迷子、何周目?

【RP】murky darkness “Hati”

戀ヶ仲・くるり 1月27日22時

びゃんびゃん…

…風切り音にも似た鳴き声が聴こえる。
夢の中で。眠りに落ちる前で。部屋で何かをしているふとした瞬間に。

びゃんびゃんびゃんびゃん

それは追いかけるように頻度が増えていて、けれど自室の中だけだから踏ん切りがつかず、あやういと思いながらも連絡する指が上手く動かなかった。
……これが氷の城に行く前なら、もっと早く声を上げられただろうか。
日付は1月終わり。
クリスマスの氷の城から、贈り主と2人だけで話すことを避けて、一月経った頃。

びゃんびゃんびゃんびゃんっ

また聴こえる。眉を寄せながら、使ってない部屋のドアを開ける。2LDKは一人暮らしには広過ぎて、物置状態のその部屋に、ひっそりと置かれた本。
見た目は何も変わらないんだけどな、と手を滑らせた表紙が──“あつい”

「……ぁ、」

ダメだ、これ、あぶない──“もう出てきちゃう”
急に氷水をかけられような心地になった。
自分だけならまだしも、誰かを巻き込んだら?

びゃんびゃんびゃんびゃん!!

『急にごめんなさい』
『いただいた魔導書なんですけど、』
『なんだか熱くて、』
『私のせいかも、』
『アクマがさわってそのままだったから、』
『あぶなそう』
『』

聴こえる鳴き声に追い立てられるように、スマホを取り出して焦って連絡を打ち込んで…勢いだけで送信していた連絡の手が止まる。
なんて続ければいい?
『どうしたらいいですか』『教えてください』『これから会えますか』『こわい』『助けて』
……多分、気まぐれで贈ったものを、……ともだちでもないのに、ともだちでも申し訳ないのに、こんなこと言っていいのかな……。
じくじくまだ痛む胸のせいで、文字が打てない。


🌙雨夜・氷月
📗戀ヶ仲・くるり



ハティ、ハティ、はらぺこハティ!
かげにしずんで、からだがおおきくなって…ああ、とってもおなかがすきました!
──おいしい月は、どこ?
『あはは! じゃあ食べちゃおうか』
雨夜・氷月 1月30日00時
(構成した幻影は己自身を投影した物。ハティは幻影の元となった力に反応したのか、そのまま幻影へと喰らい付いた。月喰いの姿其の儘の狼の様子に眉を寄せたまま少女と狼の前に立ち)
……こんなふうに躾けたつもりはないんだけど。何コレ、変質してる?アクマが触ったんだっけ?
(月を喰らわんとする狼を観察し、分析する。そも、発現には魔導書の一文を読む事をトリガーにしていた筈。それすら無いという事は乗っ取られている可能性が高い)
……|魔導書《アイツ》自体にも防衛機能が必要だったか……。いや、まずはアレを躾け直さないとね。

【判定成功】109<163(99+34+30)
0
戀ヶ仲・くるり 1月30日20時
──え、(目を見開く。ぐわりと口を開いた狼が、|あなた《・・・》に喰らいついて貪り出した。…ように見えた。あなたの声に、平静で立つ姿に、あなたではないと修正されたけれど、光景は目に焼きつく。かたかたと、遅れて肩が震えだした。
…こんなふうに。変質。ハティ。アクマが、触った…どこか遠い心地であなたの言葉を聞いて、内容を反芻して、真っ青で引き攣った顔の様相が変わった)

……アンタが、ハティを、変えた?
(声の向く先は、自分の影)
0
くらがりの・こえ 1月30日20時
『そうだよ!』
(さも当然のように、アクマが耳元でそう肯定した)


(戀ヶ仲くるりは2024年12月まで、一般人だった。平凡で際立った面もなく平和で幸運に過ごしていた女子高生は、暴力的な敵意も殺意も他者に向けたことがない。
自分に害悪を向けられても、敵意や嫌悪を向けるように掠め取られたとしても。
それが暴力に結びつきづらい気質で、外敵だと認識しても混乱や困惑が先立つ。対処の為に行動するのがあまりに遅い……“自分に”害悪を向けられたなら。)


(アクマが笑う)
0
戀ヶ仲・くるり 1月30日20時
(コトン、と感情が抜け落ちたような無表情に変わる。怒りの表出すら通り越して、何もない顔。目の前が真っ赤になったかのような感覚。)
──氷月さんに手出しするな。
(静かな声が敵意を告げる。どぷん、と夜明け前の色の目がかげで澱んだ。呼応するように、くるりの影から大きななにかが這い出る。)
https://tw8.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=32499

(ずるり…べたり。
あなたは見覚えがあるかもしれない。それは、影業と呼ばれる武器に酷似していた。
バァン──!!
くるりの敵意に反応して、自律行動する影業。人の身体ほどの太さのある腕が、ハティを押しつぶす。ハティは押しつぶされ、握り込まれ、…ぐちゃりと潰れた)

【攻撃→ハティ/自動成功】
【カウント:1】
0
くらがりの・こえ 1月30日20時
(そうだね!きみは、“そうなる”よね!
アクマが楽しげに笑う。笑いながら、声をかける。)

『足りないねぇ』

(その声に呼応するように、ゆらり、と月喰らいの陽炎が揺れる。くらがりとのあわい。魔導書から月色を引きずりだして、先ほど食べた月の幻影の味に舌なめずりして、潰されたハティが再び狼の姿を形作った。)

『びゃんびゃんびゃん!』

(ハティが鳴く。
つぶされたって、かんけいないの!ああ、ああ、たべたい!たべたい!たべたい!──おなかが、すいた)

0
くらがりの・こえ 1月30日20時
【unlock TIPS】
・ハティへの攻撃は自動成功です
・攻撃成功したハティは一端無力化しますが、すぐに元の姿を形作ります
・ハティを無力化した回数は【カウント】します

【ハティ:攻撃→氷月】
攻撃値…11+30=41
0
雨夜・氷月 1月31日19時
(次の一手をどうするべきか。考えを巡らせ始め、一瞬理解が遅れる。少女の言葉と共に現れた影、潰された狼、笑い声。アクマに関係する事象だと推測する、アクマの声だと理解をする。この力は|良くないモノ《・・・・・・》だと、直感的に判断した)
くるり、ストップ――
(止めようとして再び狼が現れる。反射的に舌打ちが漏れ)
…ああもう、躾がなってない犬だなあ、
(月の瞳で狼を視る)

【攻撃】+魅了8+√能力
https://tw8.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=27654

0
雨夜・氷月 1月31日19時
(瞳が支配の力を帯び、見つめた狼を惑わせる。本質が歪んだ狼の理性を取り戻す事が叶わなくとも、その動きを封じる事は出来たらしい。魅入られた狼へ、そのまま月の刃が突き刺さる)
……くるり、大人しくしてて。その力使うの、嫌な感じする。一応コレの元飼い主は俺なんだから、俺がやる。
(少女を気遣う為の言葉選びをする余裕はない。力を使わせるのをやめさせたいが、どう転ぶか。視線は狼から逸らす事は出来ない)

【判定成功】41<67(29+8+30)
【カウント:2】
0
戀ヶ仲・くるり 2月1日17時
……、……(あなたの言葉で目の前を見る。こぼれた言葉も、敵意も、ほとんど無意識に近かった。じわじわと状況が染み込むよう。黒い腕。押しつぶされたハティ。大きな手が握りつぶして、)
えっ?(これ、私が、やった? 見覚えがある。黒い腕。前は、どうして、出てきたっけ?)
あっ、氷月さ、私、これ、なに、ゃ、あぶなっ(陽炎のように再びハティが現れる。腕が動き出す前に、あなたが制した)

【抵抗値】

0
くらがりの・こえ 2月1日17時
『あはは!ほら、くるりは“いらない”って!大人しくしてなよ!』
(氷月の言葉を露骨なまでに悪く言い換えて、アクマが笑った)

【精神汚染】

0
戀ヶ仲・くるり 2月1日17時
【抵抗成功】95>45

──うるさい!!
(あからさまな煽りに叫び返す。右手に灯ったのは白い光。アクマにはルートブレイカーだと、経験則で染み付いていて。煽りに乗ってはいけないと、そう判断出来る理性は、あなたの声で揺り戻されていた。
バチリ、と白い光が影に触れる。大きな影の腕が、揺れる。揺れる。崩れてしまいそうなほど。…やっぱりルートブレイカーで消える。アクマと一緒だ)

『……びゃんっ!』
(月の刃を受けて、姿が崩れて、また姿を取り戻そうとしていたハティの姿も、|一瞬崩れた《・・・・・》)
0
くらがりの・こえ 2月1日17時
『……はは、補った分も欠けちゃったね。かわいそうに。|また食べる?《・・・・・・》』
『びゃんびゃんびゃん!!』

(月の光が足りずに飢え渇いて、くらがりを貪り、補った身体。
影の腕に潰されて、月の刃で切り裂かれて、壊された月喰らいの身体。
白い光でかき消されたくらがりを、差し出されたくらがりを喰らって“また”埋める。壊されても、壊されても、くらがりが埋めるのだろう。
──常ならば、喰らった月光の色で染まっている白い毛皮に、くらがりの色が混じっていることに、あなたは気付いただろうか。
月喰らいが 影喰らいにもなったら その名前はなぁんだ?)

(おなかがすいた、おなかがすいた、おなかがすいた。
おなかがすいたはらぺこハティ、…からだがこわれちゃう!たべなきゃ!たべたい!たべたい!)

0
くらがりの・こえ 2月1日17時
【ハティ:攻撃→氷月】
攻撃値…70+30=100
0
雨夜・氷月 2月1日20時
(動揺している少女の声に眉を寄せる。しかし目の前に此方に牙を剥く存在が居る以上、背を向けるわけにはいかなかった。見えない所から聞こえる声が、悪意に満ちた言葉が、くるりを惑わせる様に笑う様子に奥歯を噛む。不用意に言葉を掛けることは、アクマに隙を見せるのと同義だと悟った)
――!
(少女の叫びと共に満ちた光。見覚えがある。√能力を掻き消す光だ。そしてそれは狼にも影響があるのを見た)
(視線は狼から外れない。狼がくらがりを喰らうのを見た。そして月ではなく、別の何かで満ちるのを感じる。嗚呼、これは、)
……存在が歪んでる。躾し直すにしても……一回壊すか。
(悪意で歪んだ存在に眉を寄せる。支配権を取り返すことも考えたが、既に染まっているなら話は別。紫陽花の炎を喚ぶ)

【攻撃】+切断34+√能力
https://tw8.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=26348

0
雨夜・氷月 2月1日20時
(飢える狼を雨花幻の炎で脅し、その隙に影業で動きを封じてメスで切り裂かんとする。近接する事によるリスクも過ったが、不用意に月の力を蓄えられても困る)
(なんとか牙からは逃れられ、距離を取る。狼が再び動き出す前に――)
くるり、前言撤回。アイツにルートブレイカー撃てる?多分効く。
(少女に願う。守り続けるより攻撃の手は多い方がいい。そして影の力を使わずに戦えるなら、使い慣れてる力なら任せられるという判断だった)
【判定成功】100<116(52+34+30)
【カウント:3】
0
戀ヶ仲・くるり 2月2日21時
……っ! は、いっ(あなたにかけられた声で、はっとしたように身を翻す。狼が自分に眼中ないのは、今までの動作でなんとなく分かった。あなたが退けた狼の背に、白く光る右手を伸ばす。
ルートブレイカーの効果範囲は、“右手が触れた”もの。とても狭くて、不自由で、攻撃にはならない力。それでも触れられれば──)

【防御】+√能力
https://tw8.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=2909
(ハティ対抗値:70)

0
戀ヶ仲・くるり 2月2日21時
【判定成功】70<90(60+30)
(触れた!…ハティの黒く染まった毛皮の一部が、色が和らいだ気がするけれど……)

『びゃんびゃんっ!』

(狼の身が右手の先にすり抜ける──足りない!射程が、光量が、力が、足りない。)
…もっと、強い光がっ…出せたら……出せるのに!
(どうして出ないの?今まで二回出したことがある、くらがりを崩すほどの強い光を思い出す。あれは、どうやったっけ…どうして出たんだっけ…?)
0
くらがりの・こえ 2月2日21時
『あれ?くるりも、食べられたかった?』
(ハティに触れる様を見て、くらがりの声が笑う。どっちにしようか?どっちがいい?)

【対象決定】奇数:くるり 偶数:氷月

0
くらがりの・こえ 2月2日21時
(……月がたべたい)

『びゃんびゃんびゃん!』

(ハティがぐわりと口をあけ、あなたにとびかかる。
ボロボロとたくわえていた月の光が、身からこぼれる。ああ、こぼれてしまう。くずれてしまう。はやくたべなきゃ!!)

0
くらがりの・こえ 2月2日21時
【ハティ:攻撃→氷月】
攻撃値…34+30=64
0
雨夜・氷月 2月3日19時
(ルートブレイカーの光が漣のように、ほんの僅かにだけ作用するのを見る。これを続けるのはリスクが高いだろうか)
くるり、焦らなくていい。出来る範囲で良い。無理はしない――戦闘の基本。いいね?
(焦るように強い光を求める言葉を宥める様に声をかける。悪意に捻じ曲げられない様、悪意に捻じ曲げられても被害が最小限に済めばいいと言葉を選んで)
(くるりもと選択肢を与える声に双眸を細めて少女より前に出る。選ばれたのは己のようだが――)
……そうだね、お前は月が無ければ存在意義が無くなってしまうもんね?

【攻撃】+切断34+√能力
https://tw8.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=26348

0
雨夜・氷月 2月3日19時
(必死に口を開ける狼に、紫陽花の炎と影と刃が襲い掛かる。容赦無く、其の全てを叩き伏せるように銀片は狼を切り裂いた)
くるりなんか食べてる場合じゃないんじゃない?壊れちゃうよ?
(挑発するように僅かに笑みを浮かべて)

【判定成功】64<128(64+34+30)
【カウント:4】
0
戀ヶ仲・くるり 2月4日00時
あ、せらなく、て…いい。はい、(あなたの声掛けに、右手を拳の形に変えた。あなたは強くて、狼に負ける様は想像できないほどだ。きっと大丈夫、と無責任に思う。その安心感は、頭をクリアにした。どんな形でも触れられたら、少しだけでも消せたら……)
っ!(口を開く狼は真っ直ぐあなたの元へ。悲鳴を上げる間も無く、狼があなたの手で切り裂かれて──)

…………えっ?(──プツン、と何かが切れた。ずっと抱えていて、ずっと熱かった魔道書から、熱が消える)
0
くらがりの・こえ 2月4日00時
『壊れちゃったねぇ』
(影の中で、くらがりの手がくるくるりと白い花を弄ぶ。魔道書の持ち主であるくるりを通して干渉した。花は3輪。3つ。3回。花の数と同じく、干渉回数も3回。それが限界。1回目。ハティを影に落とした。2回目。ハティに命じた。3回目。ハティの飢餓を増幅させた。じわりじわりと影に染めたが、元々の基盤は確か。干渉、変容、支配、進化。どれも別物。早々出来はしない、…作り手の手ずから、壊されなければ)

(3回を超えて、4回“壊れた”。)
(ハティの身体が崩れる。崩れてしまう。切り裂かれた身から月の光がこぼれる。)
(ハティがかなしげになきました。
ああ、あああ、もう、もう、も……こわれちゃう……!)

『いいんだよ、よくがんばったねぇ。たいへんだったね、いじめられて。こわかったねぇ…ほら、|よんで《・・・》?』
(くらがりのこえが、壊すように誘導したハティに、やさしく甘く囁く)
0
くらがりの・こえ 2月4日00時
『びゃんびゃんびゃんびゃん!!』
(──たすけて、おとうさん!)

『あっははははははははははははははははは!あはははははっ!あはははははははははははははははは!』
(古きロアから形を与えられたハティが、原典の繋がりをもって、いと古く強きロアを喚ぶ。
ハティ。月を追い続ける狼。月喰らい。別名、フローズヴィトニルソン。フローズヴィトニルの息子。
フローズヴィトニル。別名、フェンリル。神々の黄昏で主神を喰らう逸話を持つ、災いの獣)

(それはもうハティではなく、ハティを媒介にして喚んだ別物。
喚んだのはあくまで、ロアのくらがりだけ。災いの獣の顎門の、影。世界なんて飲み込めない。顎門が少しずつくらがりを纏う。)
https://tw8.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=42090

(……でも、きみたちくらいなら、呑み込めると思わない?大丈夫!死んでも生き返るよね!)
0
戀ヶ仲・くるり 2月4日00時
(くらがり色の、おおきなおおきな口。ヒュッと息を飲む。怯えに飲まれなかったのは、アクマの笑い声が響いたからだった。)
だ、めです。ダメです!焦っちゃダメでも…待てません!今……今、やらなきゃ!私が、…おわらせ、なきゃ…!
(バチ、と右手が光る。ルートブレイカー。√能力を打ち消す力。もっと強い光が放てる。やったことがある。さっきは出来なかった?どうして?前はどうやった?
──私以外の、|影を踏まなきゃ《・・・・・・・》
どうしてだろう、そう思った。
あなたに手を伸ばす。…私1人じゃ、出来ない。助けて欲しい。…あなたはここから逃げてしまった方が、きっと楽だ。自分が引き起こしたことで、あなたを巻き込んだ。あなたがここに留まる必要はない。行ってください、と言うべきかもしれない。……でも、そう言えない。)
0
戀ヶ仲・くるり 2月4日00時
…氷月さん、影って、作れますか。光があれば、影が、出来ると思うんです。……私、それがあれば、もっと強い光が、使えると思……使え、ます!出来ます!手を貸してください…!
(行ってください、と言えない。助けてください、とばかり言う。私は、弱くて、…ずるい。
だから、せめて、断定にする。使える。使う!あなたがこの手を掴んでくれるなら、必ず出来る…!
じわり、と右手の光が光量を増した。)
https://tw8.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=33995
0
くらがりの・こえ 2月4日06時
【unlock Dice Judge】
勝利条件:√能力“The beginning of the end”が発動する
発動条件…条件(影を作る)を満たした上で、ダイス合計値が“150”を超える

敗北条件:√能力“Hrodvitnis skuggi”が発動し、くるり・氷月共に行動不能になる
発動条件…行動順、2手番後
0
雨夜・氷月 2月5日00時
(ハティの崩壊、アクマの声、笑い声。呼び覚まされた獣を淡々と見て分析する。こうなった以上、少女は逃した方が良いだろうか。逡巡していたところに、声が届く)

……影?(笑みの仮面も全て脱ぎ捨てた無の表情で、必死さが窺える言葉を咀嚼し少女の右手を見る。強い力が満ちる、その条件が影なのだろうか)
(己の作り出せる光など微々たるもの。かと言って影にもなれない。太陽の|残滓《反射光》でしかない月光で、影など創り出せるのか)
(それでも――少女を無視して、少女を置いて、どうこうする気にはなれなかった)

……どれくらいの、影があればいいの?
(差し出された少女の手を取り、身に着けていたイヤーカフを反対の手で取って力で満たす。其の黄玉が一番月に似ていたから。じわり、光が満ちる)

判定+祈り7+√能力
https://tw8.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=26682

0
雨夜・氷月 2月5日01時
【判定値】129

……?(――月明かりが灯る。己が思うよりもずっと強く。その事実に疑問を抱きながら、そっと光を掲げて)
コレで足りる?足りない?
0
戀ヶ仲・くるり 2月5日23時
わ、ぁ(場違いに弾んだ声が出た。灯った光。眩しくて、きれいで、)…あったかいですねぇ。
(そう言って、目を細めた。厚い雲から月が出てきたかのような。まっくらなところに、明かりを見つけた時と同じ心地。夜に見つけた光は、明るいでも眩いでもなく、あたたかく感じるのはどうしてだろう。)

『ぐ、グルルルル…』
(腹底に響くような唸り声。がぶり、がぶり、とくらがりを飲み込む影の狼。膨らんでいく圧。時間はそう残っていない、と肌で感じた。
繋いだ手に力がこもる。怖くないって言ったら嘘だ。でも、…退けない…!月の光を見ながら、右手が白い光を放った。柔らかに灯すのではない、一閃の光)

0
戀ヶ仲・くるり 2月6日00時
【判定成功】129+90>150

……ありがとうございます、足りてます。…多分、使えそう、(あなたの手を放して、一歩)(灯った光が影を作る)
(私の影。灯す光が落とした影。もうひとつ。あなたの影。トン、とさして大きくない足音が耳につく。影を踏む。重なる。──つかえる)
いえっ、出来ます!
(そう口にした。必ず出来る。そう思わないで、なにか叶うものか!祈りよりも鼓舞に近い言葉。
くらがりを貪る獣の顎門に向かって、手を振りかざす。真白な光。√能力を打ち消す力。本来であれば、範囲は右手が触れれる場所だけ──その縛りを超え、使い手の身の丈を超えるほど光が大きくなる。
…あなたが見るのは小さな奇跡だ。脅威であっても命を脅かすことは早々ない力。けれど今、くらがりを崩す力)
0
戀ヶ仲・くるり 2月6日00時
https://tw8.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=33995

【使用制限変更】私のかげ、“くらがりのかげ”→“誰かのかげ” 2つのかげが重なる場所でだけ、使える。
0
戀ヶ仲・くるり 2月6日00時
『ぐ、グルルルルルルルルルルル!!』
(影の顎門がひらく。ぐわりと歯を剥く大きな口。あなた1人、女子高生1人、たやすく呑み込めてしまいそうなほど大きなくらがりが、)
──おしまいだよ!
(…届く前に、光に飲まれて、パキン…と割れた。ピシピシとひび割れる。ごと、と床に影が落ちた。重い音を立てたかと思えば、煙のように霧散して…ごとん、がたん、がらがらと崩れてゆく。
崩れ行くくらがりを見ながら、ああ、まだ、明るい時間だった。とぼんやり思う。崩れるたびに室内が一気に明るくなり、…今日はもう、くらがりが覆うことはないだろう。と肌感覚で分かった)
0
雨夜・氷月 2月8日00時
(光をあったかいと表現された事に僅かに戸惑いながらも唸り声に現実へと引き戻され、あまり時間が無いと直感的に感じると同時に繋ぐ手に込められた力に再び少女へと意識が向く。いつも敵と向かう際には必死な様子だが、今は決意が見て取れた)
(何を成そうとしているかはわからない。けれど、彼女の手助けができたらと思った。あの日の約束を守る為の義務ではなく、ただ、一生懸命に今を生きる、普通の女の子の未来を守れればと。…その気持ちが、何なのかはわからないけれど)

(願いは叶ったらしい。手を離し、光を放つのを見る。強い光に腕で己の眼を庇いながら――影が崩壊するのを見た。奇跡のような光景。室内が明るくなり、ゆっくりと腕を下ろして)
……|アイツ《アクマ》も、いなくなった?
(気配は消えたはず。けれど、彼女の言うアクマのことはよくわかっていない。まだ僅かに警戒の色を残して問いかけた)
0
戀ヶ仲・くるり 2月8日07時
(気が抜けて右手の白い光が急速に萎む。明るくなった室内をぼおっと眺めて、あなたの声にはっとしたように視界を巡らせた)
あっ、|アイツ《アクマ》もあの光がダメみたいで、……私に憑いてるので、近くにはいるかもですけど……多分、しばらく出てこないかな、と思…(自分の影や物影を確認して、目線があなたに向く)
あれ、お月様みたいな光、もう消えちゃいました?残念──ああああっ、けがっ!怪我してませんか!あの狼、ハティ、全部かわしてるように見えましたけど、どっか痛いところないですか!?
(様々なことに気付いて忙しなく話題を口にしながら、あなたの身体を見回す。放っておけば見聞する犬のようにぐるぐると周りを歩き出しそうだった)
0
雨夜・氷月 2月8日14時
そう、ならいい――(少女からの返答に小さく息を吐き、改めて状況を整理するかと思ったのも束の間。矢継ぎ早に話題を重ね、いつも以上に賑やかな様子にふは、と溢すように笑って)
怪我はナイナイ、全然無傷。くるりは?怪我とか違和感とかは?あと魔導書は?
(恐らく怪我は無いように立ち回ったつもりだけれど、気になっていたのは狼を押し潰した影。少女の様子も少しおかしいようにも見えて、念の為怪我以外にも何かないかを確かめるように問いかけて。ついでに魔導書の様子も確かめようと)
0
戀ヶ仲・くるり 2月8日23時
怪我はないです?よかったです…!(ほっと息をつく。誰かが自分のせいで怪我をするのは、自分が怪我するより、身体の芯が冷える)
あ、私は…ハティ、私のところ、全然来なかったですし。おおきい影も、噛む前、だったので…(大きな顎門を思い出して、小さく身震いする。勢いが消えると怖い。)

(目を揺らす様に常との違いは見られない。刻印。影業。憑依皮膚。世界の歪み。アクマ由来のものは、視界に“入らなければ”認識が困難だ。また、その影響も)

あ…魔導書は、(抱えていた月を思わせる表紙の本を持ち直す)あの…まっくろな影が出た時から、熱くなくなって……連絡した時は、これ、危ないって、すごく感じたんですけど、……今は、なにも……。
(あんなに熱かったのに、今は冷たいほど。静かな本には、もうアクマの残滓は見えない。アクマがハティを媒介にした時、切り離されたのかもしれない)
0
雨夜・氷月 2月9日19時
そっか。とりあえず間に合ったみたいで良かった。
(無傷を告げる言葉に頷く。影については分からず仕舞いだが、今深掘りする気にはなれなかった。存在が|歪まされていた《・・・・・・・》とはいえ、自分の力が彼女を傷付けてしまっていたら――。考えたくもない|もしも《IF》を振り払うべく拳を強く握って)

(魔導書に視線を落とす。影は今は見えないけれど、その中身までは見るだけでは分からない)
……とりあえず一難去ったって感じだけど、流石に力を乗っ取られるのは良くないね。一回預かって良い?流石にこのままアンタのところに置いておくのは同じ事が起きかねないから、何とかしたい。
(魔導書を受け取るべく拳とは反対の手を差し出す。危険な物を少女の傍に置いておくのは間違いなのかもしれないけれど、脅威が迫った時に使える手段は多い方が良いと思った。ルートブレイカーで打ち消せるものにも限りがある筈だ)
0
戀ヶ仲・くるり 2月10日21時
(間に合ったみたい、の言葉に、瞬く。送った連絡に返信はなかった。それ程急いでくれたんだろうか。…どうして?)
わ、はい、…ご心配ありがとうございます、助かります。魔導書、なおります、か?(差し出された手に、魔導書を乗せる。あなたがくれたもので、しばらく持ち歩いていたから、愛着はある。けれど扱える能力が能力なので、開くことはなかった。故に変化に気付けなかった。眉が下がる)…ごめんなさい、いただいたものの変化、気付けず…管理できてない……、……いや、手を出したアイツが悪いんですけど!
これ多分氷月さんがくれたとか関係なく、ちょっかい出せそうなら出したやつで…全然安心材料にならない…!(腹立つ、と地団駄を踏む。腹を立てるくらいの余裕は出てきた。)
0
雨夜・氷月 2月10日23時
直せるよ、俺が作ったようなもんだし。(魔導書を受け取り表紙を撫でる。軽く触れた感じ、影の影響は抜けていそうだとは思いつつ。悪意の塊みたいなアイツの影響を軽視するのは危険だと思った。常の笑みは控えめに、眉を下げて)
いいよ、アンタが言ってたヤツがココまで干渉するヤバいヤツだって想定できてなかった俺の落ち度でもあるから。管理しなくても暴発はしないようにしたつもりだったけど、外部干渉は何も考えてなかった。……アンタに危険はないようにしたつもりだったんだけどな、ごめんね。
(過程が如何であろうと、危険に晒す切欠を作ったことは間違いない。怒りを滲ませる少女へ左右に首を振り謝罪を口にして)
コレはアイツに触られても弾けるくらいに、お守り代わりくらいにはできるように対策して返すで良い?
0
戀ヶ仲・くるり 2月11日09時
(足を止めて、あなたを見る)氷月さんが謝ることでは…私も、アイツのこと、ほとんど知らない、ので…(自分のことなのに、こうして誰かを巻き込むのに、説明すら出来ないのが歯がゆい。続くあなたの説明に、眉が下がる。胸が疼く。どうしてこんなにしてくれるの)
…ありがとう、ございます。お守りがあると、縁があるんだ、って思うと、安心するので…うれしい、です。
(危なくない、より、その方がうれしい)
あの、…あの、(前にも同じことを言った。誕生日と同じことを口にする)…やさしくしてくれて、ありがとうございます!
(前は綺麗に流された。そうしたら何も言えなくなりそうだから、あなたが口を開く前に続ける)
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戀ヶ仲・くるり 2月11日09時
連絡して、すぐ、私、どういう状況か、言えなかったのに、来てくれたのも。氷月さん、逃げてもよかったのに、一緒にアクマと戦ってくれたのも。魔導書、私でも危なくないように、持てるようにしてくれるのも。…魔導書を、くれたのも、私の身を守るため、かな、って…。
(これをやさしいと言う以外に、どう言えばいいのだろう。あなたが否定しても流してもそれしか出てこない。
…玩具や研究対象が壊れるのが残念でも、なんとなく目覚めが悪いでも、なんでも。
してもらったことには変わりなく、感謝するのも変わりない。あれだけ流され続けて、こうして感謝を押し付けること自体、迷惑かもしれない。それでも言いたい。
だって、人は、意外とあっさり居なくなるから。自分が家族の前から、日常から、消えたみたいに。あの日言えばよかった、なんて後から思うのは嫌だ)
私、氷月さんのしてくれたこと、うれしくて、とっても助かってます。ありがとうございます!
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雨夜・氷月 2月11日20時
(いつぞやか聞いたような感謝の言葉に固まる。感謝されたら「どういたしまして」と言って笑う、|そう学んだ《・・・・・》。いつも通りにそうすれば良い筈なのに、出来なかった)
……、優しくも、何ともないよ。アンタをカゾクに会わせて、家に帰す約束の為に、必要だと思っただけ。
(咄嗟にそれっぽい言葉を並べて、だから感謝されるに値しないと言外に告げて目を伏せる。その価値が己に無いと思う。言葉を受け取ることが正解だと分かっていて、拒絶したいわけでもないのに。今はどうしても上手く出来ずに言葉を続けて)
気をつけてね。…ヒトは、簡単に死んじゃうんだから。
(儚く消えた誰かと少女の姿がダブる。あの痛みを知る日が来ないと良いなと思いながら)
……じゃあ、近いうちに直して、返すから。
(追及される前に帰ろうと踵を返す。いつも通りに笑えず、その理由も分からなくてメチャクチャな自分を、早く整理したかった)
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戀ヶ仲・くるり 2月12日23時
…はい、でも、(その約束自体が、あなたが守り通さねばいけない理由は、自分には見えないのだけれど。どうして?って聞いてもいいかな。心がブレーキを踏む。また流されるんじゃ?…時に嫌いよりも、無関心の方が痛い。なんにもないんだ、とうつろを見る心地になる。)…ありがとうございます。
(問えない口で紡げるのは感謝だけだった。……ああ、でも、今日は笑ってない)
あ…、はい、(様相がおかしいのを感じ取ったけれど、問うても答えはない気がしたし、引き留める理由は──)…あっ!
氷月さんに渡したいものがあります!
大分前から出来てたんですけど渡すか迷ってて返却していいですというか返却前提の気持ちで渡すので一回見てもらえませんか理由は分からないんですけど性能はいいみたいで!(一息で言う。)
氷月さんのこと、ちょっとくらい、守るかも!(これが本題。見るまで居てください!と叫んでパタパタと部屋に入って、パタパタと戻ってきた)
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戀ヶ仲・くるり 2月12日23時
……遅くなりましたが、お誕生日……おめでとうございます……これ、私が、お守りとして、力をこめたもので…有識者曰く、これが一番、出来がよくて……(目を逸らしながら渡す)

(贈り物用と思われる箱は、カタカタ動いている…!)

(中身は、なぜか動く謎のいきもののマスコットキーホルダー。
√能力の付与による加護の気配は濃厚にあった。こんな見た目なのに!)
https://tw8.t-walker.jp/garage/item/show?item_id=50453
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雨夜・氷月 2月15日02時
(感謝の言葉は彼女にとって自然な事なのだろう。己の言葉を聞いても続く言葉に、|普通の人間と己の差《・・・・・・・・・》を思い知らされるようで目を合わせられない)
……渡したいモノ?
(長い言葉を詠唱するように言い切って慌ただしく部屋へと向かう少女をぼんやりと見送り)

(言われた通りに待っていると渡された箱と――)
誕生日……?そんなの、……うん??
(喜ばしくもない日を祝う必要なんて、と言うつもりだった言葉は異変しかない箱の様子が気になって掻き消えた)
(何故箱が動く。コレではまるで某事務所の様子のおかしいナニかのようではないか。大分毒されたか……?などと思いながら箱を開けて)
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雨夜・氷月 2月15日02時
(出てきたキーホルダーの謎のいきものの動きに、思わず吹き出した)
っっふは!ナニコレ!動いてるんだけど!!スタンプみたいに!!あっははははは!!
(うごうごしてる。何故かはわからない。加護の気配もあるけど動かしてる感じではなさそうで意味不明な謎のいきものの動きしばらく笑い続けて)

っはー、笑った。いやあ、アンタもボケ役の仲間入りかあ。こんなツッコミ待ちなアイテムなんてそう作れないよ、うん。
(一頻り笑って、己の中の渦巻く気持ちが少し薄れるのを感じる。さっきよりもずっと、息をするのが楽だ。箱の蓋をそっと元通りにして)
ありがと、これはありがたく貰ってくよ。笑わせてもらったお礼に魔導書にとびきりの効果を付けといてあげる。
(彼女にとっては要らない何かかもしれないけれど、なんて思いながら茶目っ気たっぷりのウインクをして)
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戀ヶ仲・くるり 2月16日22時
いやあの私もなんで動くのか分かんないんですけど、なんか危ないところを動くなぞものぬいぐるみ(某魔王様謹製)に助けられまして!それから、なんか……力を込めると動いて……でもなんか、なぞもののモチーフとか商品が一番力込められる感じがあって……どうして…??
(爆笑するあなたにそう弁明する。元々はごく普通の市販のマスコット。動くのは、狙ってやってないけれど、この女子高生のせいではあった。)

それ喜んでいいですか!?お守りとしては結構出来いいらしいんですよ!ほらこのキリッとした顔!
(なんということでしょう、「マモルゼ‼︎」と鳴きそうな顔!どんな顔ですか?)
…え?えと…はい、氷月さんが大丈夫なら、それは勿論。魔導書も、よろしくお願いします。
(あなたの顔が晴れやかだったので、頷く。元より否はない。無表情は素の表情かもしれないけれど…楽しそうに見えるのは、悪いことではないだろう)
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戀ヶ仲・くるり 2月16日23時
斯くして、闇喰らいはくらがりのなかに。
切り離された月喰いは本のなかに。
本は製作者のもとに。

くらがりのなかでは何も見えない。まっくらのなかには影もできない。夜闇をおそろしいと人が謳うのは神代の頃から変わりない。
けれど空に浮かぶ星が、月が、夜闇を照らすのも、神代の頃から変わりない。
月の光は反射光だから、月が光ってるわけじゃない?それがなに?
そんな規模の大きいこと、月を見上げてる方は知らなくてもそんなに変わりないし。生きてるうちにはきっと太陽も月もなくならないから、明日も光ってるんじゃないかな。
今日みたいに。

【このおはなしは、これでおしまい】
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