はくちょう座

【語】RTRT

七・ザネリ 4月20日01時

良く晴れた春の日。
温室へ繋がる作業スペースには既に男の姿が見える。

作業台には、花瓶が並んでいる。
目を惹くのは名前も知らない毒々しい花、
梅の枝、見るからに食虫植物、それから、可愛らしいチューリップ。

▼ ザネリと夜一
七・ザネリ 4月20日01時
(吐いた煙に、うっすらと色が見える。退紅色のそれが周囲を漂って、咽た。)…………慣れねえと………酔いそうだな。(ぽつりと、そう独り言つ。)
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東雲・夜一 4月21日00時
(ぬったりとどこぞの壁から身を乗り出し、地へと足をつける。見慣れたチューリップの他に、やたらと目を引く花がそこにはある。合わせて、見慣れない色彩がもう一つ。宙を漂っていた。)すげー花と見慣れねぇ煙だ。(よ、と片手を挙げた。)
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七・ザネリ 4月22日19時
よう。(煙を挟んだ手をあげると、煙が揺れる。煙に薄く色ついているせいか、随分とメルヘンな空間になっていた。)早速だが、試してみろ夜一。シゲキテキだ。(男が吸っているものと同じ箱を投げて寄こす。)(|『退紅』《あらぞめ》:その名の通り、淡く薄い赤紫色の煙が周囲を漂う、不思議と煙越しの景色は色が褪せたように見えた。シナモン・ジンジャー・カルダモンにクローブ、4種類のスパイスが喉奥を直に突き抜ける刺激的な体験を貴方に。)
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東雲・夜一 4月25日00時
刺激的だって?(器用に片手でキャッチ。箱に書かれた説明書に目を通すと、それはもう辛いです。と言わんばかりのラインナップだった。箱越しに香るのか、それとも彼の煙が香るのかは不明だが。)こりゃ確かに刺激的だな。
(一本取り出し、火を点ける。言葉の通り身体へと招き入れた途端。)ケホッ、何だコレ。(噎せた。)刺激的にも程があんだろ。オレが幽霊じゃあなかったら、間違いなく喉を焼いてたな。
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七・ザネリ 4月25日23時
………おい、幽霊じゃねえ奴が吸ってんだぞ、恐ろしいこと言うんじゃねえ。(確かに刺激が強い。それに、心なしか喉がじりじりと痛む気がする。)……甘いのは好かねえと言ってたろ、んで、なら辛い方が良いかと、変わり種を用意したんだが、…………………尖り過ぎたか?(吸う。耐える、咽る、)(また、周囲を怪しい煙が漂った)(吸う)……まあ、俺は嫌いじゃあないんだがな。(咽る)
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東雲・夜一 4月27日20時
ハハ。明日は喉を痛めて、ヤベー声のザネリが拝めるってこったな。(刺激的な一つを咥えたまま、暫し煙を追いかける。甘い。確かに言ったが、なるほどな。と、腕を組んだ。)尖りすぎてんだろ。よく見つけてきたな?明らかにヤベーもんだろこれ。どっかに注意書きとか書いてあるタイプのやつだろ。
オレは…………。(怪しい色の煙を指で示し)この色じゃあなかったら、普通に気に入っていたかもしんねぇ。どこで仕入れたんだ?
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七・ザネリ 4月27日21時
よし、明日の予定は一日部屋に引き籠って人形の髪を編む。(ごほっ。とまた咳き込むと。それからは意地なのか、素知らぬ顔で吸っている。)(咽る)………ヤバそうだったが、お前、ヤバそうなもん好きだろ。…あとは、幽霊相手なら多少無理のあるもんでも試せると思ってはいる。(この色と言われて、首を傾げる)春めいていいじゃねえか。人食いキノコが幅を利かせてるダンジョンの3層目、葉巻と薬物を売ってる芋虫から買った。(それから、箱に書かれている住所をつらつらと読み上げる、副作用の欄を見て、目を見開く。)そうだ、……送料が馬鹿にならねえから、今度からは現地に行かねえとな。
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東雲・夜一 4月30日08時
人形もそろそろオシャレをしたいお年頃か?髪飾りでも買いに出た方がいいんじゃねぇの。(咽る姿を横目に煙を口の中に溜め込んだ。)ヤバそうなもんは好きだが、おい。オレを便利屋か何かと思ってねぇか?なあ?確かに無理は出来るが。(ぷかぷかと呑気に吐き出す。)
そりゃやべぇ芋虫だな。原材料は蝶か何かか、それとも毒キノコ…………は?送料?現地?そのダンジョンに足を運ぶって?ぜってーやべぇだろ。オレは行かねぇぞ。(矢継ぎ早に告げる)
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七・ザネリ 5月1日06時
………それに関して一理ある。クソ。……いや、探せばリボンくらいならいくらでもあるか。(思い直せば。この館は探せば大概のものはあるのだ、ただ、物同士喧嘩をする可能性もあるが。)……ヒヒ、いいじゃねえか。便利屋だなんて思ってはねえよ、揶揄い甲斐があるとは思っているが。(試しに煙を少し離して、ただ息を吸う。)……これ、暫く、全部刺激的な空気になるな。(副流煙に注意せよ、と頭の片隅にメモを取る)
………即座に蝶と出てくるお前なら向いていると確信した。いや、行くぞ。一人で行って俺が材料にされたらどうする。着いて来い、ぜってえ面白い。
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東雲・夜一 5月2日23時
オシャレをしたいお年頃というやつは難しいからな。数時間ごとに別のリボンをせがまれそうだな。(どこか遠い目を晒す。絶対にないとは言い切れない。お姫様や鍋のように、此処には色んな奴らがいるからだ。)揶揄いがいがあるってな――おい、(煙に包まれたその時に、ふと。煙草を握った自らの指を見る。この場と同じ、メルヘンな色に染まっているではないか。)ついでに煙が主食のヤツには、変色注意。っつーのも伝えた方がいい。……本気か?どこぞの猫に騙されて迷子になっている姿を空から眺めてやろうかと思っていたが。念のために聞いておく、が……作り方は知ってんのか?
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七・ザネリ 5月3日15時
いや、気に入ればいいんだ。暫くはそればかり強請る。だが、遊んできて落としてくるのが厄介でアレがいいと喚きやがる。子守は忍耐だな。………ヒヒッ、お前、
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七・ザネリ 5月3日15時
ひ、ひっ、ぴん、ピンクじゃねえか、(ピンクの幽霊を指差して一頻り味わうと、咽た。)(呼吸が出来るようになってから立つ)
はあ、笑った。ん?毒の使い方は教わったが、作り方は詳しくねえな。手製ってのも面白そうだ、香りの調整とか、好みに出来ていいじゃねえか。頼んでみるかね、(笑い声に反応したように、食虫植物がばちんと口を閉じる音。)
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東雲・夜一 5月5日12時
誰のせいだ、誰の。煙に色を付けるだけなら兎も角……。そのうち、お前さんの身体も全身ピンクになるに違いねぇな。嗄れ声とピンクの男か――(八重歯で煙草を噛み潰し、漏れ出る香辛料にまた咽た。散々だが、目の前の男も咽ているのだから、今回は良しとした。)――これまた近所で噂になりそうだな。
手製ってのが出来るんなら、出来ればこの色と味をもう少しマイルドにしてぇよ。(指先で煙草を弾き、火をもみ消す。メルヘンな指は次の煙を吸うまで戻りそうにない)この場所も。すげーよな。(作業台の花瓶を指で示し)これは?
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七・ザネリ 5月5日17時
………既に肺が侵されている気はする。(けれど、灰皿に押し付けることは出来ない。なぜならば、只管に喫煙者であるからだ。)は?メルヘン扱いされちゃ困る。お化け屋敷であれだけ賑わってんだぞ。頭がお花畑の輩まで来たんじゃ門の改修工事がいるじゃねえか。………迅速に手巻きの方法を学ばなきゃいけねえ。それまでは禁止だ。(想像したのか、首を細かく横に振る。漸く吸い終わったそれを、近くの鉢に近付けると。)(食べた。)
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七・ザネリ 5月5日17時
鍋に普段と違うことをさせると言ったら。花を所望された。庭に自生した奴らの集団だ。花屋も夢じゃねえな。(毒々しい花が煙草を咀嚼している。)(ぺっと吐き出したのは、なぜかチョコレートの包み紙だった。)これから遊ぶってんなら、花も一緒に入れろとのことだ。組み合わせも大事だろうな。まともな奴が少ない。
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東雲・夜一 5月7日20時
ハハ!いいじゃねぇか。メルヘン野郎が大勢来たら、そん時はそん時だ。頭のお花でも引っこ抜いて、その辺に飾っておけばいいんじゃね?(食べたな。今、確かに食べたな。何度瞬きをしても、何度目を擦っても、目の前のそれが食った。)虫の代わりかよ。便利だなそいつ。飯だぞー。(試しに真新しい煙草を一本、鉢に近付ける。)
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東雲・夜一 5月7日21時
へぇ。そりゃ強い奴らだ。ここが花屋になるんなら、小人の一人や二人雇わねぇとやって行けねぇだろ。それか、日本人形にでもお願いするかだな。フランス人形の方が花には詳しそうだが。(今度はチョコレートの包み紙だ。興味深いと言わんばかりに顔を近付け、花を観察した。)組み合わせ、組み合わせな。面白れぇな。気に入った。
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七・ザネリ 5月10日22時
いいわけねーだろ。丁重にお帰りいただく。お前が相手しろよ。(げえと舌を出す仕草。)俺は人見知りする質なんだ。考えるだけでめんどくせえ。(真新しい煙草の匂いを嗅ぐように、植物が頭を揺らす。が、そっぽを向いた)…………吸殻が好きなのか、気分かは定かじゃねえな。
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七・ザネリ 5月10日22時
ひひ、小人を雇うなら七人だろ。……ビスクドールなら居るが。なかなか性格が良いんでね。…素直に花の面倒を見る気がしねえなぁ。……さて、花と鍋の用意は万端だ。夜一。お前はきちんと約束の物を持ってきたんだろうな。(煙草には見向きもしなかった花が、顔を近付けた貴方の鼻先に齧り付こうと口を開けていた。)
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東雲・夜一 5月12日20時
こいつもグルメなんだな……。(そっぽ向かれてしまった。どうやら新しいこいつは駄目らしい。箱の中に戻し、今度は空き缶を取り出す。吸い殻が2本。ほんのりと錆びついた空き缶だ。)ほらよ。約束のやつ。中には吸い殻が2本。手始めにゃあ丁度良い一品だろう?(と、彼の方へ顔を向けようとした矢先の花。)わっ、ぶねえな……!!!(声をあげ、思わず飛び退く。)こいつ、幽霊も食うのか?!
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七・ザネリ 5月13日21時
(飛び退いた貴方を指差して笑う男)
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七・ザネリ 5月13日21時
おー、ちゃんと持って来たじゃねえか。(つい最近もお使いを頼んだものの、期待したものが手元に届かなかった経験のある男だ。もう少しで偉いなと続けそうになった。)
お前が煙臭かったからじゃねえか?吸殻と間違えられてんだよ。(空き缶を寄こせと手を出す、その前に、並べた花からチューリップを手に取った。)お前と俺の2本だろ。2種類ぐらい一緒にぶち込むか。(選べ、という。梅の枝、食虫植物、貴方の鼻先を食べようとして名も知らない花、百合と、カラー、小さな黄色はタンポポだろうか。)
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東雲・夜一 5月15日12時
お前も食われろ。
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東雲・夜一 5月15日13時
クソッ、実体のまま食われる所だった。(顔を背けた花の興味を惹くにはどうすれば良いのか、一泡吹かせてやろうと思考を巡らせる傍らで、準備が整えられて行く。)仕事柄、約束はちゃんと守るぞ。次は別のもんを持って来る。んで、花な、花。その花はぜってーいれる。(その花、自らを食おうと口を開いた花だ。腕を組み、じっとりとした目で花を見つめる。)
幽霊と吸い殻を間違える花だ。本物の花の味を覚えさせてやらねぇとな。
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七・ザネリ 5月18日06時
俺の方が先だ。採取の際に髪を数本やられた。………実体になれるってのが便利だよな。お前の意志でコントロールできるのが、より。(男は鍋をわしわしと犬を撫でるように撫でている。まずはご機嫌取りが大切らしい。)ひひ、入れちまうのか?お前が寂しがらねえならいいが。(正直幽霊と戦う花の構図は大変面白いので、寂しいのは男の方だが。)
………花が決まったら、お前も撫でろ。(鍋を撫でている)
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東雲・夜一 5月20日12時
…………可哀想に。(それはそれは心底可哀想だと言わんばかりの視線を向けた。)いれる。花の味を覚えたら大人しくもなるだろ。(今まさに目の前で口を開きかけている花と、それから梅の花を選んだ。鍋を撫でる。鍋を撫でる?)鍋を撫でる……?(思わず口に出た。)
いや、いいけどさ。犬か……。それとも猫か……。(そのまま小動物の腹を撫でる要領で鍋を撫でてやった。わしゃわしゃわしゃ。)
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七・ザネリ 5月23日23時
いや、髪の数本で済んだらラッキーだな。鼻先を齧られると治るまで包帯男だろ?間抜けだ。(鍋がゆらゆら揺れている。撫でているからだ。)
……その意気だ。悪くねえ反応だぞ。(大鍋がぐわんぐわん揺れるせいで大変撫でにくいが、動きからなぜか陽気なことは感じ取れる。)……気分屋という面では猫とも取れる。……家猫だな。
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東雲・夜一 5月26日19時
ハハ!そりゃいい!ハロウィン先取りじゃねぇか。これまたガキ共に人気のミイラ男になれるぞ。(心底可哀相だと言わんばかりの目が歪む。齧られた所で実体でなければ問題は無い。だからこその他人事で、それはもう軽快に笑った。)
……ご機嫌だな。この鍋。あー、はいはいはい。家猫。家猫ね。今は仰向けに寝っ転がっているって所か?すべては鍋様のお心のままにかあ……。(傍から見たら凄い絵面なのだろう。誰も通らない事を祈るばかりだ。)
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七・ザネリ 5月30日22時
(その視線に気付いたからか、眉間に皺が寄る)
幽霊とミイラ男が並んでみろ、客寄せもいいとこじゃねえか。ガキの悲鳴は大好物だが、あいつらすぐ親にチクりやがるからな。(ブツブツと文句を垂れ流しながら鍋を撫でていると、場所が気に入らないのか、ごろごろ転がって逃げて行った)
………夜一、撫でとけ。ご機嫌なうちに準備しちまう。(先日と同様に竈の火を起こし始める。ここで取り出したるは先日の火打ち石、ではなく。男のコートのポケットから顔を出した、男の掌より少し大きいぐらいの蠍だ。)(男が何やら、一言、蠍に投げかけると竈に火が起きた。)
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東雲・夜一 6月1日22時
そりゃいいね。親子揃って押しかけにくんのかい。愉快だな、百鬼夜行の群れになるぞ。(撫でておけと言われたならば、腹を抱えて笑う事も出来ない。ご機嫌な幽霊とご機嫌な鍋。なんとも妙な組み合わせではあるが、それはそれで面白いからと良しとした。)
へぇ、蠍の炎か。洒落てんな。そいつは燃えた心臓の熱かい?それとも身を焦がした本人の炎かい?
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七・ザネリ 6月4日22時
愉快じゃねえ、マジで喧しい。睡眠妨害だ、お前も一度対峙してみろ、恐らく中指を立てるぞ(ご機嫌な二人組を手招く。鍋はまだ撫でてもらいたいようで渋っているが、何度か呼ぶとごろごろ転がって来た。)
洒落てるってよ。(てのひらの蠍にそう投げかけても、尾を小さく振ってポケットの中に戻っていく)……さあな、こいつはシャイなんだ、真偽は定かでないが、俺も気になる。酒に酔った時にでも聞いてみるかね。
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東雲・夜一 6月7日23時
そりゃ間違いねぇな。中指どころじゃなさそうな気さえする。最悪、オレが追い払ってやろうか?(鍋の様子を見守っていると、様子が変わった。猫だ。これは猫鍋。鍋を撫でつける手を止めることなく今度は蠍を見る。)……そうか、こいつはシャイか。そりゃ仲良くならねぇとな。仲良くなるまでに時間がかかりそうだが……。そいつと酒を飲むんなら、オレも呼んでくれ。この蠍に興味がある。非常に興味がある。
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七・ザネリ 6月11日22時
瓶割り幽霊が、追っ払いに来たら……さぞかし大騒ぎだろうな………。
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七・ザネリ 6月11日22時
そりゃ是非ともみたい。全力でお前を呼びに行くからな、昼間だろうがガッツで来い。(鉄臭い猫が竈で丸くなった。熱を通すまでの間も撫でろとは流石に言わないらしい。)
………こいつにか?意外だな、大抵の奴はまず虫って時点で嫌うが。おい、気があるってよ。(ポケットに向かって声をかけても、わずかに動いて、それきり静かになった。
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東雲・夜一 6月14日16時
(盛大に笑う。それはそうだ。)気が向いたらな。(と告げ、鍋から手を離す。丸くなった。やはりこの鍋は猫だ。そう思うと、猫耳が見えてくる――気がする。)
あ?そうか?なんだ嫌な奴が多いのか。嫌いなもんは特に……いや真夏の太陽と光は苦手だけどさ…。その他は特にない。ついでに、面白そうな奴にゃあ興味を惹かれる。そんなもんじゃね?(僅かに動いたそれを見つめていたが、これ以上は駄目らしい。肩を竦める。)
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七・ザネリ 6月15日16時
浮いて来いよ。登場の演出も大事だからな。……やはり幽霊と言えば、夏の夜。お前の時代がもうすぐそこまで迫っていると言っても過言でない。(男がぶつぶつと呟きながら、鍋と向き合っている。猫耳はまだ見えてこないが、花を投げ入れる前のご機嫌取りのためか煮干しをくべるものだから、周囲に香ばしい香りが漂った。)
ひひ、お前の好きそうなもんを当てるのは容易いな。面白そうなもんだろ。(ポケットの中、第一候補の面白そうなもんが尾だけを覗かせて、ちかちかと火を灯す。)
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七・ザネリ 6月15日16時
さて、そろそろいいだろ。入れてくれ。(それ、と指差されたのは未だにかちかちと威嚇をしている威勢のいい花だ。)
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東雲・夜一 6月18日12時
仕方ねぇなあ。ファンサービスには応えてやるか。(漂い始めたその香りがやけに空腹を誘う。腹はすかないが、ここに猫がいたら鍋に飛びついていたかもしれない。)いい出汁が取れそうな匂いだな。味噌汁が作れそう。この鍋で作ったら……まあ……そこそこ美味くなるかもしんねぇ。
御名答。オレの好きなもんは面白そうな物。面白いか面白くないかなら、面白い方がいい。刺激的とはまたちょっと違うんで、そこの区別が難しいけどな。(蠍、それから花。それらは面白いもんに該当していた。言われるままに、威嚇をする花を容赦なく入れる。)ほらよ。
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七・ザネリ 6月22日12時
……なめこと大根だな。いや、俺は絶対にコイツで煮たもんを腹に入れたくねえが。(そう呟くと、聞こえているぞと言わんばかりに、ボコりと音を立てて飛沫が上がる。そう、鍋に投げ入れたのは、反抗的な花だけだというのに、気付けば鍋の中は毒々しい色をしたどろりとした液体が満たされている。続いて男の選んだチューリップを投げ入れる。暫く混ぜ続ければ、今度は水のように透明な液体に変わる。)
ひひ、分かり易くて結構だ。そうだな、つまらねえもんに時間を食われるのは大層苛つく。面白い方が良いってのは道理だ。……さて、本命を入れてもらおうかね、記憶を食って、これがどう成るか。(そう言って、空き缶と吸殻を入れろと手招きした。)
…………まあ、爆発はしねえだろ。
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東雲・夜一 6月26日23時
気が合うな。オレも嫌だ。(鍋の中身が毒々しい色に変化を遂げる様を、まじまじと見つめていた。何ともまあ、口には含みたくない色だ。苦々しい顔を晒していたのも束の間、毒々しい色味は次第に透明へと変化を遂げる。)……どうなってんだこれ。
とりあえずまあ、爆発しねぇならこのまま入れるか。(更にここに空き缶と吸い殻を入れろときた。怖いもの見たさにそれらを戸惑いも無く入れる。)
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七・ザネリ 6月29日18時
本当だな。気が合うじゃねえか。(ぼこり、また透明になった中身が音を立てて、飛沫をあげる。ぐつぐつと煮立ったその飛沫が段々高く飛んできている様子にそろそろ狙ってきているなと男は思った。)
さあ、俺も硝子以外は正直あまり経験がねえ。……ちょっと離れろよ、いや、お前は平気か。俺が無事ですまない可能性がある、(そう言って男が後退っている最中に、貴方の投げ入れた空き缶と吸殻がぼとんと音を立てて鍋の中へと落ちた。)(その、直後だ。ぼん!と音を立てて、鍋が吐き出すように何かが飛んできた。)
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七・ザネリ 6月29日18時
(男を狙うように吐き出されたそれは、壁に刺さっていた。ただでさえ脆そうな壁が崩れており。男は大層嫌そうな顔をしている。それでも、突き刺さったそれをまじまじと見つめて)
…………ん?なんだ、これ。(なんだこれ、色は白よりの灰色だ。男の掌から少しはみだすくらいの大きさ。あち、あちと熱がりながら抜き取ると、先端に紐のようなものが見える。上下をひっくり返すと。)……蝋燭か?
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東雲・夜一 7月2日19時
(離れろ、とは言われたものの幽霊なのだから何も問題は無いと、一人後退る姿と鍋とを交互に見つめた。生身の身体は中々に大変そうだ。ぐつぐつと煮立つ音をBGMに、一歩だけ後ろに下がっておく。)生きてる奴って大変だよな。お前が無事じゃなかったら、オレが誰か読んで来るからよ。安心して受け止めろ。
(と、告げた瞬間に、鍋から何やら出て来た。ついでに壁も崩れたと来た。とんでもない鍋だと胸に刻んでおこう。)……なんだこの鍋、実は大砲だったのか?危ねぇな。オレが生きてたら標本にされる所だった。
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東雲・夜一 7月2日19時
(彼の手元を覗き込む。灰色。煙草の吸殻だから、だろうか。)蝋燭。それで百物語でもしろって?今からの季節にぴったりじゃねぇか。
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七・ザネリ 7月7日22時
呼びに行くな、運べ。お前がちっとも帰ってこなかった場合幽霊が増えちまうじゃねえか。恐らく俺は地縛霊だ。…………だが幽霊の標本か、悪くねえ発想だな。
(蝋燭を壁から引き抜くと、花の意匠が掘られていることに気付く。男がじいと見つめて、それから貴方へと差し出した。)
百物語ねえ。……あれは話すたびに火を消すんじゃなかったか?なら、これをあと99個作ってやらねえと。
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東雲・夜一 7月9日12時
これをあと99個だって?骨の折れる話だな。なあんか一気に生産……っつーか、そういうのは出来ねぇのかよ。(蝋燭を受け取る。花の意匠を見つめた。)なんだこれ。あの花はここに閉じ込められたって?ずいぶんと洒落てんじゃねぇの。この鍋をよくやったって撫でてやりてぇな。火傷しそうだが。
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七・ザネリ 20時間前
硝子とビー玉は、入れた量に見合う程度だったと記憶しているが。……ぶち込んだ記憶が、救ねえのか、……花か。まあ、少し試してみねえと量産は厳しいだろうな。(その後も何やらぶつぶつと呟いているが、独り言に近い。)……ん?撫でてやってくれ。お前ならイケるだろ。
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