【個】ヒーローショーを盛り上げ隊！
メゾン・ド・エデンの近くにある商店街。本日、商店街総出で行われるのは、ちびっこ人気のヒーローショー……だが。
どうやら、何か問題があるようで……？
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#佐藤・京
#透羽・花羅
▽発言 終わり▽
佐藤・京 5月12日21時花羅ちゃーん………！？
（ポニテ少女が通り過ぎ、そして彼方の方向へ）
――――大丈夫、怪我してない？？？？
（こうアグレッシブだと心配なのは怪我、そこは職業病なのか何とやら）
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透羽・花羅 5月12日21時だ、だいじょぶっ！ こーいうの慣れてるからね！
（ぽよんっぽよんっ、と弾んで、逆さまに落ち着いたとかで、しばらくあなたを見上げている状態からの）
あのねあのね、今、暇？ ヒーローショーのお手伝いお願い出来ない？
（目をぱちぱち。）
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佐藤・京 5月12日21時そういえばセンタイアーカイブで弾むように動く生命体が……いや、無いから。
（見上げられつつツッコミ）
ふむふむ……ヒーローショーの手伝い？
大丈夫だよ、お兄さんこう……（目を逸らしつつ）暇……だから。
（無職とは言えなかった！！）
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透羽・花羅 5月12日21時ほんとっ！？（ぴょんっ！と跳ね起きた！）
じゃあ早速！！ 来て！！
もうヒーローショーまで時間が無いんだ〜〜〜！！
（こっちこっち！ とあなたを現場へと誘導していくことだろう）
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透羽・花羅 5月12日22時（商店街のちょっとした広場で、ステージが組み上げられ、家族連れの人達を中心に、ちょっとした人だかり。）
（ステージの脇には、オレンジ色や緑のシャツを着た何人かが、「どうしようか」と頭を悩ませているようだ。運営のスタッフらしい）
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佐藤・京 5月12日22時（商店街の広場、そのバックステージにて運営のスタッフさんが頭を悩ませているところに）
こんにちはー、花羅ちゃんに呼ばれてきたんですが……？
（おそるおそる挨拶してみた）
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透羽・花羅 5月12日22時おじさーん！！ 連れてきたよー！！ ほんものの、戦隊の人！！
（どうやらそう説明していたようで、おじさんと呼ばれた二人があなたを見て、顔を輝かせているようだ）
「おお、君が……！ ありがたい、君には主役のヒーローを頼みたくてね。」
「頼んでいた人が体調不良で困っていたんだ……とにかく、敵をやっつけて、かっこいいところを見せてくれたらいいよ」
（スタッフの人が口々に言うやいなや、あなたに変身用ベルトや赤い仮面や剣を渡していく。いずれもプラスチック製のものだが、手作り感が垣間見えるだろう）
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透羽・花羅 5月12日22時あ、私は別で準備しなくちゃだから、おにーさんに助言出来るのはステージで、だけど！
（てててっ、と走って、黒アリっぽい仮面を被って）
頑張ってやっつけてね！
（にこやかに告げて、少女はステージ裏に走り去っていくだろう）
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透羽・花羅 5月12日22時（あなたがお願いされたのは、怪人の子分をやっつけていき、最後に現れた怪人を、必殺技でやっつけること……）
（わらわらと、アリの仮面を被った人物が出てくる。子分らしい。）
『キキィ！ こんなちっぽけなステージで、何が出来るキィ！』
『アント様の命令だ、メッタメタにしてやるキィ！』
（子供達は、ざわつきながらも真剣に見ているようだ）
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佐藤・京 5月12日22時『そうは行くか！！』
（ステージに響く叫び声、そして光る！鳴る！変身音！！）
『ﾍｼﾝ！！』
（噛み癖のあるボイスが定評の変身ヒーローが此処に現れた！！）
一欠（←なんかヒーローっぽいポーズ）
……どうすんのこれ？？
（一方で不安なヒーローの中身）
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透羽・花羅 5月12日22時（子供達はと言うと、「ヒーローが来た！」「子分をやっつけろヒーロー！」だとかわーわー言い始めている！）
『キキィ！ ヒーローがこんなとこに！』
『ええい、あいつをやっつけろー！ そしてこのステージはアント様のものだー！』
（不安なあなたの様子は知らず、子分達が近づく。そして、あなたの正面から、ちょっとゆっくり目のパンチを仕掛けている！）
（「頑張れヒーロー！」「負けるなー！」「やっつけちゃえー！」と子供達の声も響いているようだ）
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佐藤・京 5月12日22時『おのれ、アント！！ おまえの野望を俺が打ちクダァ！！』
（もう進行が始まっている、場内では勝手にヒーロー特有の声が響き、それに応じた構えを取るようにステージ裏と子分さんから目で訴えられる）
丈
乃
欠
（ゆっくり目のパンチに対して構えた後、くるっと後転からポーズ）
よしこっちの……反撃です（ﾎﾞｿｯ）
（子供達のどよめきが響く中、声を潜めて反撃。中の人はしゃべっちゃダメなのだ）
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透羽・花羅 5月12日22時『うわー！』『ちっ、生意気な！』
（動きに合わせ、更にキックやパンチを繰り出していく。もう一度正面から、そして左、右からパンチが来ている！）
（「なんか今、声聞こえなかった？」「えー？聞こえなかったー」「気のせいじゃないー？」とか何とか子供達がザワついているが、まだ大丈夫なようだ）
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佐藤・京 5月12日23時…………ﾔﾍﾞ（小さく呟いて）
『とう！ やー！！ えい！！』
（子供の反応を誤魔化すために音声が大きくなったぞ！！）
（それに合わせて、大きくパンチやキックを繰り出していく。ちなみにパンチの音も全部スピーカーから聞こえてくるから、上手く合わせるんだよ！！）
丈
『Kyupieeeeeen！！』
（音に合わせてポーズをとると子分さん達の退場と怪人登場のタイミングだ！）
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透羽・花羅 5月12日23時（パンチに合わせて吹っ飛び、キックを避けようとして失敗し倒れていく子分達）
（「すげー！」「いけいけー！」なんて子供達はテンション急上昇だ！）
『キキィィィィ………』『な、なんて強さだキィ……て、撤退だキィ！！』
（痛い目にあった子分達は、すたこらさっさ、と言わんばかりに退散する……とその時！）
『嘆かわしい腹立たしい怨めしい！ この役たたずどもめ！』
（黒アリの仮面を被り、黒いマントを羽織り、桃色ポニテが見えている怪人らしき人物が、煙と一緒にでてきたようだ。150cmくらいだろうか。小さい。）
（「え、ちっさ」「あれが怪人？」と、子供達も疑問視している……！）
『ヒーローよ、此処で会ったが百年目、貴様を倒してやる！！ ギィィィ！！』
（子供達の反応を知ってか知らずか、音量大きめに戦いが始まる！ 魔法使いらしいアントは、高々と杖を掲げた！）
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透羽・花羅 5月12日23時……スポットライトに当たったらダメだよっ。避けて攻撃っ。
（演出でスポットライトがランダムに、ゆっくりめに当てられている。小声で助言する声は、少女のものだとわかるだろう）
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佐藤・京 5月12日23時『むう……来たか、怪人アント！ ここで決着だ！！』
（使い古された音声……あれ、なんか聞き覚えあるぞ）
之
『――スチャッ――』
（空気を読んで、やや猫背スタイルで身長差を無くしていく所存だ！！）
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佐藤・京 5月12日23時――え、スポットライト？
（呟くや否や、何か音が響く）
そう言う事か！！
（何かを理解したヒーローの中の人が、ぐるんぐるん転がって、スポットライトを避けていくぞ！）
丈
『――とう！！』
（会場に響くヒーローの声に動きを合わせて跳び蹴りだ！！）
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透羽・花羅 5月12日23時（華麗に避けられるスポットライトに、子供達は「おぉー！」）
（そしてヒーローの声に合わせられた飛び蹴りに、「いけー！ 負けるなー！」と声援が送られ……）
『な、なんだとぉぉお！！！ おのれヒーローめぇぇぇぇ…………』
（怪人アントは──皮肉にも、お昼少し前に遭遇した少女の動きとほぼ同じように──吹っ飛び、そしてそのままステージから消えていったとか）
（「わー！すっげー！」「吹っ飛んだ……ヒーローつえー！！」と子供達は大満足している！！）
（無事にヒーローショーは終わったようだ！）
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透羽・花羅 5月12日23時（「楽しかったー！」「良かったー！」とわいわいガヤガヤと商店街らしい賑やかな喧騒を感じる。少女はというと、ステージ裏でケロッとした様子で、ちょこんとパイプ椅子に座り、サイダーを飲んでいた！）
あ、おにーさん！ お疲れ様ー！ 今日はありがとー！！助かっちゃったー！
（全然平気だよー！ と手をぶんぶん振っている。あなたの分も、飲み物があるようだ。ラムネサイダー、オレンジ、コーラ、ウーロン茶……自由に取って良いらしい）
おにーさんこそ大丈夫？ 疲れてない？
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佐藤・京 5月12日23時（ステージ向こう、子供達の声に少しだけ安堵しつつ）
どういたしまして。
（コーラを一つ手に取りつつ）
突然でびっくりしたけど、大丈夫疲れてないよ。
ほら、これでも鍛えてるからね。
（コーラを持った手でシュッシュとパンチをするようなモーション）
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透羽・花羅 5月12日23時そっか！
（大丈夫そうで良かった、と一安心！）
あはは……んと、通りがかりにね、スタッフの人が困ってたんだー。
で、聞いたら急遽、主役の人と悪役の人が仲良く風邪ひいちゃったって。そこで、おにーさんの顔が、浮かんだんだぁ。悪役は何とかなるけど、主役はやっぱり、ヒーローらしい人でしょ！ なんてね。
（引っ張ってきてごめんなさい！ と苦笑しながら謝ってみる）
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佐藤・京 5月13日00時成程ねー。仲良く風邪は仕方ないかー……（天を仰ぎつつ）
いやいや、ヒーローらしいと言ってくれるのは嬉しいけれど。
俺、ほら、主役のカラーじゃないんだけど……マニアックかな。
（そしてさっき、シュッシュと振ったコーラの缶を開けようと……）
(▽発言 終わり▽)
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透羽・花羅 5月13日00時そんなの関係ないよー！ おにーさんは、立派なヒーローの一人、でしょ？
（だってかっこよかったもん！ とにこにこ笑って）
（……あれ、おにーさん、さっきそのコーラの缶を振ってたような？）
（栓開けて、｜瞬間《とき》に飛び出る、飛沫かな──）
（そんなこんなで、わたわたとした商店街のヒーローショーは、幕を閉じるのだった）
(▽発言 終わり▽)
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