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狂戦師弟~リンケージ~

#√ドラゴンファンタジー #ノベル #クリスマスノベル2025

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 モルドレッド・アーサー(防導の騎士・h04734)はソファに腰かけた状態で、太ももに肘を置き、神妙な面持ちで目の前のミルグレイス・ゴスペリジオン(魔境を巡る舞軍師・h02552)と、二人の間にある机の上の瓶を見つめた。
 彼女が持って来たびんは何やら怪しく、仄かな桃色の光を放っておりとても「まともな品」には見えなかったのだが、たいして彼女の表情は真面目にこわばっている。
 ミルグレイスはモルドレッドのことを好いている。約一年、それはもう鈍感ニブちん見てみぬふりのモルドレッドでも無視できないほどに思い知らされた。二人でちょっとヤバげな依頼に行った時や、誕生日の時にはかなり絆された自覚もある。
 そして本日は誕生日に続く、彼女の言うことを何でも聞く日、クリスマスーー。この状況で身構えるなというほうが無理な話である。
「これをね、一緒に飲んでほしいの」
「……瓶の中身が何かは鑑定を済ませているんだよな。中身は何だ?」
  予想通りの言葉が先ずは飛んでくる。ならばこちらもお約束の返答をするのが筋というもの。しかし彼女は答えない。もう一度、同じ声色で続ける。
「いいから、飲んでほしいの。まずはそれからよ」
「中身は何だ???」
「――飲めばわかるわ」
 頑なに内容を明かさず、ミルグレイスはモルドレッドの返答もないうちに瓶に口をつけ、そしてソレを含んだ口をモルドレッドの口に着けようとする。ここまで強硬手段に出るのであれば、内容は不明だが鑑定は済ませているため命に別状はないだろうと踏み降参せざるを得ない。
「わかった、わかった! 飲むから口移しはやめてくれ!?」
 そういってミルグレイスの顎をなでて嚥下させ、自分は自分で瓶に残った一人分の液体であろう量を息をのんで覚悟を決めてから飲み干した。
 まず最初に、ドクンと大きく心臓が震えた。そして全身に流れる血が熱くなるのを感じる。それがひとところに集まり、視界がぼやけるような感覚にも襲われる。
「――熱に浮かされるような……本当に何を飲ませた……?」
 目を潤ませ、口の端から今にも涎を垂らしそうな興奮状態の男をみて、同じくとろんとした表情のミルグレイスはようやくその詳細を明かす。
「いわゆる媚薬ってやつだよ。……あ、効果のキツイ奴じゃないのは確かだから安心してよ」
「ッ 何故そんなものを――」
 慌てて立ち上がろうとするモルドレッドを素早く抑え込んで、ニコッと笑うミルグレイス。
「――こうでもしないと、師匠だって素直になれないし。アタシも本当のこと言えないしさぁ」
「……何を言って……」
「ずっと前から好きだったんだよ? 師匠のこと。家族の代わりとしてじゃなくて、異性として好きって気付いたのは小学校後半くらいだけどさ……他の男をそういう目で見れないレベルで、ずっとハマってるんだよね」
「……」
 想像以上に真っすぐで純粋な行為の吐露に、ミルグレイスを直視できなくなるモルドレッド、しかし首に抱き着かれて、そっと顔の向きを彼女の方に戻されてしまう。
「今この場で、欲望のままにめちゃくちゃにされても……師匠が相手ならアタシ、喜んでそれを受け入れるし、カラダもその準備ができると思う」
 モルドレッドが固まっているのをいいことに、ミルグレイスの手がモルドレッドの手を自分の恥部に触れさせてくる。濡れて、彼女の言葉通り準備の整ったそこに。
「おい……」
「――ねぇ? アタシはそういう気持ちでずっといるんだけど、師匠はアタシのことをどう思ってるの……?」
「どう、って……」
 ……正直、今なお自らの抱える感情について真っ当に言語化出来る気がしない。
 元々モルドレッドのことは親と思うなとは彼女には言っていたが、それはお前の親はあくまであの人達であることを意識してほしかったからであって。最初から異性として意識するつもりは無かった……はずだ。
 彼女がモルドレッド以外の男の伴侶になる事はあるべき光景なのに、その仮定に対し、モルドレッドは言葉を詰まらせ、そのまま失ってしまった。
「ねえってば……」
 しかし、じれったくなった彼女がモルドレッドの膨らんだそこに触れるとハッとして手を止め、必死に言葉を紡ぎ始める。
「……お前にとっては遅いと思うかもしれないが、その答えに辿り着けるまで時間をくれないか……?」
 彼女の問うそれについて、自分も納得できる答えにまだ辿り着けていないモルドレッドには、それが精いっぱいの今できる誠意ある返答であった。乙女のような顔でこちらを見上げてくるモルドレッドをみてそれ以上強行突破する気持ちにはなれず、ミルグレイスはずるいなぁ、とおもいながらもふっと笑った。
「……別にすぐ答えを出さなくてもいいよ。口下手な師匠のことだし、言葉を詰まらせるのは容易に想像ついてるから」
「すまない」
「謝らないでいいよ。でも、折角だから代わりにクリスマスのおねだり二個目。今日は一緒に寝よ?」
「何?」
「だって、お願いまだ叶えてもらえたとは言い難いでしょ? 答えは聞かせてもらったとはいえ、さ?」
「う、うむ……」
 正直、媚薬は危険のない程度のキキメと言われていたが、普段朴念仁然として無欲ぶって生きているせいか、正直相手がミルグレイスで無ければ犯して満足のいくまで肉便器の様に扱いたいくらいには獣欲に塗れているのだが、そんな状態であろうとまでは思ってなくても、モルドレッドがそう言う狼の目をしているだろうことはわかってて言っているのだから、この娘は本当に……。仕方がない。今日はクリスマス。モルドレッドが負けてやるしかありえないのだ。
「……そうだな、今日はお前を甘やかす日だ。その願いは、聞き入れよう」
「やったー!クスリの効果でお互い昂ってるけどさ、その熱も込みで楽しそうじゃん?……あ、おさわりはもちろん歓迎するからね♪」
「――言っとくが、手を出す気は無いからな?」
「えーーー!!!」
「10分待て」
「え、ちょ、師匠~~~!!!!」
 モルドレットはその後有無を言わせずミルグレイスを自分の上からおろし、ずんずんとトイレにこもると、こんなこともあろうかと用意しておいた貞操帯を装着して戻ってきて、ミルグレイスがブーブーいうのもスルーして、あくまでも健全に彼女の願いをかなえることに努め、寝つけぬ夜を二人で過ごしたのだとか。

 余談ではあるが、モルドレットの出てきたトイレは30発出した位イカ臭かったのだが、ミルグレイスは媚薬の所為で触覚いがいの感覚が鈍ってしまっていた為それに気づくことは出来なかったそうな。
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​ 成功

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