|魔法少女現象《プエラマギカ・フェノメノン》、開演
●魔法少女、現る
次第に暖かくなってきた3月のある日、√能力者は√ウォーゾーンのとある研究所へやって来た。
「来てくれたか。集まってくれたことに感謝する」
雑然とした研究室を訪れた√能力者に向かって、|精悍《せいかん》な雰囲気をした老人――地大・鳳明(教授・h00894)が落ち着いた声で一礼する。
十二星座から「ゾディアック・サイン」を得て、将来起こり得る事件や悲劇を予知できる√能力者、星詠みの一人だ。
つまり、どこかしらの世界で危険な事件が起きたということに|相違《そうい》ない。
「お前さんらに今回向かってもらいたいのは、√マスクド・ヒーローだ」
√マスクド・ヒーローは悪の組織『プラグマ』との戦いが繰り広げられている世界だ。
世界征服を狙う悪の組織と、仮面で|素性《すじょう》を隠したヒーローが日々戦いを続けている。
過酷な戦いが行われてはいるが、一方で兎にも角にも活気のある世界と言えるだろう。
「√マスクド・ヒーローで最近多発している『|魔法少女現象《プエラマギカ・フェノメノン》』の噂は聞いておるかの? 子供たちが魔法少女に覚醒してしまう現象じゃ」
なんとも、この世界らしい現象である。だが、話はそれで終わらない。
魔法少女が覚醒すると、その心を狙う怪物「デザイアモンスター」が現れ、魔法少女を襲いに来てしまうのだ。
「今まではそんな子供たちを守るために作られたメカ『ロボトロン』のお陰で大事に至らなかったが、何故か各地で魔法少女現象が大量発生しており、ロボトロンたちでは追いつかなくなっているという。どうか、覚醒する魔法少女を守ってやって欲しい」
そう言って、鳳明は資料を渡してくる。
するとそこには、おしとやかそうな雰囲気を持った少女の写真があった。
「その少女が、この度覚醒する|綾小路翡翠《あやのこうじ・ひすい》ちゃんじゃ。4月には、小学校の6年生になるとのことじゃな。彼女はピアノスクールでコンクールがあって、その後のお疲れ様会という名のパーティーに参加しておる。すぐに対応できるように、そのパーティーに参加して、護衛に当たって欲しい」
パーティーはなかなか豪華なもので、ホテルのラウンジを借りたものということだ。ケータリングも複数あって、料理の種類も豊富らしい。
この場で魔法少女現象がまだ発生していない以上、変に騒いでも周囲を混乱させてしまう。なので、ひとまずはすぐに守れるようにしておいた方が良いという判断だ。
パーティーに参加するための手続きは鳳明が済ませている。保護者なり、関係者なりという体で参加すれば良い。
「とは言え、デザイアモンスターが来るまで時間はある。それまでは、パーティーを楽しむのも悪くないじゃろう。ケータリングでローストビーフや寿司といったご馳走、美味しいアイスなどもあるそうじゃ」
√能力者のちょっとした役得といったところか。さすがに、子供が|主賓《しゅひん》の|催《もよお》しなので、アルコールはないようだが。
なお、例によってプラグマの怪人も、デザイアモンスターを操り、よからぬことを考えているようだ。実際に戦いが始まったら、中々過酷なものになるだろう。
「さて、決して簡単な戦いではないが、お前さんたち以外に頼める者はいない」
戦いの人生を歩んできた老人、鳳明は真剣な目つきを√能力者たちに向ける。
「準備は良いか? お前さんらが無事に帰ってくるのを待っているぞ」
●守るべき未来の旋律
「先生、お疲れ様です」
にぎやかにパーティーが催される中、仕立ての良いドレスを着た少女が、ぺこりとスクールの教師に頭を下げる。歳には似つかわしくない、品のある仕草だ。
それに対して、教師は笑って答える。
「ああ、綾小路さん。コンクール良かったよ。練習の成果が出ていたね」
「そう言っていただけると嬉しいです。いつもご指導、ありがとうございます」
褒められて、翡翠は微笑む。言葉こそ大人びているが、その表情は年相応のものだ。
教師もその様子を見て、|安堵《あんど》の表情を浮かべた。
「頑張ったのは綾小路さんだよ。それじゃあ、友達の所へ行きなさい。今日の主役は君たちなんだから」
「はい、承知しました」
そう言って、翡翠はパーティーの中へしずしずと歩いて行った。
これは、綾小路翡翠という少女が魔法少女として覚醒する、1時間前の景色だ。
マスターより
KSK皆様、こんばんは。KSK(けー・えす・けー)です。
これが僕の答えです。
今回は魔法少女を守っていただきます。
■場所
都内にあるホテルの40階にあるお高いラウンジでパーティーが行われています。ちょっとご馳走が並んでいます。
非人間系の√能力者がいらっしゃった場合、「忘れようとする力」の影響で、普通の人間相手と同じように接客します。プレイングによっては、正体に気付いて驚く可能性もあるでしょう。
1章のみ参加で、屋台で遊びたいという方も歓迎いたします。
■登場人物
・綾小路翡翠
ピアノが得意な小学5年生の女の子。来年は6年生になります。
それなりにお嬢様のようです。今は友達と楽しく歓談しています。
礼儀正しい子なので、怪しまれないように接触してみてもいいでしょう。
■2章以降について
2章ではデザイアモンスターとの戦いになります。
3章ではデザイアモンスターを操っていた怪人とのボス戦です。
14
第1章 日常 『authentic relaxation』
POW
ダンディに、ハードボイルドに、振る舞う。
SPD
クールに、スタイリッシュに、時を過ごす。
WIZ
ラブリー&チャーミングに、自然体で楽しむ。
√マスクド・ヒーロー 普通5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵
サティー・リドナー【ライフセイバーズ】
綾小路翡翠の護衛と屋台巡りでパーティーの立食を楽しむ
高層ビルのお嬢様のお疲れ会、招待客
になり助けに行こう
でもまだパーティーは開演したばかり、
腹が減っては戦ができぬで腹ごしらえと。
色んな屋台の食べ物を立食する
アドリブ歓迎です
あっあの熱々オデンも美味しそう
お好み焼き、たこ焼きもいいかも
それとテーブルに並んだエビとか美味しそう
コモエちゃんはしっかり配膳ウエイトレスで働いているわね
魔法少女化発生する翡翠ちゃんのピアノ祝勝演奏会まで彼女に来客挨拶もしながら、あと身辺のこと周囲の客に訪ね情報収集も一応するわ
もし会場でトラブル発生したら、ルート能力【消失復元記憶】で最適解で解決もしよう!
【ライフセイバーズ】
あたい、ロボトロンのコモエ·パピオン
ひょんなことから、魔法少女化救助任務時に知り合い助けてもらったサティーさんの相棒というかアンカーやらにもなっちゃったらしい精神年齢11歳みたいな
今回は、高層階のビルでお疲れ会するお嬢様の魔法化現象の発生からの護衛任務
まあお金持ちって凄いわね、あたい食べれないけど屋台とか高級料理も沢山並んでるどれも美味しそう
それを美味しそうにちゃっかり堪能しているサティーさんを微笑ましく思いながら、トロンとして配膳ウエイトレスロボとして、パーティの給仕に勤しむ
ターゲットのお嬢様にも目を光らせて
まあこういう潜入任務は慣れたものかしら、昔とったきねづかじゃん!
●祝宴の陰で
子供たちが楽しそうに騒ぐラウンジで、コモエ・パピオン(サティー・リドナーのAnkerの「ロボトロン」・h12487)は忙しなく働いていた。
その昔、展示用として活躍した経験もある。パーティーの配膳ウェイトレスロボとして働くのはお手の物だ。
「まあお金持ちって凄いわね。あたい食べれないけど、屋台とか高級料理も沢山並んでて、どれも美味しそう」
生憎と食事の出来ないトロンの肉体だが、自然とそんな感想が出て来る。
と言っても、油断をしている訳にもいかない。今日ここに来たのは、魔法少女現象に絡んだ事件対策のためだ。
そして、そのために|相棒《アンカー》であるサティー・リドナー(人間(√EDEN)の【創成の錬成師】錬金騎士・h05056)も動いていた。
「すいません、ありがとうございました」
招待客に扮して警備体制を探ったり、周囲の客の監視を行っていたりと、サティーも中々に忙しく立ち回っていた。
その昔、√ドラゴンファンタジーに迷い込んでしまい、長く放浪してきた少女だ。どうしても自然と用心深さが身についてしまう。
さすが常日頃から怪人が事件を起こす世界だけあって、警備は十分なようだ。もっとも、デザイアモンスターへの備えまでは出来てはいないだろうが。
「それじゃ、まだパーティーは始まったばかり。腹が減っては戦ができぬで、腹ごしらえと」
ホテルのラウンジを用いたパーティーは、予想以上に豪勢なものだ。
ケータリングで部屋の中心に置かれたテーブルにはご馳走が並び、部屋の壁にはお好きにどうぞと言わんばかりに屋台が立っている。
「あっ、あの熱々オデンも美味しそう。お好み焼き、たこ焼きもいいかも。それとテーブルに並んだエビとか美味しそう」
サティーが出来立てで熱々のたこ焼きを口の中で冷ましながら頬張ると、体の中まで温かくなってくる。何やら高そうな海老は、ぷりぷりした歯ごたえで楽しませてくれた。
一方、サティーが休憩に入ったのを見ると、今度はコモエの方が子供たちの護衛を意識した配置に入る。
既に互いの呼吸は合っており、見事なコンビネーションだ。
「お嬢様、こちらをどうぞ」
「ありがとうございます、ロボットさん」
ひとしきり働く中で、コモエがローストビーフを差し出したのは、護衛対象の少女だ。上品な仕草で、丁寧に頭をぺこりと下げてきた。
向こうも、コモエのことは疑っておらず、普通の配膳ロボットと思っているようだ。
(まあこういう潜入任務は慣れたものかしら。昔とったきねづかじゃん!)
護衛対象からも信頼が得られたことを感じて、心の中でガッツポーズを取るコモエ。実際のところ、内面的な精神年齢は割と幼いギャルなのだ。
「コモエちゃんはしっかり配膳ウエイトレスで働いているわね」
コモエの活躍を見て、サティーは妹でも見るような気持ちで安堵すると、お好み焼きの最後の1切れを飲み込んだ。
気付けばそろそろ事件が起きる頃合いだ。
サティーは、これから起きるだろう混乱を少しでも和らげるため、密やかに前世の記憶を覚醒させた。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
第2章 集団戦 『デザイアモンスター』
POW
クレイヴィング・ダークネス
半径レベルm内の敵以外全て(無機物含む)の【欲望のオーラ】を増幅する。これを受けた対象は、死なない限り、外部から受けたあらゆる負傷・破壊・状態異常が、10分以内に全快する。
半径レベルm内の敵以外全て(無機物含む)の【欲望のオーラ】を増幅する。これを受けた対象は、死なない限り、外部から受けたあらゆる負傷・破壊・状態異常が、10分以内に全快する。
SPD
ロンギング・アーム
【他のデザイアモンスター】と完全融合し、【巨大化した腕】による攻撃+空間引き寄せ能力を得る。また、シナリオで獲得した🔵と同回数まで、死後即座に蘇生する。
【他のデザイアモンスター】と完全融合し、【巨大化した腕】による攻撃+空間引き寄せ能力を得る。また、シナリオで獲得した🔵と同回数まで、死後即座に蘇生する。
WIZ
ヒュプノシス・デザイア
半径WIZm内の任意の有機物・無機物全てに【欲望のオーラ】を注ぎ、WIZ×1時間活動可能なエネルギーを与える。注ぐ[欲望のオーラ]を1体(人物・武器・乗騎等)に集中すると、対象を【デザイアモンスター】化して硬度強化と【暗黒】攻撃能力を与え、意思を抑え付けて術者の為に戦わせようとする事ができる。
半径WIZm内の任意の有機物・無機物全てに【欲望のオーラ】を注ぎ、WIZ×1時間活動可能なエネルギーを与える。注ぐ[欲望のオーラ]を1体(人物・武器・乗騎等)に集中すると、対象を【デザイアモンスター】化して硬度強化と【暗黒】攻撃能力を与え、意思を抑え付けて術者の為に戦わせようとする事ができる。
「うわぁ! 怪物だぁ!」
ホテルの広間から悲鳴が聞こえる。希望を喰らう魔物――デザイアモンスターが現れたのだ。
普通ならパニックになるところだろうが、毎週のように事件の起きる世界だけあってか、民衆は素早く非難していく。
事前に潜んでいた√能力者が準備していたのも大きいだろう。√能力者たちは迎撃の体勢に入る。
その時だった。
「そ、そ、そこの怪物。それ以上の狼藉はや、おやめなさい! この、プ、プ、プリティジェイドがお相手しましゅっ!」
現れたのは、深緑と蒼を基調としたドレスに身を包んだ魔法少女だ。
ところどころどもったり、舌を噛みながら、名乗りを上げるプリティジェイドが戦場に乱入してきたのである。
予知の通り、綾小路翡翠が魔法少女になったのだろう。だが、見たところ、成り行きで変身してしまい、その場の正義感を発揮してやって来ただけといった感じだ。何が出来るかも分かっていないだろう。
しかし、敵のターゲットは彼女なのである。上手く守りながら戦う必要があるだろう。
なんとも、√能力者というのは因果な商売だ。
――――――――――――――――――――――――――――――――
1章クリア、おめでとうございます。これよりデザイアモンスターとの集団戦闘となります。
1人頭、1~2体位のモンスターを相手にするとお考え下さい。場所はホテルのラウンジで、かなり広い空間です。幸い、一般人はすでに避難しているため、その点は心配ありません。
プリティジェイドは、それなりに身体能力が強化されておりますが、まだデザイアモンスターに勝てるほどではありません。
プレイングボーナスは「魔法少女プリティジェイドを守りながら戦うこと」です。
【ライフセイバーズ】
サティーさん翡翠ちゃんしっかり守らないといけないじゃんね。
『翡翠ちゃん、魔法少女に変身ってまだ何が出来るか攻撃手段もわからないでしょ、自身守るのにビル備えの消火器でもデザイアモンスターに噴射して
一泡吹かせなさい!
あたいも過去の戦い方はよく覚えてないようから、人のこと言えない立場かも知んないけど』
敵には、ロボアームで掴み周囲で投げ飛ばす
パワーには多分自身持てそうじゃん。
体制崩し所をサティーと連携して戦う
『床に叩きを繰り返せば弱るだろうと
『翡翠ちゃん、何で魔法少女になりたいほど、日夜危険な目に会うこと、心に願い秘めたの、よく考えて信じる心あればきっと魔法は力になってくれるよ!』
サティー・リドナー【ライフセイバーズ】
『デザイアモンスター』襲来ですね、コモエちゃん翡翠ちゃん護衛頑張りましょう!
パーティー参加者は素早く避難誘導され
貸し切り会場になりましたね
とはいえ、ここはビルの一室あまり大規模な建物に被害が発生する事態も避けるべきです
デザイアモンスターは、【詠唱錬成剣】で多分再生するけどデザイアモンスター達の動きの鈍化と弱体化狙い
ルート能力【戦闘錬金術】で
錬金毒生成一体でも起き上がれないよう
斬り再生不能まで追い込みですね!
後背後から翡翠ちゃん狙われる危惧を無くすため壁際で護衛する
もし壁も突破するならステージで目立つ所に翡翠ちゃん配置何処からの襲来か把握、仲間にも解り易い位置あと照明明るく!
●願いを信じる心
すっかり人気が無くなったホテルのラウンジで、サティーとコモエは醜悪なデザイアモンスターの群れに向き合う。
だが、2人の様子には十分余裕があった。
「貸し切り会場になりましたね」
「翡翠ちゃん、しっかり守らないといけないじゃんね」
パーティー会場で、サティーが事前に避難経路などを確認していたのが効いた。そうでなければ、まだ現場には逃げ遅れた人がいたかもしれない。
サティーは詠唱錬成剣を抜き、デザイアモンスターに向ける。コモエはまだ武装が十分でない分、自前のパワーで頑張るつもりだ。
「フシュゥゥゥゥゥ……!」
すると、デザイアモンスターたちは、互いにその身体を融合させていく。サティーとコモエを脅威と判定したのだろう。
すると、出来上がったのは一回り大きな体を手に入れ、腕を肥大化させたデザイアモンスターだ。
「コモエちゃん、護衛頑張りましょう」
サティーはこれ以上増援がいないことを確認すると、壁を背にして魔法少女を庇うように位置を取り、敵を正面から引き受ける。あまりホテルにも被害を出したくないので、大技で吹き飛ばすわけにもいかないから、慎重な構えだ。
そして、魔法少女を庇いつつ、巨大な腕からの攻撃を受け流し、詠唱錬成剣で切りつける。高い蘇生能力が何とも厄介だ。
「翡翠ちゃん、魔法少女に変身ってまだ何が出来るか攻撃手段もわからないでしょ」
「それは……はい」
コモエの言葉に少し冷静になった魔法少女は恥ずかしそうにうなずく。
「ビル備えの消火器でもデザイアモンスターに噴射して、一泡吹かせなさい!」
「わ、分かりました!」
コモエだって実の所、過去の記憶というものがない。だから人のことを偉そうに言えた立場ではないと自分でも感じてしまうが、そんなことで立ち止まる性格でもない。
あるいは、子供たちを守るために造られたロボトロンとしての本能なのかもしれない。
コモエのアドバイスに従う魔法少女が消火器を吹き付ける。すると、引き寄せ能力を用いようとしていたデザイアモンスターは、身をくねらせて唸り声を上げる。獲物に抵抗されたことで動揺したようだ。
「そうそう。何で魔法少女になりたいほど、心に願い秘めたの? 危ない目に遭っても、叶えたい願いがあったんでしょ。よく考えて。信じる心があれば、きっと魔法は力になってくれるよ!」
魔法少女を元気づけると、コモエも果敢にデザイアモンスターに組みつき、ロボアームで投げ飛ばす。ロボトロンには未知の機能も多いが、パワーは自信を持っても良いジャンルだろう。
「サティーさん、アイツ弱って来たみたい」
「はい、任せてください!」
サティーの詠唱錬成剣が、戦闘錬金術でデザイアモンスターに向けて最適化されていく。
相手が蘇生してしまうのなら、蘇生しても動けないようにしてしまえば良い。
「再生不能まで、追い込みですね!」
生成された錬金毒を帯びた剣で、サティーは数度デザイアモンスターを切り裂く。
デザイアモンスターの蘇生能力にも限界がある。ついには蘇生も出来なくなり、錬金騎士とロボット、そして魔法少女の連携の前に動きを止めた。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
エアリィ・ウィンディアお母さんのシル(h01157)と一緒に。
今日はオフの日ー。
お母さんと一緒にお散歩と買い物してたら…。
…√移転しちゃった。
この感じはマスクドヒーローかな?
なんだか騒ぎが…。
お母さん、ちょっと行ってきま…す?
え?一緒に行くって?
まぁ、お母さんだから大丈夫かな。
走って現場へ急行!
プリティジェイドを発見したら、敵との間に割り込んで精霊刃を一閃!
大丈夫?怪我はない?
え、おかあさん?
そだね。敵の数を減らさないと危ないもんね。
オーラ防御を魔法少女へ付与してから前線へ。
それじゃ行ってきますっ!
使うのは六芒星増幅術精霊斬!
速度強化を行ってダッシュで接近し、
六芒星精霊収束斬でずばっと一撃っ!
さ、まだまだいくよ!
シル・ウィンディア娘のエアリィ(h00277)と一緒に。
娘の呼び方は「エア」と呼びます。
いつもと違う道を歩いたら、なんだか様子が?
ホテルとかあったっけ?
騒ぎが起きている?
エア、わたしも行くよ。
自衛はできるからそこは心配しないで。
エアと同じ位の年の子?
これは戦い慣れてないか。
エア、この子は任せて。
あなたは打ち漏らしの無いように気を付けてね。
プリティジェイドの方へ行って援護を。
世界樹の翼で武器受けをして、風精剣を2本飛ばして迎撃を行うよ。
まずは、緊張を解こうか。
がちがちになったら本領発揮はできないから。
大丈夫。
守りたい気持ちと無理しないことを意識したら大丈夫。
それに…。
ここにはあなた以外にも戦える人がいるから、ね。
●駆けつけた精霊の刃
醜い姿をしたデザイアモンスターが唸り声を上げると、近くにあったシャンデリアまでもが新たなデザイアモンスターに変わる。
そして、その腕がまさに魔法少女に振り下ろされようとした時だった。
「大丈夫? 怪我はない?」
そこに割り込んで、精霊刃がデザイアモンスターの一撃を受け止める。エアリィ・ウィンディア(精霊の娘・h00277)だ。その後ろには、シル・ウィンディア(精霊の娘の導き手・h01157)の姿もある。
同じ年頃の少女を安心させるように、エアリィは元気に微笑んだ。
何故、このようにタイミングよくエアリィがやって来たのか、それにはわずかに時間をさかのぼる。
●守る言葉と精霊の剣
いつもの道を1本間違えただけで、見知らぬ光景に出くわした。
その日、シルとエアリィの親子は、オフの日に散歩と買い物を楽しんでいた。
だが、どこに隙間があったのか、2人は√移動を果たしてしまったのだ。
「なんだか様子が? ホテルとかあったっけ?」
(……√転移しちゃった。この感じはマスクドヒーローかな? なんだか騒ぎが……)
Ankerであるシルが道を間違えてしまったのかと思案する一方、√能力者であるエアリィは正しく異世界移動してしまったこと、そしてここがどの世界であるかも理解していた。
オマケに何かしらの戦いが起きていることも。
エアリィが真っ先に考えたことは、シルの安全だ。√能力者にとってAnkerが帰るべき場所であるというのもあるが、それ以前に大事な母親なのだ。
しかし、それには及ばなかった。
「騒ぎが起きているの? エア、わたしも行くよ」
「え? 一緒に行くって? まぁ、お母さんなら大丈夫かな……」
たしかに√能力者は強大な力を持っているが、Ankerが必ずしもそれに劣る訳ではない。こと、シルの場合は、エアリィの師匠でもある。その実力は下手な『簒奪者』相手でも十分戦えるし、戦い方次第で娘ににも引けを取らない。
「エア、この子は任せて。あなたは打ち漏らしの無いように気を付けてね」
こうして、シルとエアリィの母娘は、戦場と化したホテルのラウンジにやって来た。
そして、時間は冒頭に戻る。
「そだね。敵の数を減らさないと危ないもんね。それじゃ、行ってきますっ!」
元気いっぱいにエアリィは飛び出し、シルはそれを見送る。
そして、娘と大差のない年頃の魔法少女に対して、シルは優しく声をかけた。
「まずは、緊張を解こうか。がちがちになったら本領発揮はできないから」
「は、はい……」
魔法少女現象の話など知らないシルだが、おおよそ魔法少女の身に起きたことは察しがついた。
急に身に余る力を手に入れ、そのうえ理不尽に暴れる悪を見て、飛び出してしまうのも無理はない。だから、決して悪い子ではないのだろう。ちょっとやり方が分からないだけだ。
「大丈夫。守りたい気持ちと無理しないことを意識したら大丈夫。それに……ここにはあなた以外にも戦える人がいるから、ね」
「そう、ですね。承知しました」
シルの言葉に深く頷く魔法少女。
一方、|エアリィ《娘》は|シル《母》の言葉通りに、勇ましく、そして冷静に剣を振るっていた。
「世界を司る六界の精霊達よ、あたしに力を……!」
エアリィの魔力剣に精霊たちの力が集まっていく。そして、魔法陣で束ねた魔力で、エアリィはデザイアモンスターを切り裂く。
「さ、まだまだいくよ!」
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
第3章 ボス戦 『「プラグマ幹部」カニス将軍』
POW
幹部流戦闘員指揮
半径レベルm内にレベル体の【プラグマ戦闘員】を放ち、【戦闘員の頑張り】による索敵か、【戦闘員の格闘】による弱い攻撃を行う。
半径レベルm内にレベル体の【プラグマ戦闘員】を放ち、【戦闘員の頑張り】による索敵か、【戦闘員の格闘】による弱い攻撃を行う。
SPD
ムーンブレイド連撃
【虚月輪】による牽制、【絡み付く月の光】による捕縛、【月蝕斬】による強撃の連続攻撃を与える。
【虚月輪】による牽制、【絡み付く月の光】による捕縛、【月蝕斬】による強撃の連続攻撃を与える。
WIZ
金狼変身
【ゴールデンウルフプラグマ】に変身する。自身の【装甲と近寄りがたさ】が2倍になり、新武器【月光煌星砲】を入手する。
【ゴールデンウルフプラグマ】に変身する。自身の【装甲と近寄りがたさ】が2倍になり、新武器【月光煌星砲】を入手する。
√能力者たちの活躍によって、デザイアモンスターは退けられた。そうして、√能力者たちが一息つこうとした時だった。
いきなり、ピアノの旋律が流れてくる。どこかもの悲しく、その一方で力強い曲だ。
「……これは、モーツァルトの『レクイエム』……そのピアノアレンジでしょうか?」
音楽に造詣の深いプリティジェイド――翡翠が言い当てる。
そして、√能力者たちが音のする方を見ると、そこにはホテルのピアノを用いて演奏する軍服風の衣装に身を包んだ少女の姿があった。
演奏を終えた少女は立ち上がると、月光を思わせる光を宿したサーベルを、翡翠に突きつける。
「運が良かったな、魔法少女。だが、デザイアモンスターのためには、お前には死んでもらわなくてはいけない。我はプラグマ幹部、カニス将軍。喜べ、貴様には祝福をくれてやる」
デザイアモンスターは、希望の力を動力とする半自動兵器のような怪物だ。とりわけ、魔法少女に覚醒したものの心は莫大な動力になるのだという。
聞かれてもいないのに、カニス将軍は丁寧に自分の作戦の内容と意図を説明する。
カニス将軍は、自分が与える苦しみを「祝福」と称し、世界中に「祝福」を与えようとする危険人物だ。そのために、デザイアモンスターを利用しようというのだろう。
「邪魔立てするのなら、貴様たちから相手にしてやろうか……ん? なんだ、それは?」
悪の組織の幹部を√能力者たちが迎え撃とうとした時だった。当の幹部が、怪訝な顔をしている。
その視線の先には、小ぶりなキーボードのようなアイテムを持ったプリティジェイドの姿があった。
「皆様、私がどう戦えばいいのか、分かりました。改めて、一緒に戦わせてください」
魔法少女プリティジェイドの瞳には、さっきまでの気負いはなかった。純粋に助けてくれた√能力者の力になりたい、自分が何をすればいいのかを理解した面持ちだ。
新しく生まれた仲間と共に、プラグマの陰謀を打ち砕く時だ!
――――――――――――――――――――――――――――――――
2章クリア、お疲れさまでした。これよりボス戦となります。
相手はプラグマ幹部の少女です。
カメラが切り替わるため、割とおなじみな、良い感じに広い街中の広場での戦闘になり、特に障害物はありません。幹部を守るように戦闘員も数人いますが、脅威度は高くありません。
プリティジェイドは、サポートアイテム、ジェイドキーボードを手に入れました。これによって、味方である皆さんに「攻撃力上昇」「回復能力」「飛行能力」のいずれかを付与することが可能になりました。
プレイングボーナスは「プリティジェイドの支援を受けて戦うこと」です。
最後に、希望者がもしおりましたら、今回の魔法少女、綾小路・翡翠のキャラクターとして使用できる権利を最終章完結時に、2章までに参加されたプレイヤー様のお1人に渡すことが出来ます。
希望する場合はプレイングの冒頭に「★」マークをつけてください。
複数希望があった場合、プレイングでの絡みなどを元に、総合的に判断いたします。
誰に配布したかは、リプレイをご確認ください。
それでは、プレイングをお待ちしております。
エアリィ・ウィンディアお母さんのシル(h01157)と一緒に。
キーボード?
音楽系ってことかな。
うん、お母さん!それじゃ行ってきまーすっ!!
空中移動で上空へ舞い上がって、上から精霊銃を乱れ撃ちっ!
牽制・援護を行いつつ多重詠唱を開始。
限界突破まで魔力溜めを行うと同時に√能力の詠唱を開始。
詠唱しながら高速移動で敵に張り付いて精霊刃で攻撃。
出来るだけダメージは負いたくないけど、多少の無茶はっ!
抜けられないように頑張るけど…。
抜けられたっ!?
…あれ?吹っ飛んで帰ってきた。
…今がチャンスっ!
高速移動で敵に最接近して、全力魔法の六芒星精霊収束砲・零式!
攻撃力上昇の援護ももらって…。
あたしの全力全開、遠慮せずもってけーっ!!
シル・ウィンディア娘のエアリィ(h00277)と一緒に。
娘の呼び方は「エア」と呼びます。
エア、後ろは任せてしっかり戦ってきなさいっ!
わたしはプリティジェイドの近くで護衛を行うよ。
風精剣を2本敵の方へ飛ばしてエアの援護を行うよ。
エアの攻撃に対処するなら風精剣で援護攻撃。
敵が接近して来たら、プリティジェイドの前に立ってカバーに入るよ。
世界樹の翼で武器受けして、少し力を抜いて相手の体を泳がせてから、思いっきりぶん殴ってふっ飛ばすよ。
さ、エア。後は任せるね。
エアの大型砲撃後に回復能力を借りてオーラ防御で娘を覆って回復能力を乗せて回復だね。
プリティジェイド、なれない力でよくやったね。
エアもお疲れ様。
よく頑張りました。
●戦場は激しく奏でられる
シルとエアリィが魔法少女を守るように立つと、その周りをずらりと数10人はいようという戦闘員が囲んでいた。
プラグマ幹部たる『簒奪者』は、もう半分勝った気でいるようだ。もし、彼女が外星体同盟の刺客――サイコブレイドから話を聞いていたら、このような余裕はなかっただろう。
かの名高い殺し屋ですら、この母娘相手には幾度となく、苦汁を舐めさせられているのだから。
「エア、後ろは任せてしっかり戦ってきなさいっ!」
白銀の長杖を手に、|母《シル》は|娘《エアリィ》に微笑みかける。圧倒的多数の敵に囲まれながら、彼女の表情に恐れはない。娘の才能を信じているのだ。
エアリィも、母に魔法少女の守りを任せると、マントに宿る風の精霊に魔力を送る。
すると、エアリィの身体はふわりと宙に浮いた。
「うん、お母さん!それじゃ行ってきまーすっ!!」
小型の精霊魔力銃を手に、エアリィは元気よく飛び出す。
『簒奪者』は空を翔けるエアリィを迎撃しようと、魔力の円盤群を放ってくる。
しかし、エアリィは一発一発を見極め、正確に魔力銃の引き金を引いた。空中で精霊と月の魔力がぶつかり、弾け、幻想的な閃光が幾重にも咲いた。
「ギギギ、ギィッ!」
一方、地上では唸り声を上げながら、戦闘員たちがシルを取り囲む。
シルが杖に魔力を集めると、杖頭の花は咲き、風翼が開く。戦闘員の攻撃を軽く受け流し、短剣を投げて、空中の娘の支援もこなす。
こう見えても、シルはダンジョンから無事に帰還できる程度の鍛錬を積んでいる。
プラグマの戦闘員と言えど、シルを容易に突破できるものではない。
●力を重ね、勝利を掴め
ウィンディア母娘とプラグマの戦いは熾烈なものだった。だが、一見拮抗しているかのように見える戦いの影で、エアリィは決着をつけるための準備を進めていた。
「出来るだけダメージは負いたくないけど、多少の無茶はっ! 六界の使者よ、我が手に集いてすべてを撃ち抜きし力を……!!」
エレメンタル・シューターが限界まで魔力を蓄積したことを告げる。それをきっかけに、エアリィは精霊刃を手に『簒奪者』との距離を詰めようとする。
しかし、『簒奪者』もエアリィの狙いに気付いたようだ。近づかせまいと、月光の刃で迎え撃ってくる。
「抜けられないように頑張るけど……抜けられたっ!?」
逃れた『簒奪者』は、直接魔法少女を捕らえに走る。そして、そのまま魔法少女を守るシルを切り捨てようとした時だった。
白銀の長杖が月光の刃を受ける。
ぶつかり合ったのはほんの一瞬。
「え?」
「さ、エア。後は任せるね」
シルがスッと力を抜くと、『簒奪者』は大きく体勢を崩す。
そこへシルは渾身の力を込めて杖を振り、『簒奪者』の身体を吹き飛ばした。
当然、その先にいるのはエアリィだ。
「……あれ? 吹っ飛んで帰ってきた……今がチャンスっ!」
一瞬きょとんとしたエアリィだったが、すぐに状況判断を行う。視線の先にいるのは、魔法少女だ。
「音楽系だったよね。よろしくっ!」
「はい、かしこまりました!」
魔法少女がキーボードを鳴らすと、精霊銃の輝きが一層強くなる。
「これがあたしの奥の手っ! あたしの全力全開、遠慮せずもってけーっ!!」
輝きが戦いの場を照らす。
六属性の精霊に、魔法少女の力が上乗せされる。その圧倒的な力の奔流は、大地を貫き、『簒奪者』を飲み込んでいった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
【ライフセイバーズ】
『「プラグマ幹部」カニス将軍』から翡翠ちゃんを守る
「デザイアモンスターを利用し翡翠ちゃんの身を脅かし命をエネルギーに変えて利用しようだなんて許せないでしょ、人の命はその人のものよ、人権第一ロボトロン、ゲキオコです
サティーちゃんの指示に従い身をもって戦闘員の攻撃をボディー盾にしても投げ飛ばし排除するわよっ!
「やっぱりあんた達幹部が絡んでくるのね、プラグマっ悪の親玉っ魔法少女の未来を闇で閉ざす悪魔のごとき邪悪な秘密結社、あんたらの望みは断ち切る、必ずあたい達撃退してみせるんだから、
覚悟するのね』
あっ翡翠ちゃんのサポートは【飛行】でいっかな、追従して空中自在な盾にもなれそうじゃん
サティー・リドナー【★】
【ライフセイバーズ】
デザイアモンスターの習性を利用し悪事で魔法少女を亡き物、エネルギーに献上人の命なんだと、コモエちゃん守ろう
シェイドもまず自らの身の安全を第一に幹部の戦いは、私達に任せてサポートに徹して頑張って
シェイドのサポートは、敵のルート能力の近寄りがたいに対抗するため【攻撃力上昇】でお願いです
咄嗟に引き離されも空中自在に追撃し
【スターダスト】にルート能力【相乗飛翔箒】で翡翠ちゃん同乗させ
さらに能力上昇よ
コモエちゃんは、もしシェイドが狙われ攻撃されそうな不測の事態になったとき身を盾にしてでも守ってね
特に戦闘員の増加不意打ち時に
まだサポート以外の魔法の力の扱いを
攻撃手段には目覚めてないでしょうから
幹部は、ルート能力【キャンサーバトルフォーム】で素早さと攻撃反射して砲をジャイアントシザーキャンサーで両断
その後本体を真っ二つにしてよ!
これからも
翡翠ちゃん自身で頑張っていけそうかな、今後もどうしても助けが必要なら、私を呼んでね
これで大切なお友達になったから
と去り際伝えたい
●怒りを胸に、空を翔けろ
『簒奪者』は周囲の邪悪なインビジブルの力を集め、自身の傷を癒やす。その姿はやがて、金狼の半獣人へと変わっていった。
一方、戦闘員と前哨戦を行っていたサティーとコモエも、まだまだ勢いに衰えは見えない。むしろ、この程度なら体が温まって、ちょうどいいというもの。
「やっぱりあんた達幹部が絡んでくるのね、プラグマっ!」
「デザイアモンスターの習性を利用して、魔法少女を亡き物にする。そして、怪物にエネルギーを捧げるとか、人の命なんだと思っているんですか!」
怒りに燃えるサティーとコモエ。
しかし、『簒奪者』は組織の幹部らしく、冷笑で返してくる。
「フッ、全てはプラグマのために。むしろ、魔法少女の力を役に立ててやっているのだから、感謝するべきだろう」
『簒奪者』の態度に、2人はこれ以上の問答は無用と判断した。
「コモエちゃん、守ろう。サポートよろしく。翡翠ちゃん、乗って」
「はいっ! コモエさんも一緒に」
そう言って、サティーは箒型の竜漿兵器を取り出し、魔法少女を後ろに乗せて跨る。戦闘員の数はまだまだ多いが、基本的に格闘戦が得意なものばかりだ。こうしてしまえば、そう簡単に手出しはできない。
そして、魔法少女がキーボードを鳴らすと、コモエの体を光が包み、すっと浮き上がる。
「これなら追従して、空中自在な盾にもなれそうじゃん」
コモエは嬉しそうに軽く宙返りを決める。元々、ノリが良い性格なのだ。
だが、悪の組織に対しては、話が違う。
「魔法少女の未来を闇で閉ざす悪魔のごとき邪悪な秘密結社、あんたらの望みは断ち切る。必ずあたい達が撃退してみせるんだから、覚悟するのね」
こうして、3人は空に飛び上がり、戦闘員軍団に挑む。ここからは3人の協奏曲だ。
●簒奪者を討つメロディ
「一心同体、風になれ、疾風の矢の如く」
竜漿兵器スターダストは、その名のごとく、星のように空を舞う。
サティーは空中から勢いよく急襲を仕掛け、詠唱錬成剣を振るった。|創成の錬成師《ヒラメキマイスター》の名は伊達ではない。
魔法の箒と合わせて振るいやすい、長くて軽量の刃で、次々と戦闘員を倒していく。
そして今回については、それだけではない。
「翡翠ちゃん、サポートお願いです」
「はい、かしこまりました」
魔法の箒に相乗りする魔法少女が、キーボードを鳴らす。すると、詠唱錬成剣に光が宿り、威力を増していく。
錬金騎士と魔法少女の連携により、最初は圧倒的な数を誇っていた戦闘員たちも、次々に数を減らしていく。
さらに、怒り心頭のコモエだって負けてはいない。
「デザイアモンスターを利用して、翡翠ちゃんの身を脅かし、命をエネルギーに変えて利用しようだなんて……そんなの許せないでしょ」
コモエには、過去の記憶というものがない。だが、コモエを含めて、ロボトロンという存在は、かつて子供たちを守るために造られた。
だからこそ、子供の命を奪い、利用しようとする悪の組織のことは許せない。
そして、子供たちを守るためならば、どこまでだって力を出せる。
「コモエさん!?」
魔法少女を狙って、戦闘員が凶刃を閃かせる。しかし、それをコモエは恐れることなく、宙を走り、自分の身体を盾にして防ぐ。
自分の身体は修復できるが、女の子の傷は戻らないのだ。
そして、逆に戦闘員を引っ掴むと、そのまま投げ飛ばす。
「人の命はその人のものよ。人権第一ロボトロン、ゲキオコです」
やられていく部下に対して、『簒奪者』はいら立ちを隠せない。
そこで、魔力の円盤群を魔法の箒に放ってくる。二重三重にと刃が張り巡らさて、そう簡単には抜けられそうにない。
その時、サティーが切り札とも言える錬金術を発動させる。
「我が錬金術で竜漿石よ、姿を変え身に纏え」
巨蟹座の力がサティーを覆い、戦装束に変わっていく。見た目にも防御力が上がったように見えるが、それだけではない。反応速度も上昇する優れものだ。
その速度で、円盤群を突破していくサティー。
かわし切れず、いくつかの円盤が装甲に当たるが、それは巨蟹座の力により、『簒奪者』へとはじき返される。
「さぁ、真っ二つにするよ!」
巨蟹座の力がサティーに与えるのは、戦装束だけではない。蟹のハサミを思わせる巨大な武装も共に現れる。
錬金のもたらす武装の力は圧倒的だ。魔法少女の力も上乗せすれば、プラグマの幹部たる『簒奪者』とて、それを止めることはできない。
「プ、プラグマに栄光あれーっ!」
こうして、この事件は終演を迎える。
そして、それは1人の魔法少女の覚醒の瞬間を守りぬいた、√能力者たちがもたらした勝利だった。
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵 大成功
●アンコール、夕空の下で
光が収まり、張りつめていた空気がほどけていく。
気付けば空は赤く染まり、夕方が近づいていた。そうして、シルは愛する娘と、戦いを終えた魔法少女に優しく笑いかける。
「プリティジェイド、慣れない力でよくやったね。エアもお疲れ様。よく頑張りました」
先ほどまで苛烈な戦いに身を晒していたが、やはりまだ幼い少女たちだ。エアリィも魔女少女も、年相応の表情を見せる。
「翡翠ちゃん、自分で頑張っていけそうかな? 今後もどうしても助けが必要なら、私を呼んでね」
「良いんですか?」
サティーの言葉に、魔法少女は戸惑ったように返事をする。助けてもらった手前、遠慮があるのだろう。
だが、サティーはそんな魔法少女に、笑顔で答える。
「これで大切なお友達になったから」
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判定の結果、サティー・リドナー様(人間(√EDEN)の【創成の錬成師】錬金騎士・h05056)が「魔法少女プリティジェイド/綾小路翡翠をAnkerとする権利」をお渡しすることとなりました。
どうぞよろしくお願いいたします。