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燃ゆるは正義

#√マスクド・ヒーロー #デザイアモンスター #魔法少女現象 #断章執筆中

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●燃ゆるは正義
 私には、すきな人がいます。ちいさい頃はいじめられっ子だった私を、必ず助けてくれた幼馴染。
 小学校に入る前に遠くの街へ引っ越ししていった彼に憧れて、柔道を習うようになりました。
 どうやら私は才能があったらしくて、力もついてあっという間に背も伸びて、大抵の同じ年の男の子なら軽々と投げ飛ばしてしまえるくらいには成長しました。
「祥香、オレのお気に入りやるよ! だから泣くな!」
 引っ越すその日、逢えなくなるのがさみしくて泣いてばかりだった私に、彼がくれたのは特撮ヒーローのキーホルダー。
「でも、これだいじなものでしょ?」
「だからお前にやる! オレがいなくても、祥香を守ってくれるから!」
 いつか彼にまた逢えた時、胸を張ってこのキーホルダーを返せる立派な人間で居たい。
 ――そう、思っていたから。

 偶然友達と遊びに来ていた桃の花のお花見会場。こども向けに開催されているヒーローショーを眺めていれば、私は赤く揺らめく炎の花弁のような衣装に身を包んでいました。
 桃の花が満開のなかで逃げ惑う人々、泣きだすこども達、それから本物のこわい怪物の群れ。
 この場に駆けつけてくれるヒーローはまだ居ない。なら、
「……私が、皆を守らなくちゃ!」
「祥香、ひとりじゃ無茶だよ!」
 不安そうに声を震わせる友達に、私は笑います。
「大丈夫、だって私、強くなったんです!」
 そうだよね、と。腰にくっついたお守りのキーホルダーをそっと撫でて。

●果たすは約束
「えっと、はじめまして。星詠みの鈴綺羅 こばとって言います」
 よろしくお願いします、と地味な印象の娘――鈴綺羅・こばと(peace sign・h05364)が頭を下げる。それから、挨拶はこれで十分と言ったように説明を始めた。
「√マスクド・ヒーローで起きてる、|魔法少女現象《プエラマギカ・フェノメノン》を、あたしも予知しました。中学三年生の女の子が魔法少女に覚醒すると、彼女を襲う怪物が現れます。それを退治して、その子を保護してあげてください。その子の名前は、|猪頭 祥香《いのがしら しょうか》さんって言います」
 タブレットに表示された資料には、彼女が柔道の有段者であることが書かれている。そして、とある地方都市の広い公園で開かれる桃の花のお花見大会の公式サイトのページが転載されていた。
「この会場でヒーローショーが行われてて、彼女も偶然その場に居合わせます。その時に魔法少女現象が発生して、怪物――デザイアモンスターの群れも現れちゃって……」
 つまり、彼女を保護しつつ一般人の誘導も必要ということだろう。
「祥香さんは正義感が強くて、一般人を守ろうと積極的に戦おうとするみたいで。怪我しないように、戦い方を教えてあげたり守ってあげてほしいんです」
 多分、すごくいい子なんです。そう呟いて、こばとは続ける。
「デザイアモンスターを全部退治したら、そいつらに祥香さんを襲わせたボスの怪人が出てきます。その怪人も倒したら、落ち着いて保護できるから」

 必要な説明を終えたなら、星詠みの娘は考えこんだのちに口を開く。
「きっと祥香さんには、これから支えてくれる人が必要だから。皆さんが助けてあげてくれたら、いいなって思うんです。だから、よろしくお願いします」
 たどたどしく告げる娘は、自らの鋼の四肢をそっと撫でた。
これまでのお話

第3章 ボス戦 『マスク・ド・ハムダーン』


POW |我流剣術《柔肌を切り裂く感触が堪らない》
【妖刀村正】が命中した部位を切断するか、レベル分間使用不能にする。また、切断された部位を食べた者は負傷が回復する。
SPD |真っ向から竹割《お前の腸を見せてくれ!》
【縮地からの渾身の一刀】による高命中率の近接攻撃を行う。攻撃後に「片目・片腕・片脚・腹部・背中・皮膚」のうち一部位を破壊すれば、即座に再行動できる。
WIZ グリードジュエルよ俺を導けぇ!
命中する限り「【輝くグリードジュエルから放たれるビーム】による攻撃→技能攻撃→[輝くグリードジュエルから放たれるビーム]攻撃→技能攻撃」を何度でも繰り返せる。技能攻撃の成功率は技能レベルに依存し、同じ技能は一度しか使えない。
イラスト ぎんぼし
√マスクド・ヒーロー 普通11