まよいご横丁

まよいご 2人目

神楽坂・シノ 4月11日11時

■まよいご横丁。

本来の名前は菖蒲通り。
ぐねぐねと曲がりくねった道と複雑に入り組んだ細道のおかげで、入ったら二度と出て来ることが出来ないなどと噂をされている。

「こんにちは。迷子かな?」

そんな複雑な通りに店を構える女がいた。

■1∶1
■先着1名
■20レス前後
(10日不在で終わり。)
神楽坂・シノ 4月11日11時
(暖簾で隠れた店内。奥の方から声がした。)
迷ったのならばこちらにおいで。
休憩をして行くといいよ。
(白い腕があなたを手招く。)
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立花・翼 4月12日22時
(まよいご横丁、その名を知ってか知らずか。うろちょろするのが大好きな白と菫の少女は、今日もどこへと繋がるかも分からない散歩を楽しみながら――その通りに迷い込んだのだった)
あら、ずいぶんレトロなところに着いちゃったんだね。ふふ、今日はのんびりしたい気分だったから……誰か、いるの?(ふと通りがかった店から届いた声に、ふわりと迷い込むように店へと)
こんにちは、はじめまして。……休憩……ってことは、お邪魔しても?(ぺこりとお辞儀をすると、柔和な微笑みを浮かべつつ訊ね)
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神楽坂・シノ 4月13日11時
(あなたが店を覗くと、中には椅子が2脚に机が1つ置いてあるだけの場所だった。店内は薄暗い。)
はじめまして。君は迷子かな?
アタシはこの店の店主をしている神楽坂・シノだよ。このまよいご横丁にて迷った子を、道の外へと導くことをしているんだ。
まあまあ、中でゆっくりしていきなよ。お茶でも出そう。
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立花・翼 4月13日17時
(薄暗い店内へも特に怯むことなく歩を進める。問いにそうね、と口元に指をあてて、少し迷うような顔で)そうね、きっと迷子なんだと思うわ、楽しい迷子!……よく、歩いているとよくわからないところに迷い込んでしまうの。
案内してくれるの、それなら安心だわ、ありがとう!……お茶!?いいの?(お茶、との言葉にぱぁっと顔を輝かせ。日本茶、紅茶、ハーブティー、どれも大好きだ。客人をもてなすために振舞われるものなら、なおさら)ありがとう、おじゃまします(店内へとすっかり入って、テーブルセットの近くまで)
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神楽坂・シノ 4月14日15時
楽しい迷子なら、心配は無さそうだね。不安な迷子だったら落ち着かせなければならないと思っていたけれど。(表情が変わった様子をしっかりとこの目におさめ、奥から急須と湯飲みを持って来る。2人分。君と、アタシの2人分。)
茶は緑茶。渋いかもしれないけど、そこは目を瞑ってくれ。
さて、迷子を楽しむお嬢さん。君の名前を聞いてもいいかな?
(茶を淹れる傍ら、君に名前を問いかける。)
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立花・翼 4月14日23時
そうなの。えへへ、心配してくれてありがとう!えっと、お姉さんは――その口ぶりだと、『迷子になっちゃう』タイプの人達のことは知っているのよね?きっと。(おそらく√能力者のことを言いたいのだろう。自らもまだなったばかりで、その呼び名は知らなかったが)
(差し出されたお茶に、思わず指を組み合わせ笑顔になる)わぁ、ありがとうございますっ。渋い緑茶、大好きなの。ふふ、しぶみのおいしさがわかるのは、大人の証拠ってパパが言ってたから(背伸びをしたい年ごろである。そんなことをうそぶいて)わたしは翼、立花・翼です。呼びやすい方で呼んでもらえると嬉しいな。……こちらこそ、お姉さんのお名前をきいても?(少し遠慮がちに訊ねて)
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神楽坂・シノ 4月16日22時
その通り。君の言う通り、迷子になるタイプの人たちのことは、よく知っているさ。皆、いつのまにか迷子になっていたと言う。
(微笑みを浮かべた君に笑みを返す。君の背伸びには気付いていないようだ。)君のお父様は素敵な教育をされているのだな。しぶみの美味しさは、大人になればなるほど分かるとアタシも思っていてね。
立花・翼。翼さんだね。アタシは神楽坂・シノ。今日はこの店に立ち寄ってくれてありがとう。アタシもちょうど暇をしていた所なんだ。
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立花・翼 4月17日23時
わぁ!やっぱり詳しいんだね。なんだかおねえさん、ミステリアスな感じだもの……!(いつの間にか、という言葉にはうなずいて)そうだよね……ほんとうにいつの間にか。でもこうしていろんな人と出会えるから、嬉しいわ!
なるほど……ふふ、あったかくておいしい!(お茶をさっそく一口。やはりすこししぶいけれど、それさえも旨味と感じる程度には、お茶が好きなようだ)ふふ、わたしも頑張ればおねえみたいな素敵な大人になれるかな?(くすくすと楽し気に笑う。呼ばれれば、はい、と返事を返し)呼び捨てでも大丈夫だよ。それじゃ、わたしはシノさん、って呼ばせていただこうかな?苗字の方がよかったりとか、ある?
こちらこそ、こうしてお話してくれてありがとう、なのよ!(お喋りが好きなのだろう、心から嬉しそうに微笑む)
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神楽坂・シノ 4月19日00時
ミステリアスな感じがするかい?それは嬉しいね。そう言われると、団子の一つや二つ、奢りたくなってくるもんだ。
(彼女の誉め言葉をありがたく受け取り、向かいでその様子を見守る。表情豊かな客だ。とても微笑ましい。問いかけには大丈夫だと告げ、お喋りを楽しむ。)
それなら呼び捨てで呼ばせてもらおうかな。私の方も好きに呼んでほしい。シノさんと言う呼び方が気に入ったのなら、その呼び方で呼んでほしいよ。
君はもしかして、話が好きな子かな?君があまりにも楽しそうに話すものだから、アタシまで楽しくなって来たよ。
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立花・翼 4月20日19時
ふふ、お団子はだいじょうぶ、思ったことを言っただけだもん。もちろん誉め言葉のつもりだけど!(さすがに初対面の相手を貶すほど根性が腐ってはいない。嬉しい言葉には、そこまでのお気遣いは!と首をふって)
それじゃ、シノさんって呼ばせて。さすがに年上っぽい方を呼び捨てにするのはちょっと気が引けるからっ(くすくすと楽しげに笑って)特に、こういうところ――だと、見た目以上にお年上、なかたもいっぱいいるイメージがあるし!(√妖怪百鬼夜行のことを言いたいのだろう。そうでなくても、妖怪なる存在と出会ったことは何度かある用で)
うん、お話も大好きだし、いろんな方とお話するのはなおさら大好き!知らないものや人とご縁がもてて、いろんなことを知れるのって、楽しいもの。……あ、楽しんでくれてる!?ならよかった!(相手の言葉に思わず目を輝かせ、心から嬉しそうに)
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神楽坂・シノ 4月21日22時
(ふふ、と小さく笑い、あなたの言葉に頷きを返す。)
あ、もちろんだよ。さん付けで呼ばれることにもなれているからね。君の言う通り、見た目以上に年上な方も多い。特に人の形を取っていなかったら、悩むものだよ。
(あなたの心底嬉しそうな表情につられてしまう。少し笑って)
君はとても分かりやすくて、こちらもつられてしまうようだ。君が楽しいと告げると、同じようにアタシも楽しくなってくるね。人を元気にする力があるというか……。
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立花・翼 4月27日09時
確かに…!迷子さんには特に、ひとの姿をしてない人も多いもんね!そうでなくても、わんこにゃんこさんは成長が早いから、可愛いと思ったら年上換算だったりするし…!(ふむむ、と悩む。最近いろいろな人との出会いで、強くそう思ったようだ)
(あいての言葉におもわずぱっと顔を輝かせ)わ、元気になるっ?嬉しいな……!えへへ、、まあ、裏表ないとか、わかりやすいとかよく言われるけどね。(照れたように後ろ頭をかきかきして、でも、と少しだけ曇った笑顔になり)シノさんは、√汎神解剖機関って呼ばれてる場所、知ってる?……わたし、あそこから来たんだ。あそこの人たちはみんなちょっと元気がなくて……だから、誰かを元気にできてたら嬉しいな、って。(少し沈んだ話をしてしまった自覚はあるのだろう、一瞬はっとすると、希望を語るようににぱっと笑った)
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神楽坂・シノ 4月29日17時
√汎神解剖機関かい?聞いたことはあるけど、あまり足を運ばない場所だね。
アタシはこの場所で色んな妖怪や人の相手をして来た物だから、暗い顔をした子と話をする機会もないのさ。
(少しずつ曇って行く表情を眺め、納得の声をあげる。話しには聞いたことがあるものの、その場所についての知識はあまりない。)
そうかい。そりゃ大変だね?
暗い顔をした連中が多い場所ってだけでも息苦しいだろうに。けど、その心意気は素敵だと思う。アタシは君と話をしていて、とても明るい気持ちになったんだ。その世界の人たち全員は難しいかもしれないけど、身近な人から少しずつ。君なら笑顔に出来るさ。
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立花・翼 5月4日21時
えへへ、そうだね。あの場所にはシノさんはあまり行かなさそうだし……それにあの空気は、シノさんにはあんまり楽しくないかも。(なんとなく、目前の彼女を見るにそんな気がした)
うん、たしかに全員は大変かもっ。最近、いろんなところに行くようになったの。それで、すごくいろんな場所があって、いろんな人がいるってことを知ってね……(どうやら最近小さかったり大きかったりな冒険が少女にはあったらしい。こーんなに、とたくさんの表現をするかのように腕を広げて)中には、お話できない相手だっていてね……それをぜんぶは、ほんとうに大変なことなんだと思う。身近なところから、ちょっとずつがんばっていくよ。ちょっとずつだけど、でも、あきらめない。(うん、とうなずいて、明るい笑顔。その瞳には、確かに希望を見た輝きがあって)
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立花・翼 5月4日21時
――っと、そろそろお夕飯の時間が近づいてきたから、帰らないと……シノさん、帰り道って知ってる?(ポケットにしまったスマホがピピ、と軽いアラーム音を立てた。少し驚いたような、慌てたような様子で)
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神楽坂・シノ 5月6日15時
(彼女の話を聞いていると、すっかり話し込んでしまったことを理解した。ころころと変わる表情で、先の未来を思い描く子。そんなことを胸に刻んだ。)
もし。もしだよ、心が折れてしまいそうになったら。いつでもこの場所に迷っておいで。話を聞くことと、こうして茶を淹れることはいつでも出来るからねぇ。
(アラームの音に重たい腰をあげ、暖簾をくぐる。)
もちろんだよ。ここに迷ったものを外に返す役目が、アタシにはある。
ああ、器はそのままで大丈夫さ。此処から先の道も、随分とわかりにくいからね。外まで一緒に行こう。
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立花・翼 5月16日14時
ありがとう。……ふふ、シノさんってやっぱり優しいひとだ。こんどは迷わず遊びにくるよ!(相手の言葉に、心が折れてしまいそうになったら――の未来を思い描く。そんな時がきたら――来なくても、またこうして優しいヒトのもとへ来よう、と心に誓って)そんなことになったら、またいっぱいお話を聞いてね。ありがとう!(ぴょこんと椅子から立ち上がると、名残惜し気に微笑み建物の中をぐるり見て。同じく暖簾をくぐるのだった)(ありがとうございました!)
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神楽坂・シノ 5月19日20時
(二つの影が迷い道に並んだ。)(ありがとうございました)〆
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