HDS-0087「大厄災ミゼーア」

『大君主ミゼーア』
【詳細】
◾️◾️◾️◾️年◾️◾️月◾️◾️日、政府機関◾️◾️◾️◾️が√汎神解剖機関において発見した「厄災」。
見た目は極めて人間に近い姿をしている。もはや「見た目だけは人間」と言って差し支えないほど。
発見時はおおよそ10mをゆうに超える巨大な狼や猟犬に似た怪物の姿として捉えられたとの報告がある。
研究の結果、彼は自身の姿を人から怪物へと変貌させることが可能とのこと。
【正体】
非常に人に近い姿をしているが、これは「擬態」であることが確認されている。
彼の体は人の姿を完璧に模倣しているが、その正体は『怨み』と呼ばれる物質が意思を持って動いているものである。
この『怨み』がなんなのかは詳しく判明していないが、時に全てを焼き払う炎に、時に全てを食らう猟犬に、時に全てを消し去る破壊エネルギーにまで姿を変える事が確認されている。
【権能】
上記の通り、この厄災はあらゆる形に姿を変える。さらにこの厄災は「明かくにこの世界に存在する全てに対する激しい憎悪」を有しており、彼が自身の憎悪を認識した場合、この世界が上記の『怨み』によって物理的に崩壊することが予想される。
【対処】
原因は分からないが、彼は常に異常な程の睡魔に襲われている。言わば「眠いから全てがどうでも良い」状態を常に保っている。
この眠気が続いている状態を維持すること。彼を起こしてはいけない。彼を覚醒させてはいけない。
ID:HDS-0087
CONTAIN LEVEL:3/DELICATE
■DETAIL
HDS-0087は■■■■年■■月■■日、政府機関■■■■が√汎神解剖機関において発見した「厄災」です。人間の姿に99.9%近い容姿を持ち、一般の人間との区別は目視ではほぼ不可能です。
HDS-0087発見時の報告によると、超える巨大な狼や猟犬に似た怪物の姿であったことが確認されており、その全長はいずれも10mを大きく超えるものと推測されます。後日の研究の結果、彼は自身の姿を人から怪物へと変貌させることが可能であることが判明しました(補遺:[編集済]を参照)。
■IDENTITY
上記の通り人間に非常に近い容姿を持ちますが、これは「擬態」であることが確認されています。この肉体は『怨み』と呼ばれる物質で構成されており、それが意思を持つことで生命活動を継続しているものです。『怨み』の正体については実験・研究が幾つか試みられましたが、現在まで判明していません。さらにこの物質は幾つかの変化を遂げることが出来ます(例:全てを焼き払う炎、全てを食らう猟犬、全てを消し去る程の出力を有する破壊エネルギー)
■AUTHORITY
上記の通り、この「厄災」はあらゆる形に姿を変えることが可能です。加えて「明確にこの世界に存在する全てに対する激しい憎悪」を有する傾向も強く見られました。もし彼が自身の憎悪を認識した場合、この世界が上記の『怨み』によって物理的に崩壊する可能性がきわめて高く、世界終焉ケースIの発動に繋がることが予想されます。
■HANDLE
この「厄災」は『怨み』とは別に、常に異常な程の睡魔に襲われていると思しき状態が見受けられます。これは「眠いから全てがどうでも良い」状態を常に保っているものと思われ、それがこの「厄災」を収容し管理する為の唯一のヒントとなっています。この眠気が続いている状態を常に維持させ、世界終焉ケースIを未然に防止することに努めてください。
REPORT APPROVAL SIGNATURE:■■■ ■■
(レポートの空欄に赤字で殴り書きがされている)
いいか? 絶対に|彼《こいつ》を起こすんじゃない。
「厄災」を覚醒させてはいけないんだ。
怨みなんて買ってみろ、お前たちは間違いなく[編集済]――
🔵🔵🔵🔵🔴🔴 成功