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【個別】セカイのひと時

水藍・徨 6月5日21時

この世界──√EDENは、最も幸福な世界とされている。
それは、この世界にいるインビジブルの量だとか、なんとか言われているけれども……僕にはそれが、あまりよく分かっていない。

でも今日は、公園で散歩をしたくなったから、ふらり、とどこかの公園に来てみた。

ベンチに座り、自由帳を広げて……|想像の創造《ディミウルグ》で描く、自分の分身であり主人公。
今日はその主人公で何をしようか……そんなことを、穏やかな陽の光に照らされながら、ぼんやり考えていた。

◇お呼びした人と。
◇発言終了◇
治部・亞比栖 6月5日22時
(今日は公園でスケッチをしたくなったから、ふらりと公園に足を伸ばした。スケッチブックと鉛筆、いつものお供と一緒に)
(と、先客がいるらしい。ベンチでノートに何かを描いて……)

……うん?
(異常を察した。スケッチブックを脇に入れ、両手の指で四角を作ると、そのファインダーに先客を収める。……何も、分からない。亞比栖のスケッチは、心の動きを抽象的に捉えるもの、だが)
(――俄然、興味が湧いた。先客へと悠々と近づいていく)
ご機嫌よう。そなたも外で描いておるのかな? 隣、よかろうか。
(スケッチブックの表紙を見せるよう前に持ち、にこり。実に無害な、少年の微笑みだ)
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水藍・徨 6月5日23時
(自由帳で、いつものように想像を働かせていたら、いつの間にか公園に入ってきたのだろう)
(声の方向へと視線を向ける。パーカーのフード越しに、ぼんやりとした金色の瞳があなたの視界に入ったかもしれない)

え、あ……こ、こんにちは。
(挨拶に、僅かに頭を前に傾けて……あなたのスケッチブックを見て頷く。断る理由は、無いから)
(どうぞ、と隣に座れるくらいには動いて)
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水藍・徨 6月5日23時
あ、その……僕は、たまたま、ここに。
普段は、アパートの屋上に居る、のですが、なんだか今日は、外に、出てみたくなりまして……不思議、ですね。
(と、あまり変わらない表情ながら、あなたを見ている)
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治部・亞比栖 6月6日00時
(不明瞭な眼だな、と思う。亞比栖はすぐ目力が強くなるから、わざと目を細めにして)
ああ、こんにちは。ありがとう。
(隣に腰かけ、改めて目礼を)
それが、我も今日は外でスケッチをしたくなっ……たのだ……?
(違和感。感情が感じられなかったことといい、彼は……?)
……すまぬ、ぼうっとしたよ。
たまたまか……たまたまが重なることもあろうなぁ。不思議なことだなぁ。
そちらは、今日は、何を描いておるのかな?
(努めて、柔らかく話す。吹き消してしまいそうな会話を、そっとそっと扱うように)
(そうして表面を静かに保ちながら、出来る限りの情報を拾おうと、貪欲に感覚を研ぎ澄ませていく。彼への興味が、いくつもの仮定を展開しては感覚に否定され、さらに仮定を増やす。彼は、一体何者だ?)
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水藍・徨 6月7日00時
……? そう、ですか……
(あなたの話が少し、途切れかけた事に疑問は持ったが、ぼうっとしていたと伝えられたなら、素直に納得するのがこの少年だ)

えと、僕は……
(感覚を研ぎ澄ませたあなたは、不意に潮の香りを感じるかもしれない)
僕は、今、この自由帳に描いてる世界、『|Elpis《エルピス》』の話を、考えて、いました。
あ、その、主人公が船に乗るところ、とか……こういうのを……
(白い少年が語れば、その少年と瓜二つの──黒仮面を着用した青年と、小ぶりの船がたちまち現れる)
(どちらも薄ぼんやりとした輪郭をしている。船に至っては、ゆらゆらと海に漂っているような、そんな様子を見せることだろう)
その、まだ、あまり決まっていないので、曖昧ですが……
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水藍・徨 6月7日00時
(そうして、ふと、もう一度、あなたのスケッチブックを見て)
あの……あなたは、普段、何を描いているのですか?
(と、小さく小首を傾げてみた)
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治部・亞比栖 6月7日16時
(不意に香る、ここに在らざるはずの、海)……?
! これは――!
(思わずベンチから立つ。少年の語った世界が、現出した)
ほう。ほうほう。√能力者であったか。我もなのだ。
ああ、スケッチブックはメモのようなものでな……(ぺらりとめくられたスケッチブックには、ぐちゃぐちゃと鉛筆の線が走っている)己には分かるのだが、ほかの者には分からぬと言われるよ。

(相手に合わせて、同じほうへ小首を傾げて微笑む)
普段は、なんでも、だ。我が美しいと思うのであれば、なんでも描く。方法は油絵でも、オブジェでも、曲でも。
名乗り遅れた(優雅なボウ・アンド・スクレープを披露して)
我はアビィ。これで吸血鬼でな、化術で人間の姿を取っている。

しかし……(しげしげと現れたものを観察する)
あまり決まっていないのであらば、我もともに考えてもよいだろうかな? 主人公は、いかほどの所持金を持っているのであろうか。
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水藍・徨 6月9日19時
(僅かに驚いたような仕草を見せる。が、√能力者という言葉にはあまり関心がないのか)
あ、えと、そう、なのですね……(と曖昧な返答を返した)

(それでもスケッチブックに描かれたものに興味はあるのか、そっと覗き込んでみる。線に線が重なり、連なり、多くが描かれている気がする。ただ……)
あ……あの、えっと……すみません、僕も、分からなかった、です……
(表情は変わらないものの、少し残念そうに俯いた)
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水藍・徨 6月9日19時
なん、でも……
(自分は決めたものを描くが、それ以外を描くことはほぼ無い。だからあなたの答えに驚いて)
(続いた自己紹介に優雅な一礼。その様子に数秒ほど見惚れてから)
アビィ……あ、僕はでぃみ……あ、いえ違います。僕は、えと、|水藍《すいら》・|徨《こう》、です。
(よろしくお願いします、とその場で頭を下げた)

(そして海に浮かぶ小船、主人公の青年を前にして……聞かれた言葉を繰り返す)
主人公の所持金は……それなりにはある、設定です。
ただ、彼は……|Elpis《エルピス》というこの世界で活動する|抵抗軍《レジスタンス》。目立つほどの大金は、ここではあまり、持ってないです。リーダーに頼まないと……
(その言葉と同時、海の風景とまた別に、質素な造りの建物の入口が景色として浮かぶ。主人公の青年の他にも、仮面を着けた人物がそっ、と行き来する様子が浮かんでは消えていく……)
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治部・亞比栖 6月9日20時
(曖昧な返事は綺麗に流す。年長者の心得だ)
これは分かってもらおうと思うて描いてはおらぬでな。ふふ、いつか我がアトリエに招待をしようか?(また落ち着いて、隣に座りなおして)

こう。どういう字を書くのかな?

ふむふむ……(新たな光景にも抜かりなく目を通す)
であれば、船に乗る前には栄養を摂らねば。かさばるものなど、船には積み込まれておらぬゆえ。軽く何か食べておるのではないかな?

(と、ふと声を落として)
だが……そのような平穏は続かぬ。仲間もなく、海に出ようというのか、|抵抗軍《レジスタンス》が……?
周囲に逃げ場など、ない。
だというのに、ああ、何も知らぬまま、彼は船に乗り込んでしまうのだ。
(歌うように語り、手を差し伸べる。次はそなただと)
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水藍・徨 6月12日22時
アトリエに?
(興味はある。どんな絵を描くのか……)
行って良いのなら、行って、みたい……です。
あ、僕の字は…
(一番最初のページを捲る。そこには、『|水藍《すいら》・|徨《こう》』と、一生懸命書いた字が書かれているようだ)
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水藍・徨 6月12日22時
(朝の風景から想像すると、ゆらり、ゆらりと影が浮かび始める。ふわりと香ばしさも香るのは、コーヒーの良い香りで)
船に乗るのは──朝。主人公はいつも通り、手軽なサンドイッチとコーヒーで済まして、チームメイトと別行動を取る……
一人で行動するのは、今回は予定通りだから、咎められることもない……
("チームメイト"らしい赤茶色の髪の青年と、黒に近い深緑色の髪の少女に見送られるところでは)
(「頼むぜ!」「行ってらっしゃい、気をつけて!」と、そんな声も聞こえてくるだろう。そして)

予定通り船は出発……でも暫くすると、予定していた航路と、違うことに気付いた。
(意気揚々と動いていた船は、突然ポツン、と沖合に留まる)
主人公の周りに集まる気配、それは……敵となる、王の尖兵!
(主人公の周りには、10名ほどの人物が取り囲んでいるようだ。姿はまだ細かく決まっていないのか、微かにぼんやりとして)
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水藍・徨 6月12日22時
……なんだか、クラーケンもやってきそう、ですね。
(そんなぼんやりとした|想像《イメージ》からか、周辺の海域は荒れ模様だ)
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治部・亞比栖 6月13日00時
おお、そうか。なれば後で名刺を渡すとしよう。
ふむ……(ページを見るに、彷徨の徨。意味も察せるが……、あえて触れるようなことではないだろう)徨だな。改めて、よろしく。

(展開される光景を全身で感じ取る。サンドイッチにコーヒー、その香気。気の置けないチームメイトの存在。どれも記憶をしておく)
(進んでいく物語。だが……少し顔をしかめる)

(尖兵の流れには困った。王の名どころか、王政かそれ以外かも分からない。軍の造りも、魔法の有無もだ。当然、尖兵を描写できるはずもなく……だが、ここで流れを止めるわけにはいかない。幕は上がったのだ)
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治部・亞比栖 6月13日00時
(――ならば、明言されたクラーケンから広げるか)
甲板にて囲まれながら、先ほどまで兵がおった、今や扉の開いた船室の奥に、奇妙なものが見えたろう。
あれは……クラーケンの幼体か……? ぴくりとも、動いておらぬようだが。だが王の兵が、クラーケンを見つけたならば、討伐をするのは当然のこと。まして幼体のうちに仕留めたのならば、証拠として持ち帰りもしよう。

ぉぉぉぉぉ……

ぉぉぉぉぉおおおおお……

おおおおおおおおおおおおお!!!
(亞比栖が赫い霧に包まれる。霧がぐぐっと範囲を大きく広げ、その中から巨大な触手が伸びた。触手は鞭のように、船体を上から打ちつける)
(そして、霧からクラーケンの頭が、のそりと現れた。その目に青い涙を溢れるままに流して)
(化術だ。亞比栖はどろんバケラー、中でも幻想の生物に化けることを得意としている)
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水藍・徨 6月15日19時
(あなたの語りに合わせて、|想像《イメージ》が追加される。)
(「|抵抗軍《レジスタンス》よ、大人しくこのまま連行されるのなら、手荒な真似はしないと約束しよう」
「……あなた達のような優秀な魔法使いが、わざわざ僕みたいな三下に構っている余裕があるということは、よっぽど暇なのですね?」
「ちっ、ああ言えばこう言う……」)

(軽口を叩く主人公は、尖兵が出てきた部屋の奥へ睨むように視線を向ける。小さなタコの魔物が青い血を流して、既にこと切れているのだ。クラーケンの幼体、子がいるということは、つまり……)
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水藍・徨 6月15日19時
(と、その時だった)
え、わ、あ……!
(あなたが赫い霧に包まれたかと思えば、巨大なクラーケンとなって目の前に現れる。子を殺された怒りを表し、触手は|想像《イメージ》を形にした船を木っ端みじんにせんと振り下ろされる)

(目の前のあまりの出来事に、迫力に、一瞬呆けてから……我に返る。)
この船には、多少の攻撃なら守られる防御魔法が施されている……けど、何度も打たれたら堪らない。
尖兵達は、クラーケンの討伐を優先することに……でも、襲撃は彼らにとって予想外の事態だし、この兵達は元より海上に慣れていない……実力差は、圧倒的だ。
(船から|クラーケン《あなた》へ放たれるのは、尖兵達による雷や風の攻撃魔法のイメージ。勿論、実際に痛くならないようにしているが、ほんのりと触れた感覚は感じられるだろう)
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治部・亞比栖 6月15日20時
(なるほど。一人称は僕。軽口を叩く性格。黒仮面は、徨と見た目こそ瓜二つだが、性格はどうやら真逆のようだ)
(だがそれが想像の世界というもの。大いに肯定しよう。そして、大いに盛り上げようではないか!)

おおおおおおおおおお!!!!!
(嵐のような鳴き声――否。泣き声を上げ、クラーケンは尖兵たちを触手で巻き取っていく。ある者をこと切れるまで締めつけ、ある者をそのまま海に放り投げる。魔法など、ものともしない)
(船への二撃目。防御魔法が軋み、嫌な音を立てた)
(大粒の涙が散る。それでも、子への思いとその青い涙は、溢れて止まらないのだ)

(――さあ、どう出る!)
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水藍・徨 6月16日23時
(我が子を葬られた痛み、苦しみ、憎悪は計り知れ無い)
(徨はその|クラーケン《あなた》に圧倒されつつも、主人公の青年を見る)

……僕の、考えた主人公は……彼なら……
(彼ならどうする? この"大暴れしているクラーケンをどう倒す"?)

(「うわぁぁぁぁ!!」「魔法が効かな──!?」
「……やれやれ、厄介事が次から次へと。まぁ、|王の手下《こいつら》を消してくれるのは助かりましたが」)
(数名の命が散りゆく中、主人公は涼しい顔で甲板に立っている。二度目、船が揺らされれば踏みとどまり、)
(三度目が来る前に……動く)
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水藍・徨 6月16日23時
主人公は、時間と空間を操る魔術師……だから、まずは時を止める。
……でも、止められる時間は5秒が限界。

(「_|στάσις《時よ止まれ》」)
(主人公が詠唱すれば、周りの空気が一瞬だけ張り詰める感覚を感じるかもしれない)

その間に、主人公は|クラーケン《あなた》に近寄っていく。階段状の簡易な空間を作って、足場にして……
時が動く時には、足元を移動する途中、だろうな……
(その一瞬の後、主人公は|クラーケン《あなた》の足元へ躍り出ようとしているのが見えるかもしれない)
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治部・亞比栖 6月16日23時
(厄介事。なるほど、そう捉えるか。内と外の境界がハッキリしているタイプとみた)
(怒りの演技で王の尖兵をさらに掴み、散らす。そうこうするうちに……)

(彼が、動いた)
(と思ったとき、縛られた感覚、そして彼の“瞬間移動”)
(――時空間魔法の使い手……!)

(亞比栖のほうは、どんな攻撃をも受ける心積もりだ)
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水藍・徨 6月17日00時
(主人公が手のひらを上に向ける。そこに生み出されるのは、拳大程の半透明の白い箱。重さはプラスチック容器程の軽いものだが、強度はある)

えっと、それから、彼が空間魔術で作った頑丈な箱を投げて……|クラーケン《あなた》を一撃で仕留めにいこうとする。
イメージは、大砲を撃ち込むような……でも、|あなた《クラーケン》の方がよっぽど大きいから、耐えられるかもしれない……

(「_|ταχύτητα《時の流れよ》……加速」)
(その箱を|クラーケン《あなた》の額と思しき場所へと投げるが、その投げられた箱の速度を、加速、加速──更に加速!)
(遂には大砲でも撃ったような速さと威力の|箱《幻影》があなたの頭部を通り過ぎるのだろうが……軟体動物だから耐えてもおかしくない、少年はそう思っている)
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治部・亞比栖 6月17日00時
(おお……! 箱を出しただけですでに感動する。時空間魔法をここまで使いこなすとは!)
(ふむふむ。徨のシナリオを聞く。耐えられそうなのだな、と)

(箱に加速がかかるのを、いつもの見た目相応の少年の心で見た。ああ、凄いことだ! 凄いものを見ている!)

(クラーケンの頭部に大威力の箱が当たり、ぐらり、大きく傾く。数秒は目を回していることだろう)
(さあ一思いに、見事に! 決めてくれ! 心が叫んでいる)
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水藍・徨 6月17日22時
(少年は|想像《イメージ》する。|彼《主人公》の活躍を。
少年は|創造《形に》する。|彼《主人公》の生きるこの|瞬間《とき》を)

(ぐらりと傾く|クラーケン《あなた》を、主人公は見逃さない)
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水藍・徨 6月17日22時
──|想像の創造《ディミウルグ》
(「──_|δημιουργώ《空間創造》」)
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水藍・徨 6月17日22時
クラーケンの頭上には、大きな刃が形成される。
頭から真っ二つにするくらいの、大きくて鋭い刃……
(手を掲げ、|クラーケン《あなた》の頭上に創るのは、断頭台にある刃をのようなものを大きくしたもの)
(それが今、真下へと振り下ろされ──|クラーケン《あなた》の頭を、全身を、真っ二つにしようとする!)

(「頭を、よく冷やすことですね」)
(|刃《幻影》が|クラーケン《あなた》の頭から……通り抜けていくことだろう)
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治部・亞比栖 6月17日23時
――――――――!!!!!
(シュワッ……。斬られた瞬間、赫い霧となった。子へ向けて伸ばされた手は届くことなく、霧の中へと消え……)

こうして。
(少年の声。霧から歩いて現れたのは、もう一人の語り手だ)

彼は見事にクラーケンを退治してのけた。
船に残ったのは、彼と、あのクラーケンの子の死骸。

だが……本当は、同じなのではなかろうか?
王の兵によって、住まう地を荒らされたのは。人だけではないのではないか?
あの涙は、不当に子を奪われた親の涙……。それを、彼は幾度となく見てきたのではないか?

確かに、襲われたからには戦わねばならなかった。
だが、それだけでは……終わるまいて。
(微笑し、手を徨へと差し伸べる。物語を締めるのは、同じ顔をした彼ら二人であるべきだ)
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水藍・徨 6月18日21時
(終わった。クラーケンを討伐し、甲板にはただ一人残る主人公)
(彼は僕の考える、一番強い主人公だから──あぁ、とても、)
(とても、█しかった……?)
(……何故か、心臓が早鐘を打っている。これは、何だろう? でも、嫌じゃ……ない)

…………。
(未だに表情を変えない少年は、無意識に、胸の辺りに手を当てて)
(あなたの語りを聞く)

涙…………
(クラーケンが暴れたのは、何の理由もなく子を殺されたから……子供を殺された親は、|悲しむもの《・・・・・》だし、|怒るもの《・・・・》ということは覚えてる。でも)

襲われたから、戦う……主人公だから、最後は勝つ……
でも、それだけでは、ない……?
(差し伸べられた手を、微笑みを不思議そうに見て)


(──虚ろな金色の眼差しが、あなたへ向けられる)
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水藍・徨 6月18日21時
|どうしてですか《・・・・・・・》?
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水藍・徨 6月18日21時
(次に告げられる言葉には、きっと何の感情も感じられないだろう。寧ろ、少年が機械だと言われても違和感がないくらいの流暢さだ)

奪われたら奪い返します。命に危険が迫るなら、その危険因子も全部消さないといけません。
そうでないと、いつまた奪われるか分からない。
そう、奪われる前に、奪わないと……

(もう片手で自由帳を、きゅ、と無意識に握り締める)
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治部・亞比栖 6月18日21時
(様子の変わった彼を見て、また最大限に感覚を研ぎ澄ませる)

(……ああ、のめり込みすぎて忘れていた。感情が見られないから、と興味を引かれて来たのだった。軽くだが、理由が分かったので、張りつめていた警戒を解く)
……ああ、そのとおりだ(うんうん、と友好的に頷く)
我がとち狂うたことを言うたよ。
奪われたら奪い返す。まさに、その通りだ。
命の危険を、彼はようしりぞけたな。

(そして、害のない笑顔をまた浮かべて)
そんな彼の名を、どうか我に教えてはくれぬかな? 徨よ。
(――己の失態だ。きちんと己で進路を戻さなければ)
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水藍・徨 6月18日22時
(──ジジッ、と主人公の幻影にノイズが入ったが、それは一瞬の事。一通り役目を終えた主人公の姿は、あなたが言葉を言い終える辺りで消えていくのが見えるだろう)

(虚ろな瞳が、瞬きを数回した。そうして最初に会った時のような、大人しい少年の様子に戻っていき……)
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水藍・徨 6月18日22時
あ……そう、でしたか。あぁえと、僕こそ、ごめんなさい。なんだか、今日は不思議な気持ちで……変だな……
(まごついて、上手く言葉に表せられないのがもどかしい。そして、その主人公の名前を問われれば、)

あ、彼の名前は、その……これかな、というものはあって、はっきりと決まってないのですが……
(おずおず、と主人公が描かれている頁を見せてみる。丁寧に描いたイラストがそこにあり……)
(星、時、空間……カイロス、プラネット、ディミウルグ、キー ロス……様々な単語が飛び交う)
(ロウ? リオル プラネテス? プラーテ?)
(名前らしい名前も一応あるようだ)
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治部・亞比栖 6月18日23時
いやいや、謝らんでおくれ。実に見事な物語であった。
(努めて、朗らかに応える)

ふむ……(頁に目を通す)
そうか。なれば今は彼と呼ばせていただこう。
彼と、徨に。喝采を贈ろう(パチパチと拍手を。こればかりは心からのものだ)

おお、そうだ。
我が名刺を渡すと言うておったな。
(流れるような所作で名刺を出すと、徨へと差し出して。だが「治部・亞比栖」と書いてあるのを見ると)アビィと名乗っておったか。アビィはニックネームでな。そちらで呼んでくれると嬉しい。
(にこり。差し出された名刺には、住所も書かれているようだ)
また我がアトリエに遊びに来ておくれ。そのときには、我の描いた絵をお目にかけよう。
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水藍・徨 6月19日08時
(褒められると、胸の辺りがくすぐったいような、そんな感じを覚える。それも、なんだか不思議で)
ありがとう、ございます……拍手するほど、喜んで貰えて……良かったです。
(█しい、という表現が見つからず、無難な物言いになってしまうが)

(一先ず差し出された名刺を受け取る。名前について聞けば納得して)
えぇと、では、アビィで。ありがとう、ございます。絵を見るの、その……|楽《█》しみ、です。
(こう言うのが、多分正しいのだろう。そう思いながらも、不思議と……その名刺を大事に両手で持つ)
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水藍・徨 6月19日08時
あ……僕、そろそろ帰らないと。
(気付けば、日も傾き、夕焼けが二人を照らし出す。この時期はまだ明るい時間が続くが、もう間もなく星も出てくるはずだ)
(そんな時間だと気付いて、少年はベンチからゆっくり立ち上がろうとするだろう)
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治部・亞比栖 6月19日12時
(今「楽しみ」と言ったか? と思ったが、まぁ……慣用句だろうか)
おお、我もそろそろ戻ろう。
(クラーケン変身後から立っていたので、立とうとする徨に手を差し出す。立つ補助になるように)

ぜひ、またお目にかかりたい、素晴らしき描き手よ。
(◇発言終了◇)
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水藍・徨 6月19日17時
(差し出された手を、今度は何事もなくそっと触れてベンチから立ち上がる。自由帳も勿論、大事に持って)

はい、えっと、また機会があれば……
(言葉の平坦さと裏腹に、不思議と胸の高鳴りを覚えながら……一緒に公園を後にすることだろう)
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水藍・徨 6月19日17時
(──そうして、あなたと出会い、共に描いたセカイは、ゆっくりと幕を閉じていく)
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水藍・徨 6月19日17時
【閉幕】
(◇発言終了◇)
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