シナリオ

戦争領域からの侵略と優しい忘却

#√ウォーゾーン #√EDEN #リプレイ執筆中

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 #√ウォーゾーン
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●戦闘機械群の√EDEN侵攻
 それは白昼堂々に起きた惨劇であった。
 どこからともなく現れた機械人形達が、都会に行き交う人々を手当たり次第、襲撃してきたのである。
「う、うわああああ!」
「識別開始・・・パターンAですの」
 メイド服を着た少女型の機械人形達が、住人達を値踏みするようにしばし観察した後で、若者達を中心に捕縛しにかかる。
 彼等に抗わう術はなく、メイド型人形達に捕らえられ、そして彼女達がやってきた異世界に繋がる場所にへと引きずり込まれようとしている。
「わお~ん!」
「にゃあああ!」
 しかも捕縛されているのは人間だけではない、元気の良さそうな犬や猫達も野良、ペットの区別もなく捕縛され、拉致されようとしている。
「ま、孫を返しておくれ・・・」
「パターンB・・・お掃除開始ですの」
 まだ幼い子供を返してくれと懇願する老人を、少女型の機械人形は手にしていた鋭い剣で無慈悲に惨殺した。
 同じように身体が年老いた者、身体が不自由な者達が次々と惨殺されていく。
 メイド型人形達のもう一つの顔、お掃除ロボットとしての機能が、捕縛するに値しない者たちを選別し、排除しているのだ。
「無駄な時間をかけるな。間もなく奴らが来る、我等の役目は一人でも多くも者達を我等の世界に連れて帰る事なのだ」
 お掃除という名の虐殺に勤しむメイド型人形達を、巨大ロボットが制した。
「も、申し訳ございませんですの」
 巨大ロボットの一声でメイド型人形は住人達を殺害しても回るのを止め、捕縛作業にへと戻る。
「だ・・・誰か」
 多くの人々が逃げ惑う中、一人の少女がうめき声を上げながら道路を這いつくばっている。
 大きな事故により足だけでなく、目も不自由な生活を余儀なくされ、介護人であった家族も捕縛されてしまい、自分一人では逃げるどころか歩く事すらもままならないのだ。
「お掃除ですの」
 新たな捕縛対象を探していたメイド型人形の1体が鋭い剣で、容赦なく少女を刺殺した。
 ただ人形達の行く先に居たという理由だけでだ。

●星詠みからの依頼
「そ、それで皆には現場に急いで向かってもらいたいのだ」
 雪願・リューリア(願い届けし者・h01522)はおどおどした様子で、自身が見た光景を懸命に伝えた。
 たどたどしくも感情を込めて話す、リューリアの様子に起きようとしている惨劇の凄惨さがはっきりと伝わってくる。
「街の皆を襲っているのはメイド少女型の機械人形、彼女達はバックアップ素体を駆使して、攻撃や足止め、そして捕縛しにかかってくるようだ」
 連携の取れた機械人形達を相手に、無策で挑んでは苦戦は免れないだろう。
 そして戦闘に手間取ってしまえば、他の機械人形達が捕縛した者達を自分達の世界、√ウォーゾーンにへと拉致してしまう。
 そうなってしまえば、もはや追跡する事は不可能である。
「その目的は明白・・・捕まえた者達からエネルギーを奪う為だ」
 エネルギーが豊富な√EDENの住人達から直接、エネルギーを奪う。
 既に同じような惨劇が各地で行われ、√能力者達も世界と住人達を守る為に、日々戦い続けているのである。
 だがそんな出来事も√EDENの住人達は、事件が終われば忘れてしまう。
 犠牲になった者達も、それよりも前に亡くなっていたもしくは、初めから居なかったのだと、人々の記憶からも消えてしまうことだろう。
 それは世界が奪われた人々から辛い思いをさせない為の、優しい忘却であるかもしれない。
「そんなのは絶対に駄目だ。だからこれ以上犠牲を出さない為にも、皆の力を貸して欲しい」
 忘却する事も出来ない√能力者達にとっては、忘却はまやかしのようなものであると言ってもいい。
 説明を終えたリューリアは、√能力者達にぺこりと頭を下げるのだった。

マスターより

吾妻 銀
 吾妻 銀です。

 √EDENの初シナリオとなります。
 不慣れな点もあるとは思いますがよろしくお願いします。
 本シナリオは分岐ありの3章構成となります。

 1章はお掃除ロボットとの集団戦となります。
 2章Aは巨大ロボとのボス戦となります。分岐条件は1章の🔵が18以上です。
 2章Bは量産型機械群との集団戦となります。分岐条件は1章の🔵が17以下です。
 3章は戦後の日常シナリオとなります。

 2章の分岐Aは√能力者達の奮闘により、住人達の被害は殆ど出ていない状況で、脅威に感じた指揮官が自ら出ざるを得ない場面を想定しております。指揮官が相手ですので、厳しい戦闘が予想されることでしょう。
 2章の分岐Bは捕縛された住人達が多数発生している状況で、√能力者達の足止めとして量産型機械群が新たに出現する場面を想定しております。
 量産型機械群を撃破する事で住人達の救出も可能ですが、指揮官は√ウォーゾーンにへと帰還してしまいます。
 3章は1・2章の結果に関わらず、強力な忘却力によって、事件をすぐに忘れてしまった人達のケアとなります。忘れてはいても受けた被害に変わりはありませんので、何かしらのケアは必要となるでしょう。

 プレイングの受付は1章は公開直後から、2章、3章は断章公開後からとなります。
 締め切りは参加状況を見て、改めて告知します。

 それでは皆様の参加をお待ちしております。
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第1章 集団戦 『お掃除ロボット『DSN205型0番台』』


POW メイドフォーメーションパターンAですの!
【複数のバックアップ素体 】による牽制、【複数のバックアップ素体】による捕縛、【複数のバックアップ素体】による強撃の連続攻撃を与える。
SPD メイドフォーメーションパターンBですの!
【隊列を組んだバックアップ素体たち 】を用いた通常攻撃が、2回攻撃かつ範囲攻撃(半径レベルm内の敵全てを攻撃)になる。
WIZ メイドフォーメーションパターンZですの!
半径レベルm内にレベル体の【バックアップ素体たち 】を放ち、【メイドセンサー】による索敵か、【捕縛や拷問、自白目的】による弱い攻撃を行う。
√ウォーゾーン 普通11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ハコ・オーステナイト
ハコです。
許せませんね。これ以上被害が及ばぬ様にハコが死守します。

ハコはレクタングル・モノリスを城塞の様に展開し、被害を増やさぬように拠点防御を行いつつモノリスによる制圧射撃攻撃を行います。
「数が多いですね…。ですがハコも無策ではありません。」

モノリスは武器フラクタル・モノリスへと変形。
自動的に展開する金属壁が、味方を囲むように防衛陣を形成します。
同時に、壁に備えられたモノリス型砲台が敵隊列に制圧射撃を行い、フォーメーションを崩していきます。

「あなた達がお掃除されてください。ハコは絶対許しません。」
表情を変えず冷たい声で告げながら、敵に攻撃を放ちます。

「や、やめて・・・」
「不必要な存在はお掃除ですの」
 戦闘機械群の襲撃により、平和であった都市は大混乱に陥っていた。
 そんな中、逃げ遅れた老婆に向け、メイド型の機械人形が無慈悲に刃を向けようとしている。
 幼い少女が転んで身動きの取れない老婆を庇うように立ちはだかるも、機械人形の手が止まる様子はない。
「許せませんね」
 機械人形の剣が届く寸前に、一人の少女が割って入る。
「何者ですの!」
「ハコです。これ以上被害が及ばぬ様にハコが死守します」
 間一髪の所で駆けつけたのは幼い少女とさほど変わらないぐらいの少女、ハコ・オーステナイト(▫️◽◻️🔲箱モノリス匣🔲◻️◽▫️・h00336)である。
「今の内に逃げてください」
 ハコの言葉に老婆と幼女は頷き、お互い支え合うようにしてその場から逃れていく。
 年齢の割に大人びているハコに、2人も素直に従うべきだと判断したのだろう。
 それを追いかけようとする機械人形の前にハコが立ちはだかる。
「邪魔はさせないですの」
 すぐにハコが自分達と敵対している√能力者である事に気付いたメイド型の機械人形は、警告音を鳴らした。
 バックアップ素体も含めた同型の機械人形達が続々と集まってくる。
「数が多いですね…。ですがハコも無策ではありません」
 ハコはレクタングル・モノリスを召喚し、周辺に展開させる。
 展開した漆黒の直方体は形状を変化させ、城塞のように機械人形達の行く手を遮る。
「メイドフォーメーションパターンAですの!」
 メイド型の機械人形達は即座にフォーメーションを組み、連携攻撃でモノリスを破壊しにかかった。
「このハコには見た目からは想像出来ない機構があるんですよ?」
 その直後、ただの防壁であったモノリスの一部が砲台に変形し、機械人形達に向けて制圧射撃が行われる。
「こ、これは想定外ですの!」
 激しい制圧射撃から逃れるべく散開しようとする機械人形達であったが、モノリスの城塞が逃走先を塞いだ。
 そして逃げ場を失った機械人形達が、1体また1体と制圧射撃によってバタバタと倒れていく。
「そ・・・そんな、ですの・・・」
 統制の取れた機械人形達のフォーメーションが、たった一人の少女が操るモノリスによって崩壊した瞬間である。
「あなた達がお掃除されてください。ハコは絶対許しません」
 表情を変えず冷たい声で告げ、攻撃の命を下すハコであったが、その瞳は怒りに燃えていた。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

西織・初
アドリブなど歓迎

【心情】
健康な人ばかり狙うか。何人も奪われるわけにはいかない。
俺の演奏を聞け。機械人形。

【行動】
WIZで判定。
敵を指定して√能力を発動。
楽器演奏、音響弾、鎧無視攻撃、衝撃波の技能を用いつつ範囲内に水の弾丸を降らせて攻撃する。
威力は弱いが同じく範囲攻撃である程度の数までは対処できるだろう。
敵からの攻撃は空中浮遊、空中移動、空中ダッシュで回避する。
逃げ遅れた人がいれば自分の正体を隠したまま抱え、空中を移動して離れた場所へ避難させる。

必要なら臨機応変に対処する。

「た、助けて・・・」
「大人しくするですの」
 学生と思しき少年少女達がメイド型機械人形達に捕縛され、√ウォーゾーンにへと拉致されようとしている。
 抵抗しようにも、見た目はメイドでもれっきとした戦闘機械が相手では、√EDENの住人達では大の大人であろうとも太刀打ち出来る筈もない。
 ただし√能力者は例外である。
「健康な人ばかり狙うか。何人も奪われるわけにはいかない。俺の演奏を聞け。機械人形」
 西織・初(戦場に響く歌声・h00515)も、例外である√能力者の一人である。
 人を狂わす歌を響かせるセイレーンに憑かれてから、人前で『歌う』のを躊躇するようになった。
 しかし、戦場に限っては別である。
「音に呼ばれた水の弾丸よ、降り注げ」
 初は水の弾丸を降らせて、住人達を連れ去ろうとする機械人形のみを攻撃する。
「しまったですの!」
 水の弾丸を受けた機械人形は、捕縛していた学生達を手放した。
「今の内だ!」
「は、はい!」
 初の言葉に解放された学生達はその場からすぐに逃走した。
 捕縛対象に選ばれたアだけあって、行動力はあるようである。
「ぐう・・・メイドフォーメーションパターンBですの!」
 捕縛対象を逃してしまった機械人形は、ダメージを受けながらも起き上がって増援を呼ぶ。
 隊列を組んだバックアップ素体たちによる、反撃が始まった。
 連携の取れたメイド型機械人形達による襲撃を、初は空中にへと跳躍して危うい所で回避する。
 そして空中から再び水の弾を降らせて、機械人形のバックアップ素体達をまとめて沈黙させる。
「く・・・手強いですの!」
 水の弾を受け膝をつく、機械人形の本体であったが、致命傷ではない。
「そっちも思っていた以上にしぶといな」
 初の攻撃は広範囲に多数を相手に対応できるが、その分威力は低く、決定打を与えられずにいるのだ。
「うわああ!」
「逃げ遅れか!」
 少し離れた場所で、先ほどとは別の学生が機械人形に襲われ拉致されそうになっていた所を、初は咄嗟に救出する。
「あ、ありがとうございます。あなたは?」
「気にしなくていい、すぐに忘れるさ」
 初の言葉に釈然としない様子の学生であったが、目の前の危機から逃れる事を優先し、その場から避難していく。
 それからも初は機械人形達との戦闘に住人達の避難と、臨機応変に対処するのだった。
🔵​🔵​🔴​ 成功

フィア・ディーナリン
√ウォーゾーンの機械兵団にも、メイドという概念はあるのですね
その在り様は本来のものとは程遠いようですが……私も人の事は言えませんね
ともあれ、お掃除ロボットのお掃除と参りましょう

相手は統率の取れた集団、正面からまともにやり合うつもりはありません
殺傷用と攪乱用の各種グレネードを無秩序に放り、陣形を崩して回ります
その間も脚を止めずに駆け、跳躍し、離れた建物にワイヤーガンを撃ち込んで一気に移動したりと、狙いを定めさせず
そして、孤立したり突出してきた相手をマシンピストルで優先的に排除していきます
狙って攻め立てられそうになれば、しっかりと機を制して攪乱と共に姿を隠し、奇襲してさらなる混乱に陥れましょう

「√ウォーゾーンの機械兵団にも、メイドという概念はあるのですね」
 フィア・ディーナリン(|忠実なる銃弾《トロイエクーゲル》・h01116)は、√EDENの住人達を襲い拉致している機械人形達を見て、ため息をつく。
 外見こそメイドそのものだが、その正体は√ウォーゾーンから送り込まれた戦闘機械群のお掃除ロボット『DSN205型0番台』なのである。
「その在り様は本来のものとは程遠いようですが……私も人の事は言えませんね」
 過去に潜入、暗殺、戦闘の技術を叩き込まれたフィアは、現在は使用人として主人に仕えつつも、裏の仕事もこなしている。
 機械人形達と自分を重ねてしまいそうになるのを、フィアは振り払う。
「ともあれ、お掃除ロボットのお掃除と参りましょう」
「む、どうやら敵ですの!」
 フィアの気配に気づいた機械人形が剣を構えて、フォーメーションを組むべく集まろうとする。
「させません」
 だがフォーメーションが整う前にフィアは、機械人形目掛けて殺傷用と攪乱用の各種グレネードを無秩序に放り投げた。
 閃光と爆発が同時に巻き起こり、機械人形達に多大な被害を与えることに成功する。
「く・・・卑怯ですの!」 
 陣形を崩され機先を削がれた機械人形達から、フィアに向けて罵声が浴びせられる。
「統率の取れた集団相手に、正面からまともにやり合うつもりはありません」
 そんな罵声など気にもせず、フィアは脚を止めずに駆け、跳躍し、離れた建物にワイヤーガンを撃ち込んで一気に移動し、機械人形達に狙いを定めさせず撹乱していく。
「どこに逃げたのですの!」
「別に逃げてはいませんよ!」
 そしてフィアはマシンピストルで正確に狙いを付け、孤立した機械人形の急所を撃ち貫いた。
「よくも・・・メイドフォーメーションパターンZですの!」
 バックアップ素体とはいえ、仲間を倒されたことに怒ったメイド型の機械人形は、バックアップ素体たちと共にメイドセンサーを起動させ、撹乱して回るフィアの位置を特定しにかかる。
「それもさせません!」
 狙いを付けられる前にフィアは、危険を承知で機械人形達の懐に飛び込み、メイドセンサーを起動させた素体から奇襲攻撃で仕留めていく。
「調子に乗るのもここまでですの!」
 だが機械人形達も黙ってやられる筈もなく、フィアの攻撃後の僅かな隙を突いて、剣で鋭く斬り付ける。
「この程度、大したことはありません!」
 剣を回避しきれず多少の手傷は負ったものの、フィアは攻め立てられる前に、攪乱用のグレネードを投げつけて、機械人形達を混乱に陥れつつも、再び姿を隠すのであった。
🔵​🔵​🔴​ 成功

継萩・サルトゥーラ
吾妻 銀マスターにおまかせします。かっこいい継萩・サルトゥーラをお願いします!

アドリブ歓迎。
「ハハッ♪ いっちょやったろうじゃないの!」
「まぁ焦んなや、楽しいのはこれからだ」

さぁ最高にハイな気分をキメてぶっ潰しに行こう。

√能力は指定した物をどれでも使用ます。
戦うことが好きでハデに行動します。
多少の怪我は気にせず積極的に行動しますがヤバいときは流石に自重します。
仲間との連携も行えます。
軽口を叩いたりやんわりと皮肉を言ったりしますが、他の√能力者に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!

「ハハッ♪ いっちょやったろうじゃないの!」
 継萩・サルトゥーラ(|Chemical Eater《ケミカルイーター》・h01201)は、標的であるメイド型の機械人形達の姿を発見するや否や、ソードオフショットガンからケミカルバレットを発射する。
「ぎゃあああ!」
 不意打ちを受けた機械人形の1体が、ケミカルバレットから散布された超強酸に溶かされ絶叫をあげる。
「バケモノ相手にはコレが一番ってな」
 見事に先制攻撃をキメた継萩は、上機嫌な様子で次弾を装填する。
「敵襲ですの、メイドフォーメーションパターンBですの!」
 すぐさま別の機械人形達がフォーメーションを組み、継萩を包囲しにかかる。
 早々に仲間がやられた事で機械人形達は殺気立っている。
「まぁ焦んなや、楽しいのはこれからだ」
 幸いな事に周囲には逃げ遅れた住人達はおらず、存分に戦っても何の支障はない。
 さぁ最高にハイな気分をキメて、継萩は|ファミリアガトリングセントリー《半自律浮遊ガトリング砲》を取り出して、機械人形達に向けて手当たり次第にぶっ放す。
 ガトリング砲から放たれた弾丸もまた、先ほどと同様に超強酸をまき散らす特殊弾である。
「至急応援をですの!」
 機械人形達はそれぞれ自身のバックアップ素体を盾代わりにするが、それでも防ぎきれずに超強酸に溶かされ、被害は拡大する一方となった。
「いい加減にするですの!」
 それでも銃弾をかいくぐって、1体の機械人形が継萩に対して斬りかかるも、継萩は容易く回避してソードオフショットガンの銃弾で心臓部を的確に撃ち抜いた。
「はいはいご苦労さん!」
「畜生・・・ですの!」
 溶けながら倒れる機械人形に皮肉を言い放った後、継萩は機械人形達の包囲網が少ない場所にへと退避する。
 化学薬品によるドーピングでハイになりつつも、戦局を判断するだけの冷静さも、今の継萩は持ち合わせているのだ。
「今頃、お優しいお仲間さん達が皆を助けて回っているだろうからな」
 ならば自分は機械人形達の注意を引きつつ、集まってきた所を片っ端からスクラップにしてやればいい。
 それが今すべきである事なのだと、継萩は確信しているのだ。
「その程度かい?お掃除ロボットの名が泣くぜ」
「こうなったらメイドフォーメーションパターンAですの!」
 継萩の挑発に刺激された機械人形達は、攻撃寄りの陣形を組んで一斉に飛び掛かる。
 銃弾で数多くの犠牲が出ようとも、突破した個体だけで継萩を仕留める算段なのだ。
「面白くなってきたな」
 いよいよ本気に殺しにかかってきた機械人形達に、継萩は背筋が凍り付くのを感じながらも、更に高揚していくのを抑えきれなかった。
「頑張った奴には記念としてツギタシの一部にしてあげようじゃないの!」
 継萩は向かってくる機械人形達に狙いを付け、惜しむことなくケミカルバレットを発射し続けるのだった。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

北城・氷
アドリブ・他プレイヤーとの協力可

・・・本当に戦闘機械群というものは胸糞が悪くなる存在だ。!静かに燃える怒りを内に秘め北城・氷は闘い続ける。
決戦型WZ「重装甲超火力砲撃特化機【玄武】」に搭乗して積極的に戦う。
大口径ビームランチャー【撃滅】と超火力ビームキャノン【殲滅】をバランスよく使用する。(スキル「制圧射撃」「一斉発射」可能であれば「無差別攻撃」を使用してお掃除ロボットをまとめて撃破する)
止めは【大火力ファミリアセントリー一斉射撃】、前述の攻撃に加えて大火力ファミリアセントリーを5基召喚して一斉発射をする(スキルは「制圧射撃」「一斉発射」可能であれば「無差別攻撃」を使用してお掃除ロボットをまとめて撃破する)
無駄な時間をかける事無く、淡々と敵の撃墜を続ける。

台詞「この程度で僕を落とせないよ。」
  「敵だ!敵だ!敵だ!これほどの大群ならば目を瞑ってでもこちらの攻撃が当たるぞ!」
  「僕がいる限り、人類に犠牲は出させないよ。」
  「どんな集団戦を仕掛けてきても、まとめて倒せば問題無い」

「大人しくするですの」
「わんわんわん!」
「にゃあああ!!」
 √ウォーゾーンからの侵略者であるメイド型の機械人形達の標的は若い人間達だけでなく、動物達も対象となっていた。
 人間ほどではないにしろ、活きのいい動物達もエネルギーとなり得るからである。
「・・・本当に戦闘機械群というものは胸糞が悪くなる存在だ」
 見境の無い所業に、北城・氷(h01645)は静かに燃える怒りを内に秘め、決戦型WZ『重装甲超火力砲撃特化機【玄武】』に搭乗する。
 【玄武】は氷の感情に呼応するかのように、咆哮にも似た駆動音を響かせる。
「っ反応あり。これは我等と同じ・・・」
 メイドセンサーから、自分達と同じ√ウォーゾーン製の兵器の起動に気付いた、機械人形達に緊張が走る。
「緊急事態ですの。メイドフォーメーションパターンBですの!」
 √ウォーゾーンの兵器がどれほどの脅威なのか機械人形達はよく知っている。
 彼女達は捕縛活動を止め、迎撃の為のフォーメーションを組む。
「わんわん!」
「にゃああ!」
 その隙に捕縛対象の犬猫達が逃げ出すも、それを気にしている余裕は機械人形達にはない。
「覚悟は出来たかい?」
 動物達が無事に避難するのを確認してから、氷は殲滅を開始する。
「まずはこいつを食らえ!」
 【玄武】から大口径ビームランチャーと超火力ビームキャノンによる一斉射撃で、機械人形達をまとめてお掃除しにかかる。
「散開ですの!」
 機械人形達は散開して回避しようとするが、逃げきれずに数体がビームに焼かれ消し炭となった。
「逃げても無駄だ!これほどの大群ならば目を瞑ってでもこちらの攻撃が当たるぞ!」
 氷は大火力ファミリアセントリーを5基召喚して、散開した機械人形達に向けて一斉発射する。
「予測よりを遥かに上回る火力ですの!」
 大火力を前に機械人形達は防御する手立てもなく次々と倒れるが、生き延びた数体が【玄武】に取りついた。
 【玄武】には近接戦闘用の武装は積んでいない事は、メイドセンサーで確認済みである。
「お掃除開始ですの!」
 そして千載一遇のチャンスとばかりに鋼鉄をも切り裂く鋭い剣で、【玄武】の装甲ごと氷を仕留めにかかる。
「この程度で僕を落とせないよ」
 だが【玄武】の装甲は鋼鉄よりも固く、氷は刃が自身に届く前に機械人形達を振り払った。
「僕がいる限り、人類に犠牲は出させないよ」
 引き剥がしたところでビームランチャーを発射して、残っていた機械人形達も殲滅した。
 だが一息つく間もなく、機械人形達の第二波が到着する。
 それも先程の倍以上の数を引き連れてである。
 強力な兵器はそれだけ敵の注意を引きやすいのだ。
「仲間の仇を撃つですの!」
「戦闘機械どもに、そんな感情があるわけないだろう」
 表情こそ冷静そのものの氷ではあるが、機械人形の言葉には苛立ちを覚えた。
 平和に暮らしている√EDENの住人達を身勝手な理由で、無慈悲に連れ去る行為など、まともな感情がある者に出来る所業ではない。
「どんな集団戦を仕掛けてきても、まとめて倒せば問題無い」
 数が多い分、狙いをつける必要もない。
 その後も氷は無駄な時間をかける事無く、大火力の兵器を駆使して淡々と敵の撃墜を続けるのであった。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​ 大成功

嘯祇・笙呼
く! 乳が揺れて戦いづれえ…リアルを追求するとこんなものか。あああ、気が散る!
集団戦? 俺の√能力で殲滅してやるぜ!
「倒れた者を犠牲と思うな、盾と思え。死ねばお前も同じ者」って昔誰かが言ったよ。
敵に背を向けて「やーい、バカー」と叫びつつ、ぴしゃりと自分の尻を叩いてヘイトを集める。
十分に引きつけたあと√能力で殲滅するのが理想かな。
それにクイックドロウとマヒ攻撃を組みあわせて何か戦果を上げられないだろうか?
クイックドロウで瞬時に√能力を使い、ダメージにマヒ攻撃を付加するといったふうに。
多少のダメージは無視して特攻するぜ。
敵の攻撃がくると理解してなお、死中に活を見出すイメージで。
俺はッいくぜぇぇぇ!
高輪・門路
○√の向こうから愛の手を

まだ、集団戦に対応できる火力は無いですから…出来る事はしましょう

(行動)
まず、「別√側の現地」(多分、汎神解剖機関とかそこら辺)に移動し、程度の高さがあって周囲の目を避けられる場所から√能力を使いつつ望遠鏡で現場の状況を確認してマップを作成します。(一応、端末に周囲を見張らせて置きます)
後は、捕縛しようとしている機械人形を優先して√能力で攻撃し、撃破よりも行動を阻害する事を優先します。

…まあ、別√にいるこちらは認知されないので反撃は来そうもないですけど…終わったら、改めて現地に向かって情報の共有をしたい所ですね。
リズ・ダブルエックス
まぁ私も掃討任務として、機械群を多く葬ってきた身です。
他者のお掃除を非難する資格があるとは思っていません。
ただ立場の違いからあなた達を倒し、人々を救いましょう。排除開始であります!

主武装である大型ブレードを備えたエネルギー砲「XLM」と、副武装であるレイン砲台を用いて敵と戦うのが基本です。
レイン砲台で敵の集団連携を妨害しながら、XLMで仕留めていきます。

敵がバックアップ素体を使う√能力を行使すれば、カウンターで【決戦気象兵器「レイン」・精霊術式】を起動。
敵が強力な連携をとる時こそが、一網打尽にする好機でもあります!
レーザー光線を操って、最高効率で仕留めにかかります。

「く! 乳が揺れて戦いづれえ…リアルを追求するとこんなものか。あああ、気が散る!」
 嘯祇・笙呼(人間(√マスクド・ヒーロー)のマスクド・ヒーロー・h01511)は、これが初陣となる。
 いざ戦場に立ち、自身の身体の不便さに気付いて、これから始まる戦闘に集中できないでいるのだ。
「それはこちらの台詞ですよ・・・全く」
 本人達に自覚は無くとも、二十歳になったばかりの高輪・門路(マッド・ヒストリア・h00784)のとっては刺激が強い光景であると言わざるを得ない。
「まぁ私も掃討任務として、機械群を多く葬ってきた身です。他者のお掃除を非難する資格があるとは思っていません」
 そう淡々と述べるリズ・ダブルエックス(ReFake・h00646)も|少女人形《レプリノイド》ながらも、スタイリッシュで注目を引くには十分である。
「やはりまだ相当な数が残っているようですね」
 門路は別√の現地に移動し、程度の高さがあって周囲の目を避けられる場所から、残存している機械人形達の数を確認する。
 既に他の√能力者によってかなりの数が掃討され、住人達の救出も進んではいるものの、かなりの数がまだ健在であり、他の√能力者達の手も回っておらず、放置しておけば大勢の住人達が捕縛され拉致されてしまうだろう。
「集団戦?俺の√能力で殲滅してやるぜ!」
「ただ立場の違いからあなた達を倒し、人々を救いましょう。排除開始であります!」
「まだ、集団戦に対応できる火力は無いですから…出来る事はしましょう」
 意気揚々と総統に向かう、笙呼とリズを尻目に、門路は√能力を使い、別√側の現地から望遠鏡で現場の状況を確認してマップを作成する。
 そして端末を通じて2人に、情報を共有する。
「助かるぜ。おかげで敵さんが丸見えだぜ!」
 門路から得た情報を頼りに、笙呼は|天から降る硫黄と火《アポクリプス》をメイド型の機械人形達が居る方角に向けて降らせた。
「はっ、敵襲ですの!」
 機械人形達は不意を付かれながらも、それぞれのバックアップ素体を盾にする形で、辛くも笙呼の先制攻撃から逃れる。
「倒れた者を犠牲と思うな、盾と思え。死ねばお前も同じ者って昔誰かが言ったよ」
 機械人形達の行為がまさにそうなのだと、笙呼は目の当たりにしつつも次の行動に出る。
「やーい、バカー」
 笙呼は危険を覚悟で敵に背を向けて罵声の言葉を叫びつつ、ぴしゃりと自分の尻を叩いて、機械人形達のヘイトを自分にへと集めさせる。
「メイドフォーメーションパターンAですの!お掃除してさしあげますの」
 挑発に乗せられた機械人形達が、狙いを笙呼にへと定める。
「気持ちはわかるのでありますが隙だらけであります!」
 そこへリズが割って入り、副武装である決戦気象兵器のレイン砲台からレーザーを発射し、機械人形達の集団連携を妨害しにかかる。
「く・・・同類が邪魔をするのですの!」
「全然違うのです!」
 自分ではそう思ってはいても、いざ他者に指摘されるとレプリノイドであっても腹が立つものである。
 リズは主武装である大型ブレードを備えたエネルギー砲『XLM』で、眼前の機械人形達を一刀両断した。
「まとめてお掃除してやるですの!」
 機先を挫かれながらも、機械人形達は数を頼りに笙呼とリズを追い詰めていく。
「く・・・こいつら思っていたよりも手強いぞ!」
「このままではまずいのです」
 2人も懸命に√能力で応戦するも、2人共広範囲の攻撃は可能だが、一撃必殺の威力は無い。
 バックアップ素体を盾にしながら機械人形達は、2人を包囲し逃げ場を塞いだ。
「何も戦果を上げられないままお掃除されるのですの!」
 これ以上の攻撃手段はないと判断した機械人形達は、剣を手に一斉に2人に襲い掛かった。
「きゃあっ!!」
 だがその刃が笙呼に届く寸前、何かの衝撃波によく殴りにされた機械人形は大きく吹き飛ばされた。
「危ないところでしたね」
 それは別√に居る門路から、√を越えて放った霊能波によるものであった。
 機械人形達では到底届くことのない場所からの一方的な攻撃。
 決定打を与える事は出来なくても、行動を阻害するには十分である。
「死中に活を見出すだ、とことんまで俺はッいくぜぇぇぇ!」
 それでも機械人形達の攻撃が完全に止められた訳ではない。
 機械人形達の剣をその身に受けながらも、笙呼は特装圧縮銃を駆使して、機械人形達の動きをマヒさせた所を、|黙示録砲《アポクリプス》で一網打尽にする。
「敵が強力な連携をとる時こそが、一網打尽にする好機でもあります!」
 一方で同じくバックアップ素体と共に連携攻撃を仕掛けてくる機械人形達を相手に、リズもまた危険を承知でカウンター攻撃を仕掛けていた。
「これがあなた達を仕留める最高効率って言ったら信じます?」
 リズは機械人形達の剣で、その身を切られながらも決戦気象兵器『レイン』・精霊術式を起動させる。
 意志を持って自在に動くレーザー光線を操り、眼前の機械人形達を一掃しにかかる。
「これで止めなのです!」
 レーザーを受けても尚、攻撃を繰り出そうとする機械人形に対しては、大型ブレードを振り下ろして、止めを刺した。
「目的も果たせずに無念ですの・・・」
 残った機械人形達も笙呼と門路によって、例外なく掃討されるのであった。
「こんなものか・・・大したことない連中だったぜ」
 機械人形達が全滅したのを確認し、笙呼は胸が揺れるのみ気にせずに、その場にへ垂れ込んだ。
 強がってはいるが、戦いで受けたダメージは軽いものではない。
「強がりはよくないのです」
 リズも戦闘経験こそ笙呼よりは積んではいるが、それでも機械人形達との集団戦で手傷を負わされている。
「どうやら今の連中が最後のようです。ですが新たな敵機、それもかなり強大な気配が近づいてくるを確認しました。今の内に手当てを」
 2人の様子を見かねた門路は、改めて現地に向かい、2人を手当てしつつ、得られた情報を共有する。
「そんなに見られるとゾクゾクしちゃう」
「そんなことを言っている場合ですか?」
 軽口を叩く笙呼を諫める門路を尻目に、リズは機械人形達とは比べ物にならない程の強力な個体が近づいてくるのを察知するのだった。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​ 成功

第2章 ボス戦 『スーパーロボット『リュクルゴス』』


POW 超大型光線砲リュクルゴス・レイ
X基の【超大型光線砲】を召喚し一斉発射する。命中率と機動力がX分の1になるが、対象1体にXの3倍ダメージを与える。
SPD 斬光飛翔翼アポロニアウイング
【エネルギーフィールド】を纏う。自身の移動速度が3倍になり、装甲を貫通する威力2倍の近接攻撃「【アポロニアウイング】」が使用可能になる。
WIZ 電撃放射角ケリュネイアホーン
指定地点から半径レベルm内を、威力100分の1の【角状の部位からの放電】で300回攻撃する。
√ウォーゾーン 普通11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

「何、全滅だと?」
 √ウォーゾーンからの侵略者である戦闘機械軍の指揮官であるリュクルゴスは、報告を聞いて耳を疑った。
 数々の武功を上げスーパーロボットと呼ばれるまでに到達したリュクルゴスは、配下からの信頼も厚く、率いる部隊も精鋭揃いである。
 それが僅かの間に√EDENを守護する√能力者達の手によって壊滅したのだ。
 そのせいで目的である√EDENの住人達の捕縛の成果はほぼゼロと言ってもいい始末である。
「足止めに徹すれば目的は達せられると思っていたが、どうやら敵の戦力を見誤っていたようだ」
 リュクルゴスは自身の甘さを認めるも、次の行動に出る事を決める。
「だが彼等も無傷ではあるまい。ならばここは我が出る他ないな」
 お掃除ロボット『DSN205型0番台』以外にも配下は抱えてはいるが、彼等では足止めにすらならないだろう。
 ならば自らが先頭に立ち、√能力者達を相手にしている間に、配下には一人でも多くの住人達を捕縛させ、自分達の世界にへと連れ帰らせる。 
「久しぶりの強敵だ。存分に楽しませてもらうとしよう」
 √能力者達が立て直す時間も、住人達の避難を完了する時間も与えるつもりはない。
 リュクルゴスはウイングを展開し、凄まじいスピードで戦場となった都市にへと向かうのであった。
北城・氷
リュクルゴス・・・何回僕に倒されれば気が済むんだか・・・さっさと殲滅しよう。
決戦型WZ「重装甲超火力砲撃特化機【玄武】」に搭乗して積極的に戦う。
体勢を立て直す時間なんて不要だ、何故ならあの程度の敵に体勢を崩されることなんてないのだから。
住民達の避難の時間なんて僕が稼いでみせるさ。
大口径ビームランチャー【撃滅】と超火力ビームキャノン【殲滅】をバランスよく使用する。(スキル「制圧射撃」「一斉発射」可能であれば「無差別攻撃」を使用)
止めは【大火力ファミリアセントリー一斉射撃】、前述の攻撃に加えて大火力ファミリアセントリーを5基召喚して一斉発射をする(スキルは「制圧射撃」「一斉発射」可能であれば「無差別攻撃」を使用)

台詞「この程度で僕を落とせないよ。」
  「何度も僕にやられるなんて・・・所詮は機械、学習能力は無いのかい?」
  「僕がいる限り、人類に犠牲は出させないよ。」
ハコ・オーステナイト
ハコです。
この威圧感…。敵の親玉らしきロボットですか。
自ら前線ということはよほど目的が大事らしいですね。
だからこそ、ここで討ち取ります。

ハコは拠点防衛をしつつモノリスの一部を変形させ、錆びたナイフで攻撃を仕掛けます。
「巨大でも無敵でも断ち切ってみせます。ハコのモノリスに不可能は無いですから。」

スーパーロボット『リュクルゴス』の攻撃が途切れる瞬間を狙い、敵の機構を破壊するよう錆びたナイフを隙間に滑り込ませるように振り抜きます。

錆びたナイフは両手に持ち、得意である2回攻撃を行い敵を切り裂くように連撃を行います。

「あまりハコ『達』を侮らない方がいいですよ。」
西織・初
アドリブなど歓迎

【心情】
とうとう親玉のお出ましか。
自分から出てきてくれるならありがたいな。
住民達をこれ以上犠牲にはさせない。ここでお前を倒す。

【行動】
仲間とは積極的に声を掛け合い連携していく。
WIZで判定。
楽器演奏や歌唱で音を発し、音響弾、衝撃波、鎧無視攻撃を与える。
別の√に行った場合は視力やスナイパーを用いて√能力を使用する。
敵からの攻撃は空中浮遊、空中ダッシュ、空中移動を行なって回避したり
念動力で動かした車などの設置物やオーラ防御で防ぎカウンターを狙う。

「お前達だな・・・我が部下が世話になったようだ」
 √ウォーゾーンからの侵略者であり機械人形達を撃退したばかりの√能力者達の前に現れたのは、戦闘機械軍の指揮官、スーパーロボット『リュクルゴス』である。
 √能力者達を見下ろす勇壮たる姿は、憎むべき侵略者でありながらも威厳すらも感じられる。
「この威圧感…。敵の親玉らしきロボットですか」
 冷静に機械人形達を退けた、ハコ・オーステナイト(▫️◽◻️🔲箱モノリス匣🔲◻️◽▫️・h00336)でさえも表情が強張る程である。
「とうとう親玉のお出ましか。自分から出てきてくれるならありがたいな」
 西織・初(戦場に響く歌声・h00515)もまたリュクルゴスの実力をひしひしと感じながらも、指揮官を討ち取る好機であると身構える。
 その一方で北城・氷(人間(√ウォーゾーン)の決戦型WZ「重装甲超火力砲撃特化機【玄武】」・h01645)は、どこか呆れた表情でリュクルゴスと対峙する。
「リュクルゴス・・・何回僕に倒されれば気が済むんだか・・・さっさと殲滅しよう」
「同意見だな。我もお前達にばかり時間をかける訳にもいかないのでな」
 氷が過去に倒したリュクルゴスとはまた別の存在なのかそれとも何らかの手段で復活したのか、それは定かではないが、目の前のリュクルゴスは大して気にした様子もなく、数基の超大型光線砲を召喚する。
 宣言通り早々に√能力者達を殲滅する算段のようである。
「思っていた通り、やることは変わらないようだね」
 リュクルゴスとの戦いは熟知している氷は、動じずに決戦型WZ「重装甲超火力砲撃特化機【玄武】」に搭乗して、戦闘準備を整える。
「自ら前線ということはよほど目的が大事らしいですね。だからこそ、ここで討ち取ります」
「住民達をこれ以上犠牲にはさせない。ここでお前を倒す」
 ハコと初も威圧されながらも退くつもりなど毛頭ない。
 かくして決戦の火蓋が切って落とされ、超大型光線砲による一斉発射が3人に襲い掛かる。
 下手をすれば避難中の一般人をも巻き込みかねない程の破壊力である。
「悪いがこれも戦いなのでな」
「そんな気遣いも体勢を立て直す時間なんて不要だ、何故ならあの程度の敵に誰一人として体勢を崩されることなんてないのだから」
 氷は【玄武】に搭載されている大口径ビームランチャーと超火力ビームキャノンを同時に発射して、放たれた超大型光線砲のビームを相殺しにかかる。
 両者のビームが激しくぶつかり合い、√EDENの都市は閃光に包まれた。 
「住民達の避難の時間なんて僕が稼いでみせるさ」
 【玄武】のセンサーで住人達に被害がない事を確認しつつ、氷は超大型光線砲を破壊しにかかる。
「ではハコは巨大でも無敵でも断ち切ってみせます。ハコのモノリスに不可能は無いですから」
 拠点防衛用のモノリスでビームから自身と都市を守っていたハコは、一部を錆びたナイフに変形させ、攻勢に転じる。
 超大型光線砲が破壊され攻撃が止んだタイミングで、両手で錆びたナイフを構えたハコはリュクルゴスに斬りかかる。
「援護させてもらうぞ」
 空中浮遊で超大型光線砲の一斉射撃を回避していた初も、ハコに加勢すべく声を高らかに、音響弾を生み出して、リュクルゴスを攻撃する。
「む・・・だがこの程度」
 音による衝撃波がリュクルゴスを襲うも、頑強な装甲相手に音響弾では大したダメージを与えるには至らない。
 だが初の目的はあくまでも援護である。
「あまりハコ『達』を侮らない方がいいですよ」 
 音響弾でリュクルゴスが怯んだ隙に、すかさずハコが飛び掛かり、リュクルゴスの機構を破壊するよう錆びたナイフを隙間に滑り込ませるように振り抜き、そして得意である連撃で切り裂いた。
 面識のない2人であるにもかかわらず、息の合ったコンビネーションである。
「見事だ・・侮っていたことは認めよう」
 錆びたナイフに切り裂かれ損傷しながらも、リュクルゴスはエネルギーフィールドを纏い、更に斬り付けようとしていたハコを弾き飛ばすと、3人の遥か頭上にへと飛び上がった。
 このまま一時退却するのかのように見えたが、リュクルゴスはアポロニアウイングを展開して、3人のいる地上目掛けて突撃する。
 強固な装甲、バリアであっても勢いの乗ったアポロニアウイングの貫通力にはひとたまりもないだろう。
 そして3人は、アポロニアウイングによる突撃を防御出来る手段を持ち合わせてはいない。
「同じような手を・・・所詮は機械、学習能力は無いのかい?」
 リュクルゴスの切り札とも言うべき攻撃手段だが、氷は臆することなく5基の大火力ファミリアセントリーを召喚し、そして突撃して来るリュクルゴス目掛けて一斉発射する。
 防御出来ないのなら、その前に叩き落とせばいいだけの事である。
「ぐおっ!」
 大火力ファミリアセントリーによる一斉射撃の多くはリュクルゴスには命中しなかったものの、数発命中させただけでも勢いを止めるだけの破壊力はある。
 その上先程の初とハコの連携攻撃により、制御機構が損傷していたことで態勢を保つことが出来ず、リュクルゴスはそのまま勢い余って墜落するのだった。
「この程度で落ちるとはね」
 エネルギーフィールドによりダメージこそ軽微ではあるものの、畳みかけるチャンスである。
 氷は【玄武】からビーム砲を発射し、リュクルゴスが展開していたエネルギーフィールドを消失させる。
「侮らない方がいいと言いましたよ」
 ハコも錆びたナイフ手にリュクルゴスの動力部を狙って、再度斬りかかる。
「さっきは牽制目的だったが今度は違うぞ」
 初も2人に続いて追い打ちをかける。
 防御用に使う想定だった大型車を念動力で動かし、そのままリュクルゴスに叩きつける。
「それとこれはついでだ!」
 初はどさくさに紛れて住人達を拉致しようと徘徊していた戦闘機械群を、音による衝撃波で叩き潰すのであった。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​ 成功

フィア・ディーナリン
高速で向かってくる敵影……、新手の、しかも相当上位の存在のようですね
ならばこちらも、相応の覚悟で臨みましょう

利き手にナイフ、逆手にマシンピストルを握りつつ、回避重視で立ち回ります
接近せずに一定の間合いを維持しながら、機動力を活かして駆け、ワイヤーガンも駆使して立体的に動き続けます
マシンピストルを撃ちつつ、要所でナイフの投擲も交えてすかさず次のナイフを取り出し
多少の負傷にも焦らず冷静に立ち回りを維持し、敵の大技を誘います

敵がフィールドを纏いながら近接攻撃を仕掛けてくるその瞬間を狙います
【機先の楔】で先制して利き手のナイフが届く敵の懐まで一気に距離を詰め、ナイフを突き立てます
さらに敵の眼前で閃光手榴弾を炸裂させて攪乱させ、同時に【武装転送】の能力も使用
自身の視覚と聴覚は遠方の『武器庫』に繋いで自身への手榴弾の影響は回避します
間髪入れず、『武器庫』からアンチマテリアルライフルを手元に瞬時に取り寄せ、零距離で敵に撃ち込みます
相手がいかに高速でも、撹乱され密着されたこの状況では躱せないでしょう
嘯祇・笙呼
速攻で沈める。遊びは必要ない。
俺たちが負傷していれば勝てると思ったか?
住人達が足手まといなると思ったか?
敵の実力を理由に怖気づくと思ったか?
警視総監に連絡! √能力でぶっちめる。
この場の皆、頼む! 人の心があるなら手を貸してくれ! 
√能力のみでは決定打に欠けるなら近接戦を仕掛ける。
前傾姿勢をとり、両腕を交差して頭部への被弾を防ぎ、攻撃の射程圏内まで敵のもとへ最短距離を疾走する。
敵の脇を走り抜けつつクイックドロウで抜き撃ちし、マヒ攻撃を与える。
味方の√能力や通常攻撃の挙動を先読みして、畳み掛けるようにこちらも√能力や先に述べた通常攻撃を行う。
万一力及ばず地に伏しても、敵の足に噛みつくイメージで。

「高速で向かってくる敵影……、新手の、しかも相当上位の存在のようですね」
 メイド型の機械人形達を一掃して、休む間もなく迫り来る敵影に、フィア・ディーナリン(忠実なる銃弾トロイエクーゲル・h01116)は利き手にナイフ、逆手にマシンピストルを握り、敵影の到来に備える。
「向こうからやってくるのなら、望むところだぜ」
 同じく戦いを終えたばかりの、嘯祇・笙呼(人間(√マスクド・ヒーロー)のマスクド・ヒーロー・h01511)は戦意を昂らせたまま、新たな敵がやってくるのを待ち構える。
「2人か・・・早々に終わらせるとしよう」
 ウイングを展開させた状態で戦場降り立つのは、スーパーロボット『リュクルゴス』。
 戦闘機械軍の指揮官に間違いない。
「ならばこちらも、相応の覚悟で臨みましょう」
「速攻で沈める。遊びは必要ない」
 リュクルゴス以外にも敵機が散開していくのが見える。
 先程のメイド型の機械人形達と同様に√EDENの住人達の捕縛に向かったのだろう。
 問答している時間もないとばかりに、フィアと笙呼はリュクルゴスにへと挑みかかる。
 だが相手は指揮官というだけあって火力、機動力、防御力の全てが√能力者を上回っている。
 正攻法で戦うのは得策ではない。
「まずは私が牽制して撹乱してみせます。その隙に攻撃を!」
 フィアは笙呼にそれだけ言うと、リュクルゴスと一定の間合いを維持しながら、機動力を活かして駆け、ワイヤーガンも駆使して建物間を立体的に動き続ける。
「これでは狙いが付けられないか」
 自身よりも小さい相手に動き回れては、まともに兵器で迎撃することも難しい。
 リュクルゴスはフィアに翻弄され、マシンピストルによる銃弾を浴び、投擲したナイフが突き刺さる。
「ならばこれを使わせてもらう」
 リュクルゴスは電撃放射角ケリュネイアホーンを起動させる。
 角状の部位からの放たれた放電が、フィアのいる地点を中心に降り注ぎ、鳥籠のような力場が生まれる。
「ああああっ!」
 放電の範囲から逃れることが出来ず、電撃を浴びてしまったフィアが絶叫をあげる。
 リュクルゴスの武装の中では広範囲である分、威力も低い方なのだが、√能力者にダメージを与えるには十分である。
「いい気になってんじゃねえぞ。俺たちが負傷していれば勝てると思ったか?住人達が足手まといなると思ったか?敵の実力を理由に怖気づくと思ったか?」
 仲間の窮地に、笙呼は思わず攻撃準備を中断し、リュクルゴスを挑発しにかかる。
 既に√能力の発動に必要な警視総監との連絡はついている。
 警視総監の承認が下り、笙呼の前に√破壊級荷電粒子砲が転送される。
 だがこれだけでは√能力は発動しない。
「こいつを待っていたぜ!この場の皆、頼む!人の心があるなら手を貸してくれ!」
 √能力者そして√EDENの住人達の心が応えたかのように、√破壊級荷電粒子砲の発射に必要なエネルギーがチャージされる。
 笙呼は躊躇うことなく、リュクルゴスに向けて√破壊級荷電粒子砲を発射した。
「うおおおおおっ!!」
 リュクルゴスが上空に飛んでいたのは笙呼にとっては都合がよかった。
 都市を巻き込むことなく√破壊級荷電粒子砲の射線上にリュクルゴスを巻き込むことが出来るのだから。
 荷電粒子による光の奔流が天を貫いた。
 ここでお約束の台詞を言ってしまいそうになるのを堪えながら、笙呼はリュクルゴスの様子を確認する。
「素晴らしい威力だ。我等の兵器としても取り入れたいぐらいにな」
 光の奔流が収まり、笙呼は目撃したのはエネルギーフィールドを纏ったリュクルゴスの姿であった。
「遠距離戦じゃ駄目って事かよ・・・だったら!」
 切り札を防がれても尚、笙呼の闘志は消えない。
 荷電粒子砲を投げ捨て近接戦闘用の装備で固めて、リュクルゴスと向かい合う。
「いいだろう。その誘いに乗ってやるとしよう」
 リュクルゴスはエネルギーフィールドを纏ったまま、アポロニアウイングを展開して、笙呼に向かって突撃する。
「来やがったな」
 笙呼は前傾姿勢をとり、両腕を交差して頭部への被弾を防ぐ形で、リュクルゴスに向かって疾走する。
 その程度の防御で凌げるものではないという事は承知の上、地に伏しても、敵の足に噛みつく覚悟である。
 誰から見ても勝敗は明らかであるかに思えた。
「この時を待っていたのです!」
 そこへフィアが笙呼を庇うように割って入る。
 それならばとリュクルゴスがフィアに狙いを変えた所で、フィアは√能力【機先の楔】を発動し、利き手のナイフが届くリュクルゴスの懐まで一気に距離を詰める。
 √破壊級荷電粒子砲を防いだエネルギーフィールドも、懐に入られれば効力を発揮しない。
 フィアはナイフを突き立て、眼前で閃光手榴弾を炸裂させて、攪乱させる。
「ぐ・・・これがこの世界の√能力者の実力か!」
 リュクルゴスは明らかに動揺を見せる。
「まだこの程度だと思わないで欲しいのです」
 フィアは同時に【武装転送】の能力も発動させる。
 ただ武器庫から武器を転送させる能力ではない、自身の視覚と聴覚を遠方の『武器庫』に繋ぐ事で、閃光手榴弾の影響を回避したのだ。
 そして本来の目的である新たな武器、アンチマテリアルライフルを取り寄せ、ゼロ距離からリュクルゴスに撃ち込んだ。
「いかに高速でも、撹乱され密着されたこの状況では躱せないでしょう」
「ならば引き離せばいいだけの事だ!」
 リュクルゴスはエネルギー出力を全開にして、肉薄しているフィアを弾き飛ばそうとするが、新たな妨害を受けた。
「俺の事も忘れるんじゃねえぞ!」
 スタンビュートを手にした笙呼がリュクルゴスの脇を走り抜けつつクイックドロウで抜き撃ちし、エネルギーフィールドを維持させる為のジェネレータをマヒさせる。
「チャンスです。一気に畳みかけましょう!」
「ああこれで終わらせてやるぜ!」
 互いの行動を先読みするかのように隙の無い2人の連携が、リュクルゴスを追い詰めていくのであった。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​ 成功

高輪・門路
○幾らメイドでも上司は選べなかった様です
あれが、「スーパーロボット」ですか…どこで掘り出したのかは分かりませんが
今後の戦いの参考にさせてもらいましょう。

(行動:Wiz)
まずは、電撃対策に避雷針の下に陣取ってさらにカヴァーチャを展開…光線砲は建物を壁にして凌ぐ方針でいきます。
後は、アルテミスMk-1だけ遮蔽から出して精神同調照準で角を【スナイパー】+【貫通攻撃】で狙い撃ち、動いた所を√能力で追撃して大ダメージを狙います。

一応、皇刀無形の【居合】と【空中ダッシュ】で接近戦にも備えますが、こっちは気休めですね。
クラウス・イーザリー
「指揮官自らがご登場か。ご苦労なことだ」
「こいつを倒せば、機械人形達の動きも止まるか」
経験や実力が不足する身であることは重々承知
ほんの僅かにでも力になれて、人々を守ることができればそれでいい

できるだけ敵から距離を取って、レイン砲台でのレーザー射撃やファミリアセントリーの2回攻撃で地道に削っていく
光線砲やエネルギー発生装置のような、弱点となりそうな部位を狙えたら良いが……

どこかで隙を見て決戦気象兵器『レイン』を起動
300発分のレーザーを敵周辺に集中させて、移動を封じながら攻撃
特に味方が強力な攻撃を使用するなら積極的に移動を封じて上手く当てられるように支援したいところだ


※アドリブや連携歓迎
リズ・ダブルエックス
√ウォーゾーンで精強を誇る機械群の部隊が壊滅する……今、この時代に歴史の流れが少しずつ変わりつつあるのを感じます。
その流れを止めるつもりはありません。
ここで敵指揮官の破壊まで持ち込むであります!

副武装のレイン砲台で牽制し、主武装LXMの砲撃や斬撃を狙うスタイル

【電撃放射角ケリュネイアホーン】対策
【 LXF・LXM並列高出力モード】を使用します。
レギオンフォートレスやファミリアセントリーを壁代わり(避雷針代わり)に使用。
全ての電撃が防げずとも、一太刀入れる猶予があれば十分です。
相打ち上等でプラズマブレイドを放ちます。
敵が空にいる場合は空中移動(技能)も利用して、近くの建物の壁を駆け上がって接近。

「あれが、『スーパーロボット』ですか…どこで掘り出したのかは分かりませんが、今後の戦いの参考にさせてもらいましょう」
「今後だと?我を相手に次があると思っているのか!」
 メイド型の機械人形達を殲滅させたばかりの高輪・門路(マッド・ヒストリア・h00784)達を、上空からスーパーロボット『リュクルゴス』が見下ろしている。
 既に他の√能力者達とも交戦したようで、各部損傷しているようだが、それでも3人の√能力者を威圧出来るだけの余力は残しているようである。
「指揮官自らがご登場か。ご苦労なことだ」
 クラウス・イーザリー(人間(√ウォーゾーン)の学徒動員兵・h05015)は、表情を変える事無くリュクルゴスを見上げる。
 戦闘機械群と戦う兵士を養成する学園に所属し、戦闘機械群との戦闘に身を投じているクラウスだが、それでも指揮官クラスを相手にする機会はそう多くはない。
「今、この時代に歴史の流れが少しずつ変わりつつあるのを感じます」
 自分達の実力を凌駕する強敵を前にしながらも、リズ・ダブルエックス(ReFake・h00646)は今の状況に希望を見出していた。
 何せ√ウォーゾーンで精強を誇る機械群の部隊を壊滅させ、こうして指揮官を引きずり出せているのだから。
 その流れを止めず目の前の指揮官も破壊するのだと、リズは心に誓う。
「これは配下達が世話になった礼だ」
 リュクルゴスは電撃放射角ケリュネイアホーンを起動し、3人の√能力者のいる地点に向けて、放電させる。
 まとめて一網打尽にするつもりなのだ。
「そう来ると思っていたのです」
 リズはLXF・LXM並列高出力モードを起動し、地上走破用の【限定光翼】を展開した防具を身に纏う。
 更に避雷針代わりに|レギオンフォートレス《多数の無人機》、|ファミリアセントリー《半自律浮遊砲台》を展開する。
「ええ、予想通りです」 
 助力する形で門路も|カヴァーチャ《超小型光子防壁発生装置》を展開し、電撃からの防御を固める。
「弱点となりそうな部位を狙えたら良いが……」
「隙を見つけないとキリがないのです」
 クラウスとリズがレイン砲台でのレーザー射撃を行い、上空のリュクルゴスを狙い撃つも、装甲に阻まれ大したダメージを与えられない。
 そして避雷針と光子防壁が、ケリュネイアホーンから放電された電撃から√能力者達を守ってはいるが、見方を変えればその場から動きが取れない状況であるとも言える。
「まさかこの程度だと思ってはいまいな!」
 更なる一手としてリュクルゴスは、3基の超大型光線砲を召喚する。
 そして超大型光線砲による一斉発射が3人を襲う。
 防御対策が次々と突破され、窮地にへと追い込まれる。
「これはまずいですね」
 門路は電撃によるダメージを覚悟で、建物の影に飛び込んだ。
 だがそれは光線砲から逃れる為だけではない。
「ここからなら良く見えますからね!」
 門路はサイコ・フォースハンドガン『アルテミスMk-1』を構え、精神同調照準でリュクルゴスの角に狙いを付ける。
 激しい攻撃を繰り出している反面、リュクルゴスの足は止まっている。
 狙うなら今を置いて他はない。
「何だと!」
 アルテミスMk-1による正確な射撃は、ケリュネイアホーンに命中し、電撃の発生源を潰す事に成功する。
 すぐにまた修復されるだろうが、反撃するには絶好の機会である。
「今が好機だな!」
 防御に徹していたクラウスもここぞとばかりに攻勢に出る。
 決戦気象兵器『レイン』の出力を最大にして、発射されるレーザーをリュクルゴスの周辺に集中させる。
「ぐ・・・まだこれ程の力を残していたか!」
 300発分のレーザーによって、リュクルゴスが展開しようとしていたエネルギーフィールドの発生装置が破壊され、リュクルゴスに明らかな動揺が見られる。
「後は任せたぞ!」
「はい、後は私が!」
 2人の√能力者による反撃で、リュクルゴスの動きが止まったタイミングで、リズがプラズマブレイドを手に、近くの建物を駆け上り、空中のリュクルゴスに向かって跳躍する。
 リュクルゴスの猛攻により、3人共かなりのダメージを負っている、これがリュクルゴスを倒す最後の機会となるだろう。
 しくじれば、次のリュクルゴスの攻撃には恐らくは耐えられない。
「出力を武装破壊力の1点に集中。これで決めます!」
「そうはさせぬ!」
 リュクルゴスも無理やり出力を上げ、アポロニアウイングを展開させようとするも、クラウスと門路の援護射撃がそれを阻止した。
「ぐがああああ!」
 リズのプラズマブレイドによる渾身の一太刀がリュクルゴスを切り裂いた。
「手応えありましたの!」
 これまでの戦いで損傷していた個所を狙ったリズの一撃が、遂にリュクルゴスに致命傷を与えたのである。
 そして門路とクラウスから放たれた銃弾とレーザーが、リュクルゴスに止めを刺すのだった。
「まさか…ここで敗れるとはな…だが目的は…」
 その言葉を最後にリュクルゴスは機能停止し墜落する。
「お前達の目的は完全に潰したぞ」
「気休めは無用でしたね」
 リュクルゴスが墜落したのと同時に、他の√能力者達によって残っていた戦闘機械軍も完全に掃討されたと、クラウスが連絡を受け、門路は皇刀無形を収める。
「これで危機は去ったようなのです」
 どうにか着地に成功したリズに安堵の表情が浮かぶ。
 √能力者達の奮闘で侵略者は去り、√EDENの都市は忘却に包まれようとしていた。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​ 成功

第3章 日常 『この世界の優しい忘却』


POW 食べて、寝て、忘れる。
SPD 泣いて、悲しんで、忘れる。
WIZ 考えて、分析して、忘れる。
√EDEN 普通5 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

 √能力者達の活躍で、√ウォーゾーンからの侵略者達は全て撃退され、√EDENに住む住人達も捕縛されることは避けられた。
 だがしかしその爪痕は深く残されている。
「だ、誰か来て…」
「ママ…ママどこ?」
「うわあああん!まだお婆ちゃんが…」
「にゃ~」
 逃げる際に怪我をして、その場を動けない女性。
 親とはぐれてしまい迷子になってしまった子供。
 火災現場から逃げ遅れた老人。
 傷ついた動物達。
 都市の各地では助けを求める声が飛び交っていた。
 戦闘機械軍による破壊行動で建物の多くが崩壊し、発生した火災は未だに収まる様子はない。
 襲撃を受けたという記憶は忘却されつつあるが、事実が消える訳ではないのだ。
 住人達だけでは、救助の手も到底足りず、死人が出るのも避けられない。
 だが時間が立てば、その記憶すらも忘却され、襲撃によるものではなく、災害によるものだったと住人達は思い込むだろう。
 そして失われた命も最初からなかったかのように忘れてしまう。
 残酷な忘却を優しい忘却に変える為にも、今一度√能力者達の力が必要なのだ。
嘯祇・笙呼
※アドリブおまかせします。
忘却なんざ後回しだ。
まず政府(自治体?)に救援物資を陳情しておく。
救助に炊き出し何でもやる。技能ないけど。
親とはぐれた子、子とはぐれた親…人探しも協力しよう。
仮設の住居もあった方がいいか。
現場で合理的な判断を下した上で、他参加者の行動にならう。
「スマイルは0円です」
絶えず慈母のような表情で、被災者に接する。
皆が忘却するにしても、まず人心地がつかなければならないだろ。
もしかしたら今日のこのボランティアは全く無意味かもしれないけど。
状況がひと段落つくまで身を粉にして働く。
必要とされる事を必要なだけ行う。
まあ技能ないんで、せいぜい他参加者の足手まといにならないようにするよ。
アレクシア・ディマンシュ
助かる可能性が、1%でもあるというなら……それを確実にしてみましょう
市役所の放送機器を借り、そこで√能力を発動
――『世界を変える歌』よ、わたくしがここにいますわ

そう言って世界に優しさが満ちる様な曲調と歌詞の唄を歌う
歌声をリアルタイムで聞いた全ての非√能力者の傍らに励ます歌い手……わたくしの幻影が出現し、成功率が1%以上ある全ての行動の成功率が100%になる
その場を動けない女性を助けられる誰かが通りかかる可能性
はぐれた親に保護される可能性
火災現場から老人が全員助かる可能性
傷ついた動物達が皆獣医によって処置され助かる可能性

――其れが1%に満たないなど、ありえませんわ
故に、100%ととなるのですわ

「忘却なんざ後回しだ」
「ええ、助かる可能性が、1%でもあるというなら……それを確実にしてみましょう」
 嘯祇・笙呼(人間(√マスクド・ヒーロー)のマスクド・ヒーロー・h01511)とアレクシア・ディマンシュ(ウタウタイの令嬢・h01070)は√EDENの都市を奔走する。
 √ウォーゾーンからの侵略者達は居なくなったが、その爪痕は深い。
 しかも忘却により、住人達は何が起きたのか思い出せず、中には途方に暮れる者までいるのだ。
 それでも笙呼は救援物資を陳情し、救助活動に駆け回っている。
「ありがとう…でも、どうしてこんな事に…」
 救助の為の専門技能は持ち合わせていない笙呼だが、その懸命な姿に住人達は置かれている状況に困惑しつつも勇気づけられる。
 行き着く間もなく、笙呼は親とはぐれた子、子とはぐれた親…人探しの協力に向かう。
「――『世界を変える歌』よ、わたくしがここにいますわ」
 その一方で市役所の放送機器を借りたアレクシアは、そこで√能力を発動する。
 アレクシアの世界に優しさが満ちる様な曲調と歌詞の唄が、放送機器を通じて√EDENの都市中に響き渡る。
 歌声をリアルタイムで聞いた全ての非√能力者の傍らに、励ます歌い手の幻影が出現する。
「お、そこに居るんだな!」
 気品のあるフランス貴族の幻影が崩れた建物の隅に出現したのを目撃した笙呼が、急いで駆けつける。
 予想通りその先には崩落に巻き込まれたのか倒れて気を失っている女性が居た。
「今助けるぜ!」
 奇跡的に瓦礫には埋もれてはおらず目立った外傷もない。
 笙呼だけでも仮設の救護施設まで搬送することは可能である。
「おい、そこのあんたこの人を頼むぜ。俺は他に人達を助けに行くからよ!」
 幸運にも救助活動を行っていた一般人と遭遇した、笙呼は合理的に判断して助けたばかりの女性を預け、再び走り出す。
「スマイルは0円です」
 その際に笙呼は慈母のような表情で微笑みかけた。
 苦しい状況の中、その微笑みは何よりの応援となる。
「それにしてもいい歌声だぜ。何でも上手くいきそうだな」
 それからも笙呼は、はぐれた親に保護される子供、火災現場から老人を全員助け、傷ついた動物達が皆獣医によって処置され助かる光景を次々と目撃し、その手伝いに回る。
 その彼等の傍らには例外なく、歌い続けるアレクシアの幻影が居た。
「√能力ってのは本当に便利なものだぜ」
 まるで必ず助かる事が決まっていたかのように、救助活動は滞りなく進む様子に笙呼は素直に感心する。
 住人達が忘却するにしても、まず人心地がつかなければならない。
 今日の√能力者達の救助活動も住人達も忘却し、無意味となるかもしれない。
 それでも笙呼とアレクシアは、状況がひと段落つくまで身を粉にして働き続けた。
 必要とされる事を必要なだけ行う。
 その想いは2人共同じであった。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​ 大成功

高輪・門路
○それはわたしだけが忘れる事無く

幾ら他の人が「全てを忘れた」としてもわたしは「全て」を覚えている
何故ならその「全て」が細い糸で繋がれ、絡まり、いつかどこかへ辿り着くから…

わたしは千年その終わる事無きカルマを背負ってきた訳です。

(行動)
今回は救助活動です
ひとまず、初回のデータを参考に端末のナビゲートを受けながらも可能な限り救出に向かいます
テレポートは出来ませんが、飛行及び障害の排除・防壁による負傷者の保護も可能なので活用します

「インレ」の出力による【怪力】と皇刀無形の斬撃による【切断】・√能力で障害を排除し、重傷者優先で安全地帯に運び出して【医術】の応急手当で命を繋ぎ、√能力で治療を行います。

 常人は√の存在を知覚出来ず、そして運悪く迷い込んでしまったとしても、健全な心を保つ為に、忘却の力が働く。
 だが√能力者達は例外である。
 全てを忘れることが出来ず、全てを覚えている高輪・門路(ルナティック・ヒストリア・h00784)もそんな√能力者達の一人である。
 門路は千年その終わる事無きカルマを背負ってきたのである。
「何はともあれ今回は救助活動です」
 そう今は感傷に浸っている場合ではないのだから。
「データによると被害が大きかったのはこの辺りですね」 
 門路は先の戦闘データを参考に端末のナビゲートを受けながら、救助を必要としているであろう地区にへと向かう。
「こういう時にテレポート能力があれば便利なのですけれどね」
 無いものねだりをしても仕方ないと門路は急ぎ足で、現場にへとたどり着いた。
 そこではデータの通り、酷い有様であった。
 √ウォーゾーンからの侵略者の攻撃により発生した火災が未だに収まる気配がなく、しかも取り残されている者までいる。
「まだ間に合う筈!」
 門路はハンターズ・ドレス『インレ』を着用して、燃え盛るビルに飛び込んだ。
「げほっ!げほっ!あ、あなたは…」
 念動・流体併用式増幅機構にて強化された身体能力を発揮し、門路は皇刀無形を振るい、障害物を次々と排除して最短で逃げ遅れていた老婆の救出に成功する。
「う…うう…」
 だが救助を必要としている住人達は他にも居た。
 火災から命からがら逃れたものの、そこで力尽き身動き取れないでいた数名を見つけ、門路は一緒に安全地帯にへと運び出す。
「危ないところでしたね…」
 付近に居た全員の避難を完了させるも、装備の補助があったとはいえ、火災の中でかなりの重労働を強いられ、門路は酷く消耗していた。
「でも生きているなら問題ありません」
 それでも門路は√能力を発動させ、住人達が持ち合わせている忘れようとする力をさらに増幅させる。
 増幅された忘却力は、わずか数分の間であらゆる外傷を癒す事が可能なのだ。
 だがその頃には救助活動に奔走した√能力者達の事も忘れえてしまう事だろう。
「また一つ背負うものが増えましたね」
🔵​🔵​🔵​ 大成功

フィア・ディーナリン
人の心の機微に寄り添うのは不得手ですし、正しい医術の心得もありませんが……
それでも、今この場で私に出来ることに全力を尽くしましょう

火の手や建造物の倒壊など、今まさに危機に瀕した方々の救助を最優先にします
要救助者を見逃さず、助けを求める声を聞き逃さず、迅速に駆けつけ、慎重かつ早急な救出を
特に一刻を争うなら【瞬の跳躍】で即座に要救助者の側へ、しっかりと抱き留めてワイヤーガンも駆使し、迅速に安全圏へと脱出します
無事に救出出来れば、最低限の止血処置やより適切な技術を有する方にお任せするなどして、また次の要救助者探しへ
不得手な事に挑むよりも、確実に出来ることの積み重ねを
きっとそれが最善であると信じます

  √ウォーゾーンからの侵略者である戦闘機械軍が消えた今でも、√EDENの都市の各地で助けを求める声が絶える事はない。
「人の心の機微に寄り添うのは不得手ですし、正しい医術の心得もありませんが……」
 職業暗殺者であるフィア・ディーナリン(|忠実なる銃弾《トロイエクーゲル》・h01116)は、戦いの中では見せる事の無かった不安げな表情を浮かべる。
「それでも、今この場で私に出来ることに全力を尽くしましょう」
 だがその行動に迷いはなく、卓越した身体能力を駆使して、火の手に上っている建造物にへと飛び込んだ。
「た…助けてくれ…」
 逃げ遅れた要救助者のか細い声を聞き逃す事無く、フィアは迅速に駆けつける。
「もう大丈夫ですよ」
 可能な限り優しい声で呼びかけ、要救助者の青年を抱きかかえたフィアは進捗にかつ早急に、火災現場から脱出する。
 その間に他に要救助者が居ないかも気配を探るが、幸か不幸か、逃げ遅れていたのは目の前の青年だけのようであった。
「しっかり捕まっていてください!」
 火の手も激しくなり一刻を争うと判断したフィアは、ワイヤーガンを射出して窓から外にへとジャンプして、要救助者と共に緊急脱出する。
「何とか間に合いましたね」
 間一髪の所で救助に成功した事に、フィアは安堵する。
 その後、救助者達を保護している臨時の治療場にへと向かい、そこで救助した青年を任せる事にした。
 √EDENの住人達の殆どが侵略者達に襲われていたことは忘れ、何故このような事態になっているのか覚えている者はいないが、それでも√能力者達の尽力もあって救助体制は整いつつあるようだ。
「ありがとう…君の姿を見た時は天使が迎えに来てくれたのかと思ったよ」
「……すみません。次の場所に行かないといけませんので」
 思わぬ言葉に反応に困ったフィアは、急いで次の現場にへと向かう。
 自分に出来るのは危機に瀕している者達の救出で、その後の治療やケアは、他の得意な者達に任せる。
 それが最善であるとフィアは信じるのであった。
🔵​🔵​🔵​ 大成功

クラウス・イーザリー
「大丈夫かな、今助けるよ」
今の俺は人を助けるための能力を持っていない
壊すための力しか持たないけど……それでも、人を救えると信じたい

火災現場など危ない場所に積極的に向かい、逃げ遅れた人達を運んで助けるよ
火に巻かれそうになったり瓦礫が崩れてきたりしたら身を挺して庇う
怪我が重い人を優先して助けて、安全な場所に連れて行ったらバックパックから救急セットを出して応急手当

助けた相手から声を掛けられても名乗らず、忘れるように言い含める
「君は悪い夢を見たんだ。忘れるといい」
辛いことを覚えていたら前に進めないこともある
もう大丈夫だから、今日のことは忘れて自分の人生に戻ってほしいと思うよ

※アドリブ、連携歓迎です
ハコ・オーステナイト
ハコは悲しみます。
幾度も経験した事ですが、慣れませんね。
いえ、慣れてはだめですね。
ハコは静かに災害の現場に降り立ち、レクタングル・モノリスを使用します。
「こんな悲劇は忘れた方が良いのです…それでもハコは、ハコだけは忘れません。」

モノリスを輝かせ、回復機構を起動。
優しい光が広がり、周囲の人々の傷や痛みを少しずつ和らげます。

地形・環境耐性もあるので、救助が必要な場所であればモノリスの機構を蜘蛛の形に変形しガレキなどの撤去作業等も行います。

静かに息を整えながら、
「ハコは…まだまだ力不足ですね。ハコは…」
何もない空に低く囁くように問いかけます。

 戦闘では万能に近い能力を持つ√能力者といえども、救助向きの能力を持たない者も少なくはない。
「大丈夫かな、今助けるよ」
 クラウス・イーザリー(人間(√ウォーゾーン)の学徒動員兵・h05015)も、その一人である。
 今はまだ敵を壊すための力しか持たない身ではあるが、それでも人を救えると信じて√EDENの住人達の救出活動に奔走する。
「ハコは悲しみます。幾度も経験した事ですが、慣れませんね」
 √ウォーゾーンの学徒動員兵であるハコ・オーステナイト(▫️◽◻️🔲箱モノリス匣🔲◻️◽▫️・h00336)にとっては、戦闘機械軍による被害を受けた都市を見るのは、これで何度目かになる。
 そして決して慣れてはいけないのだと、ハコは自分を戒める。
 スーパーロボット『リュクルゴス』との戦いを終えたばかりで疲労の色も濃い2人だが、躊躇うことなく救助の為、危険地帯にへと向かう。
「まるでまだ戦場に居るかのような気分だな」
 火災現場に近づくにつれ、身を焦がすような熱気に襲われ、クラウスはリュクルゴスと対峙していた時の緊張感を思い出す。
「確かに気配を感じたのだけれど…」
 真っ赤な炎に包まれる中、クラウスは逃げ遅れた人が居ないかを探して回るが、それらしき姿は発見できない。
「わんわん!」
 その代わりに犬の鳴き声が聞こえた。
「あそこです」
 ハコが指示した方角にすすだらけで、助けを呼ぶ大型犬と瓦礫に挟まれたまま気を失っている女の子の姿があった。
 そして火災による建物の崩落が今まさに起きようとしている。
「危ない!」
 クラウスは自身の危険を顧みずに身を挺して瓦礫の崩落から、女の子と犬を庇おうとする。
「無茶し過ぎです!」
 咄嗟にハコもレクタングル・モノリスを展開して、要救助者達の防壁代わりにした。
「とにかく急いでここから離れよう!」
「ですが、その前に治療を」
 急ぎクラウスが瓦礫をどかしている間に、ハコがモノリスを輝かせ、回復機構を起動する。
 応急手当もせず下手に動かせば、それだけで命を落とすという事もあり得るのだ。
 優しい光が広がり、意識の無い女の子と犬の傷や痛みを幾分か和らげる。
 それからモノリスの機構を蜘蛛の形に変形させて、クラウス共に周辺の瓦礫を取り除いた。
「助かるよ!」
 クラウスは女の子を抱きかかえ、火災現場から離れる。
 自分一人だけでは、助ける事は出来なかっただろうと、ハコに心から感謝する。
「わお~ん!」
 モノリスの治療で走れる前に回復した大型犬は、2人を先導するかのように駆け出した。
 それから数分後、ようやく安全な場所にまで避難できた2人は、本格的に治療を開始する。
 女の子だけでなく、途中でも数名の要救助者を発見して、一緒に運んできたのだ。
「一体どうしてこんな…」
 忘却によって戦闘機械軍の記憶は人々から消え、被害を受けたという事実だけが残っている。
 住人達は余計に戸惑うのも無理はない。
 だが時間が立てば、事実でさえも忘れてしまうだろう。
 それでも√能力を持たない者達にとってはその方が幸せなのかもしれない。
 命を失わなければの話であるが。
「こんな悲劇は忘れた方が良いのです…それでもハコは、ハコだけは忘れません」
 悲しい事実を残すわけにはいかないと、レクタングル・モノリスを起動させて、懸命に治療を続けようとするが、ハコの意識がそこで途絶えた。
 連戦と救助活動による疲労が遂にピークに達してしまったのである。
「少しの間、休んでいるといい」
 クラウスはハコを救護室にへと寝かせると、バックパックから救急セットを出して、救助者の応急手当に奔走する。
「……助けてくれてありがとう。お兄さんのお名前は?」
「君は悪い夢を見たんだ。忘れるといい」
 助けた女の子が目を覚まし、か細い声で名前を聞かれるが、クラウスは名乗らずに忘れるように言い含める。
「わんわん!」
「お前もお手柄だったな」
 クラウスはすり寄ってくる大型犬の頭を撫でる。
 救助犬に向いているかもしれないと、その活躍ぶりには感心するのだった。
「ハコは…まだまだ力不足ですね。ハコは…」
 その一方でそう時間が立たないうちに意識を取り戻したハコだが、身体は思うように動かない。
 ただ静かに息を整えながら、何もない空に低く囁くように問いかけるのだった。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​ 大成功

リズ・ダブルエックス
被災者救助をメインに行動します。
まず火災を止めるため、レイン兵器で気象に干渉して雨を降らせます。
その上で、特に困難そうな場所を優先して回ります。
「救助に来ました。落ち着いて行動してください」

能力で解決できる状況ならシンプルに能力で解決します。
【創生の大気】を使用。
建物の倒壊を防ぐとか、生き埋めになっている方の脱出経路を作るとか、そういった系統の願いを叶えます。
「実は自分でも意味のわからない能力なんですが……今はこれを使うしか無いようです」
(リズは精霊銃士ですが、精霊の能力を使っている自覚がありません。ただ、レイン兵器の気持ちがわかる、という認識でいます)
西織・初
アドリブなど歓迎

【心情】
全て忘れてしまうとしても残らない方がいいものもある。
どうか俺の歌が少しでも彼らの慰めになりますように。

【行動】
POWで判定。
歌唱や楽器演奏、パフォーマンスの技能を使い√能力を発動。
怪我をした人や壊れてしまった物をこれで治す。
さっきの戦いで車を敵にぶつけた事もあるから取りこぼさずに全てを治すように必要なら位置をずらして能力を発動させよう。
瓦礫に巻き込まれた人がいるなら念動力を使用して瓦礫を浮かせた後にその人を救出。
忘れてしまうだろうが少しでも慰めになるように積極的に行動しよう。

 救助活動も進んではいるものの、人命を優先する反面、火災は未だに収まる気配はない。
「まずは火災を止めないとです」
 この事態を打開する為、リズ・ダブルエックス(ReFake・h00646)は決戦気象兵器を起動させる。
「レイン兵器の名前は伊達ではないのです!」
 その直後、何の前触れもなく√EDENの都市に激しい雨が降り始める。
 今の状況下では正に恵みの雨と言えるだろう。
「そんな事も出来るのか」
 気象すらも干渉させる能力を目の当たりにした、西織・初(戦場に響く歌声・h00515)は素直に感心する。
「実は自分でも意味のわからない能力なんですけれどね」
 だがその能力の正体はリズの中に宿る精霊銃士の力によるものであり、雨を降らせたのは精霊の能力によるものなのだ。
 精霊の力をリズは自覚出来てはいないのだが、それでも今はこの力を使うしか無いと、雨を特に被害の大きい場所に向けて降らせる。
「次は俺の力も見せるとしようかな」
 リズに負けてはいられないと、初も√能力を発動する。
(全て忘れてしまうとしても残らない方がいいものもある。どうか俺の歌が少しでも彼らの慰めになりますように。)
 そんな想いを籠めて、初は時戻りの歌を歌唱する。
 元の状態に戻ろうとする力を増幅させる事で、√ウォーゾーンの戦闘機械軍により被害を受けた、都市の施設を修復させていく。
「さっき壊してしまった車も治しておかないと」
 緊急時とはい、武器として使用した車も、完全な状態にへと修復させた。
「この辺りは大丈夫そうかな」
 初は修復を終えた場所から移動し、被害が大きい場所にへと向かう。
「救助に来ました。落ち着いて行動してください」
「あ、ああ!」
 リズは雨を降らせ続けながら、逃げ惑う住人達に呼びかける。
 火災は鎮火しつつあるものの、建物の倒壊は続いており、まだ安心できる状況ではない。
 そんな状況を解決する手段はシンプルである。
「お願いするのです!」
 リズは再びレイン兵器を起動させ、本人とっては未知の力で今度は倒壊を防ぐ。
 そして雨で鎮火させる事で脱出できずにいた人たちの経路を作りだした。
「つくづくよくわからない能力なのです」
 これもレイン兵器の気持ちがわかる賜物なのだろうと、リズはそう認識する事にして救助活動を続けた。
「俺も自分能力をもっと理解できていればとは思うよ」
 セイレーンに憑かれているのが原因で、戦場以外では人前で『歌う』のを躊躇するようになった初もまた、自身の能力を完全に制御できているとは言えない。
 それでも今の状況では能力の使用を躊躇する事無く、歌い続け時には念動力も使用して、瓦礫の除去や怪我して動けない者達を浮かせて安全な場所にまで移動させる。
「どうやらお前で最後のようだな」
「にゃおん♪」
 野良猫を脱出させた所で、近辺に救助対象は居ない事を確認する。
「気を付けていくんだぞ」
「にゃ~」
 それから治療を受けた野良猫は、元気良く初の手から離れて走り去っていく。
 忘れる力により、助けられたことなどすぐに忘れてしまうだろう。
 もっとも野良猫は元々、恩を忘れやすいと言われているのだが。
「流石に疲れたのです」
 救助活動がひと段落した所で、ハコに疲労がどっと押し寄せてくる。
 連戦の後の救助活動は√能力者といえども、負担は計り知れない。
 火災もようやく鎮火しつつあり、レイン兵器に宿る精霊も役目を終えたとばかりに、雨を降らせるのを止める。
「あ、虹が見えますね」
 雨も上がった所で、√EDENの空には七色の光の橋が浮かぶのであった。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​ 大成功

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挿絵イラスト