回れアリス少女
●目を回しながら川流れするのと川流れしながら目を回すのは同じだ
「……で、ユーがネズミくんの封印を解きたい理由はなんだい? これが難題だって言うんなら、ユー、もう少し考えてから喋った方がいいぜ」
ふわあ、と、欠伸をしたのは眠り鼠、たいへん可愛らしい姿をしているが古妖のひとつである。封印されている所以についてはおそらく、誕生日なのにお茶を飲もうとしたとか、そんな具合だ。誕生日なのにお茶を飲もうとするなんて許せない。
「え……えっと。わ、わたしはね。みんなと一緒に遊園地で遊びたいんだ。ネズミさんならわたしの願い叶えてくれるよね」
眠り鼠に唆された少女ひとり。可愛らしいお願いではないか。
招待されずに座ったって失礼だと怒られないくらい。
「ユー、ネズミくんへの願いがそれってどうなんだい。いや、ネズミくんに頼むからこそ価値があるってことか? あと、ユーはもう少女じゃなくて、アリスって名前があるんだからさっさと名乗りを変えた方がいいぜ。それと、遊園地……※※※※! これじゃ大回転モードだ! 誰がこんなにもドードーを呼べと言った。コーカスレースは飽き飽きなんだよ!」
眠り鼠の力が削がれていたのか、或いは、何者かの力が働いたのか。
遊園地のアトラクション、ティーカップしかねぇ!!!
「え……え? あ、でも。これでもちゃんと楽しめるから、気にしなくてもいいよ。お友達もたくさん呼んで、みんなでお茶会をしようよ」
「お茶会だって? こんなのめ茶くちゃ会だ! 誰がこんなお茶会楽しめるかよ。さっさとゲーミングリバーを渡って目を回すといいぜ。ユー」
●いつものやつ
「皆さん、ティーカップがたくさんです」
ティーカップ。紅茶でも飲むのだろうか。
「遊園地のティーカップです」
またか。
「皆さんにはティーカップですっごく遊んでもらいます。あ、女の子が同席するそうですよ。それと、説明する必要はないと思いますが……爆速でぶん回るようです。その後の事についてはわかりません。その、頑張ってくださいね」
マスターより
にゃあら第一章。
回れ!!!
目を回した方がおもしろいよね。
あと少女が同席します。
第二章。
不明です。虹色な気配がします。
第三章。
非誕生日おめでとう。
古妖とのお茶会になります。
誕生日の人は泥を啜っててください。
95
第1章 冒険 『コーヒーカップしかねぇ!!!』
POW
回る
SPD
回る
WIZ
回る
√妖怪百鬼夜行 普通7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
二度あることは三度ある、ならば、三度あった沙汰は無尽蔵となるのか。星詠みによって強制的に参加させられた君達はめちゃくちゃなものと出遭うだろう。つまりは、ティーカップしか存在しない遊園地だ。遊園地というよりも公園では?
そんなカップのひとつ、ちょこんと座っている少女がひとり。星詠み曰く、少女こそが古妖の封印を解いた張本人なのだが、まったく、悪感情はなさそうだ。きっと少女はアリスのように不思議な場所へと迷い込んだのだろう。或いは、遊びたいだけなのかもしれない。
「あ、お兄ちゃん、お姉ちゃん。わたしと一緒に遊ぼうよ。ここにはティーカップしかないけど、きっと楽しいよ。うん、ネズミさんも楽しいって言ってたからね」
たぶん古妖は……ネズミさんはそんな事など、一言も口にはしていないが。兎も角、君達は覚悟をしなければならない。何故ならば、そう、今回のお茶会では君達こそが紅茶だからだ。砂糖とミルクの代わりにもなってくれると助かる。
「そうだ。わたしね。ちょっとこういうのには自信あるから、頑張って回すよ。目が回っちゃうかもしれないから、気を付けてね」
たぶん気を付けてもそうなる。
爆速で回るからね。
🌈が綺麗だなぁ。
四之宮・榴【琴瑟】アドリブ・アレンジ歓迎
心情
…|廻る《・・》しか、(選択肢に)ありません。
…何故、人は無意味に回りたがるの…でしょう、か?
…僕は、観覧に…回りますね。(笑顔)
…辰巳、僕は…そうはあんまり思いませんし…一緒に乗る由縁もない気がするのですが…。
…腕を掴まないで…(汗)
…僕は、紅茶ではなく、ミルクでもなく、珈琲なので…弾かれる運命なの、です。
(ノーダメージの顔)
…だから、辰巳は…無理しないで…座って、下さい(汗)
…背を擦りますか?
行動
常時、死んだ魚の眼をしてる
√能力は【インビジブル融合】強化
無駄に強化された何時もの奴に、自分の体調よりも困ってるのは無理無謀果敢にも挑む後の辰巳の体調を気にをする
和田・辰巳【琴瑟】アドリブ・アレンジ歓迎
こうなる運命なのか……(諦め)
そりゃあ、そこにコーヒーカップがあるからじゃない?
んーでもほら、僕たちが乗ってあげた方が彼女も満足するんじゃない?(いい笑顔)
ね?
まぁたまにはコーヒーミルクで勘弁してもらおうぜ。いつまでも変わりないと飽きちゃうだろうし
ね?(再度引っ張り)
折角遊園地に来たんだしさ
無理は……してないけど……これはそういうのとはちょっと違うというか(汗)
う、うん、それは後でお願いしようかな……
サモンカードで救急箱を召喚して中からエチケット袋を人数分取り出しておく
カップに乗ったら、剣舞の応用で視線を目が回らないようにしてなるべく耐えつつ、袋は手元でスタンバイ
無理、無謀、果敢、男の子はそれくらいがちょうど良い。
狂っているだけのバンダースナッチ、煙に巻く事すらも忘れたのか。無量のドードーの代わりとして出現したティーカップ、ティーの代わりに何を注がれたがっている。まるで、気でも違えたのかと疑うほどには宇宙――ぼんやりと見つめているのはただの人間と考えられよう。和田・辰巳、オマエは彼女と共に地獄へと身投げをする覚悟なのだ。幸せになる覚悟なのだから、だったら、率先して三半規管をいぢめにいぢめなければならない。そう、つまりは「こうなる運命なのか……」だ。この諦めこそがどっかのメイドを悦ばせる。それなら付き合ってやる以外にはないだろう。そんな、若干、眩暈を覚えている彼のお隣、四之宮・榴の目の玉は忙しなく動いていた。まったく、二人とも、まだ一回転もしていないのにこのぐるぐるじゃあ先が思いやられる。……廻るしか……廻るしか……ありません……。わからない。何がわからないのかと問われればコーヒーカップの存在だ。そもそも、最初に作った人物は『これ』を如何して遊具としたのか。……何故、人は無意味に回りたがるの……でしょう、か? そりゃあ、そこにコーヒーカップがあるからじゃない? もしかしたら『バットがある』に書き換えても良いのかもしれない。兎にも角にも人類は非日常に飢えている。特に、√の存在を忘れてしまっている……本物の、ただの人間とやらは。
ぐるぐる楽園のど真ん中、花柄のティーカップ、ちょこんとお座りしている女の子。二人に気配に気づいたのか、こっち、こっちと手を振っている。……僕は、観覧に……回りますね。ああ、残念ながら観覧車の『ら』の字も無いではないか。いや、オマエの台詞はそういう『意味』ではないのかもしれないが。んー……でもほら、僕たちが乗ってあげた方が彼女も満足するんじゃない? それに、女の子が回すんだよ。先輩じゃないから、そんなに速くは回らないと思うけど……ね? いい笑顔でのお誘いだ。悪戯が大好きな妖精のような、或いは、悪ガキのような。……辰巳? 僕は……そうは思いませんし……油断もしませんし……一緒に乗る由縁も……? 捕まった。掴まれてしまった。……あ……え??? 女の子が期待している。期待をされている。それならば贄らしく振る舞ってやるのが正解だろう。まぁ、たまにはコーヒーミルクで勘弁してもらおうぜ。いつまでも変わりないと飽きちゃうだろうし。……ね? ぐい、男の子の力だ。こんなもの、ああ、こんなもの……。
せっかく遊園地に来たんだしさ。水と油の話はしていない。だと謂うのに、嗚呼、苦しそうに言の葉がこぼれる。……僕は、紅茶ではなく、ミルクでもなく、珈琲なので……弾かれる運命なの、です。押し込まれたミルクとコーヒー、女の子をスプーンとしたならば幕開けのベルが笑う。回れ、回れよ、いつものように。黙って舞踏に狂っておけば良い。
……無理は、してないけど……これは、そういうのとはちょっと違うというか……。想定していたよりも速かった。あまりに早かったので、嗚呼、剣舞の応用でも対処しきれるか不安になってきたか。しかし、宇宙の観測の仕方が役に立つなんて吃驚である。遠くを、遠くを、遠く……? 何か、あたたかいものが乗っかってきた。遠心力によって傾いた誰かさんの体重。……あ、あとで、背を擦りますか? う、うん、お願いしようかな。
やってしまった。持ってかれた。
数分後、ティーカップは中身を吐き出して。
あ、あはは……。ぶぅ、と、頬を膨らませている少女、如何やら甘ったるい空気に目を回している様子だ。少女がクラクラするほどなのだから、嗚呼、人間にとってはけっこうなグワングワンだろう。用意しておいてよかったエチケット、胸が焼けるようだ。
……ああ……やっぱり……。
そして此方は無傷である。
🔵🔵🔵🔵🔴🔴 成功
一戸・藍こんにちは、アロワナです。本日は遊園地を一般通過しております
いやぁ~、ティーカップだらけで素敵な遊園地ですね!
これだけたくさんあるのなら、乗らなければ損というもの
遊びましょう、そうしましょう
お嬢さんは回すのが得意なのですか。すごいですね~
目が回るか? 私はよく分かりませんね。なにぶん水槽生まれの熱帯魚なもので、川に流されはしても渦に飲み込まれた経験は無いのです
熱帯魚は目を回すのか……アロワナ、爆速ぐるぐる初体験です
遠心力で遥か彼方へふっ飛ぶ可能性もありますが……あぁでも、それはそれで楽しそう
レッツチャレンジ!
回ってますね〜、回ってますよ〜
ぐるぐるおそらきれい
危機感の欠落、その結果が人型であれ。
小さな小さなお魚を丸呑みするかのような感覚だ。のど越し良好な白魚の踊りについては最早、あんまり、記憶に残っていない。こんにちは、アロワナです。本日は遊園地を一般通過しております。がらがら、がらがら、段ボールを乗り物として台車、あまりにもシュールな光景だ。ティーカップの中にいた少女もびっくりして、ああ、すっかり目を回している。いやぁ~、ティーカップだらけで素敵な遊園地ですね! これだけたくさんあるのなら、乗らなければ損というもの。私は、金魚ではなくアロワナですが、偶には鉢の中で泳ぐのも悪くはないと思いますね。では、遊びましょう、そうしましょう。いっそドードーに囲まれてめまいを楽しんでいた方がマシかもしれないと、アリスは若干、顔色を悪くした。
お嬢さんは回すのが得意なんですか。もしかして、回転寿司がお好きなのでは? え? 寿司を回すなら人を回していた方がおもしろい? すごいですね~。マシンガン・トークではないというのにこの混沌、ご一緒してくれたアロワナがぴったりとくっついた。えっと、アロワナさん? 鰓呼吸……? 呼吸はできているのか? それに関してはまあ、置いておきましょう。そんなことより、私の目が回るのか、聞きたいのでしょう? 残念ですが、私にはよく分かりませんね。なにぶん水槽生まれ√育ちの熱帯魚なもので……川に流されはしても渦に飲み込まれた経験はないのです。それならばお魚さん初体験と洒落込むがいい。きっとたい焼きと同じようにぐるぐるする筈だ。アロワナ、爆速ぐるぐる行きますよ。ところで遠心力で吹っ飛ぶ可能性は如何なものか。いえいえ、それも楽しんでこその遊園地でしょう。あぁ、でも、それはそれで、たい焼きとは違う感じが出て良いですね。
レッツ・チャレンジ!!!
言われるが儘に回し始めた少女。くるくる、ぐるぐる、ぎゅるぎゅる……。鳴門も目が回っちゃうほどのエキサイティング。回ってますね~、回ってますよ~。あ~……ぐるぐるおそらきれい……。いつの間にやら一戸・藍、拾った腕輪を撫でていた。
目を回すなら人のカタチの方が良いだろう。
そういうわけだ。
あ゛~……。
🔵🔵🔴 成功
断幺・九へーえ。得体も知れないネズミとお遊戯会なんざどーかしてまチュね、オマエ。ばっちいもんには触んなってママから教わんなかったァ?
アタマん中まで|砂糖漬け《シュガーラッシュ》なのは勝手でチュけど、ねえ? 遊び場くらいは選んだ方がオア゛(回転する。)
殺す気かコイツ?
虎じゃねンだからいくら回したってとろけるチーズにゃならねーッつーの、だいたいネズミ詰め込むのはカップじゃなくてポットって相場がヴぅぇ(回転する。)
待ってちゅーちゃん降りる! あっもうオリれねえわ駄目だこれ。
目は回るし呂律は回んねえしああもう楽しいったらねえなフぎゅ(回転する。)(回転する。)(回転する。)(回転する……🌈🌈🌈)
トーストに塗るべきはバターだろうか、マーガリンだろうか。
それとも、やけに着色をされた名状し難いものだろうか。
行進している男の喇叭、或いは、魔性にやられたのか、鼠の群れが前後不覚に踊っている。それに巻き込まれたのか、もしくは、ワザとなのか、断幺・九は嗤ってみせた。へーえ。得体も知れないネズミとお遊戯会なんざどーかしてまチュね、オマエ。まるでカートゥーン。いじわるなネズミと可愛らしい女の子のドタバタ騒ぎか。ばっちいもんには触んなってママから教わんなかったァ? 教わっていたとしても、知らなかったとしても、嗚呼、恋のように盲目なのか。キラキラ、まんまるなおめめでオマエを射殺そうとした。アタマん中まで|砂糖漬け《シュガーラッシュ》なのは勝手でチュけど、ねえ? 遊び場くらいは選んだ方が……オア゛。スピンorロール。いいや、何方も貪ってくれ。何故だからは不明なまでに乗っていたのだ。あまりの不意打ちにドブネズミ、脳味噌が頭蓋にひっつきそう。
遊園地の中で最上位、三半規管にダメージを与えるアトラクションだ。
小さなお子様でも乗れてしまうなんておかしくないか?
いや、むしろ、育てば育つほどに地獄なのかもしれない。
殺す気かコイツ??? いっそ殺してくれた方がマシなのかもしれない。たのしいね。ネズミちゃんも、たのしいよね? 虎じゃねンだからいくら回したってとろけるチーズにゃならねーッつーの。だいたいネズミ詰め込むのはカップじゃなくてポットって相場が……ウ゛ぅぇ。脳髄、粘土よりも脆弱なのかもしれない。こんなに回ったら塑性になっちゃう。待ってちゅーちゃん降りる!!! あっもうオリれねえわ駄目だこれ。よく理解できているではないか、ネズミちゃん。跳ぶように、飛ぶように、ぐるぐるするのは黒死のようによろしくない。目は回るし呂律は回んねえしああもう楽しいったらねえなフぎゅ……。少女の笑い声が遠退いていく。いいや、渦を巻いている。もう、嗤っている余裕もない。
回れ、回れ、回れ、回れ。
病を患ったオコサマのように、気づけば紅茶の代わりの🌈🌈🌈。
🔵🔵🔴 成功
一ノ瀬・エミえ…!ティーカップですっごく遊ぶ依頼なんですかっ
はい、いきます!いってきます!!
わ~い、ティーカップだってルティルス♪
いつぶりだろう?たしか中学以来?
あれ?ルティルス、どうしたの首を横に振って
大丈夫だよ、楽しいよ!一緒に乗ろうね
あ、この子が満月さんが話してた女の子かな?
初めまして、ティーカップ大好き・一ノ瀬エミです!
それでは、ご一緒に
レッツゴーサイクロン!!
>精霊ルティルス
幼い頃からエミがティーカップで爆速するのを知っている
エミのことが心配で乗ったことがあるが
爆速に巻き込まれた自分もエミの兄も父も撃沈したので
それ以来ティーカップが怖い、怖くて堪らない
>地這い獣『ワッフル』
初体験で爆速を味わう
歳を重ねれば重ねるほどきつくなる。
そんな気もする。
天使なのだ。種族的にも比喩的にも|天使《●●》なのだ。それ故に、一ノ瀬・エミ、彼女に悪気の『わ』の字はまったくない。だからこそおそろしいのだ。いや、まったく、純心さも此処まで往けば凶器となり得るのかもしれない。え……! ティーカップですっごく遊ぶ依頼なんですかっ。くぴ、と鳴いてくれた怪異はお留守番として、懐かしいバットの感触。あの時のぐるぐるはけっこう三半規管に響いたが、このアトラクションについては如何に。はい、いきます! いってきます! わ~い、ティーカップだってルティルス♪ いつぶりだろう? たしか中学以来……? 燥いでいるところたいへん申し訳ないが天使、オマエの連れはだいぶん顔色が宜しくなさそうだ。あれ? ルティルス、どうしたの首を横に振って。大丈夫だよ、楽しいよ! 女の子も一緒らしいからもっと楽しいよ! 一緒に乗ろうね。ああ、精霊、金色の瞳の奥には何が残されている。あれは、そう、天使が人間だった頃のお話――小さな彼女が心配だったから、家族みんなで乗って――爆速を経験したお話。自分は勿論、エミの兄も、父親も、立つ事すらもできなかった。ああ、あれがもう一度やってくるなんて、今からでも目が回りそうだ。ルティルス! ほら、行くよ! 引っ張られてのご乗車だ。あ、この子が満月さんが話してた女の子かな? 初めまして、ティーカップ大好き一ノ瀬・エミです! 得意なのはヘッドバンギング! それでは、ご一緒に……。
レッツ・ゴー・サイクロン!!!
ぐるん、ぐるん、徐々に、徐々に、加速しているカップの中。へにゃ、と、へばりついたのはシーズーのような獣か。今にも飛ばされそうな『ワッフル』を精霊は何とかして捕まえておこうとする。しかし、ああ、吹っ飛ばされそうなのは同じこと。あの時よりも速いような気がして、降りる時が本当におそろしい。あはは、楽しいね。そういえば、お名前聞いてなかったね。……アリスだよ。アリスちゃんだね、よろしく。
ああ、天使よ。これはひとつ疑問なのだが。
中学生の頃は大丈夫だったが、今の三半規管の強さは如何程か。
🔵🔵🔴 成功
吉住・藤蔵おうおう、嬢ちゃん。
嬢ちゃんは遊園地が好きなんけ?
それとも回るのが好きなんけ?
どっちにしろまぁ、おじさんに任せとくんだなぁ。
何せ蛇はとぐろを巻いて回るし、毒も回るもんだァよ。
つまり気の持ちよう、【精神抵抗】でどうにかしていくからよ。思いっきり回してくれ。
くるくるくるくる。
回るのは慣れてるんだ。いつも集まって回ってるからなぁ。
それに、せっかくのティーパーティーだ。
毒の体液混じりのものなんてカップに注ぐのは良くねえだよな。だから寒いけども気張って回るだァよ。
投げてやったサイコロの目、これに従う事こそが遊戯と思えた。
容赦をしらない渦中で少女、めまいのおそろしさを知ったのか。
食わず嫌いに対しての粒あん、このサッパリとした甘味こそがひとつの終着点なのかもしれない。或いは、勝手気儘に転がされたロールケーキ、巻き込まれた誰かさんはすっかり生地なのか。おうおう、嬢ちゃん。嬢ちゃんは遊園地が好きなんけ? それとも回るのが好きなんけ? 早速、もたげた首を突っ込むようにした吉住・藤蔵、毒気のないフリをして汁気たっぷりな果実を添えるのか。どっちにしろまぁ、おじさんに任せとくんだなぁ。おじさん! おじさんはアリスのことを振り回してくれるの? それとも、振り回されてくれるのかな? なんとも、かわいらしい問答ではないか。まるで猫のない笑い。ティーカップの中に押し込まれたシュレディンガーは何と邂逅する。ああ、何せ蛇はとぐろを巻いて回るし、毒も回るもんだァよ。そうなんだ。ねえ、おじさん。おじさんってなんだか芋虫みたい! おじさんは芋虫じゃあなくて、毒蛇……? いやはや、まったく、煙管でも用意しておくべきだったのか。兎にも角にもくるくる、くるくる、清潔さこそが楽しむ秘訣か。
病は気からと――乗り物酔いは気の所為だと――笑い飛ばせるおじさんであれ。ああ、どうにかしていくからよ。もっと、本気で、思いっきり回してくれ。そんなことを言われたら、おじさん、アリスはもう止まらないし、止められないよ! ああ、構わない。何せ、回るのは慣れてるんだ。いつも集まって回ってるからなぁ。え? いつも集まって回ってる? アリスもいつか行ってみたいな! おうおう、嬢ちゃんなら大歓迎だァよ。それに、せっかくのティーパーティーだ。毒を吐くなんて野暮なこたぁ良くねえだよな。体液はもう上がらない。酸っぱいのだってありえない。寒いけども気張って回るだァよ。ちゃんとした紅茶を注いでやれ。
お、おじさん……わ、わたしの方が、先に、目が回っちゃったよ。
ようやく止まったカップの中、女の子がくわん、くわんと揺れていた。
🔵🔵🔴 成功
梅枝・襠ネズミ退治!!
え? なに? なにも退治するわけない。
あたしはそんな恐ろしいことしないよ。
バカだな。ねぇ、アリス。
アリスって誰? 穴から落ちたマヌケな砂利ガキ?
おまえ!!アリスだろ!!
あたしのことマヌケって言った?言ってない?
良かった。ジョークさ、レディ。
ね、帽子の君。
アリスがそんなこと言うわけない。
今なんの話し!? お茶を飲んで。
ところで、アリスって誰? なんで回ってる?
回ったらお茶がこぼれちまうだろ!!
ネズミさん!!?ネズミに"さん"を付けるんじゃない!
そもそも招待もされないで座るのは失礼じゃないか!?
お茶を飲んで。
え!?あたしが招待されてないわけないだろ!
ウサギパイがあるならさウサギティーもある。回れば溶けてお茶になる。つまりそういうことだよ。
やっぱり頭脳で全てを解決しないとね。
こっちも目が回るんだよ、アリスのくせに!!!
誕生日がいっぱいだからって誕生日にお茶を飲もうとするのはイカれている。そんなことも知らないなんて、ああ、やっぱりネズミはおかしいんだ。チャカポコと騒がしいティーポットに向かって悪態を吐いてやったならば、梅枝・襠、オマエのウサギらしさを伝授してしまえば問題ないのか。ネズミ退治!!! え? なに? なにも退治するわけない。そもそもウサギもネズミも胎児だったんだ、あたしはそんな恐ろしいことしないよ。バカだな。ねぇ、アリス……? ここまでタップリと回ってきたのだ、ウサギを見ようと試みたって女の子、目が回っていたらなんにもわからない! う、ううん……クラクラするよぉ……。アリスって誰? 穴から落ちたマヌケな砂利ガキ? そういうオマエは泥ウサギではないか。うるさい! うるさいよ。これだからあんたは足を掬うのが上手なんだ。おまえ!!! アリスだろ!!! あたしのことマヌケって言った? 言ってない? 言うも言わないも何も地面が勝手に動いている。右往左往としたところでうさぎの胸の中、きゅう、と、倒れてみせたのか。良かった。ジョークさ、レディ。アリスは割れたりなんかしない!
ね、帽子の君。アリスがそんなこと言うわけないだろ。気づけば座っていた気狂い帽子屋。やっこさんに対しては、ああ、そのハットこそがエチケットの代わりになる。今なんの話!? お茶を飲んで……? 飲めない? そんなバカな! これだからアリスはおかしいんだ! ところでアリスって誰? なんで回ってる? 知らず知らずのうちにティーカップの中、目を回していた女の子だって、ああ、余計に回るなんて聞いてない。回ったらお茶がこぼれちまうだろ!!! あ、あわわ……わわわ……ね、ネズミさん……ぐるぐる……? ああ??? ネズミさん!!? ネズミに"さん"を付けるんじゃない!!! そもそも招待もされないで座るのは失礼じゃないか!? こんなに回しやがってあのネズミ!!! お茶を飲んで。情緒ジェットコースターである。最早、うさぎは眠れない。
え!? あたしが招待されてないわけないだろ!
それに、なんでカメがいるんだよ、いい加減にしてくれ!
ウサギパイがあるならさ、ウサギティーもある。ザクロ・パイがあるならさ、アリス・ティーもある。回れば溶けてお茶になる。つまりそういうことだよ。アリス!!! も、もうダメ……目が回るよ……。やっぱり頭脳で全てを解決しないとね。
ほら!!! アリス回しだ!!!
あ~~~れ~~~???
🔵🔵🔵🔵🔴🔴 成功
第2章 冒険 『ゲーミングリバー』
POW
その川を見に行く
SPD
その川で遊ぶ
WIZ
その川を調べる
√妖怪百鬼夜行 普通7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
「は、はぇぇ……」
君達と遊んだ結果、少女はひどく目を回していた。前後不覚な少女がよろよろ、ふらふら、やってきたのはゲーミングリバーである。これじゃあゲーミングリバースではなかろうか。マーライオンは連鎖する。故にアリス、少女も犠牲者となったのだ。
おそらく古妖はゲーミングリバース……違う。ゲーミングリバーを渡った先にいるのだろう。君達は先程のティーカップに座ってこの|川《🌈》を渡らなければならない。勿論、ぐったりした少女の介抱をしながらだ。
がんばれ!!!
和田・辰巳【琴瑟】アドリブ・アレンジ歓迎
えっと、アリスちゃん、大丈夫?
しゃがんで一緒に話を聞きます
汚れてるかもしれないので清潔な布と水を召喚して、アリスちゃんに渡す
まさか回転はしないと思うけど
うんそうだね…高速移動はキツイけど、ここの仕組みで動くならそれでも良いし、僕が動かすこともできると思うよ
この七色の水を操れるならだけど……
編纂招来:綿津見神でゲーミングな水を操りコーヒーカップを水で押して移動できれば移動します。
スプーンの様なものがあればバランサーとして活用したり、漕いだりします
絶対に転覆させるわけにはいかないので、たとえ回転したとしても、二人が振り落とされないようにバランスは死守します
対岸マダ!?
四之宮・榴【琴瑟】アドリブ・アレンジ歓迎
心情
…あ、あの…えっとアリス(名称仮)様。
…大丈夫、ですか?
…川を渡るとは…渡ってる最中は、流石に…回転は、しないです、よね?(フラグ)
…それは置いておいて…|コープーカップ《此れ》は、どうやって動かします…かね、辰巳?
…此れが、本当に遊園地で…自動で動くコースターなら…高速移動も…してくれるかも、しれませんけど…。
行動
√能力は【インビジブル融合】強化。
対して身長は変わらないかもしれないが、視線を合わせて話しかける。
辺りを探して、カップ内に丁度よい大きなティースプーンでも、無いかと探します。
あれば辰巳に渡して、遠い目をして|根源《対岸》の元凶を見つけます。
少女曰く、ネズミさんはなんにも悪くないらしい。
一寸法師を真似事をしているのか、一寸先こそが虹なのか、√能力者二人はおんなじ|光景《うちゅう》を見つめていた。先程までのイチャイチャが、先程までの甘酸っぱさが、まるで別の酸味に掻っ攫われたかのような悪夢である。ようやっと眩暈から脱出したと謂うのにこの凄惨さだ。いや、もちろん、抜け出せたのは和田・辰巳だけであり――機嫌の悪かった少女はむしろ、今こそ気分が悪そうであった。えっと、アリスちゃん、大丈夫? 大丈夫なのか否かと問われれば大丈夫なわけがない。ひっく、と、何かが出そうなのを如何にかこらえている状態か。……あ、あの……えっと……アリス様……? 二人で一緒に彼女の視線の高さまで。ついでに召喚された綺麗な布とお水。成程、バッチリなタイミングで受け皿となったのか。これが本当のゲーミングリバー(ス)……。そうだ、榴、あれで渡ってくれ、と言いたげだけど、冗談じゃないよね……? 介抱の最中に改めてくれよティーカップ。箸ではなくスプーンで往けというのもまったくふざけたネズミである。……どうやら、僕たちは🌈に塗れないと……いけないそうです……もしかしたら、先輩様が用意したのかもしれません。嗚呼、めまい。別の意味でのめまい。三名様、お互いを支えて乗船すると宜しいか。
……さ、流石に……渡っている最中は……回ったりは……? あっはっは。まさか、回転するわけないよ。榴は心配性だなぁ……。そんなこんなでスタート地点だ。男の子を先頭に女の子、贄が最後に中へと入る。……どうやって、動かします……かね、辰巳? これが、本当に……遊園地のアトラクションなら……そのまま、勝手に、高速で……? つまりは水辺の雰囲気を楽しんでくれと、巻き込まれた砂糖を演出してくれると、そういう意味か。それはちょっと困るかな。代わりに、僕が動かしても良いけど……これ、水なのかが……。びちゃ、何処からか嫌な音が聞こえてきた。如何やらアリス、船は初めてと見える。……あ、アリス様!? これはもう急いだ方が良さそうだね。これは水、これは水、これは水これは水これは水……! スプーンを構えてのイザ出発だ。
少女はもうふくれっ面をする元気もない。何故ならば、そう、フラグが回収されたが故だ。ティーカップはティーカップなんだから、川の上であろうと🌈の上であろうと、ぐるぐる回る。……た、辰巳……その、大丈夫……? 遠くを、遠くを、見るしかない。ぼんやりと遠くを眺めて、彼方とやらを目指すしかない。対岸マダ!? マダ!!? 転覆したらおしまいだ。色々な意味でおしまいだ。こんなところで溺れたくはない。
あ、アリス……頑張って。もう少しで着くから。
……元凶を倒したら、それで……。
あ、あのね、ネズミさんは、なんにも、悪い事してな……っ。
いっそ滝のように出してくれ。
🔵🔵🔵🔵🔴🔴 成功
一ノ瀬・エミアドリブ連携〇
ふぅ、流石にいっぱい回しすぎちゃったかな~
え、ルティルス…どうして「信じられない…」って顔してるの?
アリスちゃんもワッフル君もぐったりしてるような…
そ、そっか、みんな慣れてないから調子が悪くなっちゃったんだね
私は小さい頃から椅子で回ったりして遊んでたからかな…?
三半規管が強くなっていったのかも
ひゃ、いけない…!
この川を渡っていかないとだったね
こんなになっちゃったのは私のせいだし
ごめんね!私がオールのようなもので漕いでいくよ
ルティルスはワッフル君とアリスちゃんの介抱をお願い!
>ルティルス
半泣きだったが、失神しないで済んでいる(はず)
介抱をお願いされて、膝枕や頭をなでるなどする
どんぶらこ、どんぶらこ、スプーンを上手に動かさなければならない。
動かし方を誤ると、くるん、くるん、おそろしげにカップが回るだけ。
三半規管つよつよの称号を引っ提げるかのように、一ノ瀬・エミ、笑顔を絶やさず完遂したのか。情け容赦のないハンドル捌きは、成程、何処かの女神様も音を上げるほどの凄まじさと考えられよう。ああ、その為に。精霊や地這い獣だけにあらず、アリスもすっかりおめめぐるぐる。ふぅ、流石にいっぱい回しすぎちゃったかな~。え? ルティルス……? どうして「信じられない」って顔してるの? この中ではおそらく最も『よわよわ』な精霊さん。失神するかしないかの瀬戸際だったというのに、涙目、我慢している。そういえば、アリスちゃんやワッフル君もぐったりしてるような……。ここにきて天使の笑顔、ようやく皆の顔色の原因に気づいたのか。そ、そっか、みんな慣れてないから調子が悪くなっちゃったんだね。私は小さい頃から椅子で回ったりして遊んでたからかな……クピちゃんのお母さんとぐるぐるバットしたあと……実はこっそり、練習を続けてたのも……うん、私の三半規管、けっこう強くなってるのかもね。それに加えてオマエは天使だ。天使なので在れば、嗚呼、空を飛べたりもするに違いない。お、おねえちゃん……ごめん……ちょっと、支えてて……。支えながらもゲーミングリバーへご到着。ひゃ、いけない……! ふらふらな女の子が落ちないように、ゆっくり、ゆっくり、ティーカップの中へ。
酔いに酔いが重なってしまいそう。
この川を渡っていかないとだったね。というより……これって川なのかな……? まったく虹色の輝いているではないか。川と謂うにはひどく広いのではないか。こんなになっちゃったのは私のせいだし……こっちこそ、ごめんね! 私が頑張って漕いでみるね! あ、ルティルスはワッフル君とアリスちゃんの介抱をお願い! それは酷なお願いではなかろうか。しかし、それでも、女の子やシーズーを放ってはおけない。ユラユラと揺れるカップの園、膝枕をしてあげようか。……う、うぅん……あたま、クラクラ……。
撫でるのは止めておこう、精霊さんはそう思った。
あ、見えたよ! あそこにネズミさんがいるんだね?
立ち昇る光のおかげだろうか、アリスは少しだけ治まった。
🔵🔵🔴 成功
一戸・藍いやぁ、実にエキサイティングなティーカップでした!
アロワナ、まだちょっと脳がぐわんぐわん、周囲にはキラキラが舞っております
おや、川を渡るのもティーカップとは、お茶会へのこだわりを感じますね〜
どうされました、お嬢さん
目が回りましたか?
それとも船酔い? ゲーミング酔い?
よければ背中をさすりましょうか
魚のヒレでさするのはちょっと? 大丈夫、今のところヒレは耳だけですよ
なんだか私ばかり喋ってすみませんね。しかし、お喋りするとなんとなく酔いが回復しますよ
さぁさ、お嬢さんもお喋りしましょう
実は私にはゲーミング発光という特技がありまして……などと雑談しながら、レギオン群でカップを押して対岸へ
ゲーミングリバーが渦巻いて、いよいよ、遊園地らしくなってきた。
何処に視線を置いたってぐるぐる、悪夢でも見ているかのようだ。
竜宮城、こんなにも遠いなんて聞いてない。
段ボールが仰天するほどの激しさだ。どなどな、歌っている暇すらもないほどの眩暈だ。こんなにも回ったことはおそらく、人生で……否、アロワナ生で一度もないに違いない。いや、もしかしたら、こんなことが前にもあったような気はするけれども。目が回っていて何が何やらわからないか。いやぁ、実にエキサイティングなティーカップでした! アロワナ、まだちょっと脳がぐわんぐわん、周囲にはキラキラが舞っております。いえ、これは、回っているのかもしれませんね??? すっかり擬態が定着してしまったのか、素敵なまでの千鳥足で新たなお船に辿り着く。おや、川を渡るのもティーカップとは、お茶会へのこだわりを感じますね~……おっとっと。滑るようにして乗船だ。ついでにアリスも引っ張ってやれば出発のお時間。お、おね、おねえちゃん……。どうされました、お嬢さん。目が回りましたか? それとも船酔い? ゲーミング酔い? きっと全部に違いない。ぐるぐる、ゆらゆら、きらきらきら、嗚呼、酸っぱいものが騒いでいる。よければ背中をさすりましょうか。お、お姉ちゃん……し、刺激しないで……。魚のヒレでさするのはちょっと? 大丈夫、目を回したおかげか、今のところヒレは耳だけですよ。……耳を引っ張ってみるのは? 効果的かもしれないと少女のおみみ、やわやわとマッサージしてやるといい。
なんだか私ばかり喋ってすみませんね。しかし、お喋りするとなんとなく酔いが治まりますよ。……おくち、あけちゃうと、でちゃいそう。さぁさ、お嬢さんもお喋り……可能な限りで良いので、しましょう。熟していない桃のような顔色、そろそろ、腐らないように収穫すべきか。実は私にはゲーミング発光という特技がありまして……。ま、まって、お姉ちゃん。いま、それをしたら、わたし、がまんできないよ……。
ナマズがどうにもやかましい。
エイやピラニアのえんやこら。
🔵🔵🔴 成功
断幺・九あァ゙くそ死ぬかと思ったァ!
てか生きてる? 生きてまチュよね? オマエもだいじょぶそ?
そ・れ・でぇー? 次はこの川渡れって?
ぎゃは。腕っぷしで喰ってる|脳筋《イノシシ》連中ならいざ知らず、こォんなカワイイガキ二人で肉体労働とかやってらんねえッての。
てえかちゅーちゃんも割とへろへろなんで。こーゆーときは護霊どもに雑用さすのが一番でチュね!
衛生観念の欠片もねえ場所だからか、コイツらも無駄に張り切ってるみたいだしな――√能力【|紅躯邪狗《キャンドルサービス》】。展開した護霊にパドル代わりのスプーン持たせて渡し守の真似事させまチュ。
重量オーバーした連中は……んー。暇ならその辺で回ってれば?
籠の中のアリス、もうすっかりびちゃびちゃだ。
笛の音がちゃんと聞こえたならば、ああ、誘われるように。
ペストマスクを受け皿に――エチケット袋の代わりに――酷使してやる余裕もなかった。|感染《うつ》るかのような眩暈感に、長引くかのような嘔気に、愈々、脳味噌が我慢の限界を訴えてきた。あァ゛くそ……死ぬかと思ったァ! ぐるぐる、ぎゅるぎゅる、狂った独楽のように回されても人はなかなか死ねないものだ。その点を考えたのであれば断幺・九、不条理こそが最も慈悲深いのかもしれない。……てか生きてる? 生きてまチュよね? オマエもだいじょうぶそ? たぶん大丈夫ではない。自分で回す分には幾らか加減もできそうだが、嗚呼、どっかのうさぎさんにアリス回しをされてしまったらおしまいだ。あ……あぅ……。阿吽? いや、違いまチュよね? これだいじょぶじゃないっぽいでチュ。まあ、ある意味では? 自業自得でチュから? ちょっとは痛い目見るといいでチュよ。前後不覚なアリスを支えつつ、見よ、新たなアトラクションの凄惨さを。回転酔いからの船酔いの気配だ。そ・れ・でぇー? 次はこの川渡れって? ぎゃは。腕っぷしで食ってる|脳筋《イノシシ》連中ならいざ知らず、こォんなカワイイガキ二人で肉体労働とかやってらんねえッての。成程、ネズミ様の言の葉は尤も。ならば能力を揮ってくれると宜しいか。ちゅーちゃんもへろへろなんで。
こういう時こそ彼等の出番だ。民間療法試してくれ。
お掃除するのにも手頃な数だ。37は多すぎないか?
ゲーミングリバーではない。ゲーミングリバー(ス)なのだ。衛生観念の欠片もなく、只、紅茶の代わりに🌈が広がっている。……ね、ねずみさん。もうひとりのねずみさん。ちゅーちゃん? わ、わたし、もうむり……。ああ? 無理っつったって袋はねえっチュよ。まあ、コイツらも無駄に張り切ってるみたいだしな……そっちに向かって戻すといいっチュよ。おお、護霊。ペストマスクの援軍が瀉血とやらをしたがっている。……このガキの血を抜くのは止めろよな。渡し守の真似事なら得意でチュよね、お前ら。
……わっ……わわっ……ゆれる……ゆれちゃう。
んー? 重量オーバー?
暇ならその辺で回ってれば?
ドードー代わりの鳥面ども、かごめかごめ、と遊んでいる。
目が回るよぉ。
🔵🔵🔴 成功
梅枝・襠【お茶会の国】
吐いてるじゃないか!!!!!!
吐くなんてマナー違反だとも!マナー違反?誰がそんなこと言った?
吐いても良いとも。また飲めばお茶会は続行される!!!
ね、|気狂い《おまえさま》。
グモニ~ン、アリス!!
起きろ!!回ってるよ!
目を回しているんだ!恐ろしい!!
なんで目を回しているのか?
痛い!!!!!!!!は??
そうとも、海を渡るならワニだよ。
ワニに誘導させよう。
ドードーなんて役たたず呼ぶわけない。
アレはネズミのご友人だからね。
ところでこの川なに? 虹色だ!
カップで乾杯する?
帚木・残雪【お茶会の国】
ムーンリバーではないようだ。
|虹の彼方《オーバーザレインボー》なら別の人たちの話だぜ。
やあ、随分回ったみたいだが、ご機嫌はどうだろう?
気付け薬にはブランデーが良いんだよ。ウサギのお茶よりは美味しいとも。私のお茶はじっくりぐつぐつカラスをじゃぶじゃぶしているからね。
未成年? 世知辛い世の中だね。
じゃあカラス食べる?
ジョークだよ。笑いたまえ!
ジョークはいつだって必要だとも。
では、ウサギの頭をドゴンと叩こう。
閃け!話題を変えなければ。
ネズミに会いに行かなくちゃいけないからね。
楽しみだな。紅茶にするのを心待ちにしていたんだよ。ここ数年ね。
何の話だろうね、これは。
乾杯?いいとも!
殻の中身を吐き出した蝸牛、それを悪夢としたならば、嗚呼、世界は何処までも回るのみ。レインボーリバーの彼方側ではきっとネズミが文句とやらを垂れていて、むしろ、連中の方がよっぽど鬼だと鳴いているのか。……吐いてるじゃないか!!!!!! 吐くなんてマナー違反だとも! マナー違反? |違反スレ《●●●●》スレなのはメルヒェンの中だけで十分だ! 誰がそんなこと言った? 吐いて良いとも、何せここは潮臭いからね。潮臭い? どうして砂糖を用意しなかった。でも大丈夫、お茶会は続行されるからね!!! 随分と支離滅裂さが増してきてはいないか、うさぎさん。この混沌とした雰囲気に釣られたのか、嗚呼、遂には帽子屋までやってきた。ムーンリバーではないようだ。ムーンレンズもないって言いたいのかい? |虹の彼方《オーバーザレインボー》は別の人たちの話だぜ。嗚呼、悪夢に次ぐ悪夢! このような蝸牛はさっさと海へと流した方が健全だ。だから、別に人たちの話だろう。私とキミとの約束なんだから、きみがわるい話は止してくれ。やあ、随分回ったみたいだが、ご機嫌はどうだろう? さいあくだ。ああ、さいあくだ。こんなにも目が回ったら、本当に、目が覚めたって夢か現かわからない。グモニ~ン、アリス! |気狂い《おまえさま》とのご対面だ! 起きろ!!! 回ってるよ!!! ……ま、まわる……まわってる……??? 目を回しているんだ!! おそろしい!! なんで目を回しているのか? そんなことあたしが知るもんか! アリス回しなんて知るもんか!!!
う、うさぎさん……ひどいよ。どうやらうさぎのせいらしい。とりあえず、気付け薬にはブランデーが良いんだよ。ウサギのお茶よりは美味しいとも。私のお茶はじっくりぐつぐつカラスをじゃぶじゃぶしているからね。か、からすさん? じゃぶじゃぶ……??? 女の子の脳味噌が爆発しそうだ。これ以上は本当に気が狂ってしまいそう! 未成年? 世知辛い世の中だね。じゃあカラス食べる? からす……。
ジョークだよ。笑いたまえ!
ジョークはいつだって必要だとも。それこそ、始まりから終わりまで! では……ジョークの代わりにウサギの頭を叩こう。ドゴン!!! 痛い!!!!!!!! 閃け! 閃かないウサギは女王の餌だよ。話題を変えなければ。ぷくぅと膨れたたんこぶ押さえて、がんがん、別の意味でのめまいにやられた。は??? そうとも、海を渡るなら骸……いや違う、ワニだよ。ワニに誘導させよう。ドードーなんて役立たず呼ぶわけない。アレはネズミのご友人だからね。ズル剥けうさぎの悲鳴については無視しておくと宜しい。そうだ、ネズミに会いに行かなくちゃいけないからね。楽しみだな。紅茶にするのを心待ちにしていたんだよ。ここ数年ね。ところでこの川なに? 虹色だ! カップで乾杯する?
何の話だろうね、これは。乾杯? いいとも!
ね、ネズミさん……ネズミさんも、仲間に入れてあげて?
アイツは一抜けしようとしたのさ、だからネズミはダメなんだ。
ネズミは茶葉に決まっているんだ。わかるだろう、心の友!
🔵🔵🔵🔵🔴🔴 成功
第3章 ボス戦 『眠り鼠』
POW
もしかして目を回しているんじゃないだろうね
自身の【召喚したドードー鳥たち】を【虹色】に輝く【大回転モード】に変形させ、攻撃回数と移動速度を4倍、受けるダメージを2倍にする。この効果は最低でも60秒続く。
自身の【召喚したドードー鳥たち】を【虹色】に輝く【大回転モード】に変形させ、攻撃回数と移動速度を4倍、受けるダメージを2倍にする。この効果は最低でも60秒続く。
SPD
眠りながら息するってのと息しながら眠るのは同じだ
【眠気】を放ち、半径レベルm内の自分含む全員の【睡眠】に対する抵抗力を10分の1にする。
【眠気】を放ち、半径レベルm内の自分含む全員の【睡眠】に対する抵抗力を10分の1にする。
WIZ
招待もされないで座るのは失礼では?
【非誕生日についての熱弁】を語ると、自身から半径レベルm内が、語りの内容を反映した【お茶会空間】に変わる。この中では自身が物語の主人公となり、攻撃は射程が届く限り全て必中となる。
【非誕生日についての熱弁】を語ると、自身から半径レベルm内が、語りの内容を反映した【お茶会空間】に変わる。この中では自身が物語の主人公となり、攻撃は射程が届く限り全て必中となる。
「もしかしなくても目を回しているな、ユー」
ゲーミングリバー(ス)を渡り切ったアリス、ようやくネズミくんとの再会となった。ティーカップの中、すっぽりと座っている眠り鼠、ふわあと欠伸をしてみせる。此処で君達は理解してもいいだろう。眠り鼠に簒奪者のような力はない。仮に、在るのだとしても、簒奪者のくせに、簒奪をまったくするつもりがない。ひどい怠惰だ!
「ね、ネズミさん……わたし、こんなに目が回ったのは初めてだよ」
アリスがふるふると頭を振ってみせた。その結果、めまいがちょっと戻ってきて、よろよろ、ぺたんと女の子座り。
「ユーが勝手に回ったんだぜ、ネズミくんは忠告した筈だ。目を回しながら川流れするのと川流れしながら目を回すのは同じだって。それに、これはあまりにひどい話だから口にしたくもないんだけど……ユー、め茶く茶会が好きなら、そう言ってくれよな」
眠り鼠、一抜けを決めていたというのに熱弁揮うのか。
「そもそも、非誕生日にティーを飲むのは当たり前なんだぜ。このお祝いこそがこの世界の絶対的マナーなんだ。ファキン! そんなマナーお断りだね。ネズミくんは誕生日に泥を啜るのはこりごりなんだ! 大回転モードなんてするもんじゃない!」
意思疎通できそうにない。
だが、君達はどうやらお茶会に参加するだけでも良さそうだ。
いや、逆に。眠り鼠を攻撃しようものなら……。
アリスがネズミを庇うかもしれない!
「ご、ごめんね、ネズミさん。わたしが、はしゃいじゃったせいで……えっと……座っても、良いのかな……?」
「ユーは非誕生日なんだろ? だったら、招待してやってもいいぜ」
Cheers!
※※※
お茶会をしましょう!
満足したらネズミくんは消えます。
でも、気を付けて!
ネズミくんを攻撃したらアリスに当たるかも!
あと、誕生日の人は泥を啜っててください。
一戸・藍台車ガラガラ
こんにちは、ネズミさん。一般通過アロワナです
誕生日? 今日は私の誕生日ではありませんね〜
……いや、待てよ。卵から生まれたのは8月でも、卵が産まれたのは今日の可能性が微粒子レベルで存在する……?
嗚呼どうしましょう、私、今日が誕生日ではないと否定しきれない! ハンプティ・ダンプティが塀に座ってる!
私はお茶会の席に座れない? お茶を飲めない?
いや、飲めるはず。お茶にハチミツ代わりの泥を一匙。幼い頃過ごした川底を思い出しますね〜
私は誕生日かもしれないし、誕生日じゃないかもしれない
ハンプティ・ダンプティが落っこちた。いただきます!
お茶会って楽しいですね、お嬢さん!
非誕生日席、ちょこんとお座りしているアリス。少女は如何やらカオスの気配に中てられて、嗚呼、すっかり目を回しているのか。其処にすかさず登場してみせたのはアロワナ、ガラガラ、ガラガラ、子牛よりも台車がお似合いである。こんにちは、ネズミさん。一般通過アロワナです。アリス、さては奇妙なアニマルを連れてきたな? ピンク・アニマルも吃驚なレインボーじゃないか! レインボー、つまりはゲーミング発光がお好きなのですね~。わかりました、アロワナに任せてください。ああ、やめてくれ、目がチカチカする! これ以上眩んで何になるっていうんだ! ユー、アリスの顔色も信号機になっているぜ? ネズミくんの言う通り、ここは素直にゲーミングを諦めると宜しい。ところで誕生日? 今日は私の誕生日ではありませんね~……いや、待てよ。卵から生まれたのは8月でも、卵が産まれたのは今日の可能性が微粒子レベルで存在する……。不意にやってきた|笑いのない猫《シュレディンガー》。ええ? 誕生日が曖昧だって? なんて魚だ! ティーが濁っても仕方ないぜ。嗚呼どうしましょう、私、今日が誕生日ではないと否定しきれない! ハンプティ・ダンプティが堀に座ってる! ふ、ふたりとも? わたし、話についていけないよ……。アリス、ユーは黙ってジャムでも舐めていてくれ。これは大事な話なんだ。
私はお茶会の席に座れない? お茶を飲めない? なにをそんなにグズグズしてるんだ、魚のくせに。ゲーミングリバー(ス)を渡って来たんなら、もうちょっと自信を持って良いんだぜ。ネズミくんが背中を押してくれたのだ。ならば、アロワナよ。紅茶の河こそを故郷とせねばならない。飲める……飲めるはず。アロワナ、ついに3月生まれと認めたのか。ハチミツの代わりに泥をひと匙。ユー、もしや3月生まれだったのか? それなら、少々アロワナだったとしても、赦してやるぜ。幼い頃過ごした川底を思い出しますね~。
あ、あの、わ、わたし……。
お嬢さん、わかりました。私は誕生日かもしれないし、非誕生日かもしれない。ハンプティ・ダンプティが落っこちた!!! ユー、誰がエッグベネディクトを用意しろと言った! 大回転モードが始まるじゃないかよ!!! いただきます!!!
お茶会って楽しいですね、お嬢さん!
そうだね……?
🔵🔵🔴 成功
吉住・藤蔵おん? お茶会け。
マナーのなってない田舎モンでも良けりゃ混ぜてくれや。誕生日は夏だからよ。
争いはしないに越したことはないだよ。
ネズミにとっては毒も蛇も殺すモンだろ? でも俺はむやみに噛み付いたりはしたくねえからよ。こうしてお茶会ができて何よりだべな。
お茶会に必要なものってあとはなんだろうな?
とりあえず紅茶を飲みつつ【コミュ力】発揮してマイペースにゆったり話出来ればええか。意思疎通出来なくても何とかなんべ。(楽観的)
でもネズミのお前さんにとってはゆっくりすぎるけ? 心臓が早いらしいからな。お前さんらは。まあ、焦りなさんな。ほれ、落ち着いて紅茶を1口。
追加注文、オリジン・ティーをひとつ。
エッグベネディクトのど真ん中、つぷりと潰してくれたのはネズミ本人だったのか。何方にしてもリバー・サイド、再度のご挨拶をしてやると宜しい。おん? お茶会け。マナーのなってない田舎モンでも良けりゃ混ぜてくれや。誕生日は夏だからよ。成程、如何やらアロワナさんのように台車で登場する必要などないらしい。蛇は蛇らしく、おじさんはおじさんらしく、愛らしい子供の我儘にだって付き合ってあげるべきだ。ユー、田舎はいいところだぜ。何せ、ネズミくんのお仲間がいっぱい居るんだろ? それに、アリスはきっと世間を知らない。世の為、人の為にもネズミくんたちはティーを飲まなくちゃいけないぜ。どばどばどば、どぼどぼどぼ。あ、あわわ……わわわっ……こ、こぼれちゃってるよ、ネズミさん。Oops! 失敬! これじゃあ大回転モードになってしまう! 争いはしないに越したことはないだよ。その大回転も、ただ、ドードーと一緒にぐるぐるするだけだべな。でも、わたし、また目が回っちゃいそうだよ……。眼球を乾かす必要なんてないだろ!!!
ネズミにとっては毒も蛇も殺すモンだろ? でも、俺はむやみに噛み付いたりはしたくねえからよ。こうしてお茶会ができて何よりだべな。こうやって『ぼんやり』するのも悪くはないのかもしれない。ユー! そろそろお湯が沸くんじゃないか? ついでにアップルパイも焼いておいたぜ。ユーのために! 禁断の果実だべか……。
お茶会に必要なものってあとはなんだろうな? ええ? お茶会に必要なもの? それはユー、非誕生日席に決まってる。非誕生日席がないと誰も座れないからね。……ね、ネズミさん。もう座ってるよ……? ファキン! 非誕生日席しかない! やはり誕生日席は用意できないのか! 意思疎通が難しくても「なんとかなる」、楽観的な蛇こそが今を楽しむコツなのかもしれない。でも、ネズミのお前さんにとってはゆっくりすぎるけ? 心臓が早いらしいからな。お前さんらは。おいおい、ユー。ネズミくんが短命って言いたいのかい。だったら助けてくれよな。ウサギがやってくる前に!!!
まあ、焦りなさんな。
ほれ、落ち着いて紅茶を一口。
こいつはヤミーだ、おかわりがほしいね。
🔵🔵🔴 成功
四之宮・榴【琴瑟】アドリブ・アレンジ歓迎
…非誕生日…。
…つまり、結局の所…不思議の国のアリス…です、か。
…それで…此処には、眠り|鼠《ヤマネ》…。
…でも、ぐるぐる回るのは…理解できないの、ですが…!?(汗)
…辰巳は、お疲れ様…です。(ニコッ)
…|何でもない日《Unbirthday Party》に乾杯…でしたっけ?
…辰巳、僕は…それは|まだ《・・》特別な日…なので…(赤面)
…だ、だから…それだと、乾杯はこのティーパーティーでは、できないのですよ…っ…!?
(猫に化けて)
…チェシャ猫では…ありませんが…っ…。
(影の猫は尻尾を振って)
…お邪魔はしないので、向こうで…珈琲パーティーでも、しましょう、か…?
和田・辰巳【琴瑟】アドリブ・アレンジ歓迎
コーヒーカップに揺られてグロッキーですが、なんとか辿り着いて一安心しています
童話の中に迷い込んじゃったか……
船って偉大なんだね……うっ……
コーヒーカップは回る物だから致し方なし……
榴が隣にいる特別も、もう普通だもんね。
あ、ごめん、それじゃあ今日はハレの日になっちゃうね
どうしようか。特別な日なのにお邪魔しちゃ悪いよね。
僕達は向こうでコーヒーでも飲んでる?
そうしようか。
榴を抱っこして邪魔にならない所へ。
羣星の輝きを描くで机やコップ等を描いて榴のコーヒーを二人で静かに楽しみます。
この特別な幸せをいつか二人で、日常に出来るように。
そうしたら、今度はアリス達も誘って。
もう十分に日常なのではないか? 眠り鼠はため息した!
√妖怪百鬼夜行――奇妙建築の最奥――ラビリンスすらも逸脱した、夢のような眩暈だ。潮臭い骸骨を追い払うかのように、積もりに積もった昔を乞うように、少女はまったく治まりそうにもないと|苦笑《わら》ってくれたのか。……非誕生日……つまり、結局のところ……不思議の国のアリス……です、か。ゲーミングリバー(ス)を渡り切ったところで四之宮・榴、オマエは如何やら迷い慣れているようなご様子だ。……眠り|鼠《ヤマネ》……。ユー、なんだってそうもゆっくり喋るんだい。もっとティーを飲んで舌も回しておくべきだぜ。……でも、ぐるぐる回るのは……理解できないの、ですが……? なに? 理解ができない? それじゃあユーは3月生まれなのかい? なに? ハロウィン? なんてことだ! ユーは如何やら、カボチャの中で育ってきたらしい! 意思疎通困難なネズミくん、ふたりのやり取りを視ていた男の子は、ふらふら、頭を押さえていたのか。少々、気分は良くないですが……一安心といったところですね。それで……童話の中に迷い込んじゃったか。船って偉大なんだね……うっ……。コーヒーカップもティーカップも回るものなのだ。回るのだから、ぐるぐるするのだから、これを殺せる術などない。ははあ、ユーも目を回しているんだな。だったら、ユーにはぐるぐるキャンディをあげよう。ネズミくん、どうやらトドメを刺すのが好きらしい。それは……あの、遠慮しておきます。なぜだ!!! ……辰巳は……お疲れ様……です。相棒からのニッコリ、ああ、甘くて美味しいぐるぐる!
|何でもない日に乾杯《Unbirthday Party》! 眠り鼠、カップの中で杯を掲げたのか。それに釣られて掲げたアリス、成程、これが最低限のマナーらしい。……辰巳、僕は……それは|まだ《●●》特別な日……なので……。ええ? なんだ、随分と林檎みたいな顔をしているな、ユー。もしかして目を回しているんじゃないだろうね。大回転モードだ! これはネズミくんからのお祝いだぜ。ユーたちには眠り薬なんて要らないんだろ? 榴が隣にいる特別も、もう普通だもんね。……あ、ごめん、それじゃあ今日はハレの日になっちゃうね。どうしようか。特別な日なのにお邪魔しちゃ悪いよね。なんだ、ユーたち。びちゃびちゃになったドードーよりもいちゃいちゃしやがって。もう、ネズミくんは虹色を披露してやったじゃないか。ほら、さっさと『いちぬけ』すればいいさ! 僕達は向こうでコーヒーでも飲んでようか。……は、はい……お邪魔はしないので……。
ぼふん。ぎゃあ! 猫だ!!! 猫がいるぜ、アリス! こんなところで猫に見つかったらおしまいだ!!! ……チェシャ猫では、ありませんが……っ……。アリス、追っ払ってくれ。これじゃあネズミ・パイになってしまうよ。ポオって鳴くつもりかい?
えっと、その、お幸せに?
兎にも角にも挽いてくれ。
いつかアリスを誘えるように。
🔵🔵🔵🔵🔴🔴 成功
一ノ瀬・エミアドリブ連携〇
お茶会をするの?
わぁ!素敵だね、お茶会大好き♪
ん?今日は誕生日かどうか?
私は誕生日じゃないけど、ルティルスとワッフル君はどうなんだろう?
あ、思い出せないんだね…
大丈夫だよ、今度誕生日のことを話し合おうね
今日も色々とがんばってくれてありがとう
一緒にお茶会に参加しようね
よし、アリスちゃんも少しだけ顔色よくなってきてるし
お茶会に一緒に出席する!
お邪魔します、ネズミさん!
一ノ瀬エミ、まだ天使になったばかりのたまごみたいなものです!!
どんなお茶がでるんだろう、ワクワクしちゃう
ネズミさん、ファッキンとか言ってたし
もしかしたらデスメタルとか聴くのかな?
お茶を飲みながら、好きな音楽のお話したい♪
欠落しているのは金銭感覚、そのような、誰かさんとも、そのうちにお茶会してあげると宜しいか。ぐるぐる、ぐるぐる、目玉も頭の中も回されるような中で、アリス、ようやくひと息つけたのか。或いは、吐いていたのに間違いはなく、眠り鼠はその臭いに辟易としていた。お茶会をするの? わぁ! 素敵だね、お茶会大好き♪ ユー、さては蝸牛が強い人間だな? いや、その気配……やけにアリスに似ているが、もしやユーこそが天使じゃないだろうな? ネズミくんはすっかりオマエの正体に夢中だ。だからこそ招待をしてくれたに違いない。ユー、座りなよ。ユーのためにタンシチューを用意してやるぜ。……た……タン……。ほんのり蒼くなった天使、果たして何を思い出したのか。えっと……今日は誕生日かどうか? 私は誕生日じゃないけど、ルティルスとワッフル君はどうなんだろう? ふるふる、くらくら、精霊さんもシーズーも首を振ってくれたご様子。或いは、わからない、眩暈感であろうか。あ、思い出せないんだね……大丈夫だよ、今度誕生日のことを話し合おうね。話し合い? 話し合いだって? それなら、今すぐティーにジャムを入れるべきだ。蜂蜜だって? そんなものはないよ。あ、ジャムはビスケットにお願いしようかな。あと……みんな、今日も色々と頑張ってくれてありがとう。一緒にお茶会に参加しようね。ユー、座るんなら早く座ってくれよな。招待されて座らないのも失礼なんだぜ!
大回転モードだ!!! ドードーの群れに囲まれて、嗚呼、お茶会の席まで七色ぐるぐる。よし、アリスちゃんも少しだけ顔色よくなって……きたんだけど……ネズミさん? ドードーさんたちを止めてくれると嬉しいかな。ああ? 奴らは勝手に出てくるんだよ。もしかして、また、目を回しているのか、アリス! それよりユー、自己紹介をしてくれ。一ノ瀬・エミ、まだ天使になったばかりのたまごみたいなものです!!! なに? ユーこそがハンプティ・ダンプティだったのかい? こいつはビックリだ!!! アリス、そんなところでひっくり返っている場合じゃないぜ。……う、うん。
どんなお茶が出るんだろう、ワクワクしちゃう。お茶の名前だって? そりゃもちろんタンジリンさ! ダージリン? なんだそれ、おかしな名前だな。……タン……あの、ネズミさん、ファキンとか言ってたし……デスメタルとか聴くのかな?
ええ? デスメタル? バラの仲間か何かか?
赤いのはごめんだね。
好きな音楽のお話したい♪ 嗚呼、音符。明後日の方向へと飛んでいった。
ママのぬくもりを思い出すといいぜ、ユー!
🔵🔵🔴 成功
断幺・九ハイとーちゃァーく。
あとはそこの滅茶苦茶ぺちゃくちゃ騒々しい|同種《ネズミ》くんぐちゃぐちゃにして――あァ?
………………ま、いーでチュよ。
|眩《クラ》っと来るのはもう慣れっこでチュからね!
それにちゅーちゃんってばハツカ生まれのドブネズミ。お誕生日なんぞは縁がねーでチュ。
紅茶と泥水の違いも分かりゃしないんで、テーブルマナーとか求められちゃ困るけど。とりあえず椅子だのカップだの我が物顔で座っちまお。
アリスも遠慮しないで飲み食いしとけって、タダなんだからさあ? ああでも、糖蜜は病気にならねー程度にな。
じゃ、ちゅーちゃん眠くならねえうちに帰るけど――そっちのオマエ、次から寝言は寝て言うンでチュよ!
泥濘、或いは蔓延、悪夢そのものを身に宿し、非日常を這い続けるオマエにとって|この《●●》混沌は眩しいだろうか。あまりにもメルヒェン、あまりにも狂気、いや、まったくこうもベクトルが違うと調子が悪くなってしまいそうだ。ハイとーちゃァーく。あとは滅茶苦茶ぺちゃくちゃ騒々しい|同種《ネズミ》くんぐちゃぐちゃにして――あァ? おいおい、ユー。ネズミのくせして怠惰の仕方も知らないとはな。ここでは、ユー、簒奪をしないで眠っている方が幸せなんだぜ。簒奪者からの簒奪をしない宣言だ。支離滅裂さも極めてしまえば無害なのかもしれない。…………ま、いーでチュよ。|眩《クラ》っと来るのはもう慣れっこでチュからね! 果たして真に慣れたと謂うのか。ペストマスクの名残とやらに猫のない笑いを教えてやれ。そうでチュね、天敵の姿もねぇでチュし、それにちゅーちゃんってばハツカ生まれのドブネズミ。お誕生日なんぞは縁がねーでチュ。ええ? ヒューゴーがなんだって? まあいいや、誕生日がないなんてズルイけれど、ユーが非誕生日なのは事実だからな。で、アリス! 黙ってる場合じゃないぜ。さっさとティーカップを乾すんだね! ね、ネズミさん、ちゅーちゃん、わたし、もう大丈夫だから。
紅茶と泥水の違いも分かりゃしない。だからこそ、この場でのマナーは滅茶苦茶で宜しいのだ。がたん! 我が物顔で席に座ったドブネズミ、ドーマウスからの反応や如何に。招待したんだ。ユーがどう座ろうが文句はないぜ。ほら、さっきのタンシチューだ! 牛さんに感謝して貪るといいぜ。Oops! ピンク色だ! ピンク・アニマルを解体したのは何処の誰だ!!! アリスも遠慮しないで飲み食いしとけって、タダなんだからさあ? ああでも、糖蜜は病気にならねー程度にな。あと、そっちのジャムはつけない方がいい。
ジャムジャムを使わない! これだからドブネズミなんだ!
じゃ、ちゅーちゃん眠くならねえうちに帰るけど――そっちのオマエ、次から寝言は寝て言うンでチュよ! 次があればでチュが。
ファキン! 今生の別れには早すぎるぜ!!!
🔵🔵🔴 成功
ホウホウ。
回っても、お眠な頭は治らないらしい!漬ける|お茶《ティー》もないね!
ご機嫌いかが、|眠りネズミ《ドーマウス》!
やっぱりネズミは回転出汁しぼりネズミに限るが、どう思う? 思わない?そう。
ティーポットで眠っていれば良いものを、ずるずる起きてきて間抜けだなァ。付き合わされた女の子が可哀想だよ。ね! え? ネズミが好き? 最低だな、キミは。
ああ、眠るのは良いけど起きていてくれると嬉しいな。それじゃあ、乾杯!
……Oops!このゲロネズミめ。
最低の茶葉だと思ったが、そういや、私は誕生日だったな。誕生日じゃないかもしれないが、そんな日だった気がする。
だからこんな泥まみれなわけだ。腹が立つなァ。いいや、立つ腹もない。泥ばかりじゃ腹は膨れないからね!
それもまた今世の縁だね。
それじゃあ、聞かせてくれるね|眠りネズミ《マウスドール》。
この私へ、誕生日おめでとうの言葉を!
梅枝・襠オイ!!
おまえ、ネズミだろ!!?
あたしがネズミの締め方を得意なのは紀元前から知られていることだよ!それこそあたしが泥である頃からね!泥々のドロシー? なんの話し?
閃いた!話題を変えよう。
あたしは狂ってないよ。いまは二月だからね。理性的さ。理性ティーを楽しもう。非誕生日は万人が楽しむべきだ。
それじゃ、ここは再会を祝して──いや、ネズミと会うのは初めてだな?
やぁ、可愛い子。ウサギは嫌いかい?
ネズミはウサギが好きだと言っているよ。仲良く乾杯しよう!皆で非誕生日を祝ってこそのお茶会だよ!
満足したかい、|マウスドール《眠りネズミ》。
それじゃあ………ティーポットの中に戻んな!!! オマエの棲家はここだろうよ!!
残念ながら付添いの可愛いお人形さんはいないからね。
お茶はネズミ風味! カップは持ったとも!
それじゃあ、Cheerz!
オイ!! おまえ、ネズミだろ!!?
一抜けしたつもりのドーマウス、脳天を殴られたかのような衝撃に眩暈を覚えた。アリスも吃驚するほどのおめめぐるぐる、嗚呼、眠り鼠にとってこの非誕生日は最悪だ。あたしがネズミの絞め方を得意なのは紀元前から知られていることだよ! それこそ、あたしが|骸の海《泥》である頃からね! 泥々のドロシー? なんの話し? ああ! ウサギだ! くそったれのウサギがきてしまった! こいつは最悪だ! アリス、助けてくれ。このままじゃあネズミくんはブージャムをされてしまう! ブージャムをされる、なかなか、耳にしない『おしまい』だろう。怒涛の展開に女の子、もうすっかりおめめぐるぐるなお仲間だ。ホウホウ。回っても、吐いても、お眠な頭は治らないらしい! 漬ける|お茶《ティー》もないね! 心の友! 心の友も知っていることさ。頭の中身を振ったって、ドロドロになるだけ、泥だらけになるだけなんだよ。え、えっと……あの、仲良く……。もしも、この三人がお手手を繋いでお茶会を開いてくれたなら――それこそ、カタストロフに違いない!
ご機嫌いかが、|眠りネズミ《ドーマウス》! さっきから言ってるだろ、さいあくだ! やっぱりネズミは回転出汁しぼりに限るが、どう思う? 思わない? そう。くそっ! これだから気狂いは嫌なんだ。そもそも、ユーたちがマトモに会話をするなんて思えない。せめてオリジナルを持ってきたらどうなんだ、このオリジン! ティーポットで眠っていれば良いものを、ずるずる起きてきて間抜けだなァ。間抜けで、どじで、おまけに時間を消費している! 付き合わされた女の子が可哀想だよ。ね! ……そ、そんなこと言わないでよ。ネズミさんはかわいいし、わたし、好き……。え? ネズミが好き? アリス回しをされた所為でイカれたのかな。最低だな、キミは。ひどいこといわないでよ……。
ああ、眠るのは良いけど起きていてくれると嬉しいな。私はどうにもマシンガン・トークが好みでね。マシンガン? お茶会にそんなものは要らないな。それじゃあ、乾杯! 乾杯の為に用意されたのは|部下《うさぎ》の頭だ。頭でっかち! ゴッッッ! 痛い!!!!!
閃いた! 話題を変えよう。あたしは狂ってないよ。いまは二月だからね。理性的さ。理性ティーを楽しもう。非誕生日は万人が楽しむべきだ。オイ! よく考えたらアリスも三月生まれじゃないか! 三月生まれが狂ってるって誰が言った。三月生まれに謝れ! うるさいよ、ウサギ。これだから狂ってるって言われるんだぜ。アリス、ユーも少しはわかってくれただろ。ネズミくんはこれだから『いちぬけ』を希望したんだ。ええ? いちぬけ? なんだいそれは! それじゃ、ここは再会を祝して――いや、ネズミと会うのは初めてだな? やぁ、可愛い子。ウサギは嫌いかい? き、きらいじゃないけど……でも、なんだか、目が回っちゃうよ……。ネズミはウサギが好きだと言ってるよ。言ってないが??? 仲良く乾杯しよう! 皆で非誕生日を祝ってこそのお茶会だよ! ほら!!! ネズミ回しだ!!! ファキン!!! ネズミくんは独楽じゃないぜ!!?
Oops! 玩具にされてしまったドーマウス、ゲーミングリバースとのご対面だ。このゲロネズミめ。最低の茶葉だと思ったが、そういや、私は誕生日だったな。誕生日じゃないかもしれないが、そんな日だった気がする。なに? ネズミも似たような状態だったから封じられたって? そんなの知らないね。だからこんな泥まみれなわけだ。腹が立つなァ。腹が立つ? 腹が立つなんておかしな頭だ。泥ばかりじゃプリンは作れないからね! いい加減にしてくれよ、ユー! ネズミくんはもう疲れたんだ。さっさと帰ってくれないか。満足したかい、|マウスドール《眠り鼠》。それじゃあ……ティーポットの中に戻んな!!! オマエの棲家はここだろうよ!!! ファキン!!! アリス、もうおしまいだ!!! ドードーどもは役立たずだし、このウサギは三月じゃないのにイカれている!!! 残念ながら付添いの可愛いお人形さんはいないからね。風船でも食ってろ!!! うん、それもまた今世の縁だね。それじゃあ、聞かせてくれるね|眠りネズミ《マウスドール》。この私へ、誕生日おめでとうの言葉を! 誰が祝うか、死にたくない!!! 落っこちるのはスミンテウスの運命!
お茶はネズミ風味! カップは持ったとも!
ネズミさん、ネズミさん、この手を握って……!
おお、少女よ。おお、アリスよ。回っても、回っても、眠り鼠には辿り着けない。そんなにぐるぐるすると目が回っちゃうよ。それじゃあ、Cheerz!
砂糖は2杯だ、ありがとう!
お望みのコースターさ!!!
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功