしっかりしておかないと」
藤丸は自身の情熱とセンスを高めて研ぎ澄まし、
カレーへの真摯な祈りを込め瞑想を始める。
「折角だからインドを選びます」
瞑想による深い三昧に浸っていた藤丸が、
悟りを開いた様に目を見開く。
藤丸の得意なカレーは3日間煮込んだビーフカレー。
藤丸としても√WZの学徒兵に、
ぜひこの至高の逸品を味わってもらい。
が、今はそんな時間はない。
その上インド風と方針を決めた以上、
インドでタブーである牛肉を使うことは、
そもそもできない。
「ダメだ、インドを選んだ以上、
私の最大の得意技は披露できない。
おおブッダ、なんたる因果応報か……
いやまぁ、テキトウぶっこいた
私が悪いんですけどね♪」
状況的にテヘペロして、
誤魔化すしかない藤丸であった。
「家にレシピがあるから、
それを持ってこようかと思ったけど、
カレーに詳しい人がいるんなら安心ね。
私は藤丸さんの手伝いに徹します」
料理に不慣れなアストラとしては、
ここは手伝いに回ろうとする。
「私のお姉ちゃんの製造元のMHFの調理器具。
良かったら使って下さい」
アストラは所持していた
スロークッカーを藤丸に貸す。
「アストラ君ありがとう!」
「獣肉の下処理はわたしに任せて下さい。
村に居た時に多少覚えはありますから」
ジビエの扱いに慣れているエレノールが、
その下処理担当に名乗りを上げる。
「エレノール君もありがとう。
後が怖いけどやってやる、
やってやるぞおおおお!!」
そして三人は力を合わせ、
後はひたすらにカレーを作って行く。
そして数十分後。
「うぉおおお!で、できた完成!!」
藤丸が鍋の熱気で滲んだ額の汗を、
腕で拭い感極まって叫ぶ。
「学徒兵の皆さん、お待たせしました」
「渾身の新作南インド風ジビエカレーだよっ!」
エレノールとアストラが料理の配膳と、
学徒兵への宣伝を行う。
豪快でジューシーなジビエの鹿肉と
ココナッツミルクとマスタードシードが
南インド風の隠し味として香る。
ジビエカレーの完成である。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

【435分隊・辛口班】3人
調理機材の準備と素材の下ごしらえは二人がやってくれるってことだから、俺は調理をメインにしていこうか。
とは言え、ソフィアが自動調理鍋作ってるから、俺が手を加えるのは味見程度か?
煮込みくらいしか出来ないってことなら素材を入れる順番が大事だな。
火の通りが悪いやつから順番に入れてっと、いい感じに煮込めて来たらスパイスを投入。
ここはオリジナルブレンドのスパイスだ、後は辛口にするために唐辛子を入れて、
後は味見をしながら隠し味のチョコとハッピーパウダーを投入っと。
味はこれでいいだろう、後は煮込んで完成だな。
盛り付けは戦闘人形達にやらせれば人手も足りるだろうよ。

【第435分隊・辛口班】3名
カレー作り。MHFの製品を持ってきていろいろ試しましょう。さすがにガスを使って大惨事にはなりたくないので煮込む部分は自社が再現した自動調理なべで作っちゃいましょう。
あと持ってくるものの中にはバッテリーは忘れないようにしないとね。そして作るのに必要な小道具も大事ね。
この機械はレーション作成を前提に作成してはいるけど、√EDENの機能をある程度残したからカレーくらいなら作れるはず。
愛情がない…?まあ、失敗するよりはマシですし、なんならこれがやってくれるのは煮込みだけですよ。だから愛情が入る余地はあるはず?(まあ、愛情について勉強する必要はありそうね。)

【第435分隊・辛口班】3名
よ~し、カレーはいくつか種類があったほうがいいっすよね。それじゃあ6人もいることですし、甘口カレー班と辛口カレー班に分かれましょっか。
一旦こっちはスタンダードな欧風カレーにしましょう。ソフィアさんの自動調理器を使うにしても材料の下ごしらえは必要です。いくつかの道具を『分解再構築プロセッサMk-II』で改造し、皮むき器やスライサー、肉たたきにして効率化を進めていきましょ~。
ふふ、手間が愛ならそのために機械を調達しているこの行為も愛っすよ!でも愛に一番必要なのは…身体を大満足させるだけの味です。京介さん、味付けと仕上げはお願いしますね!
●欧風ブラックスパイスカレー
「よ~し、カレーはいくつか種類が
あったほうがいいっすよね。
それじゃあウチは6人もいることですし、
甘口カレー班と辛口カレー班に分かれましょっか」
ヨシマサは大所帯の第435分隊を二班に分け、
カレーの調理を始めることを提案する。
「カレー作り。MHFの製品でいろいろ試しましょう」
ソフィアも試行錯誤したいことがあるのか、
ノリノリで様々な機械類取り出す。
「煮込む部分は自社が再現した
自動調理なべで作っちゃいましょう。
あと持ってくるものの中には、
バッテリーは忘れないようにしないとね。
そして作るのに必要な小道具も大事ね」
ソフィア御自慢のこの機械は本来、
レーション作成を前提に作られた代物だったが、、
√EDENの機能をある程度残しているので、
カレーくらいなら作れるとソフィアは踏んでいる。
「一旦こっちはスタンダードな
欧風カレーにしましょう。
ソフィアさんの自動調理器を使うにしても
材料の下ごしらえは必要ですからね」
ヨシマサは所持している幾つかの道具を、
『分解再構築プロセッサMk-II』で改造し、
皮むき器やスライサー、肉たたきを即席で作り出し、
効率的に食材の下ごしらえを進めてゆく。
厨房には既にゴテゴテした機械類が
わんさかと並び機械的な稼働音が鳴り響いている。
ソフィアとヨシマサが
無数の機械類を並べて作業をする様は、
何も事情を知らない第三者が見たら、
きっと厨房の改修工事でもしてるのかと、
勘違いされるであろう。
「合理的な選択とは言え、
無機質だな……料理は愛情だぜ?」
神代が嘆かわしいとため息を吐く。
「愛情がない……?
まあ、失敗するよりはマシですし、
これがやってくれるのは煮込みだけですよ。
だから愛情が入る余地はあるはず?」
ソフィアはてきぱきと手を動かしつつ、
神代にそっけなく反論をする。
「ふふ、手間が愛ならそのために
機械を調達しているこの行為も愛っすよ!
でも愛に一番必要なのは……
身体を大満足させるだけの味です」
調理に没頭するヨシマサもまた饒舌に、
自らの料理論を熱く語ってみせる。
「愛の形は人それぞれか……」
神代は味気ないと思いつつも頷く。
調理機材の準備と素材の下ごしらえは
二人がしっかりこなしてくれそうだった。
加えて自動調理鍋があるなら、
自分が手を加えるのは味見程度かと、
神代は思う。
「京介さん、味付けと仕上げはお願いしますね!」
下ごしらえを手際よく終えたヨシマサが、
今度は神代に調理のバトンを渡す。
既に鍋の中でお湯がふつふつ煮え始めていた。
「ああ、後は任せておけ」
神代は火の通りが悪い食材から順番に鍋に入れてゆく。
いい感じに煮込めて来たら、
オリジナルブレンドのスパイスを投入。
後は辛口にするために唐辛子を入れて、
後は味見をしながら隠し味のチョコと、
ハッピーパウダーを投入する。
「味はこれでいいだろう、
後はこのまま煮込んで完成だな」
やがて湯気と共に刺激的なスパイスが、
周囲に立ち上る。
各種スパイスとチョコを使った黒いカレーが、
鍋の中でぐつぐつと煮えていた。
最後の盛り付けは戦闘人形達に手伝ってもらい、
負傷した少女分隊の人手不足を補う。
「欧風ブラックスパイスカレーってところか」
配膳が整い出来上がったカレーを前に、
神代が満足そうに呟く。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

アドリブ連携歓迎
【第435分隊・甘口班】
シズク、リズと協力
作るんならどっちかっつーと、甘い方になるか? お! 皆もバターチキンで良いのか? よっしゃ!
んじゃアタシもそれなりに料理は出来るし、調理の方に回るか。 腕が鳴るぜー。
ココのレシピ、使わせてもらうよ。…スパイスで大丈夫かって? ま、アレンジし過ぎなけりゃ大丈夫だろ。
ひゅー! コイツが全部スパイスだって!? 食材は…っと。コッチもたっぷり!
本物の肉が有ったら良いんだけど、チキン風レーションでもちょっと手を加えたら案外イケる味になんだよな~。
じっくり煮込んで……あむ…良いんじゃないか? シズクにリズもって、もう食べてるじゃんか…
ま、完成だ!

【435分隊・甘口班(エルヴァさん、リズさん) 3名】
なんですか、大人が辛いの苦手じゃダメですか?
別に良いですけど。
さて、エルヴァさんとリズさんとご飯作るの久々ですねー。なんだか嬉しいです。
今回は暴走しないように頑張りますよー。
せっかくなので作るのはエルヴァさんリクエストのバターチキンカレーにしましょうか。
といっても、スパイスはあんまり詳しくないんですよねー。いつも出来合いの使っちゃうので。
エルヴァさん、大丈夫そうならお任せしちゃっていいですか?
トマトと玉ねぎとー、チキンはヨーグルトに漬け込むんでしたっけ?
ん、良さげですね、私もちょっと味見しちゃいましょ。

【第435分隊・甘口班】
甘口カレー担当です。
シズクさん、エルヴァさんと協力して、バターチキンカレーを作ります!
同じ部隊の皆さんと協力して、美味しいものを大量に作ります。
料理の腕は初心者の域を出るかどうかという感じなので、無理せずに丁寧にレシピを確認しながら作ります。
へぇ、バターチキンカレーって、こんなにトマトを使うんですね……!
あ、確かにシズクさんの言う通りの事がレシピに書いて有ります!
チキンをヨーグルトに漬け込むと美味しくなるようです!
……味見もします。これは必要なチェック。大切な点検作業ですから!(もぐもぐ)美味しいです!
もうちょっと(もぐもぐ)
勿論、提供されるカレーも美味しく頂きます!
●甘口の定番バターチンキカレー
「大人が辛いの苦手じゃダメですか?」
甘党らしい水垣手を上げ,
これから作るカレーの方針について、
おずおずと意見を述べる。
「作るんならどっちかっつーと、甘い方になるか?
アタシの希望はやっぱバターチキンカレーだな」
エルヴァもまたカレーは甘口が好みらしい。
そして甘口カレーの鉄板と言えば、
バターチキンカレーである。
「ヨシマサさんたちのチームは、
辛めのカレーらしいですし
私たちはエルヴァさんリクエストの
バターチキンカレーにしましょうか」
水垣の提案にリズもコクリと頷く。
「お!皆もバターチキンで良いのか?よっしゃ!」
『カレー前線基地』のバターチキンカレーの
ファンであるエルヴァとしては、
好きな店の好きな料理を作れるとあって、
既にテンションが爆上がりであった。
「んじゃアタシもそれなりに料理は出来るし、
調理の方に回るか。腕が鳴るぜー!!」
言うが早いかエルヴァは、
意気揚々と腕まくりをして厨房へ入る。
「ココのレシピ、使わせてもらうよ」
「はい、それでは任せました」
エルヴァは分隊長からレシピを貰い、
まずは必要なスパイス類の棚に目を移す。
「ひゅー!コイツが全部スパイスだって!?」
キッチンカーの厨房とは言え、
カレー専門店をしているだけあって、
多種多様なスパイスがひしめいていた。
「実は私スパイスはあんまり
詳しくないんですよねー。
いつも出来合いの使っちゃうので。
エルヴァさん、大丈夫そうなら
お任せしちゃっていいですか?」
ハイテンションなエルヴァとは対照的に、
水垣が不安げに目線を泳がせる。
「ま、アレンジし過ぎなけりゃ大丈夫だろ」
エルヴァが任せておけと胸を張る。
「レシピをちゃんと読み込んでおけば、
大丈夫……のはず」
料理の腕は初心者の域を出るかどうか、
というレベルのリズはたどたどしく、
レシピを読み込み可及的速やかに
頭に叩き込もうとしている。
「食材は……っと。コッチもたっぷり!
本物の肉が有ったら良いんだけど、
チキン風レーションでもちょっと手を加えたら
案外イケる味になんだよな~」
エルヴァは冷蔵庫から
チキン風のレーションを引っつかみ、
調理のスタンバイを完了させる。
「さて、エルヴァさんとリズさんと
ご飯作るの久々ですねー。
なんだか嬉しいです。
今回は暴走しないように頑張りますよー」
「皆さん協力して、
美味しいカレーを大量に作りましょう!」
水垣とリズも準備を完了させ、
三人は調理に取り掛かるのであった。
「トマトと玉ねぎとー、チキンはヨーグルトに
漬け込むんでしたっけ?」
調理中、水垣がうろ覚えのように呟く。
「あ、確かにシズクさんの言う通りの事が
レシピに書いて有ります!
チキンをヨーグルトに漬け込むと
美味しくなるようです!」
レシピのページを捲っていたリズが、
感心したように声を弾ませる。
潰したホールトマトに加え、
ケチャップも鍋に加えて、
芳醇な酸味になるよう煮詰めてゆく。
「へぇ、バターチキンカレーって、
こんなにトマトを使うんですね……!」
消費されるトマトの量に、
リズは妙な感心を覚えると共に、
甘口カレーの隠し味として、
今度は更に牛乳と蜂蜜を加えてゆく。
酸味に甘み、バターの香りも加わり、
蠱惑的な芳ばしさが厨房に漂い始める。
「……味見もします。これは必要なチェック。
大切な点検作業ですから!美味しいです!
もうちょっと……」
もぐもぐと咀嚼しながらリズは、
魅惑のバターチキンに手が止まらなくなり、
もはや無心でかぶりついている。
「ん、良さげですね、
私もちょっと味見しちゃいましょ♪」
見事なリズの食いっぷりに、
水垣も食欲を抑えきれなくなり、
二人してバターチキンに沼るのであった。
「じっくり煮込んで……
あむ……良いんじゃないか?
シズクにリズもって、
もう食べてるじゃんか……」
エルヴァがツッコミを入れる時には既に、
水垣とリズは至高のカレータイムを満喫していた。
「甘口の定番バターチンキカレー
ま、完成だ!」
蠱惑的なバターの香り漂う
バターチキンカレーを皿に盛り付け、
エルヴァがニカッと笑って見せる。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
第3章 ボス戦 『裏切りの少女人形『エンタープライズ』』

POW
「全艦載機隊、発艦! 封じ込めてしまいなさい!」
【戦闘機型レギオンの機銃掃射】による牽制、【爆撃機型レギオンの投網爆弾】による捕縛、【雷撃機型レギオンによる空飛ぶ魚雷】による強撃の連続攻撃を与える。
【戦闘機型レギオンの機銃掃射】による牽制、【爆撃機型レギオンの投網爆弾】による捕縛、【雷撃機型レギオンによる空飛ぶ魚雷】による強撃の連続攻撃を与える。
SPD
「その攻撃は理解しました。搭載させて貰います」
自身が受けた武器や√能力を複製した【新型艦載機】を創造する。これは通常の行動とは別に使用でき、1回発動すると壊れる。
自身が受けた武器や√能力を複製した【新型艦載機】を創造する。これは通常の行動とは別に使用でき、1回発動すると壊れる。
WIZ
「護衛部隊、全武装使用自由! 輪形陣を取れ!」
事前に招集しておいた12体の【砲と魚雷で武装したウォーゾーン製少女人形】(レベルは自身の半分)を指揮する。ただし帰投させるまで、自身と[砲と魚雷で武装したウォーゾーン製少女人形]全員の反応速度が半減する。
事前に招集しておいた12体の【砲と魚雷で武装したウォーゾーン製少女人形】(レベルは自身の半分)を指揮する。ただし帰投させるまで、自身と[砲と魚雷で武装したウォーゾーン製少女人形]全員の反応速度が半減する。
√ウォーゾーン 普通11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
●裏切りの少女人形
『緑黄色野菜たっぷりヘルシーサグカレー』
『渾身の新作南インド風ジビエカレー』
『欧風ブラックスパイスカレー』
『甘口の定番バターチンキカレー』
野菜、肉、辛口、甘口と、
バリエーションに富んだカレーが出そろった。
「す、すげぇ~今日はいつもより豪勢だぜ!」
集まった学徒兵たちもその豪華絢爛さに目を見張り、
そして舌を巻くほどである。
「アタシは野菜ったっぷり緑のサグカレー」
「やっぱ定番の甘々チキンカレーっしょ」
「ブラックカレーのスパイスたまんねぇ!」
「カレーでジビエなんてスゲェ凝ってるな……」
みんなそれぞれ好みのカレーを見つけ、
喜んでくれているようだ。
「皆さんありがとございます!
おかげで今回もいえ、
これほどまでに学徒兵の皆さんに
喜んでいただけた事はないかもしれません」
『カレー前線基地』の分隊長も、
ホッと胸をなでおろしカレーの調理まで手伝ってくれた
√能力者たちに心からの感謝の言葉を述べ、
涙を浮かべつつ頭を垂れる。
荒んだ戦場における一時のカレータイム。
が、そんな束の間の安らぎは、
けたたましい基地内の警報によって、
無情にも消し飛んでしまう。
「て、敵機の空襲だ!総員第一戦闘配備!!」
スピーカーから学徒兵の絶叫が響き渡る。
直後、急降下してきた戦闘機型レギオンの
機銃掃射が基地内に降り注ぐ。
「こんな時に敵襲だなんて……
みんな、無事?私たちも応戦するわよ!」
そんな中『カレー前線基地』の少女分隊の一人が、
おもむろに分隊長の前に歩み出る。
「さて、分隊長殿……
茶番はここまでしましょうか?」
そのレプリノイドは不敵に笑うと、
カレー前線基地の制服を脱ぎ捨て、
その真の姿を現す。
「エンちゃん。
あなた一体なんで!?」
狼狽える分隊長に、
裏切り者のレプリノイド、
エンタープライズは冷徹な表情を崩さず、
静かに語り始める。
「この移動式のカレー屋が密かに、
我が陣営へスパイ活動を行っていた事位
知っている。私は二重スパイとして、
送り込まれただけのこと」
エンタープライズはせせら笑ってみせる。
「じゃぁ……敵の目を欺いたはずの
さっきのルートで、
ドローンに襲われたのも」
どうやら二重スパイの存在により、
情報は筒抜けであったらしい。
各前線で移動式のカレー店として、
広く学徒兵とも友好関係を築いてきた
『カレー前線基地』は情報収集を行う
スパイとしては正に適任であった。
が、敵の陣営はそれ以上に狡猾であったらしい。
「おかげで色々有益な情報を、
得られたがそれも今日までだ。
用済みになったお前たちには、
ここで消えてもらう」
エンタープライズが上空から基地を蹂躙している
戦闘機型レギオンを一か所に呼び集める。
「この私の空爆を喰らうが良い。
先程のドローンのようにはいかないぞ。
全艦載機隊、封じ込めてしまいなさい!」

「させないよ」
ここで彼女の好きにさせてしまったらカレー前線基地も学徒兵達も無事じゃないだろう
絶対に負けられないな
少女人形たちに囲まれないように距離を取りながら白雨を使用
エンタープライズ本人と少女人形達を纏めて攻撃して牽制しながら、味方の√能力者やカレー部隊の少女人形で弱った相手をレーザー射撃で狙い撃って撃破していく
本人への対応は牽制程度に留め、少女人形達の撃破を優先する
撃破が終わったらダッシュでエンタープライズ本人に接近
スタンロッドの鎧無視攻撃で叩きのめすよ
所属が異なる者同士が敵対するのは仕方ない
だけど、味方だと思ってい相手に裏切られたカレー部隊の子達は辛いだろうな……
※アドリブ、連携歓迎です

お前たちの騙し合いや争いごとには興味はないが、カレーの分だけは働こう。こいつを倒せばいいんだな?他所から能力者たちがわんさか助けに来ているのを見たからには、尻尾を巻いて逃げればよかったものを。屁っぴり虫をばらまく以外に芸があるならせいぜい見せてみろ、「脚弱き者」よ。
挑発はしつつも、この状況に敢えて挑める奴は侮るべきではない。故に全力で行く。大口真神の大親父様、力を貸してくれ。
「護衛部隊」か。ただ一人で大勢に勝算もなく挑む阿呆ではないとは思っていたが、やはり仲間がいたか。だがどうした、動きが鈍いぞ。何かに意識を取られているかのようだ。一体ずつ、確実に仕留める。
「他所から能力者たちがわんさか助けに
来ているのを見たからには、
尻尾を巻いて逃げればよかったものを。
屁っぴり虫をばらまく以外に芸があるなら
せいぜい見せてみろ、「脚弱き者」よ」
「フン、私の手駒がドローンや
戦闘機だけと思わぬことだな」
草喰の挑発にエンタープライズは、
余裕の表情で冷ややかに切り返す。
「護衛部隊、全武装使用自由!輪形陣を取れ!」
事前に前線基地に部隊を潜入させていたのであろう。
エンタープライズの合図と共に、
砲と魚雷で武装したウォーゾーン製少女人形が、
一糸乱れぬ陣形で基地への攻撃に加わる。
「護衛部隊か。ただ一人で大勢に勝算もなく
挑む阿呆ではないとは思っていたが、
やはり仲間がいたか……」
草喰が忌々しく舌打ちをする。
「させないよ」
ここで裏切り者の好きにさせてしまったら、
カレー前線基地も学徒兵達も無事では済まない。
絶対に負けられないとクラウスは、
距離を測りつつレイン砲台を発動させる。
少女人形たちに囲まれないように、
砲撃で応戦しエンタープライズ達を牽制する。
「お前たちの騙し合いや、
争いごとには興味はないが、
カレーの分だけは働こう」
√WZの政争に関心などない草喰も、
カレーを振舞ってもらった、
一飯の恩を返すため勇み出る。
「この状況に敢えて挑める奴は……
侮るべきではない。故に全力で行く」
クラウスが広範囲の砲撃を敵に浴びせ、
攻撃の隙を作ってくれている時を逃さず、
草喰は周囲の雑魚を一人ずつ倒してゆく。
「どうした、動きが鈍いぞ」
エンタープライズに指揮された少女人形は、
何かに意識を取られているかのようで、
動きが機械的でぎこちなかった。
それでも統制の取れた攻撃をかわすので、
草喰も手一杯であった。
「大口真神の大親父様、力を貸してくれ」
草喰は大口真神を纏い白狼の爪を振り上げ、
一気に残りの護衛部隊を撃破してみせる。
「今だ!」
護衛部隊を失ったエンタープライズに、
クラウスはダッシュで接近し、
スタンロッドを素早く打ち込む。
「所属が異なる者同士が敵対するのは仕方ない
だけど、味方だと思ってい相手に裏切られた
カレー部隊の子達は辛いだろうな……」
戦争である以上は無情な裏切りも、
√WZの常ではある。
しかしやはり裏切られた思いは、
簡単には癒えるものではないのだろうと、
クラウスが切なげに呟く。
「そんな感傷など私はとうに捨てた……」
スタンロッドの一撃を、
エンタープライズは腕の空母で防ぐ。
しかし、鎧無視攻撃の籠った一撃である。
打撃の衝撃は確かに効いているはずであった。
「優しさだけではこの世界で、
生き残ることなどできはしない!」
エンタープライズが意地を見せ、
自身を奮い立たせるように、
クラウスに毅然と反論してみせる。
🔵🔵🔵🔵🔴🔴 成功

ヴィラと一緒!
多数には多数をぶつける。それが定石!
対空砲を使っても良さそうですし、空を飛べるアビス・フォールンでも戦えますけど、前者は√ウォーゾーンの力だから相手も使えそうだし、アビス・フォールンは…最近なんか不調気味なんですよね…。ジェミニの審判が近いからかな?
同じくアビスであるアビス・ネクロを使って戦います。ただこっちはなんとかなりそう!
触手を大量に使ってリーサル狙っちゃいましょう!
少女人形相手なら薙ぎ払いで攻撃。そのまま制御を失ったように空母?を殲滅します!
ってヴィラちゃん撮影中だった!?

アストラお姉ちゃんと一緒!
どうやら騒がしい事件が起こってるみたいね。
ってことできてみたら僕のお姉ちゃんがいました!
この事件、一応共有しちゃいましょう!
√能力は1〜5機を撮影機に。(AIで編集してもらいます!)そのままライブ配信開始だ!
残りを全て攻撃機に!
なるべく敵の攻撃を相殺しながら、かっこいい戦闘シーンを録画しましょう。
あ、でも私って現実として認識されない性質があるんだった!この戦いのことみんなの記憶に残るのかな?
あとお姉ちゃん…なんかすごいことになってる。
帰りにカレー食べたくなっちゃった。レビューは…書かないほうがいいかもだね。
●恐怖!戦場に現れた怪人ウニヒトデ!!
『一に記憶をそなたに託す。
二に世界の深淵はこの世界と共にある。
三に深淵は望むものを求める。
今新章が織り成される』
厳かな詠唱と共にアストラは、
人間災厄『アビス・ネクロ』へとその姿を変貌させる。
対空砲やアビス・フォールンを使う手も考えたが、
戦術として前者は相手に手の内を読まれている可能性があり、
後者は何故か最近不調である事が多かった。
アストラは消去法でこの能力を使う事にした。
「多数には多数をぶつける。それが定石!」
アストラは数多の触手を体から生やし、
エンタープライズの護衛部隊を薙ぎ払ってゆく。
「フン、無駄なあがきを」
エンタープライズが更に戦闘機を駆使して、
アストラに集中砲火を加える。
「どうやら既に騒がしい事件が
起こってるみたいね……」
一方その頃アストラの義妹ヴィラ・アトラフィアは、
一足先に√WZで闘う義姉に助太刀するため、
今まさに敵の襲撃を受けている
前線基地の近くまで来ていた。
そして、あわよくば新しい動画のネタになるかも。
などとバーチャルアイドルとしての打算も、
ちゃっかり巡らせていた。
「ってことできてみたら僕のお姉ちゃんがいました!」
ヴィラは遠くでエンタープライズと戦う
義姉アストラの姿を確認する。
早速ヴィラは5機の撮影ドローンを飛ばし、
そのまま生放送のライブ配信を開始する。
「この事件、一応共有しちゃいましょう!」
加えてヴィラは攻撃機のドローンも展開し、
上空から基地を空爆する戦闘機を迎撃する。
気分はもう戦争記録を撮る映画監督で、
ヴィラは各所で奮戦する学徒兵や√能力者たちの
戦闘の様子を次々と録画してゆく。
「あ、でも私って現実として
認識されない性質があるんだった!
この戦いのことみんなの記憶に残るのかな?」
そんな懸念がヴィラの脳裏をよぎるが、
一台のカメラがあるものを映し出し、
そんな懸念は吹き飛び戦慄してしまう。
「お、お姉ちゃん……
なんかすごいことになってる」
幾つもの悍ましい触手を生やし、
敵の少女人形たちと戦うアストラの姿であった。
その禍々しい姿は、昔の特撮モノのように、
『恐怖!戦場に現れた怪人ウニヒトデ!!』
と銘打ってしまっても遜色がない程だ。
これでは戦争のリアルな映像ではなく、
一気に手垢に塗れたB級ホラーではないか。
「そろそろヤバいかも……」
そんな義妹の想いなど知る由もない
アストラは力を消耗し焦っていた。
この『アビス・ネクロ』を使いこなせるのは、
15分が限度でタイムリミットが迫っていた。
「ギュオオァアア!」
異形の触手たちが、
雄叫びとも断末魔ともしれない、
悍ましい不協和音を立て制御を失ったように、
周囲にいる残りの敵を殲滅する。
√汎神解剖機関のアビスは心を蝕む何か……
おいそれと多用するべきものではない。
そんな狂気の一端を垣間見たヴィラが、
気まずそうにその場を去ろうと、
踵を返したその時だった。
「ぐぎゅ~」
前線基地に残った香しいカレーの匂いに、
食欲が刺激され思わずヴィラの腹の虫が鳴ってしまった。
「ってヴィラちゃん撮影中だった!?」
ヴィラの存在に今更アストラは気が付き、
同時に悍ましい怪異の姿になった自分を、
しっかり撮影されていた事に凍り付く。
「え、えへへ……」
これにはヴィラも苦笑い。
悍ましい触手を見た後でも、
腹は減るものである。
「帰りにカレー食べたくなっちゃった。
レビューは書かないほうが、
いいかもだね……」
ヴィラは気まずそうに照れ笑いを浮かべ、
カレー前線基地のキッチン装甲車へと、
わざとらしく目線を泳がせる。
🔵🔵🔵🔵🔴🔴 成功

連携等アレンジ歓迎です。
●主目的
二重スパイのレプリノイド排除
さて、|草抜き《スパイ排除》ですか。
|野菜《草》カレーは栄養価や美味しさも良かったですが、これは含めちゃダメな奴ですね。
それにカレーはスパイスが決め手とも言います、
|スパイ達《spies》を本来の|カレー前線基地《spices》に戻す為しっかり調整しに行きましょう。
●戦術
能力属性が交差してるけど空対空と地対地で合わせられればいいかな。
敵識別名的に地上戦が海戦みたいになりそうです?
・過負荷機構解放
ボス狙いは主にこちらで、相手の航空機を狙う場合は引き続き[スナイパー]と行動速度を活かし墜としに行きます。
直撃は|ドラゴンガーダー《[盾受け][受け流し]》を用い、[地形の利用][弾道計算]にて回避に重点を置きつつ被弾自体を下げ[継戦能力]を生かしたい所。
・白き鳥の指揮者
第3章開始時点で大体40機の編成かな。
少しスパイシーな香りのシマエナガさん達に敵レプリノイドを相手してもらいます。
対地なら|[爆破]《空爆》及び射撃が主になりそうです。

一つ言っておく
「カレーは正義!!!」
つまり、どちらが正しくどちらが勝つべきか
それはカレー側だということだ。
(ガラムマサラさんもそうだそうだと言っています)
(徐に超巨大寸胴を取り出し)
私はこのカレーを3日前から煮込んでいた。
この日、このタイミングで貴女が裏切ることを見込んで仕込んでおいたのさ!
そして先ほどの配給でこのカレーを使用した。
裏切る前の貴女は配給に使用するカレーを確認するために口にしたでしょう。
込めておいたのよ、このカレーには「カレーが正義であるという概念」を!
そして貴女は『カレー前線基地』を攻撃したくなくなる…
的なことを宣います
アドリブ・連携大歓迎です
後はお任せ。よろしくお願いします!

カレー前線基地さんのルートが割れていた地点でスパイの存在が浮上していましたが、やはりそうでしたか……。
ですが、わたしたちがいる限り、そうそう好きにはさせませんよ!
さて、見た所前線のアタッカーを張れる人たちは他にも居そうなので、わたしは学徒兵やカレー前線基地の皆さんの防護を行うことにしましょう。
味方の人員が集中している場所へ移動し、世界樹の神話を発動。周囲に守護の領域を発動させ、学徒兵たちやカレー前線基地のみなさんを護ります。そして、裁きの光を発動し、戦闘機型レギオンや少女人形たちへ魔法の光線を浴びせます。
守護の領域内ならば、裁きの光は必中。数で攻めてくる小型機や少女人形たちの掃討にはうってつけです。生き残った連中がいるのならば、そこはわたしが必中の狙撃で数を減らしていきましょう。
敵を倒したことで攻撃の手が止んできたら、防護した皆さんを安全な場所に避難させようと試みます。なるべく遮蔽物が多い場所がいいでしょうね。わたしはその後も万が一に備えて避難した皆さんの護衛につきたいと思います。
●退避活動
「カレー前線基地さんのルートが
割れていた地点で
スパイの存在が浮上していましたが、
やはりそうでしたか……。
ですが、わたしたちがいる限り、
そうそう好きにはさせませんよ!」
敵の奇襲を受けた前線基地は、
一時的に指揮系統が麻痺し、
学徒兵たちも組織的な抵抗が出来ずにいる。
カレー前線基地の少女分隊も、
先ほどのドローン部隊との戦闘で、
負傷者が多く疲弊しきっている。
「わたしは学徒兵や
カレー前線基地の皆さんの防護に、
回ります。そちらは頼めますか?」
エレノールは前線でアタッカーを張れそうな、
巳琥と藤丸に真摯な眼差しを向ける。
「|草抜き《スパイ排除》ですか。
|野菜《草》カレーは栄養価や美味しさも良かったですが、
これは含めちゃダメな奴ですね」
「任せて下さい。
まったく、神聖なるカレー曜日を
裏切りで汚すなんてけしからん奴ですよ」
巳琥と藤丸はエレノールの言葉に頷き、
それぞれ得物を構え今回の事件の黒幕を前に、
三人の√能力者が結束する。
「お二人ともありがとうございます。
では、そちらは頼みました」
二人がこの難局を乗り切ってくれると信じ、
エレノールは基地の学徒兵と、
カレー前線基地の少女分隊を避難させるため、
その場から足早に立ち去る。
「|白き鳥の指揮者《コンダクター・オブ・シマエナガ》」
巳琥の呼びかけに応じて、
少しスパイシーな香りのシマエナガ型の自律性ビットが、
40機ほど幾何学的な編隊を組み空から応戦し始める。
「新手だと……
護衛部隊、全武装使用自由!
全て撃ち落としてくれる」
エンタープライズが護衛部隊に、
巳琥のビットを撃墜する指示を出し、
一時的に敵の注意を周囲の学徒兵から
引き離す事に成功する。
その隙にエレノールは、
基地の人員が集中している兵舎へ移動し、
世界樹の神話を発動する。
「皆さん一時的ですが、
私の近くに固まって下さい!」
「わ、分かったわ」
周囲に守護の領域を発動させ、
エレノールは声高に学徒兵たちやカレー前線基地の少女分隊を、
その中へと一先ず退避させる。
「天空を満たす光よ、闇を貫き、神の裁きとなれ!」
更に結界内でエレノールは、
第二の√能力、裁きの光を発動させる。
学徒兵たちを追撃してきた
戦闘機型レギオンや少女人形たちへ
無数の光りの槍が怒涛の如く降り注ぐ。
守護の領域内ならば、裁きの光は必中。
数で攻めてくる小型機や少女人形たちの
掃討にはうってつけであった。
必中の狙撃で敵の残存勢力を確実に削る。
裁きの光による連続攻撃により、
一先ずは戦闘機型レギオンは一掃される。
すぐにまた増援が来るかもしれないが、
基地の人員を避難させるなら今しかなかった。
「さぁ、皆さん!今の内です。
こっちに退避して下さい」
「た、助かる」
エレノールは一時的に敵を追い払い、
学徒兵や少女分隊を基地の敷地内にある
コンクリートでできたアーチ型の掩体壕まで、
誘導することに成功する。
この場所であれば元々敵の攻撃から、
人員や物資を守るために建造された
堅牢な防御設備である。
ここに退避できれば敵の爆撃を受けても、
かなりの時間持ちこたえる事がきるはずである。
「よし、負傷者を先に運べ!」
学徒兵の誰かが声を上げる。
先ほどの爆撃で負傷した学徒兵も多い。
エレノールは万が一に備えて、
避難した負傷者を守るためこの場所に残る事にする。
「後は……頼みましたよ」
エレノールは未だ空爆の止まぬ外を眺め、
巳琥と藤丸の健闘と無事を祈るのだった。
●カレーなる思い出と限界突破
エンタープライズとの激戦の末、
巳琥と藤丸はその配下の護衛部隊を、
あらかた片付けて残った裏切り者を睨む。
「カレーはスパイスが決め手とも言います、
|スパイ達《spies》を本来の|カレー前線基地《spices》に
戻す為しっかり調整しましょう」
巳琥が不敵に微笑み、
裏切り者のエンタープライズを、
やんわり挑発してみせる。
「もちろんですとも巳琥君!
そして一つ言っておく。カレーは正義!!!
つまり、どちらが正しくどちらが勝つべきか
それはカレー側だということだ」
巳琥に便乗してカレージャンキーらしい
セリフをさく裂させる藤丸であったが、
エンタープライズは理解不能だと表情を固める。
その様子を藤丸は自分の熱きカレー魂が
相手に伝わったと勘違いしたのか、
ガラムマサラさんもそうだそうだと言っています。
と自らの護霊へ感謝の祈りを勝手に深めている。
「ええい、増援はまだか?
ここまで来て私がしくじるなど」
手持ちの部隊と飛行型レギオンの
多くを失い作戦が失敗しつつある事に、
エンタープライズは焦り始めるが、
この状況で藤丸は何故か、
徐に超巨大寸胴を取り出している。
「なんだそれは?」
エンタープライズは胡乱な眼で、
馬鹿に巨大な寸胴を見る。
寸胴からは彼女にとっても、
よく嗅ぎ慣れた香りが漂って来た。
「私はこのカレーを3日前から煮込んでいた」
それは藤丸が大得意の、
正義と信じて疑わぬカレーである。
「それがなんだと言うのだ!」
エンタープライズは藤丸の意図を計りかねて、
苛立たし気に詰問する。
「この日、このタイミングで貴女が
裏切ることを見込んで仕込んでおいたのさ!」
ドヤ顔の藤丸が啖呵を切る。
「そして先ほどの配給でこのカレーを使用した。
裏切る前の貴女は配給に使用するカレーを
確認するために口にしたでしょう」
藤丸の言葉にエンタープライズが、
思わず目を見開き固まる。
「込めておいたのよ、このカレーには
「カレーが正義であるという概念」を!
そして貴女は『カレー前線基地』を
攻撃したくなくなる……」
「なにを訳の分からない事を言っている!」
エンタープライズが自身のレギオンで、
攻撃を再開しようとする。
しかし、何故か体が固まりできなかった。
「くっ……」
一度はカレー前線基地の仲間達を裏切った
エンタープライズもかつてカレーと共にあった。
|華麗《カレー》なる日常を思いだす。
心の蔵が熱く高鳴り、
脳裏にはカレーを食べてくれた、
各戦線の学徒兵たちの笑顔が、
走馬灯のように疾駆してゆく。
ある者は生き、ある者は死んだのだろう。
そして私は今、何を想っている?
初めはスパイとして周囲を利用して、
最後には後腐れなく切り捨てる。
初めは、確かにそのはずだった。
「今です。|過負荷機構解放《アプローブ・オーバーロード》」
巳琥は藤丸が時間を稼いでいる隙に、
これまで温存していたWZに搭乗する。
真紅に輝くその威容で
エンタープライズとの決戦に臨む。
「しまった!」
反射的にエンタープライズが、
雷撃機型のレギオンを飛ばして、
魚雷による連続攻撃で残った火力の全てを、
巳琥のWZへ集中させる。
「こうなれば貴様だけでも!」
魚雷の大群が撃ち上がる。
全弾を撃ち尽くしても巳琥のWZを沈めるつもりらしい。
「高負荷リスク承認、限界のその先へ……」
魚雷群の怒涛の直撃を巳琥は、
追加装甲の|ドラゴンガーダー《[盾受け][受け流し]》を用い、
何とかこれを正面から防御して受けきる。
が、問題は魚雷の爆発そのものではなく、
被弾によって生じた閃光だった。
外部カメラ周辺の光学センサーが、
一気に死に体となり全滅。
WZのカメラが用をなさなくなる。
「いけない……目視が」
更に容赦のない第二波の追撃が迫っていた。
追加装甲が持ち堪える保証はない。
巳琥はエンタープライズの直前の位置、
そして先ほどの弾道を計算にいれ、
自らの継戦能力を頼りにエンタープライズの、
現在の位置を最速で割り出す。
「これで、いっけぇえ———————!」
巳琥は|試作型対物狙撃銃《Proto-Meteor shower》のトリガーを引く。
反動上光線モードの閃光が空間を引き裂き、
巨大な光りの柱となりエンタープライズを直撃する。
まさに限界を超えた稲妻の如き一撃であった。
「敗因を教えてあげますよ。
生き物は食べずには生きられない。
身近にそれを見ていたにもかかわらず、
貴方はその真理を過小評価していた。
それだけです……」
着弾の轟音と塵一つ残さぬ虚空を見上げ、
巳琥が少し切なげに呟く。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴 成功

【第435分隊】計6名
ふふ~、なるほど、確かに人が集まる場所でそのような活動はうってつけ…それはそれとして√ウォーゾーンにおいて兵糧攻めを行った場合、どんな報復が待っているか今一度知らしめる必要がありますね!攻撃できる人が多いのでボクは本業である支援に回りましょう!
『神経過駆動接続』で京介さんの戦闘人形を含め全員の反応速度を上げます。これで空中からの攻撃にも地上から対応できるはずっす!
全部おわったら祝杯のカレーパーティーにしましょう。分隊の駐屯地のみんな分、注文していきましょうか~。

【435分隊】計6人
なるほど……どう考えても敵戦力が多いこのタイミングで偽装を解いた覚悟は認めましょう。
……ノリでやったわけじゃないですよね?
まぁいいです。WZ:建御雷に斬機刀を持たせて引っかきまわしてやりましょう。
基本は護衛部隊の排除に専念、無理に攻撃せず相手を釘付けにするタンクとして動かします。
|私のAnker《イォド》なら砲撃に巻き込まれても平気ですから、隙を見つけたらバンバン撃っちゃってください!
指揮官の反応速度を落として相手出来るほど皆さんの練度は低くないですからねー。

アドリブ連携歓迎
【第435分隊】
ったく、オイオイ裏切りかよー。さーて…ドコの戦闘機械なんだ?
……恥を知れっ!
アタシは裏切りとか内通ってヤツはどーにも苦手でね~。陣営がどうとか人類同士が消耗し合う訳にはいかないだろーに……アッタマきた。
……って、アタシらしくねーな!
目指すは、|指揮官《カシラ》!
アデランテでの対空射撃は慣れてるけど、カレーへの流れ弾もシャレにならねえ。一気に行くぜ!
ひゅー! おあつらえ向きに足場まで来たか。
隙を見つけたら、バースト3のコア出力を活かした跳躍で動きの悪い艦載機を蹴って空中の足場にし、エンタープライズ目掛けて高速落下。製造の時間はやらない、思いっきり蹴り抜いて砲撃だ!

【第435分隊】計6名
二重スパイ……!
まさか、カレーのノウハウを……!?
……ちょっと羨ましいかも
えっ、違う?
あ、じゃあ良いです
排除開始であります!
制空権を確保し、その上で仲間に対する援護射撃を狙います
武装は大型ブレードを備えたエルギー砲のLXMと各種レイン砲台
【全艦載機隊、発艦! 封じ込めてしまいなさい!】対策
【 LXF精霊暴走モード】使用。
牽制に対してはレイン砲台・シールド型(アイテム)によるエネルギーバリア(技能)で防御、捕縛と強撃は回避で対処。
敵艦載機の中でも、空対空で特に大きな脅威となるであろう戦闘機型レギオンを最優先で撃ち落ちします。余裕が出来れば爆撃機と雷撃機も順次撃ち落とします。

【第435分隊】6人
…あれ?攻撃機の発注が最近あったみたいね。…じゃあそれを使って戦いましょう。
もはや依存し始めてるまであるレーザービルダーで大量の攻撃機を生産!あと対空砲もたくさん作成しましょう!
自動攻撃ができるならそのまま敵の航空機を破壊します。できなくても私がそれを操作しながら戦います。
攻撃機の設計図データは小型の航空機のようね。なんならミニチュアサイズだったわ。
おそらく母が送っただろうけどメモリやストレージに入ったデータならなんでも使えるわ。
なるべくこの行動で戦いを一気に有利に持ち込みましょう!

【第435分隊】計6名
カレー前線基地を狙うどころか二重スパイだと?
これは徹底的につぶすしかないじゃないか。
水垣がフロントを張ってくれているから、
戦闘人形全機の両手に重ガトリングを装備させてかつ、アンカーで身体を固定させて圧倒的弾幕をバラまかせるぜ。
ヨシマサのサポートもあって反応速度も上がってるから敵艦載機を素早く狙っていき撃ち落としていく。
リズも飛んでるけど、まあ避けれるだろう。
艦載機を一通り撃墜できたら、仲間への信頼と共にトリガーハッピー気味になりながら、エンタープライズに向けて攻撃していく。
●第435分隊の決戦
「カレー前線基地を狙うどころか二重スパイだと?
これは徹底的につぶすしかないじゃないか」
遂に姿を現した裏切り者とその目的に、
神代が昂然と拳を握りしめる。
そんな神代とは対照的に、
ヨシマサは冷静に相手の思惑を計り、
口元だけほろ苦く笑う。
「ふふ~、なるほど、確かに、
人が集まる場所でそのような活動は
うってつけ……」
「護衛部隊、全武装使用自由!
この機に乗じて基地を制圧せよ!」
エンタープライズが伏兵として
基地に潜入させていた護衛部隊に、
合図を送る。
「どう考えても敵戦力が多い
このタイミングで偽装を解いたのも、
初めから基地を制圧するため
かもしれません」
水垣が戦慄してみせる。
分隊規模を越える兵員の数が、
基地のそこかしこから現れ、
空中からのレギオンの攻撃と合わせ、
基地への襲撃に加わる。
その手際の良さを見ても、
かなり前からエンタープライズの工作が、
浸透していたのであろう。
「二重スパイ……!
まさか、カレーのノウハウを……!?
……ちょっと羨ましいかも」
「ん、なわけあるかよ。
こいつぁカレー屋をダシにして、
軍事機密をほじくり出そうって、
そういう魂胆のハイエナだぜ!」
ここへ来て天然なリズにエルヴァが、
苛立ちまぎれに呆れる。
「えっ、違う?
あ、じゃあ良いです
排除開始であります!」
「ったく、そんな裏切り者は、
ドコの戦闘機械なんだ?」
エルヴァが怒りを抑えつつ、
エンタープライズを睨む。
「そこまで話すつもりなどない。
私の邪魔をするなら貴様らも排除するのみ」
頭に血が上ったエルヴァの問いに、
エンタープライズはあしらう様に冷たく返す。
「……恥を知れっ!アタシは裏切りとか
内通ってヤツはどーにも苦手でね~。
陣営がどうとか人類同士が消耗し合う
訳にはいかないだろーに……
アッタマきた。……って、
アタシらしくねーな!」
エルヴァが銃剣アデランテを構え、
立ちはだかる護衛部隊に、
一番槍で突貫してみせる。
「√ウォーゾーンにおいて兵糧攻めを行った場合、
どんな報復が待っているか
今一度知らしめる必要がありますね!」
攻撃は他の仲間に任せ、
ヨシマサは本業である支援に回る。
サイバー・リンケージ・ワイヤーを分隊の面々に接続させ、
『神経過駆動接続』で全員の反応速度を加速度的に上昇させる。
「これで空中からの攻撃にも
地上から対応できるはずっす!」
ヨシマサの言葉にリズが頷き、
空中へと飛翔してゆく。
「私は制空権を確保し、
皆さんへ援護射撃を狙います」
地上の護衛部隊は他の仲間に任せるとして、
リズは空中から強襲する戦闘機群に目を向ける。
武装は大型ブレードを備えたLXMと各種レイン砲台を、
リズは構え敵の迎撃をまずはレイン砲台・シールド型
によるエネルギーバリアで防御して凌ぐ。
その攻撃を一先ずやり過ごしたのちに、
敵艦載機の中でも、空対空で特に大きな脅威となるであろう
戦闘機型レギオンを最優先で撃ち落としてゆく。
「私のAnkerイォドなら、
砲撃に巻き込まれても平気ですから、
隙を見つけたらバンバン撃っちゃってください!」
水垣はWZ建御雷に斬機刀を持たせて、
伏兵として湧いて出る護衛部隊からの、
味方の盾として活用する。
敵の伏兵の数がまだ未知数である以上、
無理に攻撃せず巨大なWZで、
相手を釘付けにする戦術を取る。
「指揮官の反応速度を落として相手出来るほど
皆さんの練度は低くないですからねー」
水垣がフロントを張っているおかげで、
神代は呼び出した戦闘人形全機の両手に、
重ガトリングを装備させてかつ、
アンカーで身体を固定させて、
圧倒的弾幕で応戦することが出来ている。
「よし、一機撃墜。次はどいつだ!」
加えてヨシマサのサポートで、
反応速度も上がってるおかげか、
神代は敵艦載機を素早く狙っていき、
一機、また一機と撃ち落としていく。
リズも飛んでるけど、まあ避けれるだろう。
そんな想いで神代は攻撃の手を、
緩めることなく弾幕の嵐を吐き出してゆく。
「あれ?攻撃機の発注が最近あったみたいね。
……じゃあそれを使って戦いましょう」
皆が奮戦する中でソフィアは、
もはや依存し始めている感もある、
レーザービルダーで攻撃機だけでなく、
対空砲をも大量に生産し始める。
前衛を張ってくれる仲間が多数いる状況。
だからこそできる芸当であった。
「攻撃機の設計図データは、
小型の航空機のようね。
なんならミニチュアサイズだったわ」
おそらくソフィアの母が送ったであろう、
メモリやストレージに
入ったデータならなんでも使える。
出来上がった兵器群の自動攻撃ができるなら、
そのまま敵の航空機を破壊する。
それが出来ないなら、
自分が操作しながら戦うまでと、
ソフィアは不敵に笑う。
「なるべくこの行動で戦いを
一気に有利に持ち込みましょう!」
分隊の皆が奮戦する中で、
基地を襲撃する護衛部隊と航空戦力は、
確実に削られつつあった。
今この瞬間ならば敵の指揮官の懐に潜り込める。
最も前衛で闘っていたエルヴァが、
そろそろ頃合いかと獰猛に笑う。
「よっし!目指すは、指揮官カシラ!
アデランテでの対空射撃は慣れてるけど、
カレーへの流れ弾もシャレにならねえ。
一気に行くぜ!」
エルヴァは戦闘機型の機銃掃射を、
バースト3のコア出力を活かした跳躍で回避し、
直後の滞空時間で動きの悪い艦載機を確認する。
「ひゅー! おあつらえ向きに足場まで来たか」
エルヴァは空中でその艦載機を蹴り足場にし、
エンタープライズ目掛けて高速落下。
その重力をもろに受ける落下の最中、
同じくトリガーハッピーで、
突撃してゆく神代の姿をエルヴァは見た。
「製造の時間はやらねぇ!
この一撃喰らいやがれ!!」
「なっ、何だと!」
捨て身の零距離での射撃。
かわす術などありはしない。
盛大な爆発と共に、
裏切り者は塵となった。
「さて、全部おわった訳ですし、
祝杯のカレーパーティーにしましょう。
分隊の駐屯地のみんな分、
注文していきましょうか~」
こうして全てが終わり、
ヨシマサが同じ分隊の仲間に、
朗らかに笑って見せる。
カレーに始まりカレーで終わる。
そんな一日があってもいいかもしれない。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功