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新春くまのじんじゃ
「こんな大晦日の夜に声かけるなんて、理由はひとつしかないでしょ! ――初詣行こう!」
どこかワンコを思わせる印象の泉・海瑠(妖精丘の狂犬・h02485)は、そう|和《にこ》やかに微笑んでから、「あ、依頼の話もあるよ」とそちらがついでと言わんばかりに付け足した。
「概要をサクッと伝えると、横浜のとある神社付近で秘密結社『プラグマ』の動きが予知されたから、初詣ついでにそいつらぶっ飛ばしてきて欲しいんだ」
この年末年始に勘弁して欲しいよねー、とカラフルなペンをくるくる回しながら海瑠は大仰に嘆息する。
「ただ、敵の具体的な潜伏場所までは視えなくてさ。くまグッズを売ってる露店が怪しいんだけど……お参りがてら探ってきてくれると助かるよ」
幸い、敵が動く時間まではまだ猶予がある。
このあとすぐに向かい、年明けを現地で迎えるのも良し。日中に訪れ、新春の爽やかな空気を感じながらお参りするのも良いだろう。
露店は、神社の社務所が閉まる深夜~早朝以外ならどの時間でも楽しめる。
焼きそば、たこ焼き、つくねや焼き鳥、フランクフルト、甘酒などの軽食から、わたあめやりんご飴、チョコバナナなどのスイーツもある。なかには、じゃがバターやラスクといったちょっと珍しいものもあるというから、そちらをお目当てにするのも一興だ。
「あー……そうそう、その怪しいくまグッズの露店も結構ガチで揃ってるよ」
曰く、くまのお面、くま型のわたあめ、くまバルーン、暗闇でカラフルに光る人形やペットボトル――勿論すべてくま型――のほか、隣接した露店ではくまヨーヨーすくいもやっているらしい。よほどくまへの愛が深いのだろう。
「勿論、お神籤もあるよー。なんでも、凶が出た人には縁起直しの『禍転為福御守』ってお守り貰えるんだって! どんなのか気になるなぁ」
ほかにも、様々な種類のお守りをはじめ、一般的に神社で売られているものであれば一通り揃っている。特に、勝負事に強い神社らしく、勝利祈願の『勝守り』が人気だと言う。
「ボスは2種の配下を連れてきてて、まずはそのどっちかと遭遇すると思う。どっちに当たるかは流れ次第かな。そいつらボコったらボスもすぐに出てくるから、遠慮なくやっちゃってね」
本当に添え物のように敵の情報を付け加えると、海瑠は「あったかくして行ってね、良いお年を!」と皆を送り出す。
「――あ、場所は『くまのじんじゃ』だよ! よろしくねー♪」
これまでのお話
マスターより
西宮チヒロ
こんにちは、西宮です。
初詣に行くついでに敵をぶっぱしてくる依頼です。
※マスターページもご一読の上、ご参加いただければ幸いです。
●各章補足
<第1章🏠『新年のお詣り』>
・【年越し詣で(夜)】【年始詣で(日中)】どちらかのシーンに絞ってプレイングをかけてください。
・POW/SPD/WIZの選択肢は一例です。OPに添っていればご自由にお過ごし下さい。
・OPにない情報も盛り込み自由です。極力採用します。
・ビールなどの酒類も売られています。
・公序良俗に反する行為、未成年の飲酒喫煙、その他問題行為は描写しません。
◉みなさんが『くま』に対して現地でどんなリアクションを取るかによって、2章の敵が決まります。
<第2章👾or 👿>
怪しいくまグッズを取り揃えた屋台が、実は敵の拠点でした!
屋台の店主👿か、その配下👾との戦闘です。
時間帯:元旦の夕方
リプレイの傾向:コメディ
<第3章👿>
新年早々、強さを求めてやる気満々の√マスクド・ヒーローの👿が登場!
さくっと倒したら依頼完了です。
リプレイの傾向:コメディ
●プレイング補足
<全体>
・各章のみの参加、途中参加も歓迎です。
・複数名同伴でご参加の際は、冒頭に【IDとお名前】か【グループ名】をご明記下さい。
<第1章>
・受付期間は別途タグにてご連絡いたします。期間外のプレイングは一度お戻しとなりますのでご了承ください。
・お一人でもグループでも、ご自由にご参加ください。プレイングに問題ない限り全採用いたします。
※今回はグループの人数制限は設けません。
※場合によっては再送をお願いする可能性もあります。
<第2章&第3章>
・OP公開直後から受付開始し、各章ともに👑達成するまで受付いたします。
・受付期間は明記せず、最少人数にて、場合によってはサポート様のお力もお借りしつつ早期進行を目指します。
皆様のご参加をお待ちしております。
こんにちは、西宮です。
初詣に行くついでに敵をぶっぱしてくる依頼です。
※マスターページもご一読の上、ご参加いただければ幸いです。
●各章補足
<第1章🏠『新年のお詣り』>
・【年越し詣で(夜)】【年始詣で(日中)】どちらかのシーンに絞ってプレイングをかけてください。
・POW/SPD/WIZの選択肢は一例です。OPに添っていればご自由にお過ごし下さい。
・OPにない情報も盛り込み自由です。極力採用します。
・ビールなどの酒類も売られています。
・公序良俗に反する行為、未成年の飲酒喫煙、その他問題行為は描写しません。
◉みなさんが『くま』に対して現地でどんなリアクションを取るかによって、2章の敵が決まります。
<第2章👾or 👿>
怪しいくまグッズを取り揃えた屋台が、実は敵の拠点でした!
屋台の店主👿か、その配下👾との戦闘です。
時間帯:元旦の夕方
リプレイの傾向:コメディ
<第3章👿>
新年早々、強さを求めてやる気満々の√マスクド・ヒーローの👿が登場!
さくっと倒したら依頼完了です。
リプレイの傾向:コメディ
●プレイング補足
<全体>
・各章のみの参加、途中参加も歓迎です。
・複数名同伴でご参加の際は、冒頭に【IDとお名前】か【グループ名】をご明記下さい。
<第1章>
・受付期間は別途タグにてご連絡いたします。期間外のプレイングは一度お戻しとなりますのでご了承ください。
・お一人でもグループでも、ご自由にご参加ください。プレイングに問題ない限り全採用いたします。
※今回はグループの人数制限は設けません。
※場合によっては再送をお願いする可能性もあります。
<第2章&第3章>
・OP公開直後から受付開始し、各章ともに👑達成するまで受付いたします。
・受付期間は明記せず、最少人数にて、場合によってはサポート様のお力もお借りしつつ早期進行を目指します。
皆様のご参加をお待ちしております。
46
第1章 日常 『新年のお詣り』
POW
出店で食べ歩き
SPD
おみくじで運試し
WIZ
新年の厄払い
√EDEN 普通5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
空沢・黒曜
【年越し詣で】
厚着とかフードで変装。
夜で暗いから目立ち難いとは思うけどね。
神社の露店でワルを企む秘密結社…うーん?
地道過ぎる気がするけど予知されたって事は大事に繋がるんだろうし?
楽しみつつ阻止しようか。
露店でたこ焼きとか頂きつつくま露店へ。
メインはファンシー系かな?
こっそりワイルドな熊グッズもあったりして。
しかしどれも出来いいね。作者の人凝り性なのかな。
…光る人形になんだか心惹かれる!(財布確認)
温泉に飾ってもいい感じだしとか言い訳しつつ購入。
あと御神籤にも挑戦したいね。
商売繁盛の願いはどうかな―。
…凶出ても後は上がるだけ、禍転為福御守どんなのかなと前向きに切り替えるね。
※アドリブ絡み等お任せ
【年越し詣で】
厚着とかフードで変装。
夜で暗いから目立ち難いとは思うけどね。
神社の露店でワルを企む秘密結社…うーん?
地道過ぎる気がするけど予知されたって事は大事に繋がるんだろうし?
楽しみつつ阻止しようか。
露店でたこ焼きとか頂きつつくま露店へ。
メインはファンシー系かな?
こっそりワイルドな熊グッズもあったりして。
しかしどれも出来いいね。作者の人凝り性なのかな。
…光る人形になんだか心惹かれる!(財布確認)
温泉に飾ってもいい感じだしとか言い訳しつつ購入。
あと御神籤にも挑戦したいね。
商売繁盛の願いはどうかな―。
…凶出ても後は上がるだけ、禍転為福御守どんなのかなと前向きに切り替えるね。
※アドリブ絡み等お任せ
●大晦日――清かなる夜気に包まれて
冬枯れの風を肌に感じ、空沢・黒曜(輪る平坦な現在・h00050)は指先で摘まんだフードの端を裡へと寄せた。
夜に陰りそうそう目立ちはしないだろうけれど、念のためにと変装を兼ねて厚着をしてきたのが幸いだった。この装いであれば、これから益々冷え込むであろう年の瀬の夜気にも負けはしまい。
(神社の露店でワルを企む秘密結社……うーん?)
――それって地道過ぎやしないか。そう所感が過ぎるも、心中で思い直す。手段はさておき、予知されたということは、相応の大事に繋がるには違いないのだろう。
一の鳥居を潜った先に続く参道の両脇は、早くも露店を愉しむ人々が行き交っていた。なにか腹に入れておくか、と目についた露店で買ったたこ焼きを頬張りながら、黒曜はさり気なく辺りを探る。
(くまの露店……くまの露店……――あぁ、あれだな)
容易く見つかるものかという懸念も、忽ち打ち消された。
パステルカラーを用いながらも、ここまでド派手にできるものかと感心すらする店構え。両側には特大のくま型バルーンが浮かび、正面には大きく、ポップな書体で『くまグッズ』と書かれてある。
(メインはファンシー系かな? こっそりワイルドな熊グッズもあったりして)
ある種の期待を抱きながら店先を覗いてみれば、予想通りとびきり可愛らしいくまグッズがずらりと並んでいた。
「しかし、どれも出来いいね。作者の人凝り性なのかな……――って、あれは……!」
黒曜の視線の先には、柔らかめのプラスチックでできた透明のくま人形があった。大小いくつかのサイズがあり、どれも尻尾の部分がスイッチになっているらしい。
――欲しい。これは心惹かれずにはいられない。
「温泉に飾ってもいい感じだし、ね……そうそう、雰囲気作りって大事だし」
「こちらのお品ですね、ありがとうございます!」
自分への言い訳を零しつつ、とっておきの1体を選んで購入すると、黒曜は再び人混みへと紛れた。店自体は、至って普通のようだ。となれば、このまま明日の夕方までただの露店としてやり過ごし、その後から動くのだろう。
「あ、そうだ。折角神社に来たんだし、御神籤にも挑戦したいね」
願うのならば勿論、商売繁盛! そう祈りを込めつつ引いた籤は――『中吉』。
「良かった……と言えば良かったかな」
万一、凶が出ても後は上がるだけだし、寧ろ『禍転為福御守』がどんなお守りかも気になった身としては、どこか残念な気持ちにもなりながら、
「ま、何事も前向きに行こう」
今年も、そして来年も。
そうひとつ笑むと、黒曜は響き始めた除夜の鐘へと耳を澄ませた。
🔵🔵🔵 大成功
ステラ・ノート
【博物館】の皆と【年越し詣で】
大晦日の夜から皆と屋台を見て回って、初詣に。
…ふふ、夜のお出かけって、なんだかわくわくするね。
夜は寒いから、まずはあったかいものを。
お汁粉もたい焼きも美味しそう……皆は何か、おすすめはある?
くまグッズの屋台も見たいな。
ふわふわのぬいぐるみ、ほしい。くまのお守りも。
…そう言えば。ここのくまグッズは、熊の神社の公認なのかな。
近頃ニセモノの怪しいくまグッズが出回っているみたいだよ?なんて。
屋台の店員さんに声をかけて反応を伺い、情報収集も忘れずに。
…今年一年を振り返りながら、皆とお喋りして。
日付が変わったら「あけましておめでとう。今年もよろしくね」と挨拶してから初詣へ。
【博物館】の皆と【年越し詣で】
大晦日の夜から皆と屋台を見て回って、初詣に。
…ふふ、夜のお出かけって、なんだかわくわくするね。
夜は寒いから、まずはあったかいものを。
お汁粉もたい焼きも美味しそう……皆は何か、おすすめはある?
くまグッズの屋台も見たいな。
ふわふわのぬいぐるみ、ほしい。くまのお守りも。
…そう言えば。ここのくまグッズは、熊の神社の公認なのかな。
近頃ニセモノの怪しいくまグッズが出回っているみたいだよ?なんて。
屋台の店員さんに声をかけて反応を伺い、情報収集も忘れずに。
…今年一年を振り返りながら、皆とお喋りして。
日付が変わったら「あけましておめでとう。今年もよろしくね」と挨拶してから初詣へ。
エアリィ・ウィンディア
【博物館】のみんなと一緒に【年越し詣で】
夜のお出かけのために、お昼寝をしてきたから大丈夫っ!
みんなと一緒に楽しんじゃうよー!
あったかいものかぁ~。
えーっと、じゃがバターもおいしそう…。
お汁粉もたい焼きもいいよねー。みんなでたくさんシェアして食べたいっ♪
くまさんグッズの屋台は、お目目をキラキラさせながらいくよ。
わぁ、ふわもこかわいいー♪
しかし、こんなにくまさんだらけってことは、ほんとにくまさんが大好きなんだね。
かわいいは正義っ!
え、くまさんにニセモノがあったりするの?やっぱり、目つきが悪いとかそんな感じなのかなぁ~。
日付が変わったら、みんなに
「あけましておめでとうっ!」といってご挨拶だね。
【博物館】のみんなと一緒に【年越し詣で】
夜のお出かけのために、お昼寝をしてきたから大丈夫っ!
みんなと一緒に楽しんじゃうよー!
あったかいものかぁ~。
えーっと、じゃがバターもおいしそう…。
お汁粉もたい焼きもいいよねー。みんなでたくさんシェアして食べたいっ♪
くまさんグッズの屋台は、お目目をキラキラさせながらいくよ。
わぁ、ふわもこかわいいー♪
しかし、こんなにくまさんだらけってことは、ほんとにくまさんが大好きなんだね。
かわいいは正義っ!
え、くまさんにニセモノがあったりするの?やっぱり、目つきが悪いとかそんな感じなのかなぁ~。
日付が変わったら、みんなに
「あけましておめでとうっ!」といってご挨拶だね。
夜久・椛
【博物館】【年越し詣で(夜)】
年越し詣って、初めてだよね。
「そうだな。今年は友達と露店を楽しむと良い」
ん、分かったよ、オロチ。
夜は冷えるから、コートを着ていこう。
オロチもコートの中に隠していくよ。
美味しそうな屋台もいっぱい出てるね。お汁粉やたい焼きも美味しそう。
ん、屋台の定番と言えば、綿あめやたこ焼きもおすすめ。
どっちも皆でシェアして食べられるよ。
皆のおすすめも折角だから、食べてみようかな。
ん、くまグッズは可愛いのがいっぱいだね。
くまのぬいぐるみ…もふもふで可愛い。
でも一応、偽物がないか、【野生の勘】で注意しとこう。
そして、日付が変わったら、みんなで「あけましておめでとう」だね。
【博物館】【年越し詣で(夜)】
年越し詣って、初めてだよね。
「そうだな。今年は友達と露店を楽しむと良い」
ん、分かったよ、オロチ。
夜は冷えるから、コートを着ていこう。
オロチもコートの中に隠していくよ。
美味しそうな屋台もいっぱい出てるね。お汁粉やたい焼きも美味しそう。
ん、屋台の定番と言えば、綿あめやたこ焼きもおすすめ。
どっちも皆でシェアして食べられるよ。
皆のおすすめも折角だから、食べてみようかな。
ん、くまグッズは可愛いのがいっぱいだね。
くまのぬいぐるみ…もふもふで可愛い。
でも一応、偽物がないか、【野生の勘】で注意しとこう。
そして、日付が変わったら、みんなで「あけましておめでとう」だね。
カンナ・ゲルプロート
【博物館】の皆と【年越し詣で】
大晦日の夜にグループで露店巡りながら初詣とか、めっちゃ陽の者のオーラを感じるわ…!
二礼二拍手一礼って聞いたことあるけれど、誰かやり方知ってる?
お汁粉たい焼きじゃがバター綿あめ…聞いたことはあるけれど、どれも食べたことないのよね
たこ焼きはかろうじてあるくらい?
あ、りんご飴!名前は知ってたけれど、綺麗なお菓子ねえ
小さい奴を皆の分も買って配ろ
偽物のくまグッズとかあるんだ…露店で偽物が出回るのはどの国も同じなのね
ま、思い出になるなら偽物でもいいじゃない
将来の笑い話に使えるしね?
日付が変わったら新年の空気を吸って「明けましておめでとう。今年もよろしくね」と皆に挨拶して初詣に
【博物館】の皆と【年越し詣で】
大晦日の夜にグループで露店巡りながら初詣とか、めっちゃ陽の者のオーラを感じるわ…!
二礼二拍手一礼って聞いたことあるけれど、誰かやり方知ってる?
お汁粉たい焼きじゃがバター綿あめ…聞いたことはあるけれど、どれも食べたことないのよね
たこ焼きはかろうじてあるくらい?
あ、りんご飴!名前は知ってたけれど、綺麗なお菓子ねえ
小さい奴を皆の分も買って配ろ
偽物のくまグッズとかあるんだ…露店で偽物が出回るのはどの国も同じなのね
ま、思い出になるなら偽物でもいいじゃない
将来の笑い話に使えるしね?
日付が変わったら新年の空気を吸って「明けましておめでとう。今年もよろしくね」と皆に挨拶して初詣に
ルナ・ルーナ・オルフェア・ノクス・エル・セレナータ・ユグドラシル
【博物館】【年越し詣で】
年長者のつもりでついてきたけど、見た目に関してはあまり年長者感がなかったり……。
屋台で買った小さなカステラをみんなでシェアしながら屋台を見て回るよ。
お汁粉やたい焼き、りんご飴もシェアしてもらったら、うん、ちょっとお腹いっぱいになっちゃったかな。
くまグッズの屋台も見て回るけど、巨大なくまぬいぐるみにハートを撃ち抜かれてしまうよ。
うっ、すごくかわいいけど、ボクよりは可愛らしいみんなの方が似合いそうだね。
みんなにあれなんかどうだい?とお薦めしてみるよ。
みんなでワイワイ回っていたらあっという間に新年に。
さて、年が変わったらこういうんだったかな?
みんな、あけましておめでとう。
【博物館】【年越し詣で】
年長者のつもりでついてきたけど、見た目に関してはあまり年長者感がなかったり……。
屋台で買った小さなカステラをみんなでシェアしながら屋台を見て回るよ。
お汁粉やたい焼き、りんご飴もシェアしてもらったら、うん、ちょっとお腹いっぱいになっちゃったかな。
くまグッズの屋台も見て回るけど、巨大なくまぬいぐるみにハートを撃ち抜かれてしまうよ。
うっ、すごくかわいいけど、ボクよりは可愛らしいみんなの方が似合いそうだね。
みんなにあれなんかどうだい?とお薦めしてみるよ。
みんなでワイワイ回っていたらあっという間に新年に。
さて、年が変わったらこういうんだったかな?
みんな、あけましておめでとう。
折角ならば年越し詣でをせんと集った世界樹の博物館の仲間たちは、これから出逢う美味しいもの、愉しいことに胸を弾ませ参道をゆく。
「うぅっ……寒い……けど、夜のお出かけって、なんだかわくわくするね」
「うん! このためにお昼寝もしてきたし、みんなと一緒にいっぱい楽しんじゃうよー!」
夜気に白い息を零しながらほわりと微笑むステラ・ノート(星の音の魔法使い・h02321)に、エアリィ・ウィンディア(精霊の娘・h00277)も大きく頷いた。
(大晦日の夜にグループで露店巡りながら初詣とか、めっちゃ陽の者のオーラを感じるわ……!)
脱陰キャ・ウェルカム陽キャ! 傍らを歩くカンナ・ゲルプロート(陽だまりを求めて・h03261)も、心中でひそりこそりとガッツポーズ。
「年越し詣って、初めてだよね」
「そうだな。今年は友達と露店を楽しむと良い」
「ん。分かったよ、オロチ」
自身の尾でもある蛇へと淡く微笑むと、夜久・椛(御伽の黒猫・h01049)はあたたかなコートの裡へとオロチを隠した。椛もまたコートの襟へと顔をすこし埋め、賑やかに灯る境内を進む。
(年長者のつもりでついてきたけど、見た目はあまり年長者感がなかったり……)
皆の笑顔を見守りながら、ルナ・ルーナ・オルフェア・ノクス・エル・セレナータ・ユグドラシル(|星樹《ホシトキ》の言葉紡ぐ|妖精姫《ハイエルフ》・h02999)の胸に過ぎるのはそんな思い。それでも、皆が心置きなく愉しめるようにと、ささっと立ち寄った露店でちいさなカステラをゲットしつつ、皆の後に続く。
「美味しそうな屋台がいっぱい出てるね」
「そうだね。迷っちゃうけど……まずはあったかいものかな? 皆は何か、おすすめはある?」
のんびりを視線を巡らせる椛に首肯しながらステラが小首を傾げれば、真っ先にエアリィが声を弾ませる。
「あったかいものかぁ~。なら、じゃがバターとか?」
「あ。あそこのお汁粉とかたい焼きも、美味しそう。ん……あと定番と言えば、綿あめやたこ焼きもおすすめ。どっちも皆でシェアして食べられるよ」
「いいねー。みんなでたくさんシェアして食べたいっ♪」
椛の提案に、皆も全力で乗っかって。1軒ずつ立ち寄って、露店ならではの美味に頬を綻ばせる。
「はぁぁ……どれも美味しい……。お汁粉、たい焼き、じゃがバター、綿あめ……聞いたことはあるけれど、食べたことなかったのよね」
カンナが胸を震わせながら、ひとつずつをじっくり味わう。パリピな食べ物を、ソロではなく仲間とともに味わえる。これこそまさに、陽キャの極と言えよう。
「カンナも愉しめているようで何よりだよ。こういう催しは地域によりけりだからね。――ああ。それなら、たこ焼きも?」
「たこ焼きは、かろうじてあるくらいで」
「そうか。これはどうだい? 一口サイズのカステラ。ボクはもう、結構お腹いっぱいでね」
「ちいさくて可愛い……! ありがとう、じゃあひとついただくわ」
ぱくりと食んで、柔らかな甘味に浸る様子にくすりと笑って、ルナは仲間たちにもお裾分け。
「こってりしたソース味と、こういう優しい甘味……もう無限に繰り返せちゃいそうだよね」
「うん。ほくほくしたじゃがバターも……外で食べるとまた格別だしね」
「すっかり暖まったし、お腹もいっぱい……ふふ、幸せ」
カステラを頬張りながらしみじみ語るエアリィに、程良い塩気のあの味を思い返す椛。そんな様子を見ているだけで、ステラも裡からぽかぽかとあたたかくなってくる。
「――あ、もしかしてあれがりんご飴?」
一息吐いてから顔を上げれば、すこし先に鮮やかな赤い果実の絵。興味津々カンナが近寄ってみれば、露店の灯りに燦めく艶々の飴細工があった。
「名前は知ってたけれど、綺麗なお菓子ねえ……」
折角の機会だ。ぜひ食べてみたいけれど。
「――ちいさいのなら、みんな……まだ行ける?」
ちらり背後を窺ったカンナに、仲間たちは全力で頷くのだった。
お腹も十分満たしたら、次に向かうのは勿論、くまの露店。
「くまグッズの屋台……あった、あれね」
「どんなのあるかなぁ? 行ってみよー!」
パステルカラーながら大きくくまの描かれた外見だけで、もうわくわくが止まらない! ステラの声に誘われるように颯爽と店先へと入って行ったエアリィは、その品揃えに一層眸を燦めかせた。
「わぁ、ふわもこかわいいー♪」
「ん、可愛いのがいっぱいだね」
ちいさなものではキーホルダーやアクセサリー、ぬいぐるみならば掌サイズから両手で漸く抱きかかえられるほどのもの。他にも、ビッグサイズのくま型わたあめや、底辺のボタンを押すと様々な色に輝くくま型ドリンクボトルまで、ありとあらゆるくま商品が勢揃いしている。
「あ……あのふわふわのぬいぐるみ、ほしい。くまのお守りも」
「うん。くまのぬいぐるみ……もふもふで可愛い」
手前に並ぶ、程良いサイズのぬいぐるみを吟味するステラと椛の傍らで、
「ルナさん、見て……! あそこにすっごく大きいのがあるわ」
「え――……っ」
カンナの視線の先を追ったルナが、ぴたりと動きを止めた。
可愛い。ものすごく、どうしようもなく可愛い。円らな眸も、ちょっと上のほうにあるちいさな口も、大きなまあるい耳も、ルナの心を鷲掴みにするには十分なほど。
「うっ……う、うん。すごくかわいいけど、ボクよりは可愛らしいみんなの方が似合いそうだね。――みんな、あれなんかどうだい?」
「あ、本当だね。あれも良いな……悩んじゃう……」
「かわいいは正義っ! だもんね! ――にしても、こんなにくまさんだらけってことは、ここの店主さん、ほんとにくまさんが大好きなんだね」
エアリィのその一言に、店の端にいた店主らしき丸眼鏡の青年が、うんうんと満足気に深く頷いた。その様子に気づいたステラが、聞こえるような声音で言う。
「……そう言えば。ここのくまグッズは、熊の神社の公認なのかな。近頃、ニセモノの怪しいくまグッズが出回っているみたいだよ?」
「え、くまさんにニセモノがあったりするの? やっぱり、目つきが悪いとかそんな感じなのかなぁ~」
ステラのさり気ない情報収集に合わせながら、エアリィも手許のぬいぐるみをじっと見つめた。見ただけでは、特に怪しいところは見つからないけれど、念のためと椛も手近なところにある商品を注意深く眺めてみる。
「一応、大丈夫そう……」
「くまグッズも偽物とかあるんだ……露店で偽物が出回るのは、どの国も同じなのね」
ま、思い出になるなら偽物でもいいじゃない。将来の笑い話に使えるしね? ――そうからりと笑うカンナに、ルナも青い双眸を柔く細めた。
例え買ったものが偽物だろうと、こうして共に過ごした愉しい時間は、皆にとっては紛うことなき“本物”。
除夜の鐘が鳴り始めるなか、声を弾ませながら今年あったことを振り返って。そうして賑やかなひとときがあっという間に過ぎ去れば、長く余韻を残す最後の鐘の音が年明けを告げる。
「さて、年が変わったらこういうんだったかな? ――みんな、あけましておめでとう」
「あけましておめでとう。今年もよろしくね」
「あけましておめでとうっ!」
「あけましておめでとう」
ルナに続き、ステラが、エアリィが、椛が挨拶を交わし、それに続くカンナも新春の澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込んだ。
「明けましておめでとう。今年もよろしくね。――あ、二礼二拍手一礼って聞いたことあるけれど、誰かやり方知ってる?」
今年も変わらず、笑顔に溢れた日々となるように。
――さぁ、初詣に行こう!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
ツェイ・ユン・ルシャーガ
●水琴窟/年始詣
湖畔の皆様方と早速、こうして集えるとは嬉しきものだ
はて順序はどうであったかの
うろ覚えとなった作法は洸惺殿のそれに倣うて
ひとつふたつと軽やかな音が綺麗に重なれば
笑みに白い息も咲くというもの
皆に、誰にも善きひととせと出来るよう見守りくだされと
月並みではあるが、叶えねばの
かの内容は知らぬまでも鳰殿に頷いて
うむ、さきゆきは御籤に訊ねてみよう(結果お任せ)
当たる当たらぬは己次第、よの
悪運も幸運も笑いに変えれば如何な波も渡ってゆけよう
はは、ムジカ殿は道理を良く解っておられる、その意気よ
森の強者たる熊も、作られたものは愛らしく
どれ、御守りをひとつ求めようか
何処かで甘い匂いも待っておるしな
●水琴窟/年始詣
湖畔の皆様方と早速、こうして集えるとは嬉しきものだ
はて順序はどうであったかの
うろ覚えとなった作法は洸惺殿のそれに倣うて
ひとつふたつと軽やかな音が綺麗に重なれば
笑みに白い息も咲くというもの
皆に、誰にも善きひととせと出来るよう見守りくだされと
月並みではあるが、叶えねばの
かの内容は知らぬまでも鳰殿に頷いて
うむ、さきゆきは御籤に訊ねてみよう(結果お任せ)
当たる当たらぬは己次第、よの
悪運も幸運も笑いに変えれば如何な波も渡ってゆけよう
はは、ムジカ殿は道理を良く解っておられる、その意気よ
森の強者たる熊も、作られたものは愛らしく
どれ、御守りをひとつ求めようか
何処かで甘い匂いも待っておるしな
香柄・鳰
●水琴窟/年始詣
あけましておめでとうございます!
皆さんと迎えた初のお正月
初詣をご一緒できた喜びで踵も自然と弾む
まずは神様へご挨拶!ですね
確か作法があるとか…お詳しい方っています?
洸惺さん、頼もしいわ…!
聞いた知識を頼りにお参り
皆さんとお会い出来た感謝と幸いを願いましょう
口にしたら叶わない気がして裡に秘めるも
…いいえ
叶えなくては、よね
御神籤がありますよ!挑戦しません?(結果お任せ)
皆へ結果を見せ合えば
良悪に関わらず楽しくて笑み零れてしまう
ふふ、ムジカさんは旅人の鏡ね
この神社はクマ「推し」なのですね
ツェイさんはお守りをお求めに?私もひとつ買おうかしら
甘酒も勿論行きましょう
今年も宜しくお願いします!
●水琴窟/年始詣
あけましておめでとうございます!
皆さんと迎えた初のお正月
初詣をご一緒できた喜びで踵も自然と弾む
まずは神様へご挨拶!ですね
確か作法があるとか…お詳しい方っています?
洸惺さん、頼もしいわ…!
聞いた知識を頼りにお参り
皆さんとお会い出来た感謝と幸いを願いましょう
口にしたら叶わない気がして裡に秘めるも
…いいえ
叶えなくては、よね
御神籤がありますよ!挑戦しません?(結果お任せ)
皆へ結果を見せ合えば
良悪に関わらず楽しくて笑み零れてしまう
ふふ、ムジカさんは旅人の鏡ね
この神社はクマ「推し」なのですね
ツェイさんはお守りをお求めに?私もひとつ買おうかしら
甘酒も勿論行きましょう
今年も宜しくお願いします!
エメ・ムジカ
◎水琴窟/年始詣
ふふ、お祝いごと、みんなで過ごせるって
ほんとに幸せなことだねっ
参拝の仕方はみんなのお話を聞きながらうんうんと頷く
洸惺くんの言うとおりでだいじょーぶ
みんなでゆっくりお参りしよ!
お賽銭をいれ、おっきな鈴ならして
静かに心の中で祈りを紡ぐ
…みんなが新しい年
楽しい日々をたくさん過ごせますように
おみくじ!いいね♪
やってみたい!やろ~♪(結果はお任せ!)
結果がどんなものでも前向きに!
笑う門には福来る精神っ
旅する者たるもの困難はつきものだもん!
うん!みんな、ことしもよろしくお願いしますっ
ふふ、かわいいくまさんの御守りは幸運を運んでくれそうだね♪
――さて、すこし露店もまわる?甘酒のみにいこうよ!
◎水琴窟/年始詣
ふふ、お祝いごと、みんなで過ごせるって
ほんとに幸せなことだねっ
参拝の仕方はみんなのお話を聞きながらうんうんと頷く
洸惺くんの言うとおりでだいじょーぶ
みんなでゆっくりお参りしよ!
お賽銭をいれ、おっきな鈴ならして
静かに心の中で祈りを紡ぐ
…みんなが新しい年
楽しい日々をたくさん過ごせますように
おみくじ!いいね♪
やってみたい!やろ~♪(結果はお任せ!)
結果がどんなものでも前向きに!
笑う門には福来る精神っ
旅する者たるもの困難はつきものだもん!
うん!みんな、ことしもよろしくお願いしますっ
ふふ、かわいいくまさんの御守りは幸運を運んでくれそうだね♪
――さて、すこし露店もまわる?甘酒のみにいこうよ!
月夜見・洸惺
⚫︎水琴窟/年始詣
あけましておめでとうございます
皆さんと初詣をご一緒できたこと、僕も嬉しく思います……!
神社のお作法は確か、二礼二拍手一礼でしたよね
二回お辞儀をして、二回手を叩いて、もう一度お辞儀をするんです
皆さんとの出逢いへの感謝と、平穏無事を祈って
今年も善き一年になりますように
鳰さんのご提案には笑顔で
僕もおみくじ、引いてみたいです……!
結果には一喜一憂しちゃうかも
(結果お任せ)
ツェイさんのお言葉、格好良いです……!
運命は自分次第で切り開けるっていう事ですよね
甘酒もぜひ……!
エメさんのお誘いもすごく魅力的です
クマさんのお守りに露店ってワクワクしちゃいます
皆さん、今年もよろしくお願いします!
⚫︎水琴窟/年始詣
あけましておめでとうございます
皆さんと初詣をご一緒できたこと、僕も嬉しく思います……!
神社のお作法は確か、二礼二拍手一礼でしたよね
二回お辞儀をして、二回手を叩いて、もう一度お辞儀をするんです
皆さんとの出逢いへの感謝と、平穏無事を祈って
今年も善き一年になりますように
鳰さんのご提案には笑顔で
僕もおみくじ、引いてみたいです……!
結果には一喜一憂しちゃうかも
(結果お任せ)
ツェイさんのお言葉、格好良いです……!
運命は自分次第で切り開けるっていう事ですよね
甘酒もぜひ……!
エメさんのお誘いもすごく魅力的です
クマさんのお守りに露店ってワクワクしちゃいます
皆さん、今年もよろしくお願いします!
●元日――晴れなる陽気に包まれて
朝の陽と穏やかな空気の満ちる境内は、けれど元旦の活気で賑わっていた。
今年一番の幸とご縁に巡り逢えればと、|方々《ほうぼう》から集った人々は皆こぞって拝殿へと歩を進めている。
「あけましておめでとうございます!」
「あけましておめでとうございます。皆さんと初詣をご一緒できたこと、僕も嬉しく思います……!」
馴染みの顔を前に柔く微笑む香柄・鳰(玉緒御前・h00313)の隣で、月夜見・洸惺(北極星・h00065)もぺこりと頭を下げた。
「ああ。おめでとう。湖畔の皆様方と早速、こうして集えるとは嬉しきものだ」
「ふふ、お祝いごと、みんなで過ごせるってほんとに幸せなことだねっ」
飄々と眦を細めるツェイ・ユン・ルシャーガ(御伽騙・h00224)に、エメ・ムジカ(L-Record.・h00583)の声も弾む。
こうして水禽窟の面々で迎えた、初の正月。また来年、再来年も重ねてゆければと願いながら、参道を歩き始める。
「まずは神様へご挨拶!ですね。確か作法があるとか……お詳しい方っています?」
「はて、順序……どうであったかの」
喜び浮き足立つ足取りのまま尋ねた鳰に、ツェイが首を傾げた。神仙めく出で立ちながら、作法などとうに朧になってしまった。
「確か、二礼二拍手一礼でしたよね。二回お辞儀をして、二回手を叩いて、もう一度お辞儀をするんです」
「洸惺さん、頼もしいわ……!」
「ああ、そうだったかの。洸惺殿に倣うとしよう」
「うんうん、洸惺くんの言うとおりでだいじょーぶ。みんなでゆっくりお参りしよ!」
不慣れでも構いやしない。祈り捧げるその心こそが、やがて幸いを呼ぶのだから。
星詠みの言では、まだ敵の現れる頃合いまで十分に時間がある。
ならばと人の流れに抗わずのんびりと歩きながら、漸く辿り着いた拝殿を前に、一同は横一列に立ち並んだ。
静謐な空気のなか、作法に則り、賽銭とともに鈴を鳴らして神を呼ぶ。
ひとつ、ふたつと軽やかに柏手の音を重ね、白息を咲かせながら、ツェイが、エメが、洸惺が祈る。
――皆に、誰にも善きひととせと出来るよう見守りくだされ。
――みんなが新しい年、楽しい日々をたくさん過ごせますように。
――今年も善き一年になりますように。
皆との出逢いへの感謝と、平穏無事を添えて。最後に一礼をして脇に逸れた洸惺は、先に参拝を終えたツェイと鳰を見つけて駆け寄った。
鳰もまた、皆との巡り合わせへの礼と幸いを願うも、
「口にしたら叶わない気がして……いいえ、叶えなくては、よね」
「……月並みではあるが、叶えねばの」
どのような祈りかは分からずとも、きっと鳰らしいそれなのだろう。口許を綻ばせながら、ツェイが静かに頷いた。
参拝を終えたエメと合流した面々は、拝殿を背に社務所へと向かう。
「あっ、御神籤がありますよ! 挑戦しません?」
「おみくじ! いいね♪ やってみたい! やろ~♪」
「僕もおみくじ、引いてみたいです……!」
「うむ、さきゆきは御籤に訊ねてみよう」
新年最初の運試し!
神籤箱へと手を入れて、思い思いに引いてみれば、
「あ、大吉です」
「中吉だ!」
「我は末吉か」
エメ、鳰、ツェイに続き、どんよりとした洸惺の声が零れる。
「わ……僕、凶でした……」
「洸惺殿、案ずることはない。当たる当たらぬは己次第、よの。悪運も幸運も笑いに変えれば、如何な波も渡ってゆけよう」
「ありがとうございます。お言葉、格好良いです……! 運命は自分次第で切り開ける、っていうことですよね」
「うんうん、結果がどんなものでも前向きに! 笑う門には福来る精神っ」
ぼくが悪い結果だったとしても、旅する者たるもの困難はつきものだもん! そう朗らかに笑うエメに、鳰もくつくつと笑み声を立てる。
「ふふ、ムジカさんは旅人の鏡ね」
「はは、ムジカ殿は道理を良く解っておられる、その意気よ」
「そうと決まれば洸惺くん、早速『禍転為福御守』もらってこよう!」
言って、手を取り取られて駆け出してゆくふたりの後にツェイと鳰も続いてゆき、厳かな気を纏う木札のお守りを手に入れたら、いざくまの露店へ!
「この神社はクマ“推し”なのですね」
「クマさんのお守りってだけでワクワクしちゃいますね……!」
パステルカラーのとびきり可愛い露店の品々を、鳰と洸惺が眺める傍ら、「どれ」とツェイが手を伸ばす。
「御守りをひとつ、求めようか」
「ふふ、かわいいくまさんの御守りは幸運を運んでくれそうだね♪」
「なら、私もひとつ買おうかしら」
森の強者たる熊も、こうした作り物ならばまた愛らしく。続いて好みのひとつを買った鳰は、仲間とともに店を後にする。
どこに行くと口合わさずとも、自然と皆の脚が向かうのは境内の一角――露店の群れ。
「――さて、すこし露店もまわる? 甘酒のみにいこうよ!」
「ほう……確かに、何処かで甘い匂いも待っておるな」
「勿論行きましょう」
「素敵なお誘いですね! 僕もぜひ……!」
露店巡り――そのなんとも魅惑的なフレーズに心弾ませながら、洸惺が改めて仲間たちへと笑みを向けた。
「皆さん、今年もよろしくお願いします!」
「うん! みんな、ことしもよろしくお願いしますっ」
「今年も宜しくお願いします!」
「うむ、よろしく頼む」
――新たな年を迎えた空に、歓び滲む笑み声が響き渡る。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
春日・陽菜
●大鍋
くまぁ!(嬉しそうに両手を上げてご挨拶)
皆様で新年おでかけ、嬉しいのね
今年もよろしくお願いしますなのよ
くまのお面はひなもつけたいの
ヒバリさんも時雨さんもとってもお似合いなのね
レモンさん、くまのことよくわかってるの…!
ボトルがくま!(目をキラキラ)
さすがヒバリさんなのね、「映え」ってひなも知ってるの!
ひな、ヒバリさんのオススメのいちごミルクにカラフルタピオカで
あとね、あとね、くまわたあめ
…カナトさん、しょんぼり?
(じーっとお店とカナトさんを見比べて)
じゃあね、射的がいいのね 儚くないの
きゃー!カナトさん、かっこいいー!(やんややんや)
くま掬いはね、ひなも負ける気しかしないけど勝負なのよ
●大鍋
くまぁ!(嬉しそうに両手を上げてご挨拶)
皆様で新年おでかけ、嬉しいのね
今年もよろしくお願いしますなのよ
くまのお面はひなもつけたいの
ヒバリさんも時雨さんもとってもお似合いなのね
レモンさん、くまのことよくわかってるの…!
ボトルがくま!(目をキラキラ)
さすがヒバリさんなのね、「映え」ってひなも知ってるの!
ひな、ヒバリさんのオススメのいちごミルクにカラフルタピオカで
あとね、あとね、くまわたあめ
…カナトさん、しょんぼり?
(じーっとお店とカナトさんを見比べて)
じゃあね、射的がいいのね 儚くないの
きゃー!カナトさん、かっこいいー!(やんややんや)
くま掬いはね、ひなも負ける気しかしないけど勝負なのよ
緇・カナト
●大鍋
くま〜(挨拶)
剥製みたいなリアル寄りお面だったら
少し気になりはしたのだけれど
可愛くてラブリーな時雨君は
とても似合ってると思うよぅ
ヒバリさんチョイスの夢かわみたいな
ドリンクもお洒落でステキだねぇ
ハニーカフェラテって初めて聞いたかも
ハチミツ食べてるクマ気分も味わえそう
わぁ、綿アメまであるんだねぇ
アレは結構儚い食べ物で…
見た目は兎も角しょんぼりして来るんだよね
気を取り直しての射的のお誘い?
欲しいのあったら百発百中で取ってみせよう
当たるまで撃ち続けるとも言うんだけど
真剣な勝負事はイイよねぇ
ヨーヨー救いならぬ、くま掬い勝負
勝者にはキングオブくまの称号と共に
射的で取れたでっかい縫いぐるみを贈呈しよう
●大鍋
くま〜(挨拶)
剥製みたいなリアル寄りお面だったら
少し気になりはしたのだけれど
可愛くてラブリーな時雨君は
とても似合ってると思うよぅ
ヒバリさんチョイスの夢かわみたいな
ドリンクもお洒落でステキだねぇ
ハニーカフェラテって初めて聞いたかも
ハチミツ食べてるクマ気分も味わえそう
わぁ、綿アメまであるんだねぇ
アレは結構儚い食べ物で…
見た目は兎も角しょんぼりして来るんだよね
気を取り直しての射的のお誘い?
欲しいのあったら百発百中で取ってみせよう
当たるまで撃ち続けるとも言うんだけど
真剣な勝負事はイイよねぇ
ヨーヨー救いならぬ、くま掬い勝負
勝者にはキングオブくまの称号と共に
射的で取れたでっかい縫いぐるみを贈呈しよう
薄羽・ヒバリ
●大鍋
くまぁ!(ピース)
いいじゃん、お面付けてこー
私はちょっとコミカルなこの子で
えっ可愛い!時雨さんちょー似合ってるっ
さすがレモンのチョイスだねー
ねえねえ、みんなであのドリンクお揃いにしないー?
ボトルがくまなんだよ、キュート過ぎっ
オススメはいちごミルクにカラフルなタピオカが入ってるやーつ
ふふ、大人のお兄さん達にはハニーカフェラテなんてどうだろ
SNS映えもバッチリって感じ!
すごいすごーい!
カナトさん本当に百発百中じゃん
良かったねえ陽菜
レモンのそれは魔女代行のお仕事に使う的な…?
見てたら私も勝負したくなってきた!
ヨーヨー掬いね、オッケー
戦いで磨いたこの集中力でキングオブくまの称号を勝ち取るんだから
●大鍋
くまぁ!(ピース)
いいじゃん、お面付けてこー
私はちょっとコミカルなこの子で
えっ可愛い!時雨さんちょー似合ってるっ
さすがレモンのチョイスだねー
ねえねえ、みんなであのドリンクお揃いにしないー?
ボトルがくまなんだよ、キュート過ぎっ
オススメはいちごミルクにカラフルなタピオカが入ってるやーつ
ふふ、大人のお兄さん達にはハニーカフェラテなんてどうだろ
SNS映えもバッチリって感じ!
すごいすごーい!
カナトさん本当に百発百中じゃん
良かったねえ陽菜
レモンのそれは魔女代行のお仕事に使う的な…?
見てたら私も勝負したくなってきた!
ヨーヨー掬いね、オッケー
戦いで磨いたこの集中力でキングオブくまの称号を勝ち取るんだから
茶治・レモン
●大鍋5人
くま大好き陽菜さんに倣いまして…くまぁ!(ご挨拶)
折角ですし、くまのお面を装備しましょう
時雨さんに似合う、可愛くてラブリーなのを探してきます!
…ティアラを被ったピンクくまがありました
これです!これにしましょう!
くまボトル、美味しくて可愛いは最強なのでは?
お揃いだなんて、ヒバリさん名案です!
では僕も、ヒバリさん陽菜さんと同じ物を下さい
あっ…くま型わたあめもありました!
カナトさん、陽菜さん、買いましょう!
射的をするカナトさんへおねだり
僕もあれ欲しいです、くまを咥えた鮭の木彫り
くまヨーヨーは初めて知りました…
くま掬い勝負、良いですね!
負ける気しかしませんがやりましょう
※勝敗はMS様にお任せ
●大鍋5人
くま大好き陽菜さんに倣いまして…くまぁ!(ご挨拶)
折角ですし、くまのお面を装備しましょう
時雨さんに似合う、可愛くてラブリーなのを探してきます!
…ティアラを被ったピンクくまがありました
これです!これにしましょう!
くまボトル、美味しくて可愛いは最強なのでは?
お揃いだなんて、ヒバリさん名案です!
では僕も、ヒバリさん陽菜さんと同じ物を下さい
あっ…くま型わたあめもありました!
カナトさん、陽菜さん、買いましょう!
射的をするカナトさんへおねだり
僕もあれ欲しいです、くまを咥えた鮭の木彫り
くまヨーヨーは初めて知りました…
くま掬い勝負、良いですね!
負ける気しかしませんがやりましょう
※勝敗はMS様にお任せ
野分・時雨
●大鍋
クマァッ!(喝)
クマの群れに入るには、まず己が扮することが大切ですよねぃ。ではレモンくんにお面のチョイスをお願いしましょう。一番可愛いプリティなものをひとつ。
プリンセスクマ。最高のセンスです。
珍妙な色合いの飲み物がたくさんですねぃ。ぼく普段オシャレなの飲まないので新鮮です。
折角なのでここはヒバリちゃんオススメ、クマになりきるハニーカフェオレをいただきましょう。
おや、射的もあるようで。カナトさん、チャレンジどうでしょう。陽菜ちゃんがメロカワなクマグッズを欲しそうです。
レモンくんは本当に木彫り欲しいんです??
クマヨーヨー。クマの頭を叩いて弾ませる遊び。うふふ。やりましょう。真剣勝負です。
●大鍋
クマァッ!(喝)
クマの群れに入るには、まず己が扮することが大切ですよねぃ。ではレモンくんにお面のチョイスをお願いしましょう。一番可愛いプリティなものをひとつ。
プリンセスクマ。最高のセンスです。
珍妙な色合いの飲み物がたくさんですねぃ。ぼく普段オシャレなの飲まないので新鮮です。
折角なのでここはヒバリちゃんオススメ、クマになりきるハニーカフェオレをいただきましょう。
おや、射的もあるようで。カナトさん、チャレンジどうでしょう。陽菜ちゃんがメロカワなクマグッズを欲しそうです。
レモンくんは本当に木彫り欲しいんです??
クマヨーヨー。クマの頭を叩いて弾ませる遊び。うふふ。やりましょう。真剣勝負です。
「「「くまぁ!」」」「くま〜」「クマァッ!」
両手を挙げたり、ピースをしたり、渇を入れたり。
くま大好きな春日・陽菜(|宙《そら》の星を見る・h00131)に倣って、それぞれ個性たっぷりの声で挨拶の一声を交わした大鍋堂の面々は、笑顔を交わしながら早速境内を歩き始めた。
「皆様で新年おでかけ、嬉しいのね。今年もよろしくお願いしますなのよ」
「はい、こちらこそです陽菜ちゃん。――で、皆さん。クマの群れに入るには、まず己が扮することが大切ですよねぃ?」
「なら、折角ですし、くまのお面を装備しますか?」
問答のような野分・時雨(初嵐・h00536)の語り口調に、なるほどと頷いた茶治・レモン(魔女代行・h00071)が無表情ながらお茶目な提案をひとつ。
「いいじゃん、お面付けてこー」
「くまのお面はひなもつけたいの」
早速賛同した薄羽・ヒバリ(alauda・h00458)に眸を燦めかる陽菜。そんな皆の傍らを、緇・カナト(hellhound・h02325)も口許を綻ばせながら歩いていけば、程なくしてくまの――星詠み曰く、怪しいと言われる――露店が目に留まった。
「では、ぼくのはレモンくんにチョイスをお願いしましょう。一番可愛い、プリティなものをひとつ」
「分かりました! 時雨さんに似合う、可愛くてラブリーなのを探します!」
至高なるプリティラブリーを選ぶべく颯爽と店先へと向かうレモンの後に続き、面々も露店の店先を興味津々覗き込む。
「さすがくまの露店だねー。沢山あるなー。……じゃあ、私はちょっとコミカルなこの子で」
早速お気に入りを見つけたヒバリに続き、レモンもお目当てを見つけたようで、
「……あ、これです! これにしましょう!」
きらきら耀くティアラを被った、ピンクのくまをずずいと時雨へと差し出す。
「プリンセスクマ。最高のセンスです」
「えっ可愛い! 時雨さんちょー似合ってるっ。さすがレモンのチョイスだねー」
「レモンさん、くまのことよくわかってるの……! ヒバリさんも時雨さんも、とってもお似合いなのね」
早速頭に被った二人の笑顔は、一層愉しそうで。陽菜も釣られて、にこにこほくほく。
「うんうん。ヒバリさんチョイスも、可愛くてラブリーな時雨君も、とても似合ってると思うよぅ」
剥製みたいなリアル寄りお面だったら少し気になりはしたのだけれど――そう続けながら、カナトがくつくつと喉を鳴らした。もしあったのなら、さながら劇画調漫画と少女漫画のミックスと言ったところだろうか。
「あっ。ねえねえ、みんなであのドリンクお揃いにしないー? ボトルがくまなんだよ、キュート過ぎっ」
「ボトルがくま!」
ヒバリが指を差した先へと真っ先に視線を移した陽菜の眸が、一層星のように耀いた。ずらりと並んだくまを象った透明ボトルの中には様々なドリンクが入っているようで、露店の柱に掛けられたメニューを見ながら時雨が興味深そうに覗き込む。
「これはこれは……なんとも珍妙な色合いの飲み物がたくさんですねぃ」
「夢かわみたいで、お洒落でステキだねぇ」
「ええ、ぼく普段オシャレなの飲まないので新鮮です」
中身の想像もし易いオレンジやピンクは勿論、茶色――多分紅茶か珈琲――や、水色――全く予想がつかない――まで綺麗に揃っていると、眺めているだけでもなんだか愉しくなってくる。
「私のオススメは、いちごミルクにカラフルなタピオカが入ってるやーつ」
「ピンクにパステルカラーの水玉が浮かんでて可愛い……! ひな、それにするの!」
「くまボトル、美味しくて可愛いは最強なのでは?」
これを買わない理由があるだろうか(いやない)。可愛いがぎゅっと詰まった光景に、レモンもしばし見入ってから「よし!」と決める。
「ヒバリさんの名案“お揃い”に倣って、僕もヒバリさん陽菜さんと同じものを下さい」
「ありがとうございます! では、いちごミルクくまボトル3つですね」
言って、店員――どこか胡散臭げ――から受け取ったボトルに早速ストローを挿してこくりと飲めば、程良い甘さにぷちりと弾むタピオカについつい頬も緩んでしまう。
「ふふ。大人のお兄さんたちには、ハニーカフェラテなんてどうだろ。SNS映えもバッチリって感じ!」
「この茶色のがハニーカフェラテ……初めて聞いたかも。ハチミツ食べてるクマ気分も味わえそう」
「ですねぃ。では、折角なのでここはヒバリちゃんオススメ、クマになりきるハニーカフェオレをいただきましょう」
カナトに続いて頷きながら、時雨も茶色のくまボトルを買って早速一口。柔らかなカフェオレの味に、コクと深みを増す蜂蜜の甘味。存外さらりとした味わいのそれに、微笑みながら舌鼓を打つ。
くま型わたあめの儚さを語りながら隣の露店も見遣れば、そちらは遊戯コーナーのようだった。くまの景品が揃った射的や、くま水風船すくいで賑わっているなかへ、皆も揃って足を向ける。
「おや、射的ですねぃ。カナトさん、チャレンジどうでしょう」
「そうだね。じゃあ、欲しいのあったら百発百中で取ってみせよう。……当たるまで撃ち続けるとも言うんだけど」
くい、と手袋の裾を引いて意気込みを見せるカナトに、
「カナトさん、陽菜ちゃんがメロカワなクマグッズを欲しそうです」
時雨がこそりと耳打ちすれば、
「僕もあれ欲しいです! くまを咥えた鮭の木彫り」
「レモンくんは本当にあれ欲しいんです??」
くまと鮭の下克上――体格差をものともしない荒々しい構図に時雨が苦笑する傍ら、パシュッと小気味良い音が響いた。
「わ! やりました、木彫りの鮭!」
「レモンのって魔女代行のお仕事に使う的な……? って、え? もう取れたの? すごいすごーい! カナトさん本当に百発百中じゃん!」
「いやいや、それ程でも。じゃあ、次はあのパステルな双子のくまぐるみを……っと」
パシュッッ!
「きゃー! カナトさん、かっこいいー!」
「良かったねえ、陽菜」
「うん!」
レモンと陽菜がお礼を添えながら嬉しそうに商品を抱きしめる傍ら、続けてパシュッッッ! と3発目の発砲音が鳴ると同時、ぱたりと倒れる大きなくまのぬいぐるみ。
木彫りもそうだけれど、そこそこ重量のありそうなそれまで一撃で倒す様に、ちょっと店員が本気で驚いていたような気もしつつ。受け取った商品を小脇に抱えて、カナトが口角を上げた。
「ということで、ヨーヨーすくいならぬ、くますくい勝負と行こうじゃないか」
「ヨーヨー掬いね、オッケー! 見てたら私も勝負したくなってきた!」
大きめのビニールプールにぷっかり浮かんでいるのは、カラフルな色でくまの顔が描かれた水風船たち。拳をぐっと握ってやる気満々のヒバリの隣、くま要素が加わるだけでこんなにもファンシーになるのかとレモンがしゃがんで水面を眺める。
「これがくまヨーヨー……初めて知りました……」
「クマヨーヨー……クマの頭を叩いて弾ませる遊び……うふふ。やりましょう。真剣勝負です」
間違ってはいないけれど、愉しむポイントが若干逸れているような気も――そんな時雨 with プリンセスクマもにまりと笑うと、つられてカナトも笑みを深めた。
「イイよねぇ、真剣な勝負事。――では、勝者には『キングオブくま』の称号とともに、射的で取れたこのでっかいぬいぐるみを贈呈しよう」
「よーし! 戦いで磨いたこの集中力で称号を勝ち取るんだから!」
「良いですね! 負ける気しかしませんが、やりましょう」
「うぅ……ひなも負ける気しかしないけど勝負なのよ」
ぐるり4人でビニールプールを囲んで――いざ、勝負!
序盤、さくさくと取っていった時雨とヒバリのこよりが切れた後、慎重にすくっていたレモンと陽菜が追い上げ――、
「「「「「あっ」」」」」
惜しくもそれぞれ1個差で、見事『第1回大鍋堂ヨーヨー大会』を制したのは――ヒバリ!
「くま掬い……またやりたいの」「やるならまた勝負したいですねぃ」「挑戦はいつでも受けてたーつ!」「次はもっと練習してきます……!」「じゃあ、それまでにまた何か景品用意しておくねぇ」
そう笑みを交えて語らいながら、たくさんの戦利品を抱えて。
大鍋堂ご一考は、もう暫く露店巡りをぶらりと満喫してゆく。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
御嶽・明星
【星花】
アドリブ・おみくじの結果お任せ
『くまのじんじゃ』か
なかなかファンシーな名前だな
だけど、初詣にはちょうどいい
参拝後、早速おみくじを引く
結果は別に気にしない
こう言うのは当たるも八卦、何事も捉え方次第だしな
ラッキーアイテム『露天のくまグッズ』?
さすが『くまのじんじゃ』。商魂逞しいな
だけど本丸は露天だっていうし、行くしかねぇか…
露天に向かったら買い物するテイで怪しい人物がいないか偵察
エリカにくまグッズをねだられたら仕方なく買ってやるけど
お前のお年玉、くまグッズな
って言ったら、ちょっとは大人しくなるかな
結局、各露天で一個ずつお買い上げ…
俺もつくづく姪には甘いのか…
【星花】
アドリブ・おみくじの結果お任せ
『くまのじんじゃ』か
なかなかファンシーな名前だな
だけど、初詣にはちょうどいい
参拝後、早速おみくじを引く
結果は別に気にしない
こう言うのは当たるも八卦、何事も捉え方次第だしな
ラッキーアイテム『露天のくまグッズ』?
さすが『くまのじんじゃ』。商魂逞しいな
だけど本丸は露天だっていうし、行くしかねぇか…
露天に向かったら買い物するテイで怪しい人物がいないか偵察
エリカにくまグッズをねだられたら仕方なく買ってやるけど
お前のお年玉、くまグッズな
って言ったら、ちょっとは大人しくなるかな
結局、各露天で一個ずつお買い上げ…
俺もつくづく姪には甘いのか…
エリカ・バールフリット
【星花】
アドリブ・おみくじ結果お任せ
ね。可愛い名前の神社っ。
初詣だけど偵察よ、さぁ行くわよアカリ!
参拝を終えたら、早速おみくじへ
おみくじもクマなの、可愛いー
結果はよかったら喜ぶし、悪かったら凹む
こっちもラッキーアイテム、『露天のくまグッズ』よ
アカリと一緒なの、本当に良くないわっ
偵察だってわかってても、くまグッズが可愛くて
お面にバルーン、わたあめ、光るくまステッキ……全部買って欲しいんだけどっ
え、エリカのお年玉、くまグッズ?
それはイヤっ、お年玉は現金で欲しいっ
でも、くまグッズかわいい……欲しい……っ
このキュルルン笑顔が、エリカを誘ってるのっ
結局、欲しいものみんな買ってもらえた
ありがとアカリっ
【星花】
アドリブ・おみくじ結果お任せ
ね。可愛い名前の神社っ。
初詣だけど偵察よ、さぁ行くわよアカリ!
参拝を終えたら、早速おみくじへ
おみくじもクマなの、可愛いー
結果はよかったら喜ぶし、悪かったら凹む
こっちもラッキーアイテム、『露天のくまグッズ』よ
アカリと一緒なの、本当に良くないわっ
偵察だってわかってても、くまグッズが可愛くて
お面にバルーン、わたあめ、光るくまステッキ……全部買って欲しいんだけどっ
え、エリカのお年玉、くまグッズ?
それはイヤっ、お年玉は現金で欲しいっ
でも、くまグッズかわいい……欲しい……っ
このキュルルン笑顔が、エリカを誘ってるのっ
結局、欲しいものみんな買ってもらえた
ありがとアカリっ
「『くまのじんじゃ』か……なかなかファンシーな名前だな」
境内の端にあった立て札に気づいた御嶽・明星(推定・暁の明星・h00689)が、そう零しながら書かれてある文字を追った。なんでも『関東地方における熊野信仰の根拠地』として名のある神社らしい。くまのしんこう――音だけ聞くと、それもまたファンシーだ。
「ね。可愛い名前の神社っ」
「ああ。まぁ、初詣にはちょうどいい」
くすりと微笑む姪――エリカ・バールフリット(海星の花・h01068)に短く頷き終える前に、ぐい、と手を引かれた明星は、
「初詣だけど偵察もよ! さぁ、行くわよアカリ!」
参拝とーお神籤とーくまグッズとー、なんて声を弾ませるエリカに諦観めいた苦笑を零しながら、その後に続く。
流石、横浜北部の総鎮守の宮として親しまれているだけあり、元日から拝殿は人々で溢れていた。相応の時間列に並び、漸く参拝をし終えたふたりは、再び境内の端に移動してから引いてきた神籤を広げた。
「おみくじもクマなの、可愛いー……って、やった! エリカ中吉だったよ!」
「俺は……末吉か」
「んー……アカリにもなにか良いことあるよっ」
「まぁ、別に気にしてない。こう言うのは当たるも八卦。何事も捉え方次第だし……――ん? ラッキーアイテム『露天のくまグッズ』?」
「えっ!?」
綴られた一文を読み上げた明星へと、エリカが反射的に声を洩らした。パッと手許へ視線を落とすと、自分の神籤にも同じ文字がある。
「えー!? エリカも?? アカリと一緒なの、本当に良くないわっ」
「さすが『くまのじんじゃ』。商魂逞しいな。……だけど本丸は露天だっていうし、行くしかねぇか……」
作為的なものか、ただの偶然か――。
いずれにせよ本来の目的は偵察だ、とふたりは連れ立って露店へと歩き出す。
参拝の列と負けず劣らず、露店並びもかなりの賑わいを見せていた。祭囃子が響くなかを愉しそうに行き交う人々だけを見れば、ここがまさか敵に狙われているとは誰も思うまい。
「はわわ……お面にバルーン、わたあめ、光るくまステッキ……! どれも可愛い……ねぇ、アカリ! 全部買って欲しいんだけどっ」
「……良いけど、お前のお年玉、|くまグッズ《これ》な」
「え!? それはイヤっ、お年玉は現金で欲しいっ。でも、くまグッズかわいい……欲しい……っ」
「どっちかにしろ」
「ええー!? ねぇ、アカリー。お願いっ。このキュルルン笑顔が、エリカを誘ってるのっ」
すこしは大人しくなればと試しに言ってみたものの、そう言って自分もキュルルン笑顔でおねだりをしてくるものだから、明星は溜息交じりに静かに肩を落とした。流石のエリカも、これが偵察だとは承知のうえ――だと思いたいが、完全に本気で愉しんでいるようだ。
「はぁ……仕方ないな……1個ずつだけだぞ?」
「やったー! わーい、ありがとアカリっ!」
飛び跳ねて喜ぶエリカに、もう一度嘆息しながら、
(俺も、つくづく姪には甘いのか……)
すこし軽くなった財布を、力なくしまうのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
日南・カナタ
■宵ちゃん(h00457)
【年始詣で(日中)】
神聖な神社で何かやらかそうだなんて許せないなぁ
ここは|警視庁異能捜査官《カミガリ》としてみっちり検挙しないとな!
とか言いつつ、その…、時間まで宵ちゃんと初詣するのは悪くない…
ちょっと、いや…すごく楽しみ!
待ちわせてでやってきた宵ちゃんの装いに照れたりしつつ
宵ちゃんがおみくじ引きたいって言うからじゃあ行こう!って一緒に行っておみくじ引いて。
あー俺は吉だったよ。宵ちゃんは?とかするのとっても楽しいなぁ
そうえばおみくじの内容…
(冬の枯れ木に春が来たたりて花が咲き、黒雲晴れて月照り輝く)
どういう意味なんだろろう
あ、あそこの露店、くまグッズだらけで怪しいね!
■宵ちゃん(h00457)
【年始詣で(日中)】
神聖な神社で何かやらかそうだなんて許せないなぁ
ここは|警視庁異能捜査官《カミガリ》としてみっちり検挙しないとな!
とか言いつつ、その…、時間まで宵ちゃんと初詣するのは悪くない…
ちょっと、いや…すごく楽しみ!
待ちわせてでやってきた宵ちゃんの装いに照れたりしつつ
宵ちゃんがおみくじ引きたいって言うからじゃあ行こう!って一緒に行っておみくじ引いて。
あー俺は吉だったよ。宵ちゃんは?とかするのとっても楽しいなぁ
そうえばおみくじの内容…
(冬の枯れ木に春が来たたりて花が咲き、黒雲晴れて月照り輝く)
どういう意味なんだろろう
あ、あそこの露店、くまグッズだらけで怪しいね!
十六夜・宵
【年始詣で(日中)】
カナタン(h01454)と!
神社で変な事するのはダメだよねえ。
上手く隠れてるの、しっかり見つけないとね。
でもそれはそれとしてカナタンと一緒に遊ぶんだよー!
何しよ、あ、おみくじひこーー!
えーと何々中身はっと……僕末吉だったよ!
心穏やかにして、身を慎んで正しき道を歩めば次第に喜びごとが~
だって。うーん……あんまりいい事書いてないかも。
これ木に結んでくるね。
と結べるところに結んで……戻ってきたらなんかカナタンがそわそわしてる。
カナタンどしたの?露店?ん、ん、あー……グッズだらけはちょっと怪しいねえ。
……いく?と不敵な笑みをこぼすよー
【年始詣で(日中)】
カナタン(h01454)と!
神社で変な事するのはダメだよねえ。
上手く隠れてるの、しっかり見つけないとね。
でもそれはそれとしてカナタンと一緒に遊ぶんだよー!
何しよ、あ、おみくじひこーー!
えーと何々中身はっと……僕末吉だったよ!
心穏やかにして、身を慎んで正しき道を歩めば次第に喜びごとが~
だって。うーん……あんまりいい事書いてないかも。
これ木に結んでくるね。
と結べるところに結んで……戻ってきたらなんかカナタンがそわそわしてる。
カナタンどしたの?露店?ん、ん、あー……グッズだらけはちょっと怪しいねえ。
……いく?と不敵な笑みをこぼすよー
「カナターン」
「あ、宵ちゃん!」
境内の入口で待ち合わせていた日南・カナタ(|嘘つきアクター《プリテンダー》・h01454)は、小走りに駆け寄ってくる十六夜・宵(思うがままに生きる・h00457)へと軽く手を振った。
――神聖な神社で何かやらかそうだなんて許せないなぁ。
――うん。神社で変な事するのはダメだよねえ。
――ここは|警視庁異能捜査官《カミガリ》としてみっちり検挙しないとな!
――だね。上手く隠れてるの、しっかり見つけてこー!
そんなやり取りをしたのがつい昨日。
(だけど……その……、時間まで宵ちゃんと初詣するのは悪くない……というか、ちょっと、いや……すごく楽しみ!)
そう浮き足立つ心を悟られないようにと思っていたのに、今日の宵の装いもとても似合っていて見入ってしまい、慌ててそっと視線を逸らす。
「さーて、時間まではカナタンと一緒に遊ぶんだよー! 何しよ、あ、おみくじひこ――!」
「良いね! じゃあ行こう!」
賑わう境内を、人の波に乗りながらのんびりと歩く。こうして他愛のない会話を交わす時間もまた、ふたり一緒ならば愉しいひとときだ。
漸く辿り着いた神籤箱から、ごそごそととっておきの1つを選んで引き抜いて。端に寄って、せーのでオープン!
「あー……俺は吉だったよ。宵ちゃんは?」
「えーと、何々……あ、僕は末吉だった! 『心穏やかにして、身を慎んで正しき道を歩めば次第に喜びごとが――』だって。うーん……あんまりいいこと書いてないかも」
これ木に結んでくるね、とぱたぱた走ってゆくその背を見送りながら、ふとカナタも自身の手許へと視線を落とした。
(『冬の枯れ木に春が来たたりて花が咲き、黒雲晴れて月照り輝く』って……どういう意味なんだろう)
悪い意味ではないことは分かる。
なにか予感させるような――期待させるような。そんな胸躍る言葉の響きへと意識を馳せていると、「カナタンどしたの?」と背に声が響いた。
「えっ!? あ、あー……あそこの露店!」
「露店?」
「うん、そう! くまグッズだらけで怪しいな、って!」
「ん、ん、あー……グッズだらけはちょっと怪しいねえ」
……いく? と見せたその不敵な微笑みに、また息を飲んで。
頷きながら、カナタは宵と肩を並べて歩き出した。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
柊・冬臣
アドリブ連携歓迎
【年始詣で(日中)】
そのものずばりくまのじんじゃ、かあ
可愛らしくて30過ぎた男が独りで歩くには気恥ずかしいけれど、プラグマは放っておけないし初詣も行っておいて損はないしね
件のくま露店を見にいく前に御神籤を引こうか
いい結果なら今年一年大事に持ち歩こう
悪い結果なら結んで、お守りもありがたくいただく方向で
くまの露店……これはわたあめかな?
どうやってくまの形にしているんだろう……造形から愛を感じるよ
うーん、食べるのが勿体無いような気もするね
(店員の様子を見ながら)いただきます……美味しいといいなあ
アドリブ連携歓迎
【年始詣で(日中)】
そのものずばりくまのじんじゃ、かあ
可愛らしくて30過ぎた男が独りで歩くには気恥ずかしいけれど、プラグマは放っておけないし初詣も行っておいて損はないしね
件のくま露店を見にいく前に御神籤を引こうか
いい結果なら今年一年大事に持ち歩こう
悪い結果なら結んで、お守りもありがたくいただく方向で
くまの露店……これはわたあめかな?
どうやってくまの形にしているんだろう……造形から愛を感じるよ
うーん、食べるのが勿体無いような気もするね
(店員の様子を見ながら)いただきます……美味しいといいなあ
(そのものずばり『くまのじんじゃ』、かあ……)
参拝客の波を抜け、お神籤の列に並びながら、柊・冬臣(壊れた器・h00432)はそんなことを思い描いた。
なんとも可愛らしい名前の神社は、三十路過ぎた男が独りで来るには気恥ずかしさが拭えない。が、だからと言って秘密結社『プラグマ』の悪行を見過ごすわけにはいかないし、ついでに初詣にも行けるのならば損ではないだろう。
気づけば自分の番が回ってきていた。冬臣の投下した100円玉が、ちゃりん、と小気味良い音を立てて神籤箱へと落ちた。
「さて……結果は――あれ?」
広げた薄い紙に書かれた“大吉”の文字に、ひとつ瞠目する。悪い結果なら結んで、『禍転為福御守』なるものをありがたくいただいていこうと思っていたが、思いがけず訪れた最良の結果に、気持ちも幾分あたたかくなる。
「……と、これは……?」
一緒に入っていた『福神御像』と書かれたちいさな包みを開けると、金色眩い恵比寿様と大黒様のちいさなチャームがあった。聞けば、大吉だともれなくこれをいただけるらしい。
(ラッキー……なのかな? まあ、良い結果で良かった)
双方、今年1年は大事に持ち歩こう、と心中で思いながら、冬臣は今回の最たる目的である露店へと脚を向けた。かなりの盛況具合で、果たして“くまの露店”なるものが見つかるかどうかと訝しむも、すぐにそれが杞憂だったと知る。
「……派手だなあ……」
パステルカラーながら、ほかのどの店よりも派手なデザインの露店を見つけた冬臣は、通りすがりを装って店先を覗いた。大々的にアピールしているだけあって、確かにくまグッズは豊富なようだ。
(これは……わたあめかな? どうやってくまの形にしているんだろう……造形から愛を感じるよ)
銀色の包みにファンシーなくまが描かれたそれは、まあるい一対の耳のついた綺麗なフォルムをしていた。自分の顔より大きいそれをひとつ手に取り、店員へと購入を伝える。
「お買い上げありがとうございま~す!」
おかっぱで丸眼鏡の店主が、満面スマイルで一礼する。接客としては好ましいけれど、その風体はあまり露店を開くようなものには見えない。
(露骨に怪しい……けど)
今はまだ、闘うときではない。だから冬臣も、可愛らしいくま型わたあめを開封しながら“唯の三十路男”を装う。
「うーん……食べるのが勿体無いような気もするね。――いただきます」
美味しいといいなあ、なんて。
ちらり店員を窺いながら一口食めば、意外にも程良い甘さが柔らかく口のなかに広がっていった。
🔵🔵🔵 大成功
ネスリー・フォールンハイン
◆心情
初詣…前に家族で行ったのって、いつだっけ。
…誘ってたら、あの人達は来てくれたかな。
なんてね、言っても困るだけか。「会社」なんだし。家族とは違うんだから。
◆行動
行くのは…まぁ、昼でいっか。遅れたら最悪だし。最悪向こうで寝ててもいいし。
服?別に…普段着だけど。寒いのは嫌だから着込んでくけどね。着物とか毎年着てらんなくない?
ま、とりあえず。さっさと初詣済ませて、さっさと売店調べて、速攻で潰して帰ろ。
じゃ、手水舎から…当然でしょ、手順はしっかりやっとかないと。効率的に済ませるのと、手抜きするのは違うから。
調査も効率的に、速攻で済ませるよ。別に、熊とか…ちょっと可愛いだけだし。リアルじゃ迷惑だし。
◆心情
初詣…前に家族で行ったのって、いつだっけ。
…誘ってたら、あの人達は来てくれたかな。
なんてね、言っても困るだけか。「会社」なんだし。家族とは違うんだから。
◆行動
行くのは…まぁ、昼でいっか。遅れたら最悪だし。最悪向こうで寝ててもいいし。
服?別に…普段着だけど。寒いのは嫌だから着込んでくけどね。着物とか毎年着てらんなくない?
ま、とりあえず。さっさと初詣済ませて、さっさと売店調べて、速攻で潰して帰ろ。
じゃ、手水舎から…当然でしょ、手順はしっかりやっとかないと。効率的に済ませるのと、手抜きするのは違うから。
調査も効率的に、速攻で済ませるよ。別に、熊とか…ちょっと可愛いだけだし。リアルじゃ迷惑だし。
(初詣……かぁ……)
前に家族と連れ立って行ったのはいつのことだっただろう。もし、今日も誘ったならば来てくれたのだろうか――そこまで考えて、ネスリー・フォールンハイン(|黒昼夢《ワールドリーム》・h01500)は緩く首を振った。
(なんてね、言っても困るだけか。“会社”なんだし)
家族とは違うんだから。そう、どこか自分に言い聞かせるように心中で呟きながら、境内へと入る。
万一にでも事件発生時に遅参したら最悪だからとこうして昼に出てきたが、魔道具に睡魔を肩代わりさせているとはいえ、娘の脳底にはどんよりと眠気が沈んでいた。場合によっては、頃合いまではどこか場所を見つけて眠るのもやむを得まい。
(ま、とりあえず。さっさと初詣済ませて、さっさと売店調べて、速攻で潰して帰ろ)
起きていられる時間は有限だ。1秒たりとも無駄にはできない。故に、新年だからと着物なぞ――そもそも年中着ていられるものでもないけれど――着付けて詣でる気も更々なかった。いつもの普段着に、寒さを凌ぐたっぷりの防寒具があればそれで十分だ。
ネスリーは真っ直ぐに手水舎へと立ち寄り、手と口を清めてから境内の散策を始めた。目的はどうであれ、ここが神社であるならきちんと手順に則らねば。効率的に済ませることと手抜きをすることは、また別次元の話だ。
参拝し、神籤も引き――凶だったので確り『禍転為福御守』も貰ってきた――、そして露店群へと歩を向ける。
(……あ。あれが、くまの露店……)
色合いは優しいパステルカラーなのに、デザインが派手すぎてかなり主張が激しいその外観に一瞬脚を止めながらも、さらりと店先を覗く。幸い、こちらは無難な品揃えのようだ。
「お客さん、そちら、気に入りました?」
「別に、熊とか……ちょっと可愛いだけだし。リアルじゃ迷惑だし」
「はははっ。どうぞどうぞ、お好きなだけ見ていってください」
特に気にする素振りもなく、からりとそう言った店主の声を聞きながら、ネスリーは再び眼下に並ぶ可愛らしいくまさんの群れを見つめるのだった。
🔵🔵🔵 大成功
夢咲・紫雨
【夢芽】アドリブ◎
【年始詣】
初詣一人で来ちゃったけど
誰か誘えばよかったな
そんな風に思っていると声をかけられて
「うん?おねえさんも一人ですか?」
「誰かと来たらよかったあと思ってたとこだったので、ぜひ。」
女の子だし安心だー、この出会いも神様の思し召しってやつ?なんて思いながら、お誘いを快諾
仲良くなりたくて自己紹介も忘れずに
「夢咲紫雨。紫雨って呼んでくれるとうれしい、です。」
「……かわいい名前。こませんぱい、よろしくね?」
お参りを終えた後、せんぱいからのお誘い
「もちろん。せんぱい、甘いもの好き?」
「わたあめ食べましょ!」
露店に向かい、くまグッズにはかわいいと反応しつつもスルー
甘いものを中心に堪能する
【夢芽】アドリブ◎
【年始詣】
初詣一人で来ちゃったけど
誰か誘えばよかったな
そんな風に思っていると声をかけられて
「うん?おねえさんも一人ですか?」
「誰かと来たらよかったあと思ってたとこだったので、ぜひ。」
女の子だし安心だー、この出会いも神様の思し召しってやつ?なんて思いながら、お誘いを快諾
仲良くなりたくて自己紹介も忘れずに
「夢咲紫雨。紫雨って呼んでくれるとうれしい、です。」
「……かわいい名前。こませんぱい、よろしくね?」
お参りを終えた後、せんぱいからのお誘い
「もちろん。せんぱい、甘いもの好き?」
「わたあめ食べましょ!」
露店に向かい、くまグッズにはかわいいと反応しつつもスルー
甘いものを中心に堪能する
芽吹・こま
【夢芽】アドリブ◎
【初詣】
私、初めての初詣でして!
しっかりと準備をして臨んでおります!
と言ったものの、一人はちょっぴり寂しくて
同じく一人で向かわれる方に声をかけちゃいます!
「もし、そこなお嬢さん。一人で向かわれますのなら、ご一緒させて頂けませんか?」
ドキドキしましたが、思い切ってみるものですね!
「私、芽吹こまと申します。呼びやすいように呼んでくださいまし。紫雨様!」
せんぱいと!なんだか照れ臭いですわ!
「えぇ、えぇ!よろしくお願いしますね!」
「紫雨様!この後、お時間ありますか?私、ここの露店も気になってまして…」
せっかくなのだから誘っちゃいます!
「えぇ!甘味はとても好きでして!行きましょう!」
【夢芽】アドリブ◎
【初詣】
私、初めての初詣でして!
しっかりと準備をして臨んでおります!
と言ったものの、一人はちょっぴり寂しくて
同じく一人で向かわれる方に声をかけちゃいます!
「もし、そこなお嬢さん。一人で向かわれますのなら、ご一緒させて頂けませんか?」
ドキドキしましたが、思い切ってみるものですね!
「私、芽吹こまと申します。呼びやすいように呼んでくださいまし。紫雨様!」
せんぱいと!なんだか照れ臭いですわ!
「えぇ、えぇ!よろしくお願いしますね!」
「紫雨様!この後、お時間ありますか?私、ここの露店も気になってまして…」
せっかくなのだから誘っちゃいます!
「えぇ!甘味はとても好きでして!行きましょう!」
人の身を得て初めての初詣。
ならばと気合い十分、準備万端でいざ詣でてみたものの、
(独りはちょっぴり淋しいですわ……はっ!)
神社へと向かう人々の波のなか、視線の先に近しい年頃の少女を見かけた芽吹・こま(平和な明日を夢見て・h00319)は、ぱたぱたと小走りで駆け寄った。
「もし、そこなお嬢さん。一人で向かわれますのなら、ご一緒させて頂けませんか?」
「うん? おねえさんも一人ですか?」
脚を止め、振り向いた夢咲・紫雨(dreaming・h00793)の印象的な眸に、思わず「はい!」とだけ応えたこまは、緊張に高鳴る胸を押さえた。
「そうなんですね。わたしも『誰かと来たらよかったあ』と思ってたとこだったので、ぜひ」
魅力的な声とともに、そう自然と笑みが洩れる。話を合わせたのではなく本心だし、なにより同じ女の子なら安心だ。この出会いも神様の思し召しってやつ? なんて。折角なら、この機に仲良くなりたい。
「わたしは夢咲紫雨。紫雨って呼んでくれるとうれしい、です」
「私、芽吹こまと申します。呼びやすいように呼んでくださいまし。紫雨様!」
「……かわいい名前。こませんぱい、よろしくね?」
(“せんぱい”と! なんだか照れ臭いですわ!)
お犬様、と崇められたことはあっても、近しい者同士のそんな呼び名は聞き慣れなくて。「えぇ、えぇ!よろしくお願いしますね!」と、こまは更に胸を躍らせ、傍らに並びながら歩き出す。
賑わう境内へと入り、鳥居を抜けて参道をゆく。拝殿まで辿り着くのもそれなりの時間がかかったけれど、寧ろ知り合ったばかりで会話も弾み、物足りないくらい。
「紫雨様! この後、お時間ありますか? 私、ここの露店も気になってまして……」
参拝を終えたらさよならなのだろうか――それはまだ淋しいと、思い切ってこまが声をかければ、
「もちろん。せんぱい、甘いもの好き?」
「えぇ! 甘味はとても好きでして!」
「なら、わたあめ食べましょ!」
「はい! 行きましょう!」
気持ちのままに弾む声はもう、隠しもせずに。
可愛いくまぐっずもあったけれど、今はそれよりこのひとときを満喫したくて――紫雨とこまはふたり、突撃・新春甘味巡りに勤しむのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
目・魄
【年始詣で(日中)】
何時ものコートは脱ぎ、私服として新年に合う着物袖を通し街を散策に行こうか
狙いは怪しいくまグッズの露店
名目は興味にそそられてというのもあるけれど、うちの御子が喜びそうなものでもあれば土産に買い求めてもいいのではないかと密かに思い
散策かねての調査かな。
神社も覗いておこうか迷うも、うちに神様はいらっしゃるし…
と、おもいつつ耳についた御神籤の話にふらりと誘われ
おっと、誘われてたどり着いた『くまのじんじゃ』情報筋の神社であれば迷いなく中へ誘われる様に軽やかな下駄音を鳴らし
勝負ごとに良い神社なら引いておくのが通でしょう。
良くば『大吉』を
あわよくば『凶』でも面白い事になりそうだ。
どちらに転ぶのも楽しみだと、不敵な笑みを口元に浮かべ目を細めてお神籤をいざ
※健全良識ある範囲内であればアドリブ絡み等、大歓迎。
【年始詣で(日中)】
何時ものコートは脱ぎ、私服として新年に合う着物袖を通し街を散策に行こうか
狙いは怪しいくまグッズの露店
名目は興味にそそられてというのもあるけれど、うちの御子が喜びそうなものでもあれば土産に買い求めてもいいのではないかと密かに思い
散策かねての調査かな。
神社も覗いておこうか迷うも、うちに神様はいらっしゃるし…
と、おもいつつ耳についた御神籤の話にふらりと誘われ
おっと、誘われてたどり着いた『くまのじんじゃ』情報筋の神社であれば迷いなく中へ誘われる様に軽やかな下駄音を鳴らし
勝負ごとに良い神社なら引いておくのが通でしょう。
良くば『大吉』を
あわよくば『凶』でも面白い事になりそうだ。
どちらに転ぶのも楽しみだと、不敵な笑みを口元に浮かべ目を細めてお神籤をいざ
※健全良識ある範囲内であればアドリブ絡み等、大歓迎。
竜雅・兎羽
連携・アドリブ歓迎
【年始詣で(日中)】
折角ですから、おみくじで運試しをしたいです。
何が出ますかねー♪
記憶にある限り引いたことがないので、何が出ても楽しみです♪
(のんきな記憶喪失娘)
(悪い物が出ても前向きにとらえる)
出店も気になるんですよね…怪しいくまさんがいっぱいあるとか。
…私、くま型のわたあめが欲しいんですよね。
きっとかわいくて美味しいんでしょうね♪
…あ、怪しいことはちゃんとわかってますよ。でも試してみない事には…ね?
(ちゃっかりくまバルーンも買って露店を満喫している。かわいさには勝てなかった様だ)
(側で護霊「竜兎」が自分の分も!と主張しており、二人で仲良く分けている)
連携・アドリブ歓迎
【年始詣で(日中)】
折角ですから、おみくじで運試しをしたいです。
何が出ますかねー♪
記憶にある限り引いたことがないので、何が出ても楽しみです♪
(のんきな記憶喪失娘)
(悪い物が出ても前向きにとらえる)
出店も気になるんですよね…怪しいくまさんがいっぱいあるとか。
…私、くま型のわたあめが欲しいんですよね。
きっとかわいくて美味しいんでしょうね♪
…あ、怪しいことはちゃんとわかってますよ。でも試してみない事には…ね?
(ちゃっかりくまバルーンも買って露店を満喫している。かわいさには勝てなかった様だ)
(側で護霊「竜兎」が自分の分も!と主張しており、二人で仲良く分けている)
今日ばかりは普段のコートではなく、新しき年を迎えんと私服の着物を纏った目・魄(❄️・h00181)は、年始早々の調査がてらにぶらりと街へ繰り出した。
一番の目的は、怪しいと言われるくまグッズの露店。興味がそそられたという理由もあれど、我が御子が喜びそうなものでもあれば土産にするのも良さそうだ、と心中で笑みを洩らす。
(拝殿も一応、覗いておこうか……? しかし、うちに神様はいらっしゃるし……)
はてさてどうしたものかと逡巡していれば、耳に入ってくるのは愉しそうな子供たちの声。
(ふむ、凶が出たら貰える、縁起直しの『禍転為福御守』……)
聞けば、勝負事に強い神社らしい。ならば引いておくのが通というものだろう、と魄はひとまず露店の並びを抜けてそのまま参道の奥へと向かった。拝殿の脇にある社務所に立ち寄ると、早速目当てのお神籤を引いてみる。
(良くば『大吉』を……あわよくば『凶』でも面白いことになりそうだ)
黒硝子越しに眼を細め、不敵な笑みを湛えながら引いた籤を開こうとしたとき、傍らで明るい声が響いた。
「何が出ますかねー♪ ――あ、中吉です」
折角だから運試しを、と引いたお神籤はまずまずの結果で、竜雅・兎羽(歌うたいの桃色兎・h00514)は花咲くようにほわりと綻ぶ。記憶の限りではお神籤なぞ引いたこともなく――失われた記憶を嘆くこともなく、ただ呑気に――一種の博打的な要素はどんな結果であろうと面白いだろうと思っていた。悪ければそれはそれ、これ以上落ちることはないということでもある。
「俺は……嗚呼、大吉だね」
「お兄さん凄いですね。あ、なんか入ってますよ?」
きょとりと瞬いた娘に倣って視線を落とせば、神籤とは別にもうひとつ包みが入っていた。開けてみると、金に燦めく、なんともちいさな恵比寿様と大黒様のチャームがあった。
「おや、これは……?」
「……なるほど、大吉にはそれが入っているみたいです。やりましたね、お兄さん♪」
からりと微笑む兎羽に、魄も軽く礼を添えた。その流れで、そうだ、と問いかけを切り出す。
「お嬢さん、もし“くまのグッズ”を扱う露店を知っていたら、教えてくれないかい? 子への土産にと思ってね」
「あ、それなら一緒に行きましょう♪ 私も気になってたんですよ。……怪しいくまさんがいっぱいあるとか」
そう言って、ピンクの髪を靡かせて躍る足取りで歩き始めた兎羽の後に、魄も続く。程なくして見えてきた、パステルカラーなのにド派手な露店へと入ってみれば、外観より随分と無難な品々が並んでいた。
「あっ、くま型のわたあめあった♪」
「それがお目当てかい?」
「はい。きっとかわいくて美味しいんだろうなぁ、って。――うん、見た目は想像以上にかわいい♪」
ぽっちゃり楕円形の顔に、まあるい耳ふたつ。円らな眸と口の配置も絶妙だ。こちらもパステルカラーで何種類かあり、兎羽はしばし熟考する。
「確かにこれは可愛らしいね。あの子も喜んでくれそうだ。……とはいえ先程、“怪しいくまが”と言っていなかったかい?」
ふと湧いた疑問を魄が投げてみれば、ぎくりと効果音が聞こえてきそうなぎこちなさで笑う兎羽。
「……あ、怪しいことはちゃんとわかってますよ。でも試してみないことには……ね?」
「ふふ……そうだね。やってみなければ分からないこともあるものだ」
自身もまた、まさか子を拾うとは思ってもいなかった。幾許か昔であれば、今のこの生活を想像すらしていなかっただろう。
「ですよね? ――じゃあ、このわたあめと……あー……やっぱりあのくまバルーンも。――えっ? 竜兎も欲しいの? じゃあ半分こしよう♪」
口許に笑みを湛える魄の傍ら、ひょっこり顔を出した護霊の主張に兎羽もひとつ苦笑を零して。
その後もしばらく、ふたりは露店巡りを満喫するのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
第2章 集団戦 『クマぐるみ怪人』
POW
ファンシーフィールド
半径レベルm内の敵以外全て(無機物含む)の【ファンシー力】を増幅する。これを受けた対象は、死なない限り、外部から受けたあらゆる負傷・破壊・状態異常が、10分以内に全快する。
半径レベルm内の敵以外全て(無機物含む)の【ファンシー力】を増幅する。これを受けた対象は、死なない限り、外部から受けたあらゆる負傷・破壊・状態異常が、10分以内に全快する。
SPD
カワイイ悪巧み会議
先陣を切る(シナリオで、まだ誰のリプレイも出ていない章に参加する)場合、【カワイイ仕草】と共に登場し、全ての能力値と技能レベルが3倍になる。
先陣を切る(シナリオで、まだ誰のリプレイも出ていない章に参加する)場合、【カワイイ仕草】と共に登場し、全ての能力値と技能レベルが3倍になる。
WIZ
くまくま行進曲
「【くまくま行進曲】」を歌う。歌声をリアルタイムで聞いた全ての非√能力者の傍らに【対象を誘うミニクマ】が出現し、成功率が1%以上ある全ての行動の成功率が100%になる。
「【くまくま行進曲】」を歌う。歌声をリアルタイムで聞いた全ての非√能力者の傍らに【対象を誘うミニクマ】が出現し、成功率が1%以上ある全ての行動の成功率が100%になる。
√マスクド・ヒーロー 普通11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
●可愛いは正……義?
元日の賑わいも漸く落ち着いてきた夕暮れ時、じわりと変わった空気に気づき、気配の元へと駆けつけた√能力者たちが見たものは、大量のクマぐるみ怪人(全長2m)たちだった。
「ふっふっふっふ……くま好きのみんなのために来てやったくまー!」
「嬉しいくま? 新年早々、テンションアガるくま?」
「これからパレードするくま! ファンシーワールドで沼るくまー!!」
お呼びでない――と言いたいところだけれど、どうやらこの場に溢れるくま愛をどこぞからキャッチしたようだ。
「どうしたくま? みんな遠慮してるくまね?」
「なら、ぼくの方からハグしにいくくま――!!」
サービスの押し売りとはまさにこのこと。愛らしい外見とは裏腹に、結構図太い神経らしい。
とにもかくにも、群れなすクマぐるみ怪人をどうにかしなければ大将も現れまい。
迫り来る脅威を前に、√能力者もまた応戦するのであった――。
✧ ✧ ✧
【マスターより】
・戦場は境内の外れ、一般人は来ることのない場所となりますので、人払いや一般人への影響は考慮しなくて構いません。
・コメディですので、戦闘よりもクマぐるみ怪人への行動や心情に重きを置いたプレイングを推奨します。
・プレイング受付期間は特に明示しない予定でしたが、想像以上にご参加をご検討くださっている方が多いようなので、目安を設けることにいたしました。
詳細はタグをご参照ください。タグにある日時以降も引き続きフォームが閉まるまでは受け付けますが、突然閉まる可能性が高いのでご注意ください。
ネスリー・フォールンハイン
◆心情
…いや、私はちょっと無理。
ぬいぐるみとか、小さくて大人しくしてるから可愛いって部分あるでしょ?
こんなデカさで動き回って、しかも喋ってるし多いしデカいし。
うん、まぁ、ちょっと無理。
もうテーマパークの着ぐるみに喜ぶって歳でもないしね。
◆行動
まぁ、そういうわけだから。とりあえず大人しくなってくれない?縮むのは無理としても。
|夢の監獄《フォーリンナイト》、魔力放出を開始…|あなたに休息を《フォーリンドーズ》、照準合わせ…
|白昼の微睡《フォーリンダウン》、発射。
ああ、巻き添えにはならない方がいいかも。いや、被害が出るとかじゃないんだけど。実際強化効果もあるんだけど。
…後からすっごい眠くなるから。
◆心情
…いや、私はちょっと無理。
ぬいぐるみとか、小さくて大人しくしてるから可愛いって部分あるでしょ?
こんなデカさで動き回って、しかも喋ってるし多いしデカいし。
うん、まぁ、ちょっと無理。
もうテーマパークの着ぐるみに喜ぶって歳でもないしね。
◆行動
まぁ、そういうわけだから。とりあえず大人しくなってくれない?縮むのは無理としても。
|夢の監獄《フォーリンナイト》、魔力放出を開始…|あなたに休息を《フォーリンドーズ》、照準合わせ…
|白昼の微睡《フォーリンダウン》、発射。
ああ、巻き添えにはならない方がいいかも。いや、被害が出るとかじゃないんだけど。実際強化効果もあるんだけど。
…後からすっごい眠くなるから。
「みんなのだぁ~いすき! クマぐるみだくま――♪」
「……いや、ちょっと無理」
きゃるるん! という効果音でも聞こえてきそうな仕草と円らな眸で躍り出てきたクマぐるみ怪人を、ネスリー・フォールンハイン(|黒昼夢《ワールドリーム》・h01500)は容赦なくぶった切った。
「え……? きみはくまが好きじゃないくま……!? どうしてくま!?!?」
「普通に考えてみてよ。ぬいぐるみとか、小さくて大人しくしてるから可愛いって部分あるでしょ? なのに、こんなデカさで動き回って……しかも喋ってるし多いしデカいし」
「全否定くま――!?!?」
「元気出すくま……あの子も、本当はぼくたちのこと好きくまよ……」
「そうくま……ちょっと照れてるだけくま……」
がくりと膝から崩れ落ちたくまを、別のくまたちが肩や背に手を添えながら健気に励ます。その自己肯定感の高さは一体どこから来るのか。
「……もう、テーマパークの着ぐるみに喜ぶって歳でもないから……とにかく無理なものは無理。とりあえず大人しくなってくれない?」
これでは埒が明かないと、ネスリーは溜息交じりに速攻先手を仕掛けた。結構無駄な時間を消費してしまった。ここで彼らが縮むのはどう足掻いても無理なのは明白。ならば共存の道はない。
今迄|夢の監獄《フォーリンナイト》に溜め込んだ魔力を一気に放出しながら、小型大砲へと注ぐ。照準を合わせる先は、無論――クマぐるみ怪人の群れ。
心中で引き金を引くと同時、|強力な睡魔《堕落》を纏った弾丸が真っ直ぐにクマぐるみたちを襲った。
「ぐ、ぐま゛ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「可愛くない声……」
着弾すると同時に爆風が舞い上がり、あれほどパワフルだった面々から一瞬にしてやる気を削いでゆく。
次々に倒れ伏すくまたちを前に、ふとネスリーが口を開いた。
「ああ……ほかの人は巻き添えにはならない方がいいかも。いや、被害が出るとかじゃないんだけど。実際強化効果もあるんだけど」
――後から、すっごい眠くなるから。
🔵🔵🔵 大成功
空沢・黒曜
あ、なんか出てきた。
着ぐるみじゃなくて怪人…結構迫力というか圧があるね?(身長差)
言葉も見た目も遊園地のちびっこたちに大人気間違いなしだろうけど怪人だからまあ、アウトだよね。
大将見つけるためにちょーっと蹴散らさせて貰わないと。
…くまくま行進曲?ミニクマ?
更にあざとさ上乗せしてくるとはやるね…!
テーマソングは客商売には大事だと思うんだ。
一般人が沢山いたら大変だったかもだけど今はいないし大丈夫。
√能力でさくっと温泉掘って足浸けて、一気に切り込みすぱーんとツルハシでしばいて千切っては投げの勢いでくまぐるみ倒して行こう。
中身だけをしばく。…ガワ壊したらなんか色々夢が壊れそうだし。
※アドリブ絡み等お任せ
あ、なんか出てきた。
着ぐるみじゃなくて怪人…結構迫力というか圧があるね?(身長差)
言葉も見た目も遊園地のちびっこたちに大人気間違いなしだろうけど怪人だからまあ、アウトだよね。
大将見つけるためにちょーっと蹴散らさせて貰わないと。
…くまくま行進曲?ミニクマ?
更にあざとさ上乗せしてくるとはやるね…!
テーマソングは客商売には大事だと思うんだ。
一般人が沢山いたら大変だったかもだけど今はいないし大丈夫。
√能力でさくっと温泉掘って足浸けて、一気に切り込みすぱーんとツルハシでしばいて千切っては投げの勢いでくまぐるみ倒して行こう。
中身だけをしばく。…ガワ壊したらなんか色々夢が壊れそうだし。
※アドリブ絡み等お任せ
「――あ、なんか出てきた」
「こんなプリティキュートなクマぐるみに向かって、なんかとはひどいくま! ……って、もしやきみもお仲間!?」
「いやこれ自前だから」
円らな眸に期待感を滲ませるクマぐるみ怪人を前に、空沢・黒曜(輪る平坦な現在・h00050)は即答した。仲間ではないのは事実だし、一緒にされたら人として終わっているような気がする。
「にしても……着ぐるみじゃなくて怪人、か……結構迫力というか圧があるね?」
およそ40cmほどの身長差のある相手を見上げながら、そう独り言ちる。口調も見目も、ここが遊園地であればちびっ子たちに大人気なのだろうが、そもそも怪人では全部がアウトだ。
「さてと……大将見つけるために、ちょーっと蹴散らさせて貰うよ!」
「そう簡単にやられるわけにはいかないくま! みんな、行くよ! ――『くまくま行進曲』!」
「うわ、更にあざとさ上乗せしてくるとはやるね……!」
思わず行進したくなるリズムで、軽やかな歌声を響かせる怪人たち。
意外にも美声なのは良いが、歌うだけで行進しないのか――そんな疑問も過ぎったが、一応黙っておいた。
「ふっふっふ……これでぼくらのやることなすこと、必ず成功しちゃうくま!」
「……でも、一般人いないから大した被害ないよね」
「!?!?!?!? そ、そうだったくま――!!!!」
もしや脳も綿でできているのだろうか――思わずそんなことも過ぎったが以下略。
「まぁ、じゃあさくっとね」
手にしたツルハシで瞬く間に掘って湧いた温泉にざぶりと脚を浸けた黒曜は、速攻湯船から出るやいなや瞬く間に怪人の群れへと突撃した。
すぱーん!
すぱぱ――ん!!
すぱぱぱ――ん!!!
「く~~~~ま~~~~」
「く、くま――!!!」
「さ、最後まで歌わせるくま~~~~!!」
獲物でしばいて千切って投げて――目まぐるしい勢いでばったばったと怪人を倒してゆく黒曜は、ひとつだけ配慮をしていた。
(しばくのは中身だけ……中身だけ……。ガワ壊したら、なんか色々夢が壊れそうだし)
知らないことが良いこともある――そんな世界の均衡を護るのもまた、力ある者の務めなのだ。
🔵🔵🔵 大成功
薄羽・ヒバリ
ウソ、敵ってこの子達なのー?
こんなにふわふわもこもこ…
ちょーキュートなのに攻撃するとか無理すぎだしっ
えっえっ、嬉しいけどこっちに来ないでってば!
私はあなた達を攻撃したくないの!
こほんと咳払いしてkey:AIRを操作すれば、お仕事モードのヒバリへと早変わり
CODE: Assistを起動
半径20m内の味方全員にレギオンが放つリンケージワイヤーを接続
命中率と反応速度を強化してあげる!
さっ、みんなのお手並み拝見って感じ?
ち、ちがーう!
私が攻撃したくないからみんなに任せてるなんてそんなワケ…
こちらに攻撃が飛んでくるのならDef:CLEARのエネルギーバリアを展開してガード
とにかく任せたから!
よろよろーっ
ウソ、敵ってこの子達なのー?
こんなにふわふわもこもこ…
ちょーキュートなのに攻撃するとか無理すぎだしっ
えっえっ、嬉しいけどこっちに来ないでってば!
私はあなた達を攻撃したくないの!
こほんと咳払いしてkey:AIRを操作すれば、お仕事モードのヒバリへと早変わり
CODE: Assistを起動
半径20m内の味方全員にレギオンが放つリンケージワイヤーを接続
命中率と反応速度を強化してあげる!
さっ、みんなのお手並み拝見って感じ?
ち、ちがーう!
私が攻撃したくないからみんなに任せてるなんてそんなワケ…
こちらに攻撃が飛んでくるのならDef:CLEARのエネルギーバリアを展開してガード
とにかく任せたから!
よろよろーっ
「はーい! くまたんだよー! ぼくたちと一緒に遊ぼうくま!」
「ウソ……敵ってこの子達なのー?」
可愛くウインクしながら群れでやってくるクマぐるみ(怪人)たちを前に、思わず薄羽・ヒバリ(alauda・h00458)は後退った。
「こんなにふわふわもこもこ……ちょーキュートなのに攻撃するとか無理すぎだしっ」
「そうだくま……ぼくとぎゅーってハグするくま……抱き心地も手触りも抜群くまよ……?」
「えっえっ、嬉しいけどこっちに来ないでってば! 私はあなたたちを攻撃したくないの!」
じりじりと後退しながらも、こほんとひとつ咳払いしたヒバリは愛機のキーボードに指を添えた。“お仕事モード”に切り替わるには、それだけで十分!
「さっ、命中率と反応速度を強化してあげる! ――みんなのお手並み拝見って感じ?」
小型無人兵器『レギオン』への命令コードを手早く打ち込むと、仲間たちへとリンケージワイヤーが放たれた。
そんな様子を前に、ひとりのクマぐるみ怪人が呟く。
「……つまり、人任せってことくま?」
「ち、ちがーう! 私が攻撃したくないからみんなに任せてるなんてそんなワケ……」
「なら、まずはぼくとハグだくま――ぐはっ……!」
「あ、ごめん|Def:CLEAR《バリア》が自動的に弾いちゃった」
ヒバリの間近まで突撃してきたものの|透明な壁《なにか》に盛大にぶつかったクマぐるみ怪人は、衝撃で弾き飛ばされながらあまりの痛さに地面をごろごろと転がった。あまりあの外皮(?)に防御能力はないらしい。派手にぶつかり悶絶する様は、可愛くもあるけれどちょっと可哀想かもしれない。
「だ、大丈夫……? って言ってる場合じゃないか。――とにかく任せたから! よろよろーっ」
こういうものは、適材適所――あとはバックアップに努めんと、ヒバリは仲間たちへひらりと手を振りながら、ばびゅんと戦場後方へ駆けていった。
🔵🔵🔵 大成功
茶治・レモン
なるほど、これが可愛いの暴力と言う奴ですか
僕も、可愛いのは好きですよ
くまも勿論大好きです
だけどほら、折角これだけのくまが揃ったわけですから
僕好みのくま、探してきても良いですか?
好みじゃないのは、魔導式刀剣技巧で切り捨てて行きます
我こそはと思うくまは、是非僕のもとへ来て下さいね
もっとふわふわの毛並みで!色も柔らかくて!
目は光沢感があって!愛らしいのが良いんです!
あっ、すみませんチェンジで
ネクタイが歪んでるのは論外です
可愛い仕草について研究する前に、常識を身に付けて貰えますか?
これだけのくまがいて、僕好みのくまがいないのですが…!
許せません、僕の純情返して下さい
くまぁ!(お前を殺す)
なるほど、これが可愛いの暴力と言う奴ですか
僕も、可愛いのは好きですよ
くまも勿論大好きです
だけどほら、折角これだけのくまが揃ったわけですから
僕好みのくま、探してきても良いですか?
好みじゃないのは、魔導式刀剣技巧で切り捨てて行きます
我こそはと思うくまは、是非僕のもとへ来て下さいね
もっとふわふわの毛並みで!色も柔らかくて!
目は光沢感があって!愛らしいのが良いんです!
あっ、すみませんチェンジで
ネクタイが歪んでるのは論外です
可愛い仕草について研究する前に、常識を身に付けて貰えますか?
これだけのくまがいて、僕好みのくまがいないのですが…!
許せません、僕の純情返して下さい
くまぁ!(お前を殺す)
「え? ヒバリさん!?」
颯爽と自分の横を駆けて後退していく仲間に気づき、茶治・レモン(魔女代行・h00071)が反射的に振り返った。可愛いに抗えなかったのかとすぐに合点すると、再び対峙するクマぐるみ怪人たちを見据える。
「可愛い男の子くま!」
「おいでおいで~。ハグしてあげるくまよ~」
きゃは☆ と言わんばかりの決めポーズをした怪人たちを前に、けれどレモンの眼は冷静に状況を映していた。
「なるほど、これが可愛いの暴力という奴ですか……」
「そう! ぼくら可愛いくま!」
「見る目があるくま! 将来有望くまね~」
「……僕も、可愛いのは好きですよ。くまも勿論、大好きです。……だけど、ほら――」
一歩、また一歩と踏み出す少年。
そのやや小柄な身体に纏う、とてつもない執念のような熱量のようななにかを一瞬にして感じ取った怪人たちは一斉に動きを止めた。じり、と思わず後退する。
「折角これだけのくまが揃ったわけですから……僕好みのくま、探しても良いですか?」
「そ、そういうことなら是非にくま!」
「そ、そうそう! お気に入りの子がきっと見つかるくまよ!」
「――好みじゃないのは、魔導式刀剣技巧で切り捨てて行きます」
「ひぃ!!!!!!!」
この子、可愛い外見とは裏腹に怖い――いや、すくなくとも可愛いものに対する熱量が半端ないのでは――。
そう怪人たちが気づくも、時既に遅し。
「我こそはと思うくまは、是非僕のもとへ来て下さいね……!」
「ひ、ひゃあああああああ!!!」
「無理くま――!!!!」
「あの子眼が本気くまよ――!!!」
「まずはそこのピンクのあなたから!」
言うと同時に地を蹴ったレモンは、手にした|玉手《ぎょくしゅ》を瞬時に魔導式の刀剣へと変えた。小柄な体躯を活かして死角に回り込むと、怪人と視線が合う前に一太刀を浴びせる。
「僕の好みは! もっとふわふわの毛並みで!」
ずばっ!!
「色も柔らかくて!」
ざしゅっ!
「目は光沢感があって! 愛らしいのが良いんです!」
「それならぼくは――」
「あっ、すみませんチェンジで」
ざしゃっ!!!
「……ネクタイが歪んでるのは論外です」
「この子……“可愛い”へのこだわりが半端ないくま……!」
次々に屠られていく仲間たちを前に、逃げ腰になるクマぐるみ怪人たち。
だが、それでもレモンは止まらない。
「そもそもですけれど……可愛い仕草について研究する前に、常識を身に付けて貰えますか?」
「「「ひぃぃ!!!」」」
「大体、これだけのくまがいて、僕好みのくまがいないなんて……許せません」
「ちょ、ちょっとくらい妥協するのは――」
「しません……! 僕の純情、返してください」
ふつふつと湧き上がる熱量のまま距離を縮めてくる少年に、怪人たちは身を寄せ合ってぷるぷると震え上がる。
レモンが構えた刃に、彼らの円らな眸が映った。
――|くまぁ《お前を殺す》!
🔵🔵🔵 大成功
緇・カナト
【狼と牛】
うわ、見た目のサイズ感が
エンペラーオブくま…!
……じゃあなくって、
プリティラブリ〜お面の事とか
木彫りの鮭とか一旦忘れて
マジメにお仕事しましょうか
見た目もカワイイ仕草ってのも
気が抜けてくるんだよなぁ…
能力は侮れないらしいって話だから
足元の影業、猟犬に似た其れらを
威力偵察代わりに嗾けてもみて
クマVSイヌ+牛だと分が悪いって?
オレもきちんと働くから安心しなよ〜っと
マサカリならぬ得物の手斧を担いだならば
お稽古でもしてくれる?
攻撃しようと来る怪人に向けて
オートキラーでのカウンター狙いを
ヒグマみたいに強そうな一撃でも
当てられなければ如何という事もない
それじゃあ引き続き、遊ぼうか
アドリブ大歓迎
【狼と牛】
うわ、見た目のサイズ感が
エンペラーオブくま…!
……じゃあなくって、
プリティラブリ〜お面の事とか
木彫りの鮭とか一旦忘れて
マジメにお仕事しましょうか
見た目もカワイイ仕草ってのも
気が抜けてくるんだよなぁ…
能力は侮れないらしいって話だから
足元の影業、猟犬に似た其れらを
威力偵察代わりに嗾けてもみて
クマVSイヌ+牛だと分が悪いって?
オレもきちんと働くから安心しなよ〜っと
マサカリならぬ得物の手斧を担いだならば
お稽古でもしてくれる?
攻撃しようと来る怪人に向けて
オートキラーでのカウンター狙いを
ヒグマみたいに強そうな一撃でも
当てられなければ如何という事もない
それじゃあ引き続き、遊ぼうか
アドリブ大歓迎
野分・時雨
【狼と牛】
パレードやめろ。中止だ、中止……でっっっか。
普通にヒグマじゃないですか。エンペラーだとキング超えてそう。
クマさま方、落ち着いてください!今年は巳年です。干支に混ざるにも遅すぎます。お帰りいただいてどうぞ。
話しつつ近づき、早業で鋼糸を使い締め上げます。
これ攻撃効いてます?ボンレスクマみたいになってません?ハグしようとするな。そのまま背骨折る気でしょ。
カナトさん、バシっと切断どうぞ。
クマ好きなお友だちもいる手前、ぼくも切ったり刻んだりすると目に優しくないですかねぃ。
卒塔婆に装備を切りかえて、カナトさんのいる方へしばき投げます。
おら、ケツだせ!!!
(アドリブ他おまかせ)
【狼と牛】
パレードやめろ。中止だ、中止……でっっっか。
普通にヒグマじゃないですか。エンペラーだとキング超えてそう。
クマさま方、落ち着いてください!今年は巳年です。干支に混ざるにも遅すぎます。お帰りいただいてどうぞ。
話しつつ近づき、早業で鋼糸を使い締め上げます。
これ攻撃効いてます?ボンレスクマみたいになってません?ハグしようとするな。そのまま背骨折る気でしょ。
カナトさん、バシっと切断どうぞ。
クマ好きなお友だちもいる手前、ぼくも切ったり刻んだりすると目に優しくないですかねぃ。
卒塔婆に装備を切りかえて、カナトさんのいる方へしばき投げます。
おら、ケツだせ!!!
(アドリブ他おまかせ)
「……レモンくん、結構くまに拘りがあったんですね……」
「みたいだねぇ……。ここは一旦、プリティラブリ〜お面のこととか木彫りの鮭とか忘れて、マジメにお仕事しましょうか」
仲間の意気込みを見守りつつ呟いた野分・時雨(初嵐・h00536)に、緇・カナト(hellhound・h02325)も静かに頷いた。ちなみに、時雨の頭にはまだプリンセスくまのお面はついたままだ。
「――というか、パレードやめろ。中止だ、中止……!」
「ええー? そう言って、実はちょっとは楽しんでたくまでしょ~?」
しなっ、なよっと身体をくねらせながら窺ってくる2mのクマぐるみ怪人たちを改めて前にしたふたりは、思わず眉間に――カナトはお面の内側で――皺を寄せる。
「でっっっか。普通にヒグマじゃないですか」
「見た目のサイズ感がエンペラーオブくま……!」
「エンペラーだとキング超えてそう……」
小さきものは、みな|うつくし《可愛い》――そう清少納言も言っていたのに、何故真逆を選んだのかと問い詰めたい。そのサイズで可愛いものなぞ、それこそただのぬいぐるみくらいだ。
しかし、クマぐるみ怪人たちは自尊心が高かった。青年ふたりの言葉にも動じない。
「もっと可愛い表現がいいくまー。プリンセスなんてどうくまー?」
「お前その図体でプリンセスは無理があるだろ」
「すみませんプリンセスはぼくなんです」
カナトがすかさずつっこみ、時雨が真顔で答えた。一応、彼らも真剣である。ちゃんとここが戦場だということも分かっている。
その証拠に、時雨は鋼糸を隠し持ちながら、さりげなく怪人たちへと近づいていた。油断したところで仕留める気満々である。
「クマさま方、まずは落ち着いてください! 今年は巳年です。干支に混ざるにも遅すぎます。お帰りいただいてどうぞ」
「干支とか12年に一度しか順番が回ってこないものに興味はないくま!」
「そうくま! ぼくらは毎年くまイヤーなんだくま!」
とてとてと歩きながら、きゃぴ☆ とぶりっこポーズをキメるくまぐるみ怪人に、思わずカナトも溜息を洩らす。そろそろ心労が堪ってきた。早く終わらせないと色々危ない。
「はぁ……この見た目もカワイイ仕草も、なんか気が抜けて――」
「隙ありくま――!」
「っと……!」
一瞬にしてカナトの間合いに飛び込んできたクマぐるみ怪人に、咄嗟に時雨が動いた。
慣れた動きで素早く鋼糸を繰り、一体の身体を縛り上げる。――が、もふんと柔らかい感触はいまいち手応えがない。
「これ攻撃効いてます? ボンレスクマみたいになってません?」
「ぐっ……ぐるしいぐまァァァァ……!」
「っっ……なってる、けど、効いてるんじゃないかな?」
思わず洩れそうになった笑いを、どうにか堪えた。これが地声なのだろうか、ものすごい野太い呻き声が響いている。可愛さどこ行った。
「くま男――! 今助けるくま!! そこのきみ! 大人しくぼくのラブリーハグを受け止めるくまーっ!」
「くま男って言うんですか……ってハグしようとするな。そのまま背骨折る気でしょ」
ボンレスクマ状態のまま1体を横に放りながら、時雨は突撃してきたもう1体を華麗に躱した。外皮(?)は柔らかいのかもしれないが、あの中身は絶対ゴツくて固いと確信する。
最早、確かめる必要もなさそうな気もするが、カナトは体勢を立て直しながら、次々と迫ってくる怪人たちへと猟犬めいた影業を嗾けた。
(さて、どのくらいの強さがあるか――)
「この黒いいぬ、可愛いくま!」
「こっちおいでくま~……って痛っ! 痛、ちょ、やめるくま! 噛まないで欲しいくま!」
なんだろうこの光景――そんな思いが過ぎったがすぐに棄てる。クマVSイヌ+牛だと分が悪いやもと思ったが、戦闘力はともかく、頭が大変お花畑なのかもしれない。
「……そろそろ終わらせようか……」
「カナトさん、バシっと切断どうぞ」
時雨に促され、マサカリならぬ手斧を肩に担いだカナトが先行した。
(クマ好きなお友だちもいる手前、ぼくも切ったり刻んだりすると目に優しくないですかねぃ)
卒塔婆に持ち替えた時雨も後に続くと、手始めに足許に転がっていたボンレスクマを――思いっきりしばき投げる。
「ぐっぐま~~~~~~!!!」
「お~良い軌道だねぇ」
「おら、ケツだせ!!!」
「ぎゅまぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ぽーん! ぽーん! しゅぽぽぽーん!!
時雨に吹き飛ばされ、見事な弧を描いてぼとんぼとんと落下しながらも、よろよろと立ち上がり今度は近くにいるカナトへと突進してくるクマぐるみ怪人たち。意外と身体もメンタルもタフらしい。
だとしても、そのヒグマのような強打も当たらなければ恐るるに足らず。
「いぬよりくまのお面つけようくま――!」
「もう一人の子は付けてくれてるくまよー!?」
「ずっとは付けてませんよ」
そんな時雨のつっこみを挟みつつ、向かい来るクマぐるみ怪人へと口角を上げて、
「お稽古でもしてくれる?」
肉薄し、手斧で穿ち――軽快な足取りで次々と斃しながら笑みを深める。
――それじゃあ引き続き、遊ぼうか。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
日南・カナタ
■宵ちゃんと(h00457)
どぅわーー!?クマだらけ!
いや、可愛いけど…全長2mが群を成して襲ってくる絵面って相当なもんだね!?初めて知った!
なんて感動してる場合じゃない!こんなの冗談抜きに押しつぶされちゃうよ!
こらーー!クマー!止まれー!これが目に入らないかーー!
って警察手帳掲げてみるけど、クマには通用しないかーー!
なんだよ、何それ美味しいの?みたいな目で見てくるなーー!
(なんだか警察官としてのプライドがちょっと気づいた)
宵ちゃん逃げて!
宵ちゃんには指一本触れさせないからな…って、よ、宵ちゃん!?
心配する俺の横を颯爽と駆け抜け鮮やかな攻撃をしかける宵ちゃん
俺ぽかん
宵ちゃん…すごいです…
■宵ちゃんと(h00457)
どぅわーー!?クマだらけ!
いや、可愛いけど…全長2mが群を成して襲ってくる絵面って相当なもんだね!?初めて知った!
なんて感動してる場合じゃない!こんなの冗談抜きに押しつぶされちゃうよ!
こらーー!クマー!止まれー!これが目に入らないかーー!
って警察手帳掲げてみるけど、クマには通用しないかーー!
なんだよ、何それ美味しいの?みたいな目で見てくるなーー!
(なんだか警察官としてのプライドがちょっと気づいた)
宵ちゃん逃げて!
宵ちゃんには指一本触れさせないからな…って、よ、宵ちゃん!?
心配する俺の横を颯爽と駆け抜け鮮やかな攻撃をしかける宵ちゃん
俺ぽかん
宵ちゃん…すごいです…
十六夜・宵
カナタン(h01454)と!
クマ可愛い……可愛い……あ、えっと。
あれは敵。あれは敵……よし。良い事思いついた!
もふっとぬいぐるみにハグしにいく。
もふーっと抱き着いて……
ふっふっふ。……此処まで近かったら避けられないよねえ……
と此処から【月雷戦闘戦】に移行するよ。
攻撃技の「【雷刃弾】」を発射する。零距離発射。避けれるなら避けてみなよ!!
……あれ、カナタンどしたの?だいじょぶ?とけろっとしてるよ。
カナタン(h01454)と!
クマ可愛い……可愛い……あ、えっと。
あれは敵。あれは敵……よし。良い事思いついた!
もふっとぬいぐるみにハグしにいく。
もふーっと抱き着いて……
ふっふっふ。……此処まで近かったら避けられないよねえ……
と此処から【月雷戦闘戦】に移行するよ。
攻撃技の「【雷刃弾】」を発射する。零距離発射。避けれるなら避けてみなよ!!
……あれ、カナタンどしたの?だいじょぶ?とけろっとしてるよ。
「どぅわ――!? クマだらけ!」
「わ、クマ可愛い……可愛い……」
驚く日南・カナタ(新人|警視庁異能捜査官《カミガリ》・h01454)の隣で、結構本気でときめいている十六夜・宵(思うがままに生きる・h00457)がぽつりと零した。
「いや、可愛いけど……」
2mの巨大くまが群れを成して襲ってくる光景の圧がどれほどのものかを、カナタは16歳にして知った。思わず感動してしまったが、好んで知りたいとは断じて思わないし、おそらく今後、役に立つこともないだろう。
「って、こうしてる場合じゃない!」
このままだと確実に圧死する――一瞬にして顔面蒼白になりながら、カナタは咄嗟に紋所ならぬ警察手帳を突きつけた。
「こら――! クマー! 止まれー! これが目に入らないか――!」
「さすがにそんな大きいものは入らないくま――!」
「ばかくまねー。そういう意味じゃないくま。あれが見えないのか、って意味くまよー」
「見えてるくまよ……??」
「なんだよ、何それ美味しいの? みたいな目で見てくるな――!」
中身は絶対おっさんだと思われる相手なのに、全く通じていない。寧ろこれは様式美でさえあるのに――新人とはいえ、警察官たるカナタのプライドにちょこっとダメージが入った。
「駄目だ……このままじゃ宵ちゃんまで……宵ちゃん、逃げて!」
「誰かを護ろうとする姿……美しいくまね……」
「可愛さとはちょっと違うけど、これもまた尊いくま……」
そう感動しながらも怒濤の勢いで襲ってくるクマぐるみ怪人たちを前に、カナタは両の手をいっぱいに広げ仁王立った。
「宵ちゃんには指一本触れさせないからな……!」
ここはもう、かの弁慶のようにこの身を以てどうにかするしかない。
敵影を見据え、唇をきゅっと引き、そうカナタが心を決めたときだった。
「……あ、えっと。あれは敵。あれは敵……」
あまりの可愛さにちょっと心動かされ掛けていたが、どうにか敵だと認識し終えた宵が、どこか愉しげに口端を上げた。
「――よし。良いこと思いついた! クマかわい――!!」
「え?? よ、宵ちゃん!?」
軽やかに地を蹴り、カナタの脇を颯爽と抜けて駆けてゆく宵。
向かい来るくまの群れへと寧ろ嬉しそうに飛び込んでいくその姿に、カナタも瞠目せずにはいられなかった。思わず口がぽかんと開くも、次の言葉を紡げない。
「ウェルカム可愛い子くま――!」
「ハグしてあげるくまよー!!」
もふん……!
見た目通りに柔らかなクマぐるみ怪人に抱き留められた宵は、そのもふもふ具合を堪能――せずに、ぎゅっと抱きしめる。
「…… ふっふっふ。……ここまで近かったら避けられないよねえ…… 」
「なっ……!? なんか悪い笑顔してるくま!?」
「はっ! くま次郎! 早く離れるくま……!!」
「おっそ――い! 避けれるなら避けてみなよ!!」
来たれ、月神、雷神――雷刃弾、零距離発射!!
「ぐまァァァァァァァァ!!!!!」
それがハグではなく拘束だと気づいたときには、既に遅し。野太いボイスを響かせながら絶叫するクマぐるみ怪人は、宵に棄てられるように放られると、ぷすぷすと煙を吐きながら地面へと崩れ落ちた。
残るクマぐるみ怪人たちが、思わず後ずさりする。
「さ、ほかのみんなもハグしてあげるよー! ……あれ、カナタンどしたの? だいじょぶ?」
「宵ちゃん……すごいです……」
ケロッとした宵を前に、カナタがそれだけをどうにか零す。
――頑張れ、少年! きみの√能力者としての道は、まだ始まったばかりだ……!
「なんかちょっと連載終了時みたいなナレーションに聞こえるの気のせい!?!?」
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
ツェイ・ユン・ルシャーガ
連携歓迎
熊を奉っておるがゆえ……かの
ふふふ、これはこれは、まことに愛らしい
年の明けにはしゃぐのは人ばかりではないようだ
よしよし、|愛《う》い子らだの
[空中浮遊]や[おびき寄せ]を使って
つかの間なれど追いかけっこの振りをして
時々上や背からポンポン撫でてやりながら
熊たちが多く一カ所に集うように仕向ける
くろぐろとした円らな瞳と合うてしまえば
まあ、うむ、いくらか胸が痛まぬでもないのう
そうも言っておられぬのが勤めよな
それ以上は寄せられぬ、となった所で
同時に近くにおる者らの助けともなるよう
|白群燎齎《エンライ》による星火を浴びせる
手に感触が残っている気がしておる
もう少し遊んでやりたかったが、すまなんだな
連携歓迎
熊を奉っておるがゆえ……かの
ふふふ、これはこれは、まことに愛らしい
年の明けにはしゃぐのは人ばかりではないようだ
よしよし、|愛《う》い子らだの
[空中浮遊]や[おびき寄せ]を使って
つかの間なれど追いかけっこの振りをして
時々上や背からポンポン撫でてやりながら
熊たちが多く一カ所に集うように仕向ける
くろぐろとした円らな瞳と合うてしまえば
まあ、うむ、いくらか胸が痛まぬでもないのう
そうも言っておられぬのが勤めよな
それ以上は寄せられぬ、となった所で
同時に近くにおる者らの助けともなるよう
|白群燎齎《エンライ》による星火を浴びせる
手に感触が残っている気がしておる
もう少し遊んでやりたかったが、すまなんだな
竜雅・兎羽
連携・アドリブ歓迎
クマぐるみ怪人…
うう、かわいいですね…さっきまでくまさんを満喫してしまったから
ちょっと攻撃しづらい…しかし、そうも言ってられません!
2mもあるくまさんに囲まれたら動けなくなってしまいます!
先に行動しなくては…
…ちょっと埋もれてみたい、なんて思ったりしてないですよ?
ファンシーにはファンシーで対応するくま…と、ちょっとうつってしまいました。
【竜兎召喚】を使用して攻撃技「【竜兎ストライク】」を指示します。
『おいでませ、竜兎♪』
(竜と兎が混ざった可愛い護霊が攻撃を仕掛ける)
(心なしか、「かわいさでは自分もまけないぞ!」という気合を感じる気もする)
…可愛いがいっぱいでちょっと幸せですね
連携・アドリブ歓迎
クマぐるみ怪人…
うう、かわいいですね…さっきまでくまさんを満喫してしまったから
ちょっと攻撃しづらい…しかし、そうも言ってられません!
2mもあるくまさんに囲まれたら動けなくなってしまいます!
先に行動しなくては…
…ちょっと埋もれてみたい、なんて思ったりしてないですよ?
ファンシーにはファンシーで対応するくま…と、ちょっとうつってしまいました。
【竜兎召喚】を使用して攻撃技「【竜兎ストライク】」を指示します。
『おいでませ、竜兎♪』
(竜と兎が混ざった可愛い護霊が攻撃を仕掛ける)
(心なしか、「かわいさでは自分もまけないぞ!」という気合を感じる気もする)
…可愛いがいっぱいでちょっと幸せですね
「お正月、愉しんでるくまー?」
「ぼくたちと一緒に、もっと愉しく遊ぶくまー♪」
ぽてぽて、ぱたぱたと手足を動かす様は、例え2mあっても遠目で見れば愛らしいものだ。かく言う竜雅・兎羽(歌うたいの桃色兎・h00514)とツェイ・ユン・ルシャーガ(御伽騙・h00224)も、その一見ほのぼのとした光景に脚が止まる。
「クマぐるみ怪人……うう、かわいいですね……」
「ふふふ、これはこれは、まことに愛らしい。年の明けにはしゃぐのは、どうやら人ばかりではないようだ」
ここがくまを奉る場所ならば、彼らにとってもホームということだろうか。あの一帯だけかなりの陽気さが溢れている。
「さっきまでくまさんを満喫してしまったから、ちょっと攻撃しづらい……しかし、そうも言ってられません!」
「うむ、このままでは――」
「あんなくまさんたちに囲まれたら、動けなくなってしまいます!」
ぐっと拳を握り締め、兎羽が言う。速く動かねば――そう思っている片隅で、ちょっと埋もれてみたいなんて思っていたりはしない。断じて。本当に。
「娘殿はどうするつもりかの?」
「えっと……ファンシーにはファンシーで対応するくま――……う、うつってしまいました……」
恥ずかしさを払うように一気に飛び出した兎羽は、駆けながら護霊“竜兎”を喚んだ。
「おいでませ、竜兎♪」
「はっ……竜とうさぎの合いの子みたいなそのキュートなフォルム……!」
「ぼくらのライバルってわけくまね……!! 負けないくま!! 出でよ、ファンシーりょぐぼぁっ!!!!」
なにかを放ちそうな構えを取ったその無駄でしかない隙を狙い、竜兎が容赦なくその鳩尾へと突撃した。
ナイスストライクを喰らって悶絶するクマぐるみ怪人を眺めながら、ツェイも柔く眦を細める。
「ふふ、娘殿の竜と兎の子も、どこか負けぬという気迫を感じるのう」
「な……なんか張り切っちゃってるみたいですね」
戦闘とは言え、可愛いと可愛いの相乗効果はやはりほっこりとする。可愛いがいっぱいでちょっと幸せです、と零した兎羽へ、ツェイもゆるりと視線を移した。
「では、我もそろそろ参ろうか。……あれらを、斃しても良いかえ?」
「――はい……! いくら可愛いと言っても、悪い人たちですから……!」
可愛いと愛でていても、対峙するは敵であり、己は√能力者。その志を確りと抱く兎羽へとひとつ笑みを深めると、ツェイは長い髪と服の裾を靡かせながら嫋やかに跳んだ。
どれほど体躯の大きなくまであっても、空往くツェイにとっては可愛い子ぐまのようなもの。
「ま、待つくまー!」
「空中移動するとはずるいくまー!!」
「よしよし、|愛《う》い子らだの」
追ってくるクマぐるみ怪人たちへと双眸を細めながら逃げるツェイ。
まるで大きく弾む鞠のように、ふわりふわり。時に気紛れに高度を下げ、その柔らかな頭や肩、背をぽん、と叩いて撫でて、余裕を見せてまた逃げる。
「ハァ……ハァ……待つ、くま……!」
「そ、そこでじっとしてるくま……!」
体力不足か、はたまた酸欠か。肩で呼吸をするクマぐるみ怪人たち。
兎羽の竜兎に幾度も吹き飛ばされたのも相俟って、知らずと一ヶ所へと集められた彼らを見下ろしながら、ツェイは宙で立ち止まった。
ふと、一体の円らな眸を視線が合う。
「まあ、うむ、いくらか胸が痛まぬでもないのう。……そうも言っておられぬのが勤めよな」
未だ、手に残る柔らかな感触を確かめるように、静かに拳を握る。
――それでも、この遊戯はいつか終わりがくるのだから。
「もう少し遊んでやりたかったが、すまなんだな」
「「「くっ、くまあああああああああ!!!」」」
娘や周囲の仲間たちへの加護ともなればと放った白群の炎が――流星の如き光の弾丸が、怪人諸共巻き込みながら爆ぜるのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
柊・冬臣
アドリブ連携歓迎
かわい……いや、可愛いと言えば可愛いんだけど……
……おっきいなあ。群れでいるとむしろ怖いよ……
くま露店のグッズや食べ物のくま愛はこの自己肯定感の高さから来ているのだろうか……
って、うわー! ハグはいい! 骨とか折れそう!
くまは嫌いではないけど、きみたちはだめだ! やっぱり可愛い通り越して怖い!
悪いけれど爆ぜてくれ!
エレメンタルバレット雷霆万鈞で景気良く爆発してもらいつつ、周囲の戦闘力を強化
あれを一般人へ放出してはいけない!
皆で全力で蹴散らそう!
アドリブ連携歓迎
かわい……いや、可愛いと言えば可愛いんだけど……
……おっきいなあ。群れでいるとむしろ怖いよ……
くま露店のグッズや食べ物のくま愛はこの自己肯定感の高さから来ているのだろうか……
って、うわー! ハグはいい! 骨とか折れそう!
くまは嫌いではないけど、きみたちはだめだ! やっぱり可愛い通り越して怖い!
悪いけれど爆ぜてくれ!
エレメンタルバレット雷霆万鈞で景気良く爆発してもらいつつ、周囲の戦闘力を強化
あれを一般人へ放出してはいけない!
皆で全力で蹴散らそう!
「おにいさんも、ぼくたちと一緒に遊んでくれるくま?」
「そんなところに立ってないで、おいでよくま! 一緒に遊ぶくまー♪」
こいつら自分が可愛いって分かってるなという仕草でアピールしてくるクマぐるみ怪人たちへと、柊・冬臣 (壊れた器・h00432)がなんとも言えない微妙な笑顔を返した。
「かわい……いや、可愛いと言えば可愛いんだけど……」
執念とも言えるほどの熱量を感じた、あのくまグッズの露店。
あれだけの品を集め、あれだけ拘りをもってわたあめを生産していたのだ。
(なら、この自己肯定感の高さも、そこから来ているのだろうか……)
でもそれってつまり自家発電じゃなかろうか。そのまま自己完結していてくれたら平和的だったのに。
じり……。
じり、じり……。
じわりじわりと迫ってくるくまに対し、その分冬臣も後ろへと後退る。
「……おっきいなあ。群れでいるとむしろ怖いよ……」
「どうしたの? おにいさん……そんなに逃げるなら――ぼくの方からハグしに行っちゃうくまよぉぉぉぉぉぉ!!」
「って、うわ――! ハグはいい! 骨とか折れそう!」
「嫌も嫌も好きのうちって言うくま――!!」
「くまは嫌いではないけど、きみたちはだめだ! やっぱり可愛い通り越して怖い!」
――悪いけれど爆ぜてくれ!
少し距離を取れたところで立ち止まり、振り返りざまに冬臣が引き金を引く。忽ち、雷を纏った弾丸が、群れるクマぐるみ怪人たちのど真ん中へと着弾し――文字通り盛大に爆ぜた。
「ぐっ、ぐま――!?!?!?」
「ぐま゛ぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ひょっとして中に人などおらず、本当に綿でできていたりするのだろうか――そんなことを思ってしまうくらいには軽やかに、爆風に煽られ吹き飛んでゆくクマぐるみ怪人。さっきまでの可愛らしい声とは全く違う、野太いおっさんの声が響いたのは忘れない。
「まだ……まだくまよ……!」
「好きって認めるまで諦めないくま……!」
「なんかヤンデレになってないかい!? あと中の人がちょっと出てきているようだよ!? ……駄目だ……これを一般人へ放出してはいけない!」
帯電による強化を受けた仲間たちも、冬臣の叫びに真顔で頷く。
危機的状況下で生まれる、これぞまさに素晴らしき連帯感――!
「ここは皆で全力で蹴散らそう!」
「おお――!!!!」
その冬臣 の心からの言葉に、周囲の面々も一同に拳を掲げるのだった。
🔵🔵🔵 大成功
目・魄
これが怪しいくま、の怪人というわけだね。
頭一個分ぐらい大きなクマぐるみ怪人を目撃し
くま愛を振りまきハグをしに来るクマぐるみ怪人を大胆にも正面から
可愛い|攻撃《ハグ》を仕掛けてくるクマさんが来てくれる嬉しさに
にっこりと微笑み、迎えるかの如く手を拡げ待ち
遠慮はしたが、其方から抱擁をしてくれるなんて嬉しい事だね。
微笑みとは裏腹にちゃんと武器が、鬼斧が握られているという違和感
勿論、笑顔のまま嬉しそうな姿は変わらず|容赦なく愛でる《キュートアグレッション》
本当に抱擁されるのは困るので距離を取っては、誘う様に手を叩いてこっちこっちとクマさんが追いかけて来てくれるのを楽しむとしよう
可愛い可愛いクマさん、こちら。さあ、捕まえてごらんよ。
※連携アドリブ歓迎
これが怪しいくま、の怪人というわけだね。
頭一個分ぐらい大きなクマぐるみ怪人を目撃し
くま愛を振りまきハグをしに来るクマぐるみ怪人を大胆にも正面から
可愛い|攻撃《ハグ》を仕掛けてくるクマさんが来てくれる嬉しさに
にっこりと微笑み、迎えるかの如く手を拡げ待ち
遠慮はしたが、其方から抱擁をしてくれるなんて嬉しい事だね。
微笑みとは裏腹にちゃんと武器が、鬼斧が握られているという違和感
勿論、笑顔のまま嬉しそうな姿は変わらず|容赦なく愛でる《キュートアグレッション》
本当に抱擁されるのは困るので距離を取っては、誘う様に手を叩いてこっちこっちとクマさんが追いかけて来てくれるのを楽しむとしよう
可愛い可愛いクマさん、こちら。さあ、捕まえてごらんよ。
※連携アドリブ歓迎
「――これが怪しいくま、の怪人というわけだね」
既に相当混沌と化している戦場を前に、目・魄(❄️・h00181)は飄々とした声音で呟いた。
(俺の頭1個分くらいは背があるのか……)
これほどの量と質量のあるクマぐるみ怪人が、これまで一体どこに潜んでいたのだろうか。どうやら、くま好きと思われたら最後、怒濤の勢いで襲ってくるらしい。彼方此方で、仲間たちだったり――仲間たちに迎撃された怪人だったりの阿鼻叫喚が絶えず聞こえてくる。
「あっ! もしかしてそこのイケメンさんも、ぼくたちのこと好きくま??」
「こんなおにいさんにまで好かれるなんて、ぼくたちも罪深いくま……」
まだなにも答えていないのに、自問自答して完結した。しなを作りながらお喋りするくまたちは、つっこむ隙すら与えてくれない。
だが、それでも気にもせず、魄はその美しい|容《かんばせ》でにこりと微笑む。
「そちらから抱擁をしてくれるなんて、嬉しいことだね」
「! やっぱりそうなんだくまね~~!」
「知ってたくま――!」
怪人なのに意外とピュアなのか。それとも自己肯定感が高すぎる故か。円らな眸を燦めかせながら一足飛びに駆け寄ってきたクマぐるみ怪人を、魄も受け止めんと両手を広げ――、
どごっっっっ!!!!
「ぐま゛っっっ……!」
「く、くま介!? 急に倒れてどうしたくま!?」
「あれ?? あのおにいさんはどこ行ったくま!?」
正面から強撃され、仰向けで倒れ込んだ1体へと群がる仲間たち。
そのうちの数体がきょろりと辺りを見渡していれば、どこからか現れた魄が、再びサングラス越しに淀みのない笑顔を浮かべた。
「おや? お友達は大丈夫かい?」
「なんか悶絶してるけど、きっと大丈夫くま!」
どう見ても大丈夫ではない。ひどい。
「そうか。――なら、可愛い可愛いクマさん、俺と遊ぼうよ」
「! おにいさん、そんなにぼくらと遊びたいくまね~~しょうがないくま~~!!」
敵ながら、もう少し危機感を持ったほうが良いんじゃないか。いずれ誰かがそんなつっこみを入れそうな軽さで、照れ照れデレデレしながらクマぐるみ怪人たちは魄目がけて飛び出した。
すぐそこには、微笑みながら両手を広げて待っていてくれるイケメン。
なんと美しきくま愛――怪人の誰しもが、そう信じて疑わなかった、その直後。
ぐしゃぁぁぁぁぁっ!!!!
「あ、あれぇぇ!? どうしたんだくま、くま三郎――!?」
再びあたりに響いた強烈な衝撃音とともに、群れてざわめくクマぐるみ怪人たち。
確かに魄は、本当に抱擁されでもしたら厄介だとさりげなく距離を取り、手にした獲物をそれはそれは巧みに隠しているが、それでもそろそろ気づいても良い頃合いじゃないだろうか。円らすぎるその双眸は、一向に現実を映そうとしない。
「さあさあ、こちら。――捕まえてごらんよ」
――俺の|容赦なく愛でる《キュートアグレッション》は、まだこれからだよ。
そう言わんばかりに、魄は愉しげに笑みを浮かべるのだった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功