シナリオ

4
|Ding Dong《ディン ドン》

#√EDEN #√マスクド・ヒーロー #ガーデニアのゾディアック・サイン #プレイング受付中 #第2章 #1月4日にお返ししたプレイングに関してはマスターページにて

タグの編集

作者のみ追加・削除できます(🔒️公式タグは不可)。

 #√EDEN
 #√マスクド・ヒーロー
 #ガーデニアのゾディアック・サイン
 #プレイング受付中
 #第2章
 #1月4日にお返ししたプレイングに関してはマスターページにて

※あなたはタグを編集できません。

●クリスマスの鐘が鳴る
「√能力者のみんな、初めましてになるな。オレは、『√ドラゴンファンタジー』の『星詠み』、ガーデニア・エレスチアルだ。よろしく頼むな!」
 青銀の髪の少年、ガーデニア・エレスチアル(|聖竜騎士《ドラゴンナイト》・h03944)は、そう言うと自分が予知した『ゾディアック・サイン』に関する話を始める。
「オレが視た予知は、『√マスクド・ヒーロー』の怪人が『√EDEN』の繁華街に現れるというものだ」
 ガーデニアが見た限りでは、最終的に襲ってくる怪人は『マンティコラ・ルベル』――薔薇と蠍の特性を併せ持つ怪人だという。
「おそらく、『マンティコラ・ルベル』と戦う前には、多数の『潜入工作用改造人間『スニーク・スタッフ』』と戦うことになると思うんだけど、もしかしたらこの戦いは√能力者のみんな次第では、変わってしまうかもしれない。確定してない、未来ってやつだな!」
 軽い調子で言うガーデニアだが、つまり『マンティコラ・ルベル』が連れてくる怪人ではなく、他の敵と戦うような未来もあり得ると言うことだ……どちらにしろ、√能力者が倒さねばいけない敵に変わりはないが。
「それとだな、敵が現れる繁華街の場所は分かっているし、戦闘をしても問題なさそうな場所もあるから、一般人を巻き込む心配はしなくていい。ただ、少し待ちの時間が発生しそうなんだよな」
『マンティコラ・ルベル』が現れるのをただ待つだけの時間というのは、いささか無為な時間だと感じる√能力者も当然いる。
 そんな時、ガーデニアが満面の笑顔でカラフルなチラシを√能力者達に見せる。
「今日ってクリスマスだろ? ちょうどさ、怪人たちが現れる繁華街でクリスマスバザールをやってるらしいんだよな。クリスマスっぽいハンドベルとか、リースとか、オルゴールなんてのもあるみたいだな。折角だから、ちょっとバザールを見て回ったり、ショッピングを楽しんでみるのもいいんじゃないか? 英気を養うのも大事だからな!」
 ガーデニアとしては、最終的に怪人『マンティコラ・ルベル』さえ倒すことができれば問題ないのだから、クリスマスを楽しむことは大賛成なのだ。
「敵怪人が現れるのはおそらく夕方。昼間は、クリスマスをたっぷり楽しんで、その後、怪人『マンティコラ・ルベル』を倒してほしい。√EDENの平和のためだからな、しっかり頼んだぜ!」
 強く言うとガーデニアは初めての『ゾディアック・サイン』の説明を終えるのだった。
これまでのお話

第2章 集団戦 『潜入工作用改造人間『スニーク・スタッフ』』


POW 『パーティータイムといこう』
指定地点から半径レベルm内を、威力100分の1の【弾幕】で300回攻撃する。
SPD 『敵勢対象と断定、沈黙させる』
全身の【動力】を【義眼】に集中すると、[義眼]が激しく燃え上がり、視界内の全員の「隙」が見えるようになる。
WIZ 『待機要員に告ぐ、ただちに集結せよ』
事前に招集しておいた12体の【プラグマの待機要員】(レベルは自身の半分)を指揮する。ただし帰投させるまで、自身と[プラグマの待機要員]全員の反応速度が半減する。
√マスクド・ヒーロー 普通11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

●『マンティコラ・ルベル』の部下達
 クリスマスの一日が少しずつ進み、やがて『潜入工作用改造人間『スニーク・スタッフ』』が『√マスクド・ヒーロー』との境界から、多数現れる。
 予知は変わらず、『マンティコラ・ルベル』が部下を連れて『√EDEN』に侵入してきたのだ。
 戦いに勝利しXmasという特別な日を守る時だ!
橘・あき
やってきたわね、
√マスクド・ヒーローの怪人と戦うのは初めてだけど、見た感じ普通の人ね。
普段√汎神解剖機関で怪異ばかり相手にしてるから、何だか安心しちゃった。
少し気を緩めたところで、あなた達、その手に何持ってるの!?
手に持つ銃、敵の数を確認。私も手数多めに戦うわ!

●WIZ
√能力「愛雨霰」
thunder*をレベル×10本生成、発動地点は私。
奇しくも敵のPOWと同じ√能力ね。でも、数は私の方が多い!

威力が1/100になるのなら、数を作ればいい。
複数人×12体の敵も、190本の槍の前では適うまい!
念動力で空中から190本を操作、鎧無視攻撃で敵の数を減らしていくわ。

●愛されし雷の槍
「やってきたわね」
 数多の『潜入工作用改造人間『スニーク・スタッフ』』を前に、橘・あき(人間(√EDEN)のフリークスバスター・h00185)がわずかに語調を強め言う。
「『√マスクド・ヒーロー』の『怪人』と戦うのは、初めてだけど――見た感じ、普通の人間ね」
 あきから見た『潜入工作用改造人間』は、一見、普通の人間と変わらない……気になるのは、鋭く光る赤い瞳程度だろうか。
「普段、『√汎神解剖機関』で『怪異』ばかり相手にしてるから、何だか安心しちゃった」
 これまで戦ってきた『怪異』の異形の姿に比べれば、気味の悪さはほとんど感じないことから少し気を緩め、あきは言うが、あきの視界にスニーク・スタッフが手にしているある物が入る。
「あなた達、その手に何を持ってるの!?」
 スニーク・スタッフと『プラグマの待機要員』が手に持つ銃が、どんな姿をしていようと、彼らが『簒奪者』であることには変わらないのだと、あきに認識させる。
「数が多いわね。それなら、私も手数多めに戦うわ!」
 すぐに敵の数を確認したあきは、自身も攻撃の手数を増やすことにする。
「――私、愛されてるから」
 あきが自身の周囲に連続で、複数の雷を絶え間なく降り注がせれば、プラグマの待機要員たちは雷を受け、痺れ声を上げ倒れていく。
「あなたたちも、私と同じ√能力を使えるみたいね。でも、――数は私の方が多い!」
 威力が1/100になるのならば、数を作ればいいと割り切ったあきは、雷を槍のように止めどなく降らせる。
「どれだけ多い敵も、190本の槍の前では敵うまい!」
 念動力で操るあきの雷がプラグマ待機要員の数を確実に減らしていく。
🔵​🔵​🔴​ 成功

同道・宙太
反応速度が半減?好都合であーる!
ソラは堂々と腕組して待ち構えるのみである。
12体や本体が囲んで突っ込んでくるのをまだ見ているのである!

ギリギリまで引き付けた所で【転写という祝福】を使用。
包囲網の外にチラ見えしたインビジブルと交代である。

10秒間、このインビジブルに触れたらキミはソラになーる!
そう、一緒になるのである。一緒であることは喜びである! 心地よくて幸せである。寂しくなくて元気になれるのであーる!
嬉しいであろう? 素晴らしいであろう? ……ふむ。なぜそんなに倒れそうになっているであるか?
(※「自己への侵食」という精神・概念レベルの攻撃です)

●一緒であることは喜び
「反応速度が半減? 好都合であーる!」
『潜入工作用改造人間『スニーク・スタッフ』』の能力で『プラグマの待機要員』の数が増えるといっても、その分敵全員の反応速度が半減すると知り、声を上げるのは、同道・宙太 (黒穴・h00903)だ。
 宙太は、怪人たちの前で堂々と腕組みをし、敵が襲ってくるのを待ち構える。
(「12体の待機要員や本体が、囲んで突っ込んでくるのをまだ見ているのである!」)
 その表情には余裕と自信が満ちている。
 敵が自分を包囲するギリギリの瞬間、宙太は自信ありげに口を開く。
「キミもソラであるか?」
 言葉と同時に宙太はインジブルと場所が入れ替わり、そのインジブルに触れたプラグマ待機要員たちがみんな“ソラ”に変わっていく。
「キミは――キミたちは、ソラになーる! そう、一緒になるのである。一緒であることは喜びである! 心地よくて幸せである。寂しくなくて元気になれるのであーる!」
『ソラ』に変えられた怪人たちはソラとして動き始める。
「嬉しいであろう? 素晴らしいであろう? ……ふむ。なぜそんなに倒れそうになっているであるか?」
『ソラ』に存在そのものを変える、宙太の√能力は戦場に混乱を巻き起こす。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

星村・サツキ
へぇ、あれが…望まぬ来訪者のご登場、ってところかな。
怪人って言うのは初めて見たけどなるほど、見た目は普通に人っぽいね。
そう言う意味では…ふふ、似てるねボクと。
まぁ、そう言った所で親近感が湧く訳でもないけど。
だって、ボクは人様に迷惑はかけないからね?

多数が相手なら【星の涙】を使わせてもらおうかな。
数には数を…ってね、足止めを兼ねて自分を中心に発動するとするよ。
1体だろうと、人のいる方には向かわせない。
残念ながらここは行き止まりってね。

…しかし本当、数が多いね。
キミ達ももう少し慎重になってもいいんだよ?…って聞く耳持つわけないか。

●星々の涙
「へぇ、あれが……。望まぬ来訪者のご登場、ってところかな」
 興味深げに星村・サツキ(厄災の月セレネ・h00014)が、『潜入工作用改造人間『スニーク・スタッフ』』をジッと見る。
「怪人って言うのは、初めて見たけどなるほど。……見た目は普通に人っぽいね」
 この見た目なら、他√に侵入しても怪しまれまいと、サツキは一人納得する。
「そう言う意味では……ふふ、似てるねボクと。まぁ、そう言った所で親近感が湧く訳でもないけど。だって、ボクは人様に迷惑はかけないからね?」
 人間災厄「夜天の魔女」であるサツキは、√能力者として簒奪者と戦う道を選んでいるため、怪人たちとは明確に違う。
「多数が相手なら【星の涙】を使わせてもらおうかな。数には数を……ってね」
 足止めも兼ねられると、サツキは自身が起こす一つの【災厄】を選ぶ。
「我が災厄の一端、その身で存分に味わうといいよ」
 |星の涙《ティアーズ・レイ》は魔力を持って、小隕石となりスニーク・スタッフとプラグマ待機要員を纏めて吹き飛ばす。
「1体だろうと、人のいる方には向かわせない。残念ながら、ここは行き止まりってね」
 小隕石を降らせ続けながら、サツキは微かに笑い言う。
「……しかし本当、数が多いね。キミ達も、もう少し慎重になってもいいんだよ? ……って、聞く耳持つわけないか」
 分かっていたこととはいえ、残ったスニーク・スタッフがサツキ目掛けて駆けて来ると、サツキは追い打ちの小隕石を落とすのだった。
🔵​🔵​🔵​ 大成功