【RP】『爆発は春の季語。なら夏は―』

プリエール・カルンスタイン　6月3日13時

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いつものように月島家に遊びに来ているプリエール
彼女は一つの言葉を珊瑚に投げかけた。

『水着って何？』

海を見たことがないという彼女に
珊瑚は折に触れ、様々な海の写真やitemを見せては
プリエールからの疑問に丁寧に答えていた。
異国で育った吸血鬼の姫君にとって、
海とは泳ぐものではなく隔てるもの。
まして下着のような姿でそこではしゃいでいるなど、
手渡された雑誌の方に何かしらの手落ちがあったのでは？と
思考してしまうのもおかしなことではなかった。

そこで水着の実物を見せたほうが早いと、
デパートに向かった俺たちは偶然
黒ずくめの男たちの取引現場を目撃し――
または
お買い物の時にもらった福引券で
たまたま当てた温泉旅館で偶然――
もしくは
お金持ちのお嬢様に招待された
オープン前の何某に来ていたおれたちは偶然――

となる前にプリエールちゃんに教えて
未来のスリルショックサスペンスフラグをへし折ろう。