迷子、何周目?

【RP】Merry bad returns!

くらがりの・こえ 11月26日22時

11月22日、戀ヶ仲くるりの誕生日が終わる、1秒前。
くらがりのかげが蠢いて、引き摺り込む。

あと、94608000秒─1578240分─26304時間─1095日─36ヶ月─3年。
確認するには丁度いいよね
ねぇ、見つかった?
見つからなくてもいいよ。
呪がきみを喰らい尽くすだけだから!


📗戀ヶ仲・くるり
👁️くらがりの・かげ
くらがりの・こえ 12月4日15時
『──ふぅん。色々出来るようになったんだねぇ。“おあずけ”』
(√能力使用/I'm Devil:補正+30(+40)、技能:精神汚染+24)【5/5】

0
くらがりの・こえ 12月4日15時
(▷抵抗成功)
はらぺこハティの足がとまった。
おあずけなの?とグルグルうなる。剥き出しの歯がこちらを向く前に、くらがりの手がくるりを指さす。

『ごはんは、あっち』

アクマが笑う。
大丈夫、さっき“あげた”から、絶対死なないよ!
0
戀ヶ仲・くるり 12月4日20時
はらぺこハティ、おおぐちあけて、ガブリ!

「な、に!うそ、まっ、」

痛いどころじゃない、死んじゃう!!──首筋に月狼の歯が齧り付いて、痛いを通り越して熱かったのに──痛くない、え、あ、

死なない?

視界の端で、くらがりの影が揺れる。噛まれた衝撃で持っていた魔導書を取り落とすと、月狼の姿が歪んで消えた。
身体を包み込んでいた影も、じわりと溶けるように滲む。

(【unlock】アイテム/|くろずむ《ウタガウ》:√能力/Prometheus's punishment)
https://tw8.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=34260
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戀ヶ仲・くるり 12月4日20時
消せばよかったんだ、いや、今の、なに、なんで、
湧いていた敵意を上塗りするほどの混乱した頭に、くらがりのこえがする。
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くらがりの・こえ 12月4日20時
『どうあっても“見る”自覚はない?じゃあやってみよっか』

アクマが笑う。

『ある人が1組のウサギを囲いに入れた。ウサギは生まれてから2ヶ月目に繁殖能力を持ち、毎月1組の子を産むとする。囲いの中にウサギが何匹いる?月毎答えよ』【13/16】

0
戀ヶ仲・くるり 12月4日20時
え?
なに、突然、こんなの、──解ける。

「…0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, 1597, 2584, 4181, 6765, 10946, 17711, 28657, 46368, 75025, 121393, 196418, 317811, 514229, 832040, 1346269, 2178309, 3524578, 5702887, 9227465, 14930352, 24157817, 39088169, 63245986, 102334155…」

数字の羅列。考えるより先に、ストンと答えが喉から溢れる。なんだっけ、これ…
0
戀ヶ仲・くるり 12月4日20時
そう、これは、
にんいのせいのせいすうは、れんぞくしないかずのわであらわせる。
1+1=2
  1+2=3
    2+3=5
      3+5=8
        5+8=13
          8+13=21
            13+21=34…
これらのかがくは、ローマすうじやほかのほうほうよりもすぐれている。
すうがくはまほうではない。インドとアラブのたみからまなべ。これはまなぶことであつかうことのできる、かがくである──
しぜんかいのさまざまなげんしょうであらわれるこのかずはうつくしい。

…私、そんなの、思った、んだっけ……誰が…わたし……?
0
戀ヶ仲・くるり 12月4日20時
頭が痛い。
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くらがりの・こえ 12月4日20時
『Ihr Herren, das ist Mord!』【14/16】

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戀ヶ仲・くるり 12月4日20時
ああ、ゆるしがたい。
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戀ヶ仲・くるり 12月4日20時
「Ich habe meine Pflicht erfüllt. Wenn die Wahrheit einmal siegt, wird man mich nicht mehr verfolgen.」

したいりゅうしががくせいたちのてについているのにどうしててをあらわないんだそうしてひとがしんでいくというのにむだなしからははおやたちをすくうまでわたしはやすまない…

──どうして?
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戀ヶ仲・くるり 12月4日20時
あたまがいたい。
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くらがりの・こえ 12月4日20時
『Bless those who persecute you;bless, and don't curse.』

アクマが笑う。

『続きは分かる?』【15/16】

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戀ヶ仲・くるり 12月4日20時
ああ──

「……はは」

くるりが笑う。
──許し難い。

「聖句を語るな、|異教の徒《アクマ》」

主の仰せの通り、同胞を愛そう。輩となる徒を愛そう。異教徒は範疇に入らず、……アクマは、……、……わたし。
私、は なに?
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くらがりの・こえ 12月4日21時
『ほら、愛しなよ!“きみ”の敬愛すべき御方がそう仰せだから、従うべきじゃないの?』【16/16】

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戀ヶ仲・くるり 12月4日21時
頭が、痛い!!

(▷アイテム選択)

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戀ヶ仲・くるり 12月4日21時
抱えてしまったのはほとんど無意識で、どうしてそこにあったのかも分からない。
抱えた感触は柔らかくて、頭の痛みに耐えかねて顔を押し付けると、べしべしと柔らかく叩かれる。……叩かれる……?
目線を上げる。これなに?

「……、……きょうもなぞにげんきだねぇ……」

うごうご、うごうご、手足を動いてるぬいぐるみを前に思わずそんなことを言ってしまった。だって、超動いてるから…。
カラーリングはみどり。名前もそのままみどり。今日もげんきな謎のいきものぬいぐるみ。なお、非売品の魔王様お手製である。
このぬいぐるみ、動力が入りそうな場所、まったく見当たらないんだけど、本当になんで動いてるのこれ……。
アクマの目の前で、今まで頭を抱えるほど痛くて怖くてしんどかったのに、場違いに笑ってしまう。
0
くらがりの・こえ 12月4日21時
▷「面白いねぇ?」 /「誰から貰ったの?」 / 「邪魔だな」

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くらがりの・こえ 12月4日21時
「それも、邪魔だなぁ」

アクマが笑う。
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戀ヶ仲・くるり 12月4日21時
アクマの視線を受けて、ピタリ。とぬいぐるみの動きが止まる。…止まっちゃった!
それが通常のはずなのに、動きのないぬいぐるみの背中が寂しい。同時に、「タッシャデナ‼︎」とか叫びそうな背中でもあった。
…やだ、真面目に別れを惜しまなきゃ(※動きが止まっただけで壊れてない)いけない場面でも、笑っちゃう…!

抵抗成功▷代償:装備不能…プチ・ミドリチャン
https://tw8.t-walker.jp/garage/item/show?item_id=51458
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戀ヶ仲・くるり 12月4日21時
「……なんの、話だったっけ、私が…どうあっても、見る?」

動かなくなったぬいぐるみを置いて、アクマを見る。
一度笑ってしまったせいか、べたりと張り付いていた畏怖や怯えが拭い取られた。楽観なんかしていい相手じゃない。でも、……その方がいい気がした。なんでだか、よく分からないけど。

「見やすくて、見ちゃったとしても、私は私で…」

アンタにはあげない。

睨みつけて言う。怖くないって言ったら嘘だ。逃げていいなら逃げたい。助けてくれるなら、助けてほしい。…頼っていいかな。今までも、多分、助けてもらったけど──ここから出るために。
まっくらなこの空間でも煌めくみたいに目に残る、私が一年で築いたつながりで貰えたもの。
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戀ヶ仲・くるり 12月4日21時
【crush count】
・アクマの値:48+56+46+5=155を超える
・アイテムひとつ使用ごとに振り足し

(▷アイテム選択)

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戀ヶ仲・くるり 12月6日09時
「……どいて、私、帰るから」

約束したから帰る。たくさん約束をした。

「私、約束した日に、珈琲飲みながらクッキー食べるの」

珈琲は今回はどんなのだろう。あんまり上手になってないけど、私が淹れてもいい。紅茶は好きかな。クッキーは一枚だけお先にいただいたら、想像通りの味だった。飾り気ない、でも丁寧に作ってそうな、卵とバターの味がふんわりと残るやさしい味。間違いないおいしさ。
人から見たら他愛のない約束かもしれない。
その日はきっと日常の地続きで、歩くようにも似た穏やかな時間が流れる──アクマが勝手に決めた決まりごとよりよっぽど大事な時間。

私の帰る理由のひとつ。私の道を照らすもの。

1
くらがりの・こえ 12月6日09時
【妨害】…くるり<アクマの出目で、count+30

▷「それ、認識出来てる?」 /「誰との約束?」 / 「邪魔だな」

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くらがりの・こえ 12月6日09時
『…それ、“認識”出来る?どうしてその約束が確かだってどうして思うの?きみの認識は曖昧で、すぐに忘れてしまうのに、分からなくなってしまうのに、
約束したって、どうして思うの?』
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戀ヶ仲・くるり 12月6日09時
アクマの声は甘くて苦くて鋭くて柔らかくて心の隙間にズルリと入り込もうとする。聞いていると胸がぎゅぅっとして頭が痛い。
手に持っていた……いつから持ってた?……缶がガシャンと落ちる。取りこぼしてしまってかなしい。

「……そんなの、」

落ちた缶の蓋が開いて、ふわりと甘い香りが漂う。

「その約束がうれしいって思って、果たしたいって思うだけでいい…!」

そんな約束をしただろうか?と首を傾げたとしても、次の約束をし直してくれる人と、約束をした。

成功▷代償:装備不能…鋸山堂のクッキー缶
https://tw8.t-walker.jp/garage/item/show?item_id=51073
(155-89=残:66)

(▷アイテム選択)

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戀ヶ仲・くるり 12月6日09時
行きたい場所ならいっぱいある。トーキョーのいろんなところ行く。
激カワだったな、あの店もおいしそうだったな、…私1人じゃ迷子になっちゃうかもしれないけど、「そんなの迷わない俺が一緒に行ってくれる」んだって。
時々思う。私、戻りようがないくらい迷子になるから、1人で出歩かない方がいいんじゃないか、ほとんど戦えないから、すごい危険な√に迷いこんだらそのまま死んじゃ……何を思ったっけ?……迷子になる話を見つめるとぐらりと頭が揺れて、ヒヤリとする。かんがえないほうがいいよ。
一緒に行こう、の言葉は見返せない冷たい感触から抜け出す心地がして、あたたかくて、うれしい。

「トーキョー♡激カワ♡グルメマップの、付箋が貼られた場所。ぜったい行く。」

アクマが笑おうが私は行く。

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くらがりの・こえ 12月6日09時
【妨害】…くるり<アクマの出目で、count+30

▷「それ、認識出来てる?」 /「誰との約束?」 / 「邪魔だな」

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くらがりの・こえ 12月6日09時
『誰との約束? 名前を|教えて《・・・》よ!』
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戀ヶ仲・くるり 12月6日09時
「……ぜっっったい教えない!」

私のともだち、アクマは一人たりとも覚えなくていい!!
ギリッと睨め付けた先でアクマが笑う。
握りしめた紙面からはらはらなにかが落ちた。付箋だ。……ごめんね、私、特典内容全部覚えてるかなぁ…。

成功▷代償:装備不能…最新!トーキョー♡激カワ♡グルメマップ
https://tw8.t-walker.jp/garage/item/show?item_id=50800

(66-94=complete‼︎)
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戀ヶ仲・くるり 12月6日23時
アクマを否定するごとにクリアになっていく頭。クリアになる程にここから帰るという意思が強まる。……でも、どうやって帰れるの。前はどうやって帰ったんだっけ?……覚えてない……覚えてないけれど戻っていた、という事実に背筋が震える。
弄ばれるみたいに“帰してもらう”の、…嫌だ。嫌悪感で唇を噛む。

(──Attendre et espérer.)

耳元で声がした気がする。瞬く。視界の端に、淡い光沢。そこにあるのはなんてことない、枝ひとつ。
幹から離れて長いであろうに、枝は艶々として枯れる気配がない。転がった先が指し示す先は、なにもない。なにも無いのに、指し示された気がした。
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戀ヶ仲・くるり 12月6日23時
……万能の力“√能力”。
極めて多彩なうえ、自身で新しい√能力を編みだすこともできる。
編み出せる基準は?
定義が一切されていないのだから──意思と覚悟ひとつずつで、出来てもおかしくないよね?

アイディアロール成功▷代償:装備不能…あさやけ
https://tw8.t-walker.jp/garage/item/show?item_id=51448
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戀ヶ仲・くるり 12月6日23時
「……、……アンタ、いつも、ルートブレイカーで“消える”よね」

右手で触れた√能力が消せると能力者間で広く知られているその力は、くるりが√能力者になった時には持っていたものだ。
アクマはこの光に触れると姿を消す。
どうして?
奇跡も魔法も呪もなにも知らないから、と読み漁った資料の内容を思い返す。くるりが手に取れる資料なんて、深淵には程遠いけれど、…連想くらいは出来る。
√能力のエネルギー源──インビジブル─全ての生命は死後「|見えない怪物《インビジブル》」と化す──悲惨な死や圧倒的な恐怖が齎された場所には「邪悪なインビジブル」が顕現する──これらは圧倒的なエネルギーを保有する──

「…アンタって、“邪悪なインビジブル”?」
0
くらがりの・こえ 12月6日23時
『くるりが|見て、呼んだ《はじめた》から、オレはアクマだよ』

アクマが笑う。
その答えは幾度聞いたところで覆されることはない。
0
戀ヶ仲・くるり 12月6日23時
「……そう、うん、じゃあ、」

これ以上の問答をしたところで、何も答えないのはなんとなく分かった。
いつもは拳を握り込む右手。今日は広げて指を組む。
お祈りしよう。神様には祈らない。私と私が作った縁に祈ろう。
このアクマをぶっ飛ばして、また会いたい、帰りたい、帰りたい。…帰りたいから、力を貸してください。

「私がおしまいにする」

(【unlock】√能力/The beginning of the end)
https://tw8.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=33995
⚠️指定√能力
60秒間【強く祈ることで周囲から得た力】をチャージした直後にのみ、近接範囲の敵に威力18倍の【ルートブレイカー】を放つ。
※60秒間≒1手番

0
くらがりの・こえ 12月6日23時
『あっはははははっはははあっはははははははははははは!』

アクマがわらう。

『……邪魔だなぁ』

幾度も吐いた言葉も再び吐く。
邪魔だなぁ。きみと世界を繋ぐもの。錨ひとつでいいのに。

【妨害】…くるり<アクマの出目で妨害成功

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戀ヶ仲・くるり 12月6日23時
手を組んできつく目を閉じた中でも空気が変わったのが分かった。…逃げたほうがいい!?いや、…今動いたらダメだ。
感覚でしかなかったけれど、やったこともないことをしようとしていて、出来るかもという予感すら失ってしまったら、…きっと出来ない。
唇を噛み締めたままアクマの圧をそのまま受けようとして、

「ケン」

頭にずしりとした重み。覚えのある重さと鳴き声。甘い花の馨。沈丁花の花の香りだ。
──アクマの圧は、襲ってこない。
強張っていた肩から少しだけ力が抜ける。黒毛金眼の狐。バイト先の、…みんな気安く扱っているけれど…多分、神か御使のお狐様。
…足元には、身代わりのように身が解れたぬいぐるみが転がっていた。どうやってか分からないけれど、守ってくれたのは確か。

妨害抵抗▷代償:装備不能…菫
https://tw8.t-walker.jp/garage/item/show?item_id=51501

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戀ヶ仲・くるり 12月7日21時
60秒。1分。1/60時間。常であればさして長くない時間。こちらを侵食してくる相手を前にするならとても長い時間。
組んだ指同士で汗が滲む。
本当にこれで出来る?なにが出来る?アクマを祓うなにか。イメージも上手く出来てないもの。
──自分が信じないで、どうして出来るの。
アクマを祓う右手の光。それだけは√能力者になった時からあった。アクマを退散させる時、いつも振るう右拳。それじゃあ、その光が、…でっかくなったら、強いんじゃない?
小学生みたいな論理。
けれど質量は確かに力。

光が溢れる。くらくて暗くて昏い場所に、切り裂くような白光。
これで、おしまいに、
0
くらがりの・こえ 12月7日22時
『……やだ!いやだ、消えたくないよぉ!』

アクマの悲鳴。
哀れっぽい声が響く。
涙なんて流すまともな目なんてないのに、泣いているように見える。
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戀ヶ仲・くるり 12月7日22時
「え」

…そんな白々しいまでの様子に、くるりの手が止まってしまうのは、どうして?
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くらがりの・こえ 12月7日22時
『あはは!くるりは、とっても|Kindness《やさしい》ね!』

アクマの手の中に、真白なマーガレットが一輪。
https://tw8.t-walker.jp/garage/item/show?item_id=51627
ゆらりと揺れて、そのままくらがりの身体のなかにとぷんと消えた。

それでも白光は消えていない。ガタン、ごとん、がらん、ゴロン、とくらがりの世界がひび割れて、欠け落ちていく。
頃合いだ。
アクマが笑う。

『またね、』

アクマが嗤う。

『その時には、もっと』

アクマが微笑う。
くらがりのかげが人の似姿を形作る。
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戀ヶ仲・くるり 12月7日22時
あれは、分類するなら絶対敵で、嫌いで、敵意を持って排除したくて──それなのに、信頼できるとも、やさしくしなきゃとも思うのは、どうして?
噛み合わない感情同士がぶつかり合って、どんな顔をしていいのか分からない。煌めく白光を衝動のままぶつけてしまえばいい…そう思った時にはアクマの姿が大きく揺らいでいた。
逃げられる!
…あれ?
アイツ、…あんな、姿、だったっけ?
容姿というものを描くことが出来なかったくらがりが、確かに、“個”として認識出来る形を取っていて、瞬いてしまう。
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くらがりの・こえ 12月7日22時
『──くるり好みの姿になってるかも!』

アクマがそうわらって、崩れゆくくらがりの中に消えた。
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戀ヶ仲・くるり 12月7日22時
「は?……あ? ああ゛!? はあああああああああ!?」

お前なんか大嫌いだ!!姿形なんて関係ない!!とくるりが地団駄を踏む。踏んでいる足場が、ごとん、と崩れかけて今度はたたらを踏んだ。くらがりが崩れていく……、

「あ!」

しまった!と慌ててくらがりの中を走り出す。ひとつ、ふたつ、みっつ、私、いくつ貰ったっけ!?……22個!死ぬ気で探せ!
壊れてしまったものも、動かなくなってしまったものも、全部、全部、拾い上げて抱えこんでいく。絶対ひとつも取りこぼさない!
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戀ヶ仲・くるり 12月7日22時
チカ、チカ、チカ、と白い光が明滅する。崩れゆくくらがり。どこかも分からない√。持ち物はなんとか全部拾い上げたプレゼントたち。どうしようもない状況なのに、…道は開けた、と不思議と思った。
でも迷子になっちゃうかも。どうしてだか、いつも迷うから。
抱えていたプレゼントを見る。引き寄せられるような心地になるのはどうしてだろう。くれた人たちが、世界の特異点だからだろうか。

「……きみたちをくれた人たちのところまで、帰りたいんだけど」

それは世界に存在を突き刺す|錨《Anker》ではないけれど、

「案内してくれないかな」

|道標《Marker》にはなってくれそうだった。
白い光の中、足を踏み出す。持っている持ち物たちに、引っ張られるまま。今日はそんなに、迷子にならない……気がする。
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戀ヶ仲・くるり 12月7日22時
【このおはなしは、】
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くらがりの・こえ 12月7日22時
くらがりのかげのなかで、くらがりのこえがわらう。

次はどんな花をもらおうか?
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くらがりの・こえ 12月7日22時
嬉しくて悲しくて楽しくてつまらなくて幸せで不幸で尊敬して軽蔑して感謝して恨んで安心して不安で誇らしくて恥ずかしくて興奮して退屈して心地良くて不愉快で懐かしくて疎ましくて頼もしいくて心細くて爽快で苛立ち満足で不満で希望して絶望して信頼して信用できず応援して邪険にして癒されて苛立って許して許せなくて大切でどうでもよくて認めて否定して気にかけて無視して抱きしめたくて触りたくない守りたくて消えてしまって必要でいらない
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くらがりの・こえ 12月7日22時
好きで嫌いで愛して憎んで、
全部寄越せよ、
持ってる熱量の全て。
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戀ヶ仲・くるり 12月7日22時
【これでおしまい】
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