くらがり

【1:1】どこかのくらがり #7

ダゴール・トムテ 3月31日21時

街の中だか、森の中だか、あるいは屋内。
あなたはどこかのくらがりを訪れる。
休もうとして、逃げようとして、あるいは何かに誘われて。

気づけばとなりに、せいたかの人影が立っている。
よかったらお話をしませんか。
お前の願いを叶えましょう。

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・どなたも歓迎の1:1RPスレッドです。
・「場所」「おおよその時刻」を設定してRPでお入りください。
 悪い妖精が願いを伺いに参ります。
・最初のレスから1か月経過するか、20~30レスを目安に終了します。
七・ザネリ 4月1日19時
おー。胡散臭いの。(よっ、と。暗がりに向けて手を上げる。それから、ちょいちょいと手招いた。)いい時に来たじゃねえか。暇だろ?ツラ貸せ。
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ダゴール・トムテ 4月1日21時
お互い様だ怪しいの。(招かれるままに闇から進み出たのは、とんがり帽子の痩躯) 呪術か魔術か知らねえが、こんな深い森で火遊びすると本当に|効いちまう《・・・・・》ぜ。
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七・ザネリ 4月1日22時
効いてもらわねえと困る。4月は、アレだ。今年はいつだったか、なんだかの夜があるらしいじゃねえか。それまでに用意しねえと。(足元には、如何にも、といった材料が散らばっている。男の手元には分厚い本、火の消えた蝋燭が等間隔に並んでいる。)
あんた、どっちなら得意だ。呪いか、いや、腐っても妖精、魔術の方か?
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ダゴール・トムテ 4月2日15時
ワルプルギスナハトか。悪魔に頼み事でもすんのかい?オレを頼って貰えないとは、つれないね。(妖精は指で作った輪の内側から、散乱した儀式道具を覗き込んだ) 腐ってもってなんだよ。まあお察しの通り魔術の方が多少心得てるかな。どちらにしても、齧ったような知識しかないが。
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七・ザネリ 4月2日23時
俺はあんたが煙草と火を用意してるところはみたが、もしかしたら手品だったんじゃねえかと疑ってもいてね。なんだ、頼ったらどこまでしてくれるんだい、善良な妖精さんよ。(相変わらず、自分とは一歩違う場所にいるような男だ。揺らす帽子の毛束を目で追いながら、足元の蝋燭を足で蹴り倒す。)生憎、おれはからきしでね。この手順の通りに進めても、まったく変化がねえ。飽きた。あんたなら出来るか?
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ダゴール・トムテ 4月3日11時
いつだってオレはオレができることをしてやるさ。だが、できるからって安易に手を出しちゃいけねえこともある。(倒れた蝋燭をひとつ手に取って、指先一つで灯りをつけた。蝋を数滴土の上に落とすと、その上に立てる) 低級なインプとかならともかく、素人がうっかり本物でも喚んじまったら何を獲られるかわかんねえぞ。毎年のにわか魔術師失踪原因ナンバーワンだ。”季刊ソロモンの鍵”に書いてあった。……で、何がしたかったんだ?
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七・ザネリ 4月3日22時
面と言動に反して、良識があるのが気に食わねえ。(率直な感想を申し上げ、くらい森ぶ灯った灯りを見つめる。)ババア曰く、その夜に花を配り歩きたいんだと。前回手土産のセンスがないと散々好き勝手言われたことを根に持ってるらしい。ようするに俺は使い走りだ。(手にしていた本は『初心者でもわかる!キルケ―の薬学』と書かれている。が、男には読めていないようだ、逆さに持っている。)ここを花畑にしてやる意気込みできたが、蝋で地面を汚すのが上手くなった。
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ダゴール・トムテ 4月4日12時
ダハッ!(妖精は腹を抱えて吹き出した) よく人の面のことを言えたもんだ!アンタがお花畑とは!(いつもの奇妙な笑い声とは違う、本当に愉快そうな声。ひとしきりヒーヒー言ったあと、本を持っている貴方に手を差し出す) やれやれ。その婆さんも、アンタに頼む等は相当センスがある――貸しな。
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七・ザネリ 4月4日23時
……クソが(一頻り笑われている間にも、悪足掻きをする。人工的に作った水たまりの上に、赤い花びらを4枚、誰かの毛束で四回叩いて。蝋燭を灯す。)(静寂。)
散々笑わせてやったお陰で、手伝わせるのにも罪悪感がないな。(だいぶあったまってきたので、破ってしまう前に逆さの本を投げてよこす。)なあ、あってるだろ。
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ダゴール・トムテ 4月5日14時
おい、本は丁寧に扱え。(苛立つ貴方の調子など気にも留めない様子で本を受け取り、鼻唄交じりに頁を捲った) Uhh…花を咲かす術。……ああ、あった。”春の隆盛”の魔法。これならオレも試したことがある……あン?(紙の上をなぞる指が止まる。怪訝な顔で並ぶ道具を見回して、顔を上げた) ザネリお前、どこ読んでたんだ?全然違うじゃねえか。
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七・ザネリ 4月5日21時
そんなわけねえ、あのババアがこのページの通りにやれば良いと、そう言った。………確か。(男が真剣に行っていた手順は、初心者にも分かり易いようにイラストが描かれている。『生意気な隣人のディナーをバナナクリームパイに変えるには』挿絵の最後には怒ったネズミがフォークを握りしめている間抜け姿。)なんだ、あんたができるなら話が早い。教えろ。……あんたがやっちまったら俺の成功体験が薄れるからな、
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ダゴール・トムテ 4月5日22時
なんでオレは大きなお子さんがくずらないように機嫌を取りながら、根気強く遊びに付き合わなきゃならんのだ?親御さんが見たら泣いちまうだろうな、情けなくて。(妖精は杉の葉のクッションの上に座った。これみよがしに吐いたため息がろうそくの火を揺らす) おら、毛の束やらなんやらを退けろ。そんなおどろおどろしいもんはいらねえ。こいつを撒いて土を清めるんだ。(紐で結んだ布袋を放り投げる。中身は真っ白な白い粉)
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七・ザネリ 4月6日09時
あ?ガキがどこにいる。妖精さんにしか見えねえようだから優しくしてやれよ。ガキが泣いたら親が飛んでくる。(枯れ葉の上に座る気にはならない。ヤンキー座りをしてもコートが地面に着く。舌打ちをした。)あ?使わねえのか、コレ、手に入れるのにひと悶着あったっていうのによ。…………なんだ。コレ(袋の中を覗くと、白い粉。)お前、………幸せって、そういうことかよ。
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ダゴール・トムテ 4月8日15時
(今度のため息は地面に向けてではなく、貴方の方へ吐き出された)バカタレ。頭の中じゃなくて土の上に花を咲かせよ。……そいつは骨の粉末だ。今回は動物のもんしか入ってないから安心しな。
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七・ザネリ 4月8日21時
なんだよ、期待に応えろ。(白い粉をテキトーに辺りに撒く。半分ほど撒いてからようやく妖精さんの顔色を伺った。)なんだ、人骨が混ざってちゃいけねえのか?
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ダゴール・トムテ 4月9日15時
(怪訝な顔を返す)妖精なりの配慮だったんだが……お前や婆さんが同類の骨で咲いた花を差別しねえならなんでも構わんよ。ここには”聖人の骨”って書いてあるが……ありゃ魔術師どもが競って値を上げるせいで、今や王様も買えないほど高い。まあ代用品でも十分効果はあるさ。えーっと次……”ミミズ5匹の上に土を盛る”。
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七・ザネリ 4月9日22時
いや、死体が埋まってると、綺麗に咲くらしい。興味はある。(そういった男の顔を歪む)あ?聖人の骨?そりゃ、大変だ。妖精を探すよりかったるい。(手袋をしたままの指で、土を掘り始める。素手では無謀と分かったのは、吸い殻がまたひとつ地面に落ちてからで。)……爆破する。少し離れてくれ。
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ダゴール・トムテ 4月10日15時
へえ、初耳だ。次があれば人骨を用意しておこう、オレも興味が――待て、せっかく撒いた骨まで散っちまうだろうが。掘らなくてもそこのでかい岩どかせばいくらでもいる。それと……(立ち上がりすべての吸い殻を拾うと、) 落とし物だ。(貴方のポケットへ突っ込んだ)
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七・ザネリ 4月11日21時
岩のしただぁ?そんなところに嫌がったら苦労しないだろう。(岩をひっくり返そうと大股で移動する。片手で持ち上げようして、)…………。(口元のよすがを咥え直してから両手でひっくりかえす。)………お。
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七・ザネリ 4月11日21時
おい、居たぞ。(嬉々としてミミズを集める成人男性 ポケットに落ちた吸殻にも気が付かない) 居た。(つまんだそれを握って戻ってくる。)
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ダゴール・トムテ 4月12日11時
……よかったねぇザネリちゃん。(呆れた顔で、貴方の手の中で蠢くミミズを見下ろす) そしたらその子たちここに置いて、土被せてあげられるかな?先生もお手伝いする?(普段よりもワントーン高い声)
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七・ザネリ 4月13日11時
あ?出来る。(言われた通りにミミズを置くと、丁寧に土を盛り始める。楕円形の小さな墓にもみえるものが、5つ出来上がった。)…それで、線香でも立てんのか?
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ダゴール・トムテ 4月14日11時
いや。山から山へ、ひとつまみずつ土を移動させろ。たぶん受粉のメタファーだなこりゃ。そして……土の上で踊る。(膝の上の魔術所に目を落としながら、真顔で)
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七・ザネリ 4月15日06時
ひとつまみずつ?最初からそうすればいいだろうが、めんどくせえな。(ひとつまみ。どのくらいだ?などとブツブツ文句を吐きながらも、言われた通りにしている。)んで、……………あ?踊る?………………タンゴは嫌だ、それに一人じゃ無理だろ。あんたも立て。
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ダゴール・トムテ 4月15日14時
オレは別に婆さんが友達に笑われようが、お前が婆さんに叱られようが関係ないね。何が悲しくて男とステップ踏まなきゃならねえんだ。ほら、やれよ。(妖精は根が生えたように土の上で胡坐をかきながら、ニヤニヤ笑っている)
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七・ザネリ 4月16日04時
あのクソババア、話が違うじゃねえか。(表情管理を怠っている妖精殿を睨みつける。)
………酒も、クソデカい音楽もなしに、どう踊れってんだ。……………クッソが。
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七・ザネリ 4月16日04時
(腹をくくった成人男性のお遊戯会が始まった。)(のちのち)
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ダゴール・トムテ 4月17日15時
ダーッハッハッハッハッハ!!(妖精は腹を抱えて大爆笑。ローブに杉の枯葉をくっつけながら、地面を転げまわります)
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ダゴール・トムテ 4月17日15時
ヒーッ、ヒーッ!いや、お上手お上手!いいぞザネリ、お前がコメディアンを志すなら、いつでも観客に呼んでくれ!(惜しみない拍手を送ったのち、該当する魔術書の頁を見開いて貴方へ示した。素人に理解できないよう、詩に見せかけた迂遠な暗号で書かれてはいるが。どう読み取ったって、そこには”踊る”のdも書かれていない) 正しくは蝋燭を高く掲げて、「清き水 南の風 牛の祝福」と唱える、だな。
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七・ザネリ 4月19日23時
…………俺は思うんだが、ダゴール。冷たい鉄製の首輪をつけててめえを引き摺り回すか、日本刀でその長い耳をちょん切ってやるか、どちらがいいと 思う?俺は、まだ、お前が妖精だと信じて話してやってるんだ。お前の望む方にしてやりたい気持ちがある。
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ダゴール・トムテ 4月21日00時
kec-kec-kec...!! なんだ、笑えなかったか?すまんなぁ……妖精のお茶目がヒトと折り合いが悪いのは、昔からの伝統なんだ。(唐突に、影へ落ちるように地面の中へ消えた。かと思えば、頭上から声がする) そう怒るなよザネリ。いいステップだったぜ、ホントさ。まるで……ククッ。発酵チェリーを食べた栗鼠みたいだった。(見上げれば、太い枝の上に腰掛ける妖精の姿)
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七・ザネリ 4月23日00時
(ゆさゆさゆさゆさ)(先ほどまでのちのちとステップを刻んでいた足で木を蹴っている音)願いの対価ならば致し方ねえが、随分と過分にくれちまったようだからなあ、あ?クソが、…………ぜってえ読めるようになる、クソ、んでぇ?あ?次はなんだ?ムカつき過ぎて忘れた、もう一度言え、クソ妖精。
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ダゴール・トムテ 4月24日12時
(kec-kec-kec...!! 揺れる樹上でくるんとひっくり返って、脚だけで枝にぶら下がった逆さまの妖精が笑っている。遊具で遊ぶ子供のように。) 清き水、南の風、牛の祝福。蝋燭を高く掲げるのを忘れるな。これが太陽の|暗喩《メタファー》だ。
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七・ザネリ 4月25日22時
(こいつ今度こそ本当だろうな、という視線を数秒間浴びせた。後)
………クソ。(蝋燭を高く掲げることは忘れなかった。)
「清き水、南の風、牛の祝福」
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ダゴール・トムテ 4月26日15時
(貴方が呪文を唱えると、草木がざわざわと揺れ動きだした。遅れて、森の奥からあたたかい風が吹く。数拍の静寂のあと、足元が蠢き――土の下から顔を出した野の花たちが、一斉に開花した!)(中には摘むには適さない小さな花や地味な色のものも多いが、木立の隙間から今まさに覗いた月明りに照らされ、色とりどりがぼんやりと光る)
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七・ザネリ 4月27日12時
(居心地悪そうに、掲げたままの蝋燭の先を見つめていると、足元が何やら騒がしい。)
………。
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七・ザネリ 4月27日12時
………出来てるか?
(蝋燭を頭上に掲げたまま、座り込む。ミミズを埋めた場所が小さな花壇になっていた。)
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ダゴール・トムテ 4月28日15時
見ての通りだろ。(頭上から降ってくる声)
スミレ、タンポポ、カタクリ……そっちはユキワリソウか?なんとも花束にするには地味な花ばかりだな。オレは嫌いじゃないが。
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七・ザネリ 4月29日23時
(タンポポを、指先で恐る恐る突いてみる。触れた。)
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七・ザネリ 4月29日23時
おい、本当に咲いちまった。なあ、平気か、なんか取られるんじゃねえよな。(そう言いながら、近くの菫を摘み始める。)……前回は薔薇だの百合だのと一緒に手作りのキャロットケーキを添えて、下品だの若作りキャロットケーキだの言われて拗ねてたからな。可愛らしい花が良いんだと。
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ダゴール・トムテ 5月1日16時
さて、どうだか。摘まれた花が、花束の出来を気に入るか次第じゃねえのか。口説き文句に自信があるなら、若い女にやるみたいに優しく褒めそやしてやることだ。
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七・ザネリ 5月1日22時
(目線の位置に掲げた菫をじっと見つめる)
…………ちいせえな。
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七・ザネリ 5月1日22時
まあ、花を口説くのはお前を帰してからにする。また地面で這いつくばって笑われるのは御免だ。妖精。助かった。礼は何が良い。若作りのキャロットケーキでも届けてやろうか?
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ダゴール・トムテ 5月3日10時
前も言っただろう。対価はいらねえ。だが……”助かった”だけじゃちょっと足りねぇな。”ありがとう”と言ってくれ。kec-kec-kec!!
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七・ザネリ 5月3日15時
いや、俺の華麗なダンスで充分楽しんだよな。確りと根に持ってる。
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ダゴール・トムテ 5月7日13時
確かに楽しませてもらったが、素人芸でチップを巻き上げようなんてちょいと思い上がりがすぎるんじゃねえか。
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七・ザネリ 5月8日23時
チッ躍らせといて、素人芸だ?クソが………(ぶち。と茎を千切る音。くたりと首を垂らした花が文句を言っているように見えた。)
……ありがとよ!(しっしっと追い払う仕草は、感謝の言葉には似合わない。)
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ダゴール・トムテ 5月9日14時
kec-kec-kec!! まいどどうも。いつか本を逆さに読むコツを教えてくれよ。(猫のように降り立つと、後ろ向きに闇へと帰っていく。すっかりと姿が消えてから、捨て台詞だけを森へ遺して)( ” 煙草は、キチンとアスファルトの上に捨てるんだぜ ” )
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七・ザネリ 5月10日22時
クソが、……妖精が潜んでいそうなくらがりに向かって投げてやるさ!
(捨て台詞に噛みつくように返しても、暗がりの森の中では葉擦れの音が聞こえるだけだ。誰にも届かない舌打ちをひとつ。暫く憤ったまま悪態を垂れ流していたが。)
(空しくなったのか、魔女のために花を摘み始める。男の目下の目標は、誰もが驚く華麗なステップを覚えることだ。)
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ダゴール・トムテ 5月11日14時
(森のくらがりは数々の悪態も包みこんで、黙っていてくれる。やがて誰もが去ってしまうと、あとに残されたのは健気な花畑)

(――そして、暗がりは静寂を取り戻した)【〆】
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