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【ノベル企画】廃園ノイズ

霓裳・エイル 4月12日16時

──今のあなたが正しいと、誰が認めてくれるの?

鏡の迷路の向こう側の、|私《だれか》が笑う。

──摘まれた可能性こそ、輝いていたと思うだろう?

ひび割れた曲と創り物の馬に揺られて、|俺《だれか》が謳う。

──望んだ通りの道なんて、ただの一つもなかったじゃない。

演者も観客も消え果てたステージで、|僕《だれか》が騙る。


 聞き入るごとに自らの体から鱗のように、花びらの様に、|破片《いつか》を失っていることにも気付かぬまま。言の葉が染み込んでいくたびに、|自分《だれか》の姿が|歪んでいく。《正されていく》 

それが本当なのか、偽りなのか、|だれか《自分》にはもう分からない。

だってもう、ここに在るのは――ただの|空蝉《ぬけがら》なのだから。

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【概要】
とある寂れた廃遊園地。取り潰されないままに朽ち錆びたこの場所は、時折夕暮れから光を取り戻す。まるで、未だ稼働する他の√が重なったかの様に。奇妙に世界が重なり合い、歪んだオルゴール曲の流れる中、あなたの手には既に端が切られたボロボロのチケットが握られている。誘われるままに選んだ遊具へ身を任せたなら、きっと。

──√IFの自分が、そこにいる。

(過去、現在、未来。どこかで何かを違えた自分と対峙するノベル企画です。ただ眺めるだけだったり、語り合ってみたり、時には憎み合い罵り合い。場所によっては戦闘も可能です。折り合いや決着をつけるも、より混沌に気持ちを沈めるも、全ては|自分《あなた》次第。ご自由に解釈なさってください。)

【リクエスト方法】
冒頭に『廃園』と🎠(行きたい場所の絵文字※文字節約用)をお書き添えください。以下にシチュエーションもご用意しましたのでご活用を。遊園地内にありそうな設備でしたら、ご要望に沿ったステージの指定も可能です。その際は『場所の名前・ざっくりの方向性・戦闘の有無』の記載をお願いします。

【|破片《いつか》】
 フレーバー的なオプション要素です。歩くたびにヒラヒラ落ちていき、その形は花びらや鱗、プリズムと人それぞれ。ご希望ありましたら描写します。(特に言及なければ『無し』で書きます。)

【園内設備】
🎠メリーゴーランド
☕️コーヒーカップ
🎡観覧車
(非戦闘タイプ)
 クルクルと回る乗り物に乗り、|自分《だれか》と話をします。乗れるのは馬だったり海の生き物だったりカップだったり、相手は隣だったり見えるギリギリまで遠かったり、人によって様々です。ただ乗り物から降りてしまうと、全てが幻として消えてしまいます。いつまでも近づけない追いかけっこ。果たして|追いかける《逃げ惑う》のは、どちらなのか。

🪞鏡の迷宮
(掴み合い程度まではOK)
 迷い路の鏡に、|IFの自分《だれか》が映ります。時にそのままの自分のようで、歪に壊れたようにも見え、ときに理想の全てを叶えた姿にも見えて。追いかけた先、袋小路の合わせ鏡に映るのは──果たして本当の自分なのか。迷路を自力で抜け出すか、鏡を割って仕舞えば幻は終わります。

🎪演劇ステージ
(戦闘可)
 いつか誰かの希望を背負って幕を開けたステージに、今宵上がるのは自分と|IFの自分《だれか》。演目は舞踏か、朗読か、はたまた──殺し合いか。幕引きを願うか、どちらかが消えるまで、終演は訪れません。

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霓裳・エイル 4月12日21時
【タイトル・タグ🏷️について】
基本他のノベルと同じ様に個別のタイトルをおつけします。希望があれば『廃園ノイズ〜●●(個別タイトル)』のカタチも可能です。

こちらのノベルにはお渡し後に『廃園ノイズ』のタグを付けさせて頂く予定です。付けないで欲しい場合はリクエスト文内か、お手数ですが後日霓裳・エイル宛に手紙をお願い致します。
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霓裳・エイル 4月13日10時
【開催期間:無期限】
こちらの企画は常駐予定です。ノベル募集時はいつでも受付しますので、皆様の折良い時にご利用下さい。
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