夜宴の座
夜の街は、蛍光色のネオンと提灯が入り混じっていた。近未来とレトロ感がごちゃ混ぜになった風景。光に照らされた通りには、居酒屋や屋台など小さな店がぎっしり並び、看板には異国の言葉が雑多に書かれている。
串焼きの香ばしい香りの横で、スパイスの効いた見慣れぬ料理が湯気を上げ、どこの国の料理なのか一目ではわからない皿がテーブルを賑わせていた。
色とりどりの酒瓶や器が所狭しと並ぶこの店のカウンター席には、スマホを片手に一人で麺をすすっている客、店員と軽口を交わしながら酒を頼む賑やかな客、尖った耳を持つ異種族の少女が気にせず食事をしている。
皆が肩を寄せ合うように並ぶ野外のカウンター席とテーブル席は、屋台のような趣だ。笑い声や食器の音が絶え間なく響き、種族も文化も混ざり合うこの街は雑多で妖しい。
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ルイ・ミサ 9月4日11時(いつものように夕食をとろうとこの店へ来た。こんなに遅い時間に空いている店は飲み屋くらいだろう。ここは野外の席で食事できることもあってか、飲まない客も入りやすく、連日連夜混んでいる。けれど常連にもなれば、サービスもたまにあって……何となく足を運ぶ回数も増えた)
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神桜木・祐希 9月6日20時(美味そうな匂いと雰囲気に誘われるように店内へと入る)
(時間は遅い時間だが店内の活気ある様子をちらりと見ていると傍へとよってきた店員がきて。カウンターの最後の一席でいいか、といった話があがった。改めて店内を見渡すとなるほど、と納得して頷く)
(……ま、隣が開いてて広くつかってる隣人には悪いが。別にルール違反してるわけじゃねぇしな)
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神桜木・祐希 9月19日23時(ざわり、と周囲から好奇心の視線にさらされながら。隣人が誰だったかをすぐに思い出す)
(立ち上がったルイを見上げるように僅か責めるように視線を投げつけながら)
――座れよ。
今日はプライベートだ。なんも企みもしてなけりゃ戦いもしねぇよ。
(両手をぷらぷらとしながら何も持っていないことを証明するように。最も能力者にとって特別意味のある仕草ではない。あくまでそういった意思表明をしてるだけだ)
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ルイ・ミサ 9月20日21時…………。(他に席が空いていれば移動するところだが、タイミング悪く満席状態。注文もした後だ。沈黙が続く)
(タトゥーだらけの店主が、カウンター越しに貴方に声をかけてきた。「何にする?」和洋中なんでもある店のようだ。壁に貼られた雑な手書きのメニューには、アルコールからジュースまで色々書かれている)
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神桜木・祐希 9月22日23時何に驚いてんだよ。そりゃ俺にだってプライベートくらいあるだろ。
ブラックなどこぞの機関の職員じゃないんでね。
(汎神解剖機関を皮肉るようにそう言いながら、座りながら周囲に視線を投げるルイを見て)
(……嫌われたもんだな)
(空席があれば無言で離れていったであろうことは想像に難しくない。最もまぁ今のところ好かれる理由はないのも事実だが)
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神桜木・祐希 9月22日23時(つっても事情をペラペラってわけにもいかねぇしな、などと考えていると店主からの言葉に顔を少しあげて)
あん?ああ、注文か……ん、じゃあこっちと同じやつ。
飲みもんはその料理にあうやつ適当に見繕ってくれ。ちゃんと成人もしてるから心配しなくていいぜ。
(その面で未成年だとは思ってねぇよ、と店主は言いながら背を向ける。その背中からは面倒なこという奴だな、というオーラもわずか感じるが慣れたものなのか特にそれ以上は言わずに仕事に戻っていった)
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ルイ・ミサ 9月23日21時まともに暮らしてる人間なら、あんな仕事請け負わないと思うけど?
(素性も知らないまま戦った相手に、好印象をもつほどお人好しではない。かといって、今の彼に戦意がないのも事実のようで。空席を探すのはやめて頬杖をついた。店主に注文を聞かれる様子を横目でチラリと見る)
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ルイ・ミサ 9月23日21時(内容も聞かずに同じものを頼んだことに、少し驚く。隣の客が激辛ラーメンに涙を流しているのを見て、そっちを選べばよかったとほんの少しだけ後悔もした)
……私が激辛ラーメンなんて頼んでたらどうするんだ?あるいは極端な甘党で、シロップだらけのデザート山盛り頼むような奴だったら?それとも、実は酒豪の大人で、こんな(と、大きく手を広げてジェスチャー)大きな杯に日本酒並々注いでほしいと頼んでたら――
(彼が言葉を返す前に、咳払いして姿勢を直す)
あまりお腹いっぱい食べない方がいいぞ?この後、私に蹴られるかもしれないし。
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神桜木・祐希 9月27日00時まともに暮らしてるかどうかとプライベートがあるかどうかはまた話が別だろーがよ。
つーかそれを言うならアンタ、プライベートじゃねぇのかよ。仕事中――いや、24時間仕事し続けっぱなしって感じか。
(頬杖をつきながらこちらを見てくる少女にそう返しつつ)
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神桜木・祐希 9月27日00時そん時は涙流しながらラーメンでも甘いもんでも食ってただろーよ。
別に言うほどマネした理由はねぇけどな。
ここ来んの初めてだから馴染んでるやつに倣ったのと。……ま、あんなところで会う奴がどんなもん食ってんのかなって気になっただけだよ。
(言いながら、ルイの奥の客を見る。真っ赤なスープのラーメンを見て、確かにあれはきつそうだな……、と表情を曇らせるが。視線を彼女へ戻せば、まぁそういうの食う感じのキャラじゃねぇか、と楽観的に笑い)
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神桜木・祐希 9月27日00時蹴られて喜ぶ趣味はないんで勘弁してもらいてぇな。
ま、つっても――――(言いながらルイの足先から頭の先まで見渡して)そんな軽そうな体じゃどうかな。
腹の調子に関わるほどのもんなのかは少し気になるがね。
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ルイ・ミサ 10月1日19時プライベートを大事にできる護衛さんか……随分気楽だな。
私と同類かと思ったが、どうやらブラック企業勤めではないらしい。もしかしてクビになったのか?(皮肉っぽく笑った後、肩をすくめる)
まあ、今はオフだ。連絡が来ればすぐオンに切り替わる。キミと違って、私は働き者だからな。
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ルイ・ミサ 10月1日19時ふうん。ほら、来たぞ。(店主がカウンター越しに二皿のリゾットを置く。トマトの酸味とコンソメの香り漂うエビとキノコの入った一品)ご覧の通り。怪力君には物足りないであろう消化にいいリゾットだ。
(スプーンで小さく掬ったリゾットを冷ますように、息を吹きかけた)体力勝負で殴り合うつもりはない。次に会ったら、まずはキミの精神をじわじわ嬲ろうと思ってたんだ。その後なら、私の蹴りも多少は効くかもしれないだろう?(自信たっぷりにそう言うと、猫のような目で微笑んでスプーンを口へと運んだ)
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神桜木・祐希 10月8日20時ハッ。ま、業界で評判はよくねぇだろうな。あちこち転々としてる雇われの身なんでね。扱いにくいだろーな。
それにこっちも本命の事情があるんでね。んなずっとブラック企業でバイトしてらんねぇよ。
……一応言っておくがブラック企業の働き者はポジティブな表現じゃねぇからな。
そもブラック企業だと思ってんならさっさと抜けた方がいいんじゃねーのか。再就職先に自信がねぇのかは知らねぇが。いつまでもそんなところにいる理由でもあんのかよ。
(コイツ、見た目の印象より意外と口わりぃな。と内心で思いながらそう返して)
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神桜木・祐希 10月8日20時これでもグルメでね。
とりあえず味がよくねぇと食う気にもならねぇんだ。美味そうで助かるよ。
(量はバイトで稼いだ金で頼めばいいからな、と返しながら熱いリゾットをそのままバグバグと口に入れながら)
……俺に?あんたの蹴りが?
そりゃ衰弱死十秒前ってくらい弱ってりゃ効くかもしれねぇが。
俺としてはそんなことをするよりは素直に体を強くする方をお勧めするがね。一万年も鍛えればもしかしたら効くかもしれねぇぜ?
(あくまでもしかしたら、だがな。と負けずに皮肉気にそう返した)
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ルイ・ミサ 10月14日14時ブラック企業でポジティブに働いていたら間抜けだな。(抜けれるなら、抜けている。喉元まで出かかったその言葉を、リゾットとともに飲み込んだ)……自信の問題じゃない。この美貌をもってすれば、何処でも仕事はできる。が、そうしない。それだけの話だ。
安易な気持ちで、闇深い箱には関わらない方がいいぞ。バイト君。
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ルイ・ミサ 10月14日14時い、一万年!?(挑発に乗るべきではないと分かっているが、思わず顔が引きつる)この前手加減してあげたことで、変な自信をもってしまったようだな。前回は確か……私はキミを捕縛しかしなかったから。もっと痛手を負わせるべきだったな。
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神桜木・祐希 10月22日22時この美貌って……いや、まぁ何かはそりゃあるだろうけどよ。
意外だな、んなところで自信満々なキャラだとは思ってなかったぜ……。
ご心配はありがてーが、あんた風に言うなら元々闇側産まれなんでね。
将来に向けて社会勉強してんのさ。勤勉な若者でえれーだろ?
(なんてな、と肩をすくめながら笑みを浮かべて)
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神桜木・祐希 10月22日22時ほー?そんなことができるようには感じなかったんでね。悪い悪い。
気を使ってもらってたみたいでわりーな。おかげでノルマは無事に達成させてもらったよ。
(ルイの表情が引きつったのをいいことに皮肉気にそう言って)
ま、でも確かにな。自信がどうってなら積み上げさせてもらった側ではあるか。
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ルイ・ミサ 10月28日11時闇側産まれ、ね。
……まあ、あんな仕事を請け負う縁があるのだから、驚くことでもないか。
勤勉な若者なら、もう少し穏便な職種で社会勉強するものだろう?まさかご希望の就職先が闇側ってわけじゃないだろうな。
選択肢があるのにそっちを選ぶのは、あまり賢くないぞ。勤勉さを活かして、もう少しマシな社会勉強に勤しむんだな。バイト君。
謙遜してるのか、皮肉ってるのか判断に迷う。(スプーンでリゾットを掬いながら、どうせ皮肉だろうと薄く笑った)
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