妖怪百鬼夜行、進行中!
●√EDEN
「ホッホッホッ、ここが噂の理想郷か! おるぞ、おるぞ、ウヨウヨと……! どうやら、我等を拒むゴミムシ共が、この世界には蔓延っているようじゃな! コイツ等が存在している限り、我等に未来はない! さあ、殺せ! 遠慮なく殺せ! この世界のゴミムシなど、存在している価値もない。むしろ、この世界にとって、害でしかない! この場所を統べるのは、妾達こそ相応しい! さあ、暴れよっ! そして、この場所を我等の理想郷とするのだ!」
突然、√妖怪百鬼夜行と√EDENを繋ぐ『入口』が現れ、そこを通じて星詠みの悪妖『椿太夫』が姿を現した。
星詠みの悪妖『椿太夫』は、悪い百鬼夜行を嗾け、街の人々を殺し始めた。
このまま星詠みの悪妖『椿太夫』達を放っておけば、街の人々の命が次々と奪われ、取り返しのつかない事になるだろう。
まずは星詠みの悪妖『椿太夫』が引き連れてきた悪い百鬼夜行を撃破し、√妖怪百鬼夜行に向かってほしい。
星詠みの悪妖『椿太夫』を封じるためには、妖怪百鬼夜行に築かれた『封印の祠』まで行かねばならないため、戦いの途中で逃げ出した星詠みの悪妖『椿太夫』を追うか、そこまで誘導しながら、そこまで追い詰めてほしい。
ただし、星詠みの悪妖『椿太夫』は危機感を覚えると、化術を解いて鬼獄卒『石蕗中将』に戻るため、注意をしてほしい。
ここで鬼獄卒『石蕗中将』を弱らせる事が出来れば、祠に閉じ込めて再封印をする事が出来るだろう。
マスターより

基本的に、ノリと勢いで何とかなりますので、キャラクターらしく行動していただいて構いません。
物語の主人公は、お客様だと思っているので、オープニングやリプレイ上に書かれていない事は、自分に有利な形で受け取って問題ありません。
世界観的や倫理的に問題がない限り、採用させていただきます。
31
第1章 集団戦 『悪い百鬼夜行』

POW
妖怪大行進
命中する限り「【百鬼夜行の一斉突撃】による攻撃→技能攻撃→[百鬼夜行の一斉突撃]攻撃→技能攻撃」を何度でも繰り返せる。技能攻撃の成功率は技能レベルに依存し、同じ技能は一度しか使えない。
命中する限り「【百鬼夜行の一斉突撃】による攻撃→技能攻撃→[百鬼夜行の一斉突撃]攻撃→技能攻撃」を何度でも繰り返せる。技能攻撃の成功率は技能レベルに依存し、同じ技能は一度しか使えない。
SPD
百鬼大悪戯
爆破地点から半径レベルm内の全員に「疑心暗鬼・凶暴化・虚言癖・正直病」からひとつ状態異常を与える【大つづら(爆発する)】を、同時にレベル個まで具現化できる。
爆破地点から半径レベルm内の全員に「疑心暗鬼・凶暴化・虚言癖・正直病」からひとつ状態異常を与える【大つづら(爆発する)】を、同時にレベル個まで具現化できる。
WIZ
万夜大宴会
半径レベルmの指定した全対象に【妖気】から創造した【妖怪料理】を放つ。命中した対象は行動不能・防御力10倍・毎秒負傷回復状態になる。
半径レベルmの指定した全対象に【妖気】から創造した【妖怪料理】を放つ。命中した対象は行動不能・防御力10倍・毎秒負傷回復状態になる。

妖たるが大暴れする…自由気ままに振舞うってのは世の常ってやつだけどよぉ
関係ないヒトまで殺すってのは、ちとやりすぎよなぁ…!
それにせっかく山奥の田舎から出てきたのによ、√EDEN観光もままなりやしないぜ…!
ったく、百鬼夜行ってやつはいつでもどこでも湧いてきやがる。
こういうときは…僕の√能力:禍祓大しばきだぜ…!
卒塔婆は持ったな!雑に振り回すぞ!相手の方が数が多いし、範囲攻撃や連撃があるようだ外したときの行動成功率が半減する効果は有利に働くと思う。
技能:インビジブル制御があるからね、犠牲になった…ひとたち。間に合わなくて、助けられなくてすまない。少しでいいんだ。これ以上がないよう手を貸してくれ…!

POW
・心情
絵に描いたような侵略ですね。良心の呵責も無くて実に良いです。
・行動
基本的に徒手空拳で我流の喧嘩殺法で立ち回る
百錬自得拳を主軸にし、グラップルで関節(無さそうなら胴)を極めて盾として使い捨てたり敵に投げる等効率を重視して殲滅していく。
グラップルが間に合いそうにないなら霊力攻撃で対処。
主な攻撃手段は打撃と投げ。防御は左腕1本に集中させていく。
・台詞
…数だけはあるようですね。時間稼ぎとしては有用ですが…
あぁ、多勢に無勢とはこの事ですね。1人では面倒極まりないですが…
ですが、出来ない事ではないです
我流ではありますが、出来る限り無駄を排して、と…
・その他
基本的に寡黙な方です。
アドリブ歓迎

百鬼夜行か
まぁ、なんであれ、私の前に立つのなら斬り捨てる
眼前の障害は全て斬り捨てる。それが私の流儀
私の前に立つのなら、命を捨てる覚悟はできていると判断する
では、いくぞ
万夜大宴会で料理を投げて来るのなら、その料理に目もくれず、リミッター解除で肉体の限界を無くし、三倍に強化された身体能力で相手を翻弄しながら最短距離を一気に駆け抜け、魔力溜めで霊刀に魔力を溜め、威力を底上げしてすれ違いざまに斬り捨てる
「ふむ、料理は私もするが、魅力を感じない料理だな。一から出直して来い」

とりあえず倒せばいいってコト?放っておいたら大変なことになりそう。
今回はこう始めようか......語りましょう紡ぎましょう。これは己の未来を掴み取ろうとする者とその従者の物語。
√能力で百鬼夜行の中心を指定して雨を降らせる。呪詛で確実に弱らせたら魔法で叩く。呪詛でやられるか魔法でやられるかの2択くらいなら選ばせたげる。妖怪料理は不穏そうだから魔法で弾き返す。無理だったら身体を霊的保護で守って防御。
貴方達の物語は始まりました。貴方が主人公で私が悪役。さあ、ハッピーエンドまで踠いて見せてください。私はただ語るだけ。
●√エデン
「壊せ、壊せ」
「すべてを、壊せ!」
「殺せ、殺せ、ゴミ虫を!」
√妖怪百鬼夜行から姿を現したのは、悪い百鬼夜行であった。
悪い百鬼夜行は道路を練り歩きながら、次々と人々の命を奪っていた。
(これは……絵に描いたような侵略ですね。まあ、良心の呵責も無くて実に良いのですが……)
その事に気づいた哘・廓(人間(√EDEN)の古龍の霊剣士・h00090)が、物陰に隠れて様子を窺った。
悪い百鬼夜行は何の迷いもなく、掃除感覚で人々の命を奪っていた。
「……自由気ままに振舞うってのは、世の常ってやつだけどよぉ。百鬼夜行ってやつは、いつでもどこでも湧いてきやがるようだなっ! だからと言って、関係のないヒトまで殺すってのは、ちとやりすぎだぜ……! そのせいで、せっかく山奥の田舎から出てきたのによ、√EDEN観光もままなりやしねえ……!」
その行く手を阻むようにして朽枯・ナキ(野良狩人・h03825)が、悪い百鬼夜行の前に陣取った。
「それなら、地獄に送ってやろう」
「……ここで、お前の命を奪ってな……」
「さあさあ……、死ね死ね、覚悟しろ……」
悪い百鬼夜行がユラユラと身体を揺らしながら、ジリジリと距離を縮めてきた。
「とりあえず、みんな倒せばいいってコト? 何だか放っておいたら、大変なことになりそうだから、今回はこう始めようか。……語りましょう、紡ぎましょう。これは己の未来を掴み取ろうとする者と、その従者の物語」
そんな中、語部・霧乃(紡がれた闇の語り部・h01118)が【再演:Pioggia di morte】を発動させ、悪い百鬼夜行を中心にして、呪詛の雨を降らせた。
「なんだ、これは……」
「身体が熱いっ! まるで焼けるようだ!」
「ひょっとして、呪いの雨っ!? ひ、ひぃぃ!」
それと同時に、悪い百鬼夜行が、動揺した様子で悲鳴を上げた。
「まぁ……、なんであれ、私の前に立つのなら斬り捨てる。眼前の障害は全て斬り捨てる。それが私の流儀だからな。私の前に立つのなら、命を捨てる覚悟はできていると判断する。……では、いくぞ」
その間に、御剣・峰(蒼炎の獅子妃・h01206)が、獅子吼・破軍(霊刀)を握り締め、悪い百鬼夜行に斬りかかった。
「よくも、よくも……」
「覚悟をするのは、お前達の方だ」
「これでも、喰らって、しばらく黙れ」
悪い百鬼夜行がイラついた様子で、妖気から妖怪料理を創造し、敵味方関係なく振舞った。
「ふむ、料理は私もするが、魅力を感じない料理だな。一から出直して来い」
峰が料理には目もくれず、リミッターを解除して肉体の限界を失くし、三倍に強化された身体能力で相手を翻弄しながら、最短距離を一気に駆け抜け、獅子吼・破に魔力を溜め、威力を底上げして、すれ違いざまに斬り捨てた。
「「「うぐぐ……ぐわあああ」」」
それでも悪い百鬼夜行はまったく躊躇っておらず、ワラワラと一斉に突撃を仕掛けてきた。
(……数が多い分、時間稼ぎとしては有用だと思いますが……)
すぐさま、廓が我流の喧嘩殺法で立ち回り、【百錬自得拳】を主軸にしつつ、グラップルで関節を極めて、使い捨ての盾として利用した。
「これは、これは、面白い!」
「だが、我等にとっては、些細な犠牲」
「くだらん、くだらん、実に、くだらん!」
悪い百鬼夜行が不気味な笑い声を響かせ、盾代わりになって仲間達も巻き込んで、廓の命を奪おうとした。
(些細な犠牲……ですか)
その言葉に違和感を覚えつつ、廓が自分の身を守りつつ、間合いを取った。
(犠牲になった……ひとたち。間に合わなくて、助けられなくてすまない。少しでいいんだ。これ以上がないよう手を貸してくれ……!)
それに合わせて、ナキがインビンシブル制御を使い、人型のインビンシブルの力を借りた。
「クク、ククク」
「そんなモノ、何の役に立つ」
「……すべて我等の糧にいるっ!」
悪い百鬼夜行で不気味な笑い声を響かせ、人型のインビンシブルを取り込んだ。
「……趣味が悪いな」
峰が嫌悪感をあらわにしながら、【古龍降臨】で太古の神霊「古龍」を纏い、移動速度を3倍にした後、霊剣術・古龍閃を仕掛け、悪い百鬼夜行の身体を貫いた。
「ぐ、ぐわあ!」
「許さん、許さん」
「……許さないっ! これでも喰らって、逝くがいい!」
悪い百鬼夜行が妖気をコネまわし、禍々しい妖怪料理を完成させた。
「申し訳ありませんが、お断りします。さあ、貴方達の物語は始まりました。貴方が主人公で、私が悪役。それでは、ハッピーエンドまで踠いて見せてください。私はただ語るだけ」
霧乃が軽的防護で身を守りながら、全力魔法で妖怪料理を破壊した。
「それじゃ、覚悟してもらおうか……!」
次の瞬間、ナキが【禍祓大しばき】で卒塔婆を雑に振り回し、悪い百鬼夜行に1.5倍のダメージを与えつつ、逃げる事さえ許さず、蹴散らしていった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
第2章 ボス戦 『星詠みの悪妖『椿太夫』』

POW
九重椿
指定地点から半径レベルm内を、威力100分の1の【惑わしの妖気を宿す椿花】で300回攻撃する。
指定地点から半径レベルm内を、威力100分の1の【惑わしの妖気を宿す椿花】で300回攻撃する。
SPD
惑わしの香
爆破地点から半径レベルm内の全員に「疑心暗鬼・凶暴化・虚言癖・正直病」からひとつ状態異常を与える【香箱】を、同時にレベル個まで具現化できる。
爆破地点から半径レベルm内の全員に「疑心暗鬼・凶暴化・虚言癖・正直病」からひとつ状態異常を与える【香箱】を、同時にレベル個まで具現化できる。
WIZ
星詠み乱れ花
あらかじめ、数日前から「【星詠み】作戦」を実行しておく。それにより、何らかの因果関係により、視界内の敵1体の行動を一度だけ必ず失敗させる。
あらかじめ、数日前から「【星詠み】作戦」を実行しておく。それにより、何らかの因果関係により、視界内の敵1体の行動を一度だけ必ず失敗させる。

親玉とーじょーって所ね。悪いんだけど貴女には祠まで案内してほしい。だから......貴女は自ら祠へと追い詰められていくシナリオなんてどう?まあ、どうなってもいい。私は観たものを語るだけだから。
基本的には先程と同じ。相手の真上に座標を指定して雨を降らせる。呪詛で確実に弱らせて魔法で追撃......の前に予め一回魔法を放っておく。その魔法はあえて相手の視界に入ってから射つことで失敗する。そこで本命の雨を降らせていく。
悪者達に従者はやられてしまいました。貴女だって手負いの身。ここから逆転する救いの一手はあるのでしょうか。

SPD
・心情
狩る側から狩られる側…ここから、ですね
・行動
前回と同じく徒手空拳で我流の喧嘩殺法で立ち回る
百錬自得拳を主軸にし、グラップルで関節を極めてそのまま骨を折っていく。
骨がすぐ再生するなら折り放題である。
グラップルが間に合いそうにないなら霊力攻撃で対処。
主な攻撃手段は打撃と投げ。防御は左腕1本に集中させていく。
・台詞
匹婦の勇というべきですね。
後先考えず目の前の餌に飛びつく…野生動物とそう変わりません。
まぁ、だからこそこうして狩られる側になるのですよ
「匹夫罪なし璧を懐いて罪あり」…EDENという璧を手にするからこうなるのですよ。
生命の価値を理解らない者には…どの世界でも居場所はありません。
●封印の祠
「なんじゃ、なんじゃ、騒がしい。まさか、妾の百鬼夜行が撃破されたのかえ?」
星詠みの悪妖『椿太夫』が落ち着いた様子で、物陰から姿を現した。
どうやら、物陰で呑気に酒を飲んでいたらしく、ほろ酔い加減で頭を揺らした。
「ついに親玉とーじょーって所ね。悪いんだけど、貴女には祠まで案内してほしいの」
語部・霧乃(紡がれた闇の語り部・h01118)が、星詠みの悪妖『椿太夫』に語り掛けた。
「ホッホッホッ、何かと思えば、そんな事かえ。じゃが、そんなの、お断りじゃ」
星詠みの悪妖『椿太夫』が不気味な笑い声を響かせ、フンと鼻を鳴らした。
未だに酔いが醒めていないようだが、それでも落ち着いているように見えた。
「まだ気づいていないのですか? 狩る側から狩られる側になった事を……。まさに、匹婦の勇と言うべき状況。まるで野生動物のように、後先考えず目の前の餌に飛びつくから、こんな事になるんです」
哘・廓(人間(√EDEN)の古龍の霊剣士・h00090)が我流の喧嘩殺法で立ち回り、星詠みの悪妖『椿太夫』に打撃を叩き込んだ。
「やれやれ、妾を悪者扱いか。一体、妾が何をしたと言うのじゃ」
星詠みの悪妖『椿太夫』が霊的防護で身を守りながら、不気味な笑みを浮かべた。
「匹夫罪なし璧を懐いて罪あり……EDENという璧を手にするから、こうなってしまったのが、まだ分からないのですか? 生命の価値を理解らない者には……どの世界でも居場所はありません」
廓呆れた様子で溜息をつきながら、【百錬自得拳】を主軸にして、グラップルで関節を極めて、そのまま骨を折った。
「無駄じゃ、無駄っ! この程度で妾が屈する訳ないじゃろ」
星詠みの悪妖『椿太夫』が残像を身代わりにして、不気味笑い声を響かせた。
「だったら……、貴女は自ら祠へと追い詰められていくシナリオなんて、どう? まあ、どうなってもいい。私は観たものを語るだけだから……」
霧乃があえて全力魔法を外し、星詠みの悪妖『椿太夫』を油断させた後、【再演:Pioggia di morte】を発動させ、呪詛の雨を降らせた。
「うぐ、ぐぐぐ……、祠など行くものか!」
星詠みの悪妖『椿太夫』が悔しそうに舌打ちしながら、呪詛の雨から逃れるようにしてジリジリと下がっていった。
「悪者達に従者はやられ、貴女自身は手負いの身。さてさて、ここから逆転する救いの一手はあるのでしょうか」
そう言って霧乃が、自分の意志に反して祠に近づいていく、星詠みの悪妖『椿太夫』に視線を送るのであった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功

人妖「九尾狐」の古龍の霊剣士×霊能力者、21歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、友達には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
√能力は指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の√能力者に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
基本戦闘職の為サポートの戦闘役として露払いや前衛を担います。
戦いの無いときは仲間の補佐や護衛役に回り行動を依頼達成のための邪魔にならないように行動します。

余はドラゴンプロトコルの高い身体能力を活かした白兵戦闘と、炎を操ることを得意としている。
闘争を好む気質ゆえに敵との戦闘が発生するシナリオには好んで参加するぞ。
余は己の実力に絶大なる自信があるために策を弄したり、虚言で欺いたりということは好まぬ。
いかなる敵が相手でも正正堂堂、正面から打ち破るのみだ。
√能力の演出は御任せしよう。
得意な技能は、攻撃には〈怪力〉〈焼却〉〈爆破〉を活用する。
敵の攻撃に対しては回避するというよりは〈鉄壁〉や各種耐性技能による圧倒的な防御力やタフネスで耐え抜くという感じだな。
それ以外については基本的には御任せしよう。
よろしく頼むぞ。

私は明星葵。何でも屋を営んでるよ。
重甲着装者だけど普段は軽装で闘うんだ。
何故かというと、強化改造された私の細胞によって私の体は重甲並かそれ以上に強靭になっているから何だよね。
得意戦術はとにかく接近戦!近づいて拳打や蹴りを組み合わせて連続攻撃で闘うんだ。
相手の攻撃も何のその!簡単には怯まないよ!
むしろ体の強靭さが私の強みだから相手の攻撃の直撃を耐えて反撃するような展開があると嬉しいな。
√能力は指定した物を何でも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動するよ!
他の√能力者に迷惑をかける行為はしないし、公序良俗に反する行動もしないよ!
よろしくね!

人間(√EDEN)の|古代語魔術師《ブラックウィザード》×雷の|精霊銃士《エレメンタルガンナー》、33歳の男です。
普段の口調は「穏やか(僕、~さん、だね、だよ、~かい?)」、偉い人には「丁寧(僕、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」
√能力は指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の√能力者に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
己に対する防衛本能や危機意識のようなものが欠如しており、やや無茶をしやすい性質です。(他人が絡む場合を除く)

AK47の|少女人形《レプリノイド》のレインメーカー×重甲着装者、15歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、演技時は「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
√能力は指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●荒ぶる太夫
「これで勝ったと思ったら、大間違いじゃ! 例え、どんな事があっても、祠には行かぬっ! 絶対に、な!」
星詠みの悪妖『椿太夫』がギチギチと歯を鳴らしながら、キッパリと言い放った。
「そう言いつつ、だんだん祠に近づいているんだけど……」
伏見・那奈璃(九尾狐の巫女さん霊剣士。・h01501)が、気まずい様子でツッコミを入れた。
ここで、あえて気づかないフリをする事も出来たのだが、『絶対に……』と言いつつ祠に近づいているため、ツッコミ待ちだと判断したようである。
「妾を馬鹿にしているのか!? こ、これは、お前達に誘導されたせいじゃ!」
星詠みの悪妖『椿太夫』が顔を真っ赤にしながら、那奈璃の言葉を否定した。
「だったら、みんなが繋いでいった勝利の道筋を絶やさないようにしないとね」
そんな空気を察した那奈璃が【九尾妖力術】を発動させ、狐の尻尾を用いた2回攻撃かつ範囲攻撃を仕掛けた。
「……クッ!」
その拍子に、星詠みの悪妖『椿太夫』が宙を舞い、落下と同時に尻餅をついた。
「また祠に近づいたな。何も恐れる事はない。苦しむ間も与えず、封印するだけだ」
パトリシア・ドラゴン・ルーラー(竜帝・h00230)が、星詠みの悪妖『椿太夫』を見下ろした。
「クク、クククッ、笑わせるな! 祠には行かぬと言っておろう。あの場所は嫌いじゃ。妾にとって忌まわしい場所でしかないのだから……」
星詠みの悪妖『椿太夫』が惑わしの妖気を宿す椿花を放ち、パトリシアに300回攻撃を仕掛けた。
「なるほど、忌まわしい場所か。ならば、余計に連れていく必要がありそうだな」
パトリシアが鉄壁の守りで攻撃を防ぎつつ、【真炎竜帝覇】で無敵の黄金竜に変身した後、炎のプレスを吐いて、星詠みの悪妖『椿太夫』を牽制した。
「や、やめろ! 妾は、あの場所に行きたくないと言っておろうが! それなのに……、それなのにィ……!」
星詠みの悪妖『椿太夫』が恨み言を吐きながら、ジリジリと下がっていった。
そうしなければ炎に包まれて命を落としてしまうため、祠に近づく事が分かっていながら、その状況に逆らう事が出来なかった。
「封印の祠は、すぐそこだよ? いい加減……、諦めた方がいいんじゃないのかな?」
明星・葵(重装級超常体改造格闘少女・h00947)が、パンチやキックで星詠みの悪妖『椿太夫』を祠まで追い詰めようとした。
「お前達は何も分かっていない。そんな事をして、後悔するのは、お前達の方じゃぞ! それなのに……それなのに……!」
星詠みの悪妖『椿太夫』が、恨めしそうに吐き捨てた。
「その割には焦っているように見えるけど……?」
そこに追い打ちを掛けるようにして、自らの肉体に改造を施し、2回攻撃で部位破壊を仕掛けて、星詠みの悪妖『椿太夫』を吹き飛ばした。
「許さん……絶対に、許さぬぞ!」
その一撃を食らった星詠みの悪妖『椿太夫』が祠にぶつかり、恨めしそうに言葉を吐いた。
「顔色が悪いよ。……怖いんでしょ?」
それと同時に、葵が【ブラスターキャノン・フルバースト】を発動させ、ヘビー・ブラスター・キャノンを一斉発射した。
「うぐ……ぐっ! がはっ!」
その攻撃から逃げるようにして、星詠みの悪妖『椿太夫』が禍々しいオーラを展開し、荒々しく息を吐き捨てた。
「それじゃ、そろそろ大人しくしてもらえるかい?」
柊・冬臣(壊れた器・h00432)が、星詠みの悪妖『椿太夫』の逃げ道を塞いだ。
「嫌じゃ、嫌じゃ、お断りじゃ。あの姿に戻りとうない!」
星詠みの悪妖『椿太夫』が身の危険を感じながら、必死になって逃げ道を探した。
「あの姿……?」
冬臣が星詠みの悪妖『椿太夫』の言葉を、無意識のうちに繰り返した。
「あんな醜い姿に戻ってなるものか! 例え、どんな事があっても、絶対に……な!」
星詠みの悪妖『椿太夫』が殺気立った様子で牙を剥き出し、念を押すようにして叫び声を響かせた。
「つまり、その姿は、偽り……と言う事ですか」
冬臣が色々と察した様子で、星詠みの悪妖『椿太夫』に視線を送った。
「み、見るなっ! そんな目で、妾を見るなァ!」
星詠みの悪妖『椿太夫』が動揺した様子で、激しく声を震わせた。
「嫌なら、素直に封印された方が身のためよ? その方が、あなたにとっても、都合がいいでしょ?」
リズ・ダブルエックス(ReFake・h00646)がリミッターを解除し、空中移動しながら、レーザーを発射した。
「都合がいい…じゃと!? そんな訳ないじゃろ! 封印されてなるものかっ!」
星詠みの悪妖『椿太夫』が左肩を押さえながら、惑わしの妖気を宿す椿花で300攻撃を仕掛けた。
「残念だけど、あなたに拒否権はないよ」
それに合わせて、リズが痛みに耐えつつ、【ブラスターキャノン・フルバースト】を発動させ、ヘビー・ブラスター・キャノンを一斉発射した。
「ぐ、ぐ、ぐぐぐ……、ええい、何もかも忌々しい。許さぬ、許さぬ、絶対に……許さぬ! 何故、妾を……いや、俺を放っておいてくれなかった。こんな姿……戻りたくなかったのに……。絶対に……許さねえ!」
次の瞬間、星詠みの悪妖『椿太夫』の化術が解け、鬼獄卒『石蕗中将』の姿に戻るのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴 成功
第3章 ボス戦 『鬼獄卒『石蕗中将』』

POW
獄卒鞭
【鞭】による近接攻撃で1.5倍のダメージを与える。この攻撃が外れた場合、外れた地点から半径レベルm内は【獄卒の刑場】となり、自身以外の全員の行動成功率が半減する(これは累積しない)。
【鞭】による近接攻撃で1.5倍のダメージを与える。この攻撃が外れた場合、外れた地点から半径レベルm内は【獄卒の刑場】となり、自身以外の全員の行動成功率が半減する(これは累積しない)。
SPD
石蕗妖鬼衆
事前に招集しておいた12体の【式神鬼】(レベルは自身の半分)を指揮する。ただし帰投させるまで、自身と[式神鬼]全員の反応速度が半減する。
事前に招集しておいた12体の【式神鬼】(レベルは自身の半分)を指揮する。ただし帰投させるまで、自身と[式神鬼]全員の反応速度が半減する。
WIZ
魔獄刑場
自身の【周囲の戦場】を【血を思わせるどす黒い赤色】に輝く【魔獄刑場】に変形させ、攻撃回数と移動速度を4倍、受けるダメージを2倍にする。この効果は最低でも60秒続く。
自身の【周囲の戦場】を【血を思わせるどす黒い赤色】に輝く【魔獄刑場】に変形させ、攻撃回数と移動速度を4倍、受けるダメージを2倍にする。この効果は最低でも60秒続く。

・心情
地獄の鬼が太夫に…ネカマのようなものですか。それは確かに人前で戻りたくないでしょう
・行動
行動自体は基本変わりなく、徒手空拳で我流の喧嘩殺法。
百錬自得拳を主軸にし、グラップルで関節を極めてテコの原理で背骨を折りに行く。
グラップルが間に合いそうにないなら霊力攻撃で対処。
主な攻撃手段は打撃と投げ。防御は左腕と左足を盾にして立ち回る。
・台詞
戻りたくない姿…ですか。生き恥を晒すぐらいなら今ここで伐たれて頂けると助かります。
太夫のような美女として生を謳歌したかったのでしょうか。…見目麗しい女なら確かに人は寄ってきますからね。
…しかし、醜い。いえ、外見の事ではありません。貴方は内面が、外見以上に醜い。

「放っておいてほしいなら何もしなければ良いのに、自業自得ですよ」
追いかけっこも此処まで、後は正面から戦いに参りましょう。
霊剣を構え向かっていきます。剣術のスタイル的には一撃必殺を旨とする剣術の為、戦い始めから敵の攻撃を受けたり、弾いたりしつつ間合いを詰める。
攻撃も繰り出しはしますが牽制が主で、神楽を舞うように戦場を動きながら仲間の攻撃などに連携しつつ隙を見つければ一撃必殺の技を打ち込みます。
「此処っ、神霊麒麟・雷光閃!!・・・・・」
一撃を加え、仲間の攻撃も積もり、弱ってきたのならそろそろ封印の時でしょう。
「さぁ、悪あがきはそろそろやめて大人しく封じられてください」

ここが正念場。さっさと倒れてもらおう。かける慈悲なんてものはない。
魔剣の概念固定を外して√能力を発動。魔剣は私の想像通りの姿、大剣へと変化させる。範囲魔法で12体の雑魚達は足止めして私自身は√能力で強化した魔剣で本体を叩く。あんまり近距離戦は得意ではないけど、大剣の扱いなら多少慣れてる。状態異常で鈍らせて更に追撃。畳み掛ける。
こうして己の未来をかけた戦いは幕を閉じるのでした。この物語は暇潰しにでもまた読ませてもらう。
●枯れた花
「地獄の鬼が太夫に……。ある意味、ネカマのようなものでしょうか? それは確かに人前で戻りたくないでしょう」
哘・廓(人間(√EDEN)の古龍の霊剣士・h00090)が同情した様子で、鬼獄卒『石蕗中将』に視線を送った。
「ああ、その通りだ! こんな姿……、戻りたくなかった。それなのに……それなのに、お前達のせいで!」
鬼獄卒『石蕗中将』が恨めしそうに、ギチギチと歯を鳴らした。
「放っておいてほしいなら、何もしなければ良いのに……。それこそ自業自得ですよ」
そんな中、伏見・那奈璃(九尾狐の巫女さん霊剣士。・h01501)が、霊剣を構えて鬼獄卒『石蕗中将』に斬りかかった。
「自業自得なモノか! 俺は、ただ妖怪の楽園が作りたかっただけなのに……邪魔をしてきたのは、お前達だ!」
鬼獄卒『石蕗中将』が殺気立った様子で、周囲の戦場をドス黒い赤色に輝く魔獄刑場に変形させ、攻撃回数と移動速度を4倍、受けるダメージを2倍にした後、狂ったように鞭を振り回した。
それに合わせて、那奈璃が霊剣で鞭を弾き、少しずつ間合いを取った。
「ここが正念場。さっさと倒れてもらおう。かける慈悲なんてものはない」
その間に、語部・霧乃(紡がれた闇の語り部・h01118)が名も無き魔剣の概念固定を外し、【再演:Spada magica liberata】を発動させ、鬼獄卒『石蕗中将』にのみダメージ2倍+状態異常【闇呪】を付与し、大剣に変形させて斬りかかった。
「……うぐっ!」
その一撃を食らった鬼獄卒『石蕗中将』が、バランスを崩してヨロめいた。
「さぁ、悪あがきは、そろそろやめて大人しく封じられてください」
続いて、那奈璃が神楽を舞うように動きながら、仲間達と連携を取りつつ、攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
「ふざける……な! お前達は負けるっ! みんな俺に倒されて、な!」
すぐさま、鬼獄卒『石蕗中将』が事前に招集しておいた12体の式神鬼に指示を出し、一斉に突っ込ませた。
「……」
それを迎え撃つようにして、霧乃が全力魔法で範囲攻撃を仕掛け、12体の式神鬼を足止めした後、大剣で鬼獄卒『石蕗中将』の身体を斬りつけた。
「うぐ……ぐっ! 負けて……たまるかっ!」
鬼獄卒『石蕗中将』がイラついた様子で、狂ったように鞭を振り回した。
そうしている間も、式神鬼が倒されていったため、焦りの色が見え隠れしているようだった。
「此処っ、神霊麒麟・雷光閃……!!」
それと同時に、那奈璃が【神霊麒麟・雷光閃】で神霊・麒麟を纏って、自身の移動速度を3倍にした後、装甲を貫通する威力2倍の近接攻撃『麒麟・雷光閃』を仕掛け、鬼獄卒『石蕗中将』に不名誉な傷をつけた。
「よほど、その姿を嫌っているようですね。生き恥を晒すぐらいなら、今ここで伐たれて頂けると助かりますが……。それでも、太夫のような美女として生を謳歌したかった気持ちは分かります。……見目麗しい女なら確かに人は寄ってきますからね。しかし、醜い。外見の事ではなく、貴方の内面が、外見以上に……」
次の瞬間、廓が鬼獄卒『石蕗中将』に語り掛けながら、【百錬自得拳】で殴りつけ、グラップルで関節を極めて、テコの原理で背骨をボキッと折った。
「俺が……醜い……だと! ふざ……けるなっ!」
その一撃を食らった鬼獄卒『石蕗中将』が、恨み言を吐いて血反吐を吐いた。
そして、鬼獄卒『石蕗中将』は祠に閉じ込められ、再び封印が施された。
「こうして己の未来をかけた戦いは幕を閉じるのでした。この物語は暇潰しにでもまた読ませてもらう」
そう言って霧乃が物語の幕を閉じるのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
●物語は終わらない
「ぐわははははっ! どうやら、ワシのニセモノを封印したようだなっ! だが、ホンモノのワシは、ここにいるぞ!」
そんな中、ホンモノの鬼獄卒『石蕗中将』が、物陰から姿を現した。
鬼獄卒『石蕗中将』は祠を一瞥した後、フンと鼻を鳴らした。
「それでも、アイツはワシの代わりに戦っていたからのう。そう言う意味では、お前達が封印すべき相手だったのかも知れぬが……。まあ、いい。ワシは、まだここにいるぞ! さあ、どうする! このまま逃げても構わぬぞ!」
そう言って鬼獄卒『石蕗中将』が上から目線で見下すようにして、高笑いを響かせるのであった。

|喧嘩《パーティ》に出遅れたと思ったが、ちょうど|親玉《メインディッシュ》が出てきたか。
ならば駆け付け三杯、お残し厳禁、遠慮なく|ブッ壊す《おいしくいただく》としよう。
出会い頭に敵を掠めつつわざと外すように、【死地】による|長く太い脚で蹴りを放ち、周囲を(「楓蜜」の名前通り)メープルシロップのような甘い香りと怖気を与える濃密な殺気が充満した状態にして敵の行動成功率を下げる《先制攻撃・牽制攻撃・殺気・恐怖を与える》。
その上で敵の鞭による攻撃を【ルートブレイカー】を発動させた|右の掌で掴んで力任せに引っ張ることで【獄卒鞭】を無効化しつつ敵の体勢を崩し《ジャストガード・咄嗟の一撃・怪力・グラップル》、そこに|カウンターの足払いで敵の足を刈り転倒させ、続けざまに踵落としを叩き込む。《カウンター・部位破壊・貫通攻撃・二回攻撃》
その後は(続く仲間がいなければ)敵が死ぬまで逃さずストンピング。
封印する祠に別の奴が入った以上、こいつは死ぬまでボコるしかない。
偽物を身代わりにする輩には、お似合いの末路だ。

「怖くて隠れてたのでしたらそのまま隠れて居らっしゃればよい物を」
偽物を封印しただけと、ただ隠れていた者に言われても呆れるような反応しか返せず。
こうしてわざわざ出てきたという事は最後までやり合う心算なのだろうが、それなら隠れてたりせずに真っ向から戦ってほしいものである。一枚食わされて腹が立つと言うよりやはり何を考えてるのか分からず困惑した気持である。
「まぁ、現れてくれたのですから見す見す逃がしてしまう分けにも行きませんね。今度こそ決着を付けましょう」
霊剣をグッと構えなおし踏み込んで行く。
偽物よりは強力になるのは想定しつつも自分の戦い方は変わるわけでは無いので
先ほどと同じように攻撃を霊剣で受け、弾き、往なして自分の間合いへと近づいて必殺の一撃を打ち込む。ただ今回は自分の一撃も考えつつ、仲間たちの攻撃のフォローになる様に前で注意を引く様に剣術と言う名の舞いを舞う。
「さぁ、今度こそ終わりです。何度も女性を謀るものではありませんよ」

く! 乳が揺れて戦いづれえ…リアルを追求するとこんなものか。あああ、気が散る!
ボス戦? 俺の√能力で打ち倒してやるぜ!
「倒れた者を犠牲と思うな、盾と思え。死ねばお前も同じ者」って昔誰かが言ったよ。
敵に背を向けて「やーい、バカー」と叫びつつ、ぴしゃりと自分の尻を叩いてヘイトを集める。
十分に引きつけたあと√能力で倒すのが理想かな。
それにクイックドロウとマヒ攻撃を組みあわせて何か戦果を上げられないかな?
クイックドロウで瞬時に√能力を使い、ダメージにマヒ攻撃を付加するといったふうに。
多少のダメージは無視して特攻するぜ。
敵の攻撃がくると理解してなお、死中に活を見出すイメージで。
俺はッ現在恋人募集中ぅぅ!
●ホンモノの鬼獄卒
「喧嘩に出遅れたと思ったが、ちょうど親玉が出てきたか。……ならば駆け付け三杯、お残し厳禁、遠慮なくブッ壊すとしよう」
八羽・楓蜜(訳アリオンボロアパート「八羽荘」オーナー・h01581)が、鬼獄卒『石蕗中将』の前に陣取った。
「フフ、ハハハハハッ! 面白い! やれるものなら、やってみろ! だが、覚悟しろ! さっきと同じやり方じゃ、何も上手く行かんぞ!」
鬼獄卒『石蕗中将』が上から目線で、吐き捨てるようにして言い放った。
「当たり前だ。私も遊びに来たわけではないからな」
楓蜜が仲間達と連携を取りながら、鬼獄卒『石蕗中将』の様子を窺った。
鬼獄卒『石蕗中将』は鞭を握り締め、凄まじい殺気を放っていた。
「怖くて隠れてたのでしたら、そのまま隠れて居らっしゃれば、よい物を……」
そんな中、伏見・那奈璃(九尾狐の巫女さん霊剣士。・h01501)が、呆れた様子で溜息を洩らした。
「こんな話を聞いた事がないか? 能ある鬼は、牙を隠すって!」
鬼獄卒『石蕗中将』がドヤ顔で、キッパリと言い放った。
「何だか、ふわっとした感じの格言ですね」
那奈璃がゲンナリとした様子で、鬼獄卒『石蕗中将』に生暖かい視線を送った。
「クカカカッ! どうやら、困惑しているようだな? まあ、ここまで賢い敵と戦った事がないだろうからな。……当然だっ!」
それでも、鬼獄卒『石蕗中将』は強気な態度を崩さず、必要以上に胸を張った。
「まあ……、困惑しているのは、間違いありませんが……。おそらく、式神鬼を身代わりにした……と言ったところでしょうか?」
那奈璃が色々と察した様子で、答えを導き出した。
「な、何故、それを……!」
鬼獄卒『石蕗中将』が、驚いた様子で言葉を失った。
「まぁ、現れてくれたのですから、見す見す逃がしてしまう訳にも行きませんね。今度こそ決着を付けましょう」
那奈璃が霊剣をグッと構え直し、少しずつ距離を縮めていった。
「ああ、そうだな。秒で消し炭に変えてやる!」
鬼獄卒『石蕗中将』が拳をギュッと握り締め、キリリとした表情を浮かべた。
「これは挨拶代わりだ」
楓蜜が出会い頭に鬼獄卒『石蕗中将』の頭をかすめつつ、わざと外しながら、【死地】による長く太い脚で蹴りを放ち、周囲をメープルシロップのような甘い香りと怖気を与える濃密な殺気が充満した状態にして、鬼獄卒『石蕗中将』の行動成功率を下げた。
「これは随分な挨拶だなァ! こんな事をして、俺が喜ぶと思っている訳じゃねえよなァ!」
鬼獄卒『石蕗中将』が険しい表情を浮かべ、殺気立った様子で鞭を振り下ろした。
「……クッ! 乳が揺れて戦いづれえ……リアルを追求するとこんなものか。あああ、気が散る!」
嘯祇・笙呼(人間(√マスクド・ヒーロー)のマスクド・ヒーロー・h01511)が、イラついた様子で愚痴をこぼした。
たわわな胸が揺れるたび、ストレスが溜まっているらしく、かなりイライラしているようである。
「……そんな事で勝てるのか?」
鬼獄卒『石蕗中将』が小馬鹿にした様子で、フンと鼻を鳴らした。
「ああ、俺の√能力で打ち倒してやるぜ!」
すぐさま、笙呼が【「黙示録砲」スタンバイ!!!】を発動させ、天から硫黄と火を降らせて、鬼獄卒『石蕗中将』を攻撃した。
「だから、どうした! 殺してやるっ! 殺してやるゥゥゥゥゥゥ!」
鬼獄卒『石蕗中将』がイラついた様子で、周囲を魔獄刑場に変化させ、攻撃回数と移動速度を4倍、受けるダメージを2倍にした後、何かに取り憑かれた様子でブンブンと鞭を振り回した。
「そう言えば、『倒れた者を犠牲と思うな、盾と思え。死ねばお前も同じ者』って、昔……誰かが言ったよ」
それを迎え撃つようにして、笙呼がクイックドロウで瞬時に【「黙示録砲」スタンバイ!!!】を使い、再び天から硫黄と火を降らせて、鬼獄卒『石蕗中将』をマヒさせた。
「やーい、バカー」
そこに追い打ちを掛けるようにして、笙呼が自分の尻をピシャリと叩き、鬼獄卒『石蕗中将』を挑発した。
「ふざ……け……やがって!」
鬼獄卒『石蕗中将』が怒り狂った様子で、カッと両目を見開いて血走らせた。
「さぁ、今度こそ終わりです。何度も女性を謀るものではありませんよ」
それに合わせて、那奈璃が霊剣で鞭を受け、弾き、往なして、必殺の一撃を叩き込んだ。
「終わるものかっ! 終わる訳がァァァァァァァァァ!」
鬼獄卒『石蕗中将』が雄叫びを響かせ、全身の筋肉を隆起させた。
(封印する祠に別の奴が入った以上、こいつは死ぬまでボコるしか……ん?)
そんな中、楓蜜が横目で祠を、チラリと見た。
どうやら、ニセモノは消滅してしまったらしく、鬼獄卒『石蕗中将』の封印は可能のようである。
「そろそろ、祠に戻ってもらおうか」
楓蜜が鞭による攻撃を右の掌で掴み、【ルートブレイカー】で無効化し、鬼獄卒『石蕗中将』の体勢を崩しつつ、足払いでカウンターを仕掛けて転ばせ、続けざまに踵落としを叩き込んだ。
「そんな要求……、受け入れて……ぐぐ……ぐわ……」
鬼獄卒『石蕗中将』がバランスを崩して、身体を激しくフラつかせた。
「大人しく、封印されろ。そして、永遠に目覚めるな」
そこに追い打ちを掛けるようにして、楓蜜が祠まで追い詰めていき、鬼獄卒『石蕗中将』を封印するのであった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功