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69課派出所~25夏👙アフターエンジョイタイム~

#√EDEN #ノベル #夏休み2025

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 真夏の太陽が燦燦と降り注ぐ、√EDENの海。
 そしてこの二日間は特に熱い夏となり、大賑わいであった。
 何せ、√能力者やAnker達がこぞって参加する一大イベント――そう、水着コンテストであったのだから!
 そんな大盛り上がりであった会場で、まだ全く冷めやらぬ熱の余韻を楽しみながら。
「ウェーイ! 水着コン2日間お疲れサマー!!」
 逝名井・大洋(TRIGGER CHAMPLOO・h01867)はそろそろ終わりを迎える祭りの最中、皆とハイタッチ!
 柳・依月(ただのオカルト好きの大学生・h00126)も、テンション高くハイタッチに応じつつ。
「うえーい! 二日間お疲れ様! 会場運営お疲れさんだな、逝名井」
 この二日間の大洋の活動をを労う。
 そう、水着コンテスト期間中、会場に出張しているのは、白黒の警察車両チックなキッチンカー『あすたらびすた』。
「このキッチンカーやお立ち台にも沢山ヒトが来てくれたね。皆さんのお役に立てましたかねぇ!」 
 その隣に水着をお披露目できるお立ち台を用意して、熱中症予防対策用の飲食物の配布をおこなったのだ。
 そして大洋がほっこり見遣るのは、大活躍したカチワリ氷マシン。
 来てくれた皆には、懐かしのすいか味のカチワリ氷もプレゼントされたのだけれど。
「というかこの大量の氷はどこから……俺も51個ももらったんで、弟と相棒に分けてきたぞ」
 依月がゲットしたのは、なんと大盤振る舞いの51個!
 カチワリ氷マシンもめっちゃフル稼働である。
 そして駒月・咲(Jaculus・h00701)も、ハイタッチにはテンション高めに応じて。
「カチワリ氷もお立ち台も盛況だったし役に立ちまくってたと思うぞ、大洋もお疲れ」
 大洋を労いつつも、夏の余韻に酔い痴れるような、まだ収まらぬ熱を感じる。
 ……まだ、コンテストのテンションが抜けないな、なんて。
 そしてそんな賑やかな中、相変わらずポーカーフェイスのままで、ちょっぴり僅かに戸惑いがちではあるものの。
 キッチンカーの営業を程々に手伝っていた堀・允人(魂剥ギ・h07457)も、ハイタッチは何気に受けるだけ受けて。
「夏に馴染める方達はイベントごとでも何割か増しで元気なんですよね」
 ……日が暮れてもお構いなし、羨ましいものです、なんて。
 客も捌けて打ち上げの雰囲気ではあるが、まだまだ夏のイベントの賑やかさが健在な周囲を見遣りながらも。
 再び準備するのは、もうすっかりお馴染みになった果実味の氷。
「皆さん、何注ぎますぅ?」
 酒やソーダを注いでカクテル風にアレンジしちゃお、なんて。
 大洋も、スイカ味のカチワリ氷をカランとグラスに入れて。
「よければ皆さまのぶん、飲み物をお注ぎしておきますね」
 允人はそう皆に声を向けつつ、自分のグラスに入れた氷の上に控えめに注ぐのはレモンハイ。 
 咲と依月も、改めてグラスを手にして。
「そうだな、入れるなら……ああ、カクテルって言うなら両方もありなのか」
「スイカ味のカチワリ氷にソーダと酒があるなら入れるのは両方だな。酒を多めに入れよう」
「面白そう! 俺もそれ飲んでみたいぜ」
 カチワリ氷マシンは、打ち上げになっても大活躍!
 夏の暑さとコンテストの熱気に、ひんやり冷たい氷に注いだ飲み物は格別だから。
 そして、69課のキッチンカーもだけれど。
「駒月さんも海の家の営業おつでした!」
 今回の水着コンテスト会場には、咲の群青も海の家に出張していて。
「海の家は手軽に出せるものがメインだったからな」
 ……でも普段よりは客は多かったな、とこの二日間の忙しさを思い出す。
 今思えば、あれだけの人数の客をよく捌けたとは思うが。
 それはイベントでテンションが上がっていたからだろうと咲は思うし。
「さすが本職はちげーわ……仕事出来る男、カッコイイよね」
 大洋は彼の手際に、改めて感心してリスペクト。
「そうそう、駒月も海の家のイベントお疲れさん。ハムチーズサンド、弟も美味かったって言ってたぜ!」
「駒月さんも出店されていたのですね、一日お疲れ様でした」
 依月と允人からも、そう労いの言葉をもらえば……ああ、そうだ、と。
 クーラーボックスを開けて取り出し、咲は皆へと差し出す。
「レモンとチョコチップのマフィンがまだあるが食べるか?」
 そんな菓子の提供を、大洋は勿論嬉々と受け取って。
「駒月さんのお手製マフィンとか爆アゲじゃん! あざーっす!」
「おや、売り物ですのに……恐縮です」
 允人も一ついただいては、のんびり齧ることにして。
「多めに作ったから気にしないで食べてくれ」
「マフィン余ってるのか? ぜひ欲しいぜ!」
 依月も皆と共に咲のマフィンを口にしながらも、ふと改めて紡ぐ。
 ……俺もかなりエネルギー消費したしなあ、と。

 そう、この二日間は水着コンテスト。
 69課の皆も、それぞれが用意した水着で参加しているのだ。
 大洋は白基調の水着で、相棒同士色合い交換したブレスレット、アクセサリーや小物使いもとてもお洒落で。
 咲の青い鱗柄の水着は、浮き輪やクーラーボックスもお揃いの柄という統一されたコーデ。
 允人の水着はシックでシンプルな黒のものであるが、加えられたベルトが良いアクセントに。
 そして、扇子を手にした依月が纏うのは和風水着、花火柄の羽織に赤の差し色が映えてとても粋だ。
 そんな依月が、エネルギーを消費したと言う理由は。
「えっ依月くん入賞じゃね!? やべー超おめ!!」
「お、マジで!? よっしゃ、俺無事入賞!」
 スマートフォンに速報が入った、水着コンテストの結果を見れば。
「48位だってよ。いろんな所で挨拶回りした甲斐があったぜ」
 この二日間、会場を駆けまわり水着をアピールした努力の賜物である。
 そして、ドヤ顔ピースしつつ、ハイタッチを求めるムーブの大洋にも勿論ばっちり応えて。
「柳さん、入賞ですか。広報頑張っておられましたもの、結果がでて良うございました」
 允人も、祝いの言葉を向けながらも、こう続けて。
「実際、よくお似合いですから。お目付け役のあの方もさぞお喜びでは?」
「いやあ……あの人は何位でも良くて「そうか」くらいだろうよ……」
 依月は、あの人の反応を容易に想像しながら紡ぐけれど。
「依月は入賞か凄いな、おめでとう!」
 咲は改めて祝辞を告げつつ、飲み物のグラスを祝い代わりに掲げて。
 大洋も、自分のコトみたいに歓喜してからのKP~!!
 カチリと再び乾杯すれば威勢良く鳴るのは、お目出たいお祝いの音色!
 そして皆と共に、水着コンテストの打ち上げを楽しみながらも。
 大洋はふと、横目でちらり……傍に居た允人の、ちょい青白い顔を見れば。
(「まさか熱中症じゃないよな……でも心配してるって想われるの癪だし」)
 そう彼のことを心配しつつも思考を巡らせた後。
 ――ハイッ、と。
「……立ち眩んでません?」
 その青白く見える頬へとぴとりと突き付けてみるのは、カチワリ氷の入った袋!
 そんな不意打ちを見舞われれば、さすがにいきなりで冷たすぎ……かと思いきや。
「いいえ。元よりこういう顔色ですので。……主任さまも挑発的なのは格好だけにしてくださいね」
 何ともない様子で、むしろ反撃の言葉をしれっと返す余裕をみせる允人。 
 そう、首に巻いていたタオルで、カチワリ氷の奇襲を確りと阻止。
「堀は普段と同じようには見えるが、いきなり氷をつけるのは⋯⋯と思ったらタオルでブロックしてたか」
 允人のタオルガードに気づいて口にする咲。
 そして允人は、底意地の悪い視線と悪戯な冷笑を大洋へと返して。
「何かと風紀を乱してるんじゃないですか? 警官ですのに」 
 何事もなかったようにグラスを飲み干すその姿に、ぷくり。
 揶揄われれば、心底嫌そうに頬を膨らませる大洋。
 そして、誤魔化すように藍色に変わる水平線を見つめる様子を見遣りながらも。
(「何気に二人は仲が良いように見えるな」)
(「……俺と相棒の会話って、傍から見たらこんな感じなのかなあ……逝名井の相棒は別にいるし、あの人は真面目すぎて嫌味も言わないけど」)
 咲と依月は、ふたりのやり取りに、それぞれそっと思うのだった。
 そんなこんなで、打ち上げもとても盛況でわいわい賑やかなのだけれど。
 楽しいひとときも、もうすぐおしまい。
「……夏、終わっちゃいますね」
 ぽつりと聞こえた大洋の言葉に、依月と咲も頷いて。
「そうだなあ……水着コンが終わるとなると夏が終わる気がするぜ。もう8月も終わりだしなあ」
「そうだな、夏も終わりだな。少し寂しい気もするのは楽しかったからだろうな」
 熱く楽しい時間を振り返れば、過ぎ行く夏にしんみり――。
「なーんてね! まだまだボクらの夏はこれからですよぅ!!」
 ――するのは、まだ早いです!
 大洋はニッコリ、すかさず手にしているのはそう、大判花火セット!
「おう花火か、やろうぜ!」
「花火の準備までしてたのは流石だな。じゃあ、最後まで楽しむか!」
 危ないからと長い袖をたくし上げつつも張り切って花火を手にする依月に、咲も続いて。允人が見守る中、日が落ちてもなお暑く熱い夏の夜に光の花が弾け出す。
 そう、まだまだ皆で、もう少し終わらない夏を全力で楽しみ尽くすつもりだから。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​ 成功

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