シナリオ

4
積層都市に嵐吹く

#√仙術サイバー #プレイング受付中

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 ネオンは仙術の力でギラギラと輝き、太陽の光がなくても街を眩く照らす。
 ここはとある中層都市の繁華街。日の光を浴びるほど裕福ではなく、かといって常に身を危険に晒されるほどではない場所。
 そんな街に、妖しい風が吹いたかと思えば――それはすぐさま突風に変わり、嵐のように街を薙ぐ。

 風に乗って現れたのは、炎のような妖魔の群れだった。彼らは街を燃やし、人々に恐怖を齎す。
 『武強主義』を第一とする世界だからこそ、危険な妖魔に迷うことなく立ち向かう者も現れた。しかし、彼らの拳では妖魔の炎は消しきれない。
 一方命を守るために逃げる者もいれば、混乱に乗じて好き勝手する者も現れる。各々が思うがままに動いた結果、混乱はどんどん広がってしまっていた。

 追い打ちをかけるように、街に黒服の者達が近づいてきている。
 彼らの後方には、龍のような姿をした女の姿もあった。
「……胸騒ぎがするな。これがゾディアック・サインの力だろうか」
 不安げな言葉と裏腹に、女の顔には笑顔が浮かんでいる。

 積層都市に、楽園からの風が吹こうとしていた。


「集まってくれてありがとうな。今回は新しく到達した√、『√仙術サイバー』に向かってもらうぜ」
 赤神・晩夏(狐道を往く・h01231)は軽く手を振りつつ、集まってきた能力者達を迎え入れる。
 晩夏の言うように、以前から存在が示唆されていた『√仙術サイバー』にいよいよ向かう時が来た。今回の依頼では、この地で起こる事件の解決を行うようだ。

「√仙術サイバーには積層都市っていう、名前の通りどんどん上に積み上がっていく都市がある。今回はとある都市の中層に向かってもらいたい。ここの繁華街に大量の妖魔が発生するんだ。それに乗じてマフィアが都市に乗り込み、略奪行為を行うつもりらしい。という訳で、片っ端から敵を倒して都市を守ってほしいんだ」
 都市の人々もある程度は自衛するが、彼らの能力には限界がある。このままでは、都市の被害は甚大なものになるだろう。悲劇を防ぐためにも、能力者の助力が必要不可欠だ。

「皆が繁華街に着く頃には、もう妖魔は発生しちまってる。きっと混乱して騒ぎになってるだろうな。だから、最初は妖魔を倒して混乱を鎮めてくれ」
 繁華街の住民は妖魔に立ち向かったり、その場から逃げ出そうとしている。彼らには手助けが必要だろう。
 また、混乱に乗じて窃盗のような悪事を行ったり、暴れまわる者もいるだろう。彼らを殺さずに対処することでも、混乱の鎮圧に繋がる。
「今回の妖魔は鬼火みたいな姿をしていて、数は多いがあんまり強くはない。こいつらをさっさと倒してしまうのも、一つの手だな」
 最終的な街の被害が抑えられれば、手段はなんでも構わない。民間人に集中する、妖魔に集中する、その両方を行う――対処法は能力者次第だ。

「混乱が落ち着いたら、今度はマフィアどもの対処だ。現れるのは配下クラスの奴らだから、こいつらも思いっきりぶっ飛ばしてくれ」
 どのような配下が現れるかは、その時の状況次第だ。何者が現れようと、遠慮なく戦えば問題ない。
「配下どもを倒したら、次は事件の首謀者、妖魔公女『冥鈴・ガルガンチュア』との戦いになる。こいつはマフィアの当主でありながら、最前線での戦いを好む戦闘異常者だ。今回の作戦でも、わざわざ街まで降りてきて暴れるつもりみたいだな。こいつさえ倒せば事件は解決ってわけだ」
 冥鈴を退けたとなれば、他のマフィアもしばらくは街に手を出せなくなる。
 その平和がつかの間のものだとしても、きっとなにか意味のあるものになるはずだ。

「説明はこのくらいかな。それじゃあ、準備しようか」
 晩夏は能力者達に一礼し、見送るように笑顔を向ける。
「新しい√でも、皆の活躍を楽しみにしてるぜ。それじゃあ、行ってらっしゃい!」
これまでのお話

第2章 集団戦 『ブラックスーツ』


POW ダブルアームマシンガン
指定地点から半径レベルm内を、威力100分の1の【両腕に仕込まれたマシンガン】で300回攻撃する。
SPD ブラックスーツ・コンダクター
自身の【腕力】がA、【銃の上手さ】がB、【移動速度】がC増加し、それぞれ捕食力、貫通力、蹂躙力が増加する。ABCの合計は自分のレベルに等しい。
WIZ 妖憑魔瘴獅子
【小妖魔『魔瘴獅子』】を召喚し、攻撃技「【妖病牙】」か回復技「【治癒符】」、あるいは「敵との融合」を指示できる。融合された敵はダメージの代わりに行動力が低下し、0になると[小妖魔『魔瘴獅子』]と共に消滅死亡する。
イラスト 白木とざくろ
√仙術サイバー 普通11


 能力者の手により妖魔は退けられ、人々の避難活動も落ち着いてきた。
 ようやく街に多少の静けさが返ってきたかと思えば――すぐさま次の危険が姿を現す。
 大挙してして押しかけてきたのは、マフィアに従うブラックスーツ達だ。
 彼らは能力者を最も危険視し、攻撃を仕掛けてくるだろう。
 ブラックスーツを倒せば、いずれマフィアのボスも姿を現す。

 事件を解決するために、新たな戦いが始まった。