シナリオ

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七色に輝くイカを抹殺せよ!

#√EDEN #Anker抹殺計画 #受付中 #ゲーミング

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 ーーゲーミングイカ。
 この名前を知らぬ者は何かの聞き間違いかと聞かなかった事にし。
 不幸にも対峙してしまった経験のある者は、即座に目薬とサングラスを用意することだろう。
 その名の通り鬱陶しいまでのゲーミング発光をするイカであり、あまつさえ空を飛ぶ。何を言っているのかわからないと思うが、私にもよくわかっていないので勘弁してほしい。
 なんなら味にも拘っているため、美味い。
 元々は√マスクドヒーローの怪人が作り上げたというが……それが、どうした事か脱走した挙句、√を渡ってしまったのだ。

 さて、サムネイルの段階で嫌な予感がした方も多々いる事であろう。
 この奇妙奇天烈なゲーミングイカの1匹が、Anker候補である事が判明してしまったのである。
 ミラーボールの様に加減なく輝くこのイカが、である。
 となれば、あの男……サイコブレイドが動くのは必然の事であろう。
 ターゲットを前に、得物を構え。七色の光を浴びながら己の呵責に耐えかね、苦悶の声を漏らす暗殺者。
 絵面がもう何だか酷いが、気にしないでいただきたい。
 サングラスに覆われた両目は兎も角、心と額の目が痛い。
「お前が何者かのAnkerであるというならば、『外星体同盟』からの命令により、命を奪わねばならぬ。」
 殺意を感じたのであろうか。先制攻撃を加えたのはゲーミングイカである。
「ーー抵抗するか。お前にはその権利が……。」
 と言おうとして、サイコブレイドは口を閉ざした。
 サイコブレイドの身体が、ゲーミング発光していたのである。
 浴びせられたのはゲーミングイカ墨。浴びせられた者をゲーミング発光させるという、人間の尊厳を奪うかもしれないし奪わないかもしれない、恐ろしいイカ墨である。
「ーーさらばだ。」
 それだけ言って。七色に輝くサイコブレイドは、誰かのAnker候補であるゲーミングイカを斬り捨てるのであった。
 なお、斬り捨てたゲーミングイカは、『これも供養だ』とゲーミング発光しながら美味しく頂いたそうです。


「またゲーミング生命体にゃ!?猫も見なかったことにしたかったにゃ!」
 いつもぺかぺか笑顔の子猫の星詠み、瀬堀・秋沙が遂にキレた!
 ゲーミングボラやゲーミングイカが最近一部の依頼で猛威を振るっているとかいないとかいう話だが、また現れやがったというのである。
 しかし、今回の目的は駆除ではない。Anker候補なのである。
 幾ら美味かろうと、輝きが鬱陶しかろうと、食べてはいけないのである。
「Ankerとしての運命を感じちゃったひとがいたら、連れ帰ってもいいにゃ?」
 という話だが、果たしてその様な物好きはいるのだろうか。
 さて、このゲーミングイカは、どうも森の中で迷子になっているらしい。
 何故森の中かはわからないが、少しでも光が漏れにくい場所を選んで飛んで行ったのだろう。
 ゲーミング発光しているが、臆病かつ慎重な個体な様なので、みんなで見つけて保護してやって欲しい。
 このゲーミングイカの保護に成功したあたりで、サイコブレイドが使役する赤く輝くクラゲの様なインビジブルが襲いかかってくるらしいので、これもサクッと撃退して頂きたい。
 なお、この後サイコブレイド本人も襲撃してくるらしいが……。
 絆を結んだ√能力者たちを応援する様にゲーミングイカが輝く度、サイコブレイドは苦悶する様な素振りを見せるらしい。
 額の目が眩しくて痛いのだろう。たぶん。
 そんな彼を倒すことで、今回の依頼は完了となる。
「こんなゲーミングイカでも、誰かのAnkerにゃ!とっても眩しいだろうけど、守ってあげてほしいにゃ!」
 猫は何とも言えぬ顔から、何とか灯台の様な笑顔を浮かべると。
 サイコブレイドと対峙するべく現場に向かう√能力者たちの背中を見送った。
これまでのお話

第2章 集団戦 『インビジブル・クローク』


POW クロークテンタクル
半径レベルm内にレベル体の【クラゲ型インビジブル】を放ち、【接触】による索敵か、【痛みをもたらす触手】による弱い攻撃を行う。
SPD 溶解針
自身の【触手】を、視界内の対象1体にのみダメージ2倍+状態異常【溶解毒】を付与する【毒針】に変形する。
WIZ ライフスクイーズ
敵に攻撃されてから3秒以内に【触手】による反撃を命中させると、反撃ダメージを与えたうえで、敵から先程受けたダメージ等の効果を全回復する。
イラスト えだつぃ
√EDEN 普通11

 √能力者たちとの交流で、すっかり彼らに懐いたらしいコウイカの様なゲーミングイカ。
 今までの寂しさを発散するように、彼らの周りをゲーミング発光しながら楽しそうに、つい、つい、と泳ぎ回っていたのだが。
 突如怯えたかのように、√能力者たちの影に隠れた。
 √能力者たちの前に現れたのは、赤く毒々しい体を持つクラゲ状の邪悪なるインビジブル、『インビジブル・クローク』。
 ふわふわと漂う姿は妖しく、美しくもあるが。これもサイコブレイドが放った刺客に違いない。
 ゲーミングイカを守りながら、Anker候補に害を為すクラゲたちを疾く退治せねばなるまい!