【ノベル相談】その壺の由来にて
【ノベル相談】その壺の由来にて(仮)(勝手に画廊の一室を倉庫代わりに使っていたらしい…いそいそとテーブルからモノをどかし椅子を引き出した)
わるいね…お待たせ…それじゃあ色々聞かせてもらおうかナ…ルイサン…
ルイ・ラクリマトイオ 2月24日17時お部屋のご準備ありがとうございます、釦さん。
…(案内された部屋の雰囲気は、画廊で普段感じるそれとどこか異なる気がして。少し見回してしまう)…
あ、はい。それでは。
(勧められるまま椅子に座って)
釦さんも伽羅さんも、よく素敵なノベルを頼んでおられて。
ファン心といいますか、ご一緒できたら素敵だなぁとつい、ノベルと言ってはみましたけれど。
お話ができればそれで、ということでしたら、こちらでお話しさせていただくだけでも。
私も、釦さんとはゆっくりお話できたらと思っていましたから、機会を持ててよかったです。
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秋津洲・釦 2月25日07時ひひひ…まぁ…そこはだねぇ…(そう言いつつダンナの分の椅子も引っ張り出してきた)
まあ二人がいいなら僕はどちらでも…
ノベル…記録に残すかどうかはやりとりしながら決めようじゃあないかね?
…もしかしたらそういうパーソナルな話は|別の吸血鬼《たいせつなひと》と残したほうがいいかもしれないからねぇ…ひひひ(言いながら逃さないという目線でニヤニヤしていた)
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ルイ・ラクリマトイオ 2月25日10時(パーソナルな話は大切な人と……という言葉に)
そういうものでしょうか。……|涙壺《モノ》としての私に、お二方ほど関心を寄せてくださっているようではないように思っているのですが……
いえ、では、そうですね、ではまずこちらでお話しして参りましょう。
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ルイ・ラクリマトイオ 2月25日10時伽羅さんは夏の企画展示のときも、ゆっくりとはお話できませんでしたしね。
(逃がさない、と言外に込められた視線に、少し緊張したように居住まいをただしつつ)
それで……どのようなことを、お知りになりたいですか?
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秋津洲・釦 2月25日21時おやぁ…そんなに緊張しないでくれたまえよ…ルイサン
どうもね…僕はつい行き過ぎてしまうきらいがあるからねぇ…
そうだねぇ…じゃあモノだけに…物心ついた時の話でも聞いていいかナ?
それは涙壺時代でも…その人の姿を取り始めたきっかけでも…覚えてるところからねぇ…
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早乙女・伽羅 2月25日23時ふふふ。あの時は、おかげさまで盛況だったからねえ。
俺もゆっくり時間が作れるときがあればと思ってはいたのだ。
……釦。それだとまるで尋問じゃあないか。そういうのはかえってひとの口を重くするものだからね。
ほらほら。まずは皆、お茶でもどうかな?
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ルイ・ラクリマトイオ 2月26日02時物心……ですか。
(釦さんの質問に考え込んでしまっていたところに伽羅さんの声を聞いて、は、と顔を上げる)
いえ、言いにくいというわけでは。
ただその、モノであった時は「いつ」ですとか「どこで」というのが……曖昧な感じでして。
(手元に|象牙製の涙壺《本体》を呼び出し)
私が涙壺だ、というのは、名付け親がそう呼んだから……というのもありますが、
涙壺の物語…私が涙を湛えるために作られた壺なのだ…という話を、色んな方が私を評してして下さった憶えはあるので。
ですから、「そう」なのだと思っている、という感じです。
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ルイ・ラクリマトイオ 2月26日03時ヒトとしての姿を得たときの方は、しっかりと憶えております。
名付け親に、ルイ、と名付けられたからです。それまではこの…(本体の象牙の肌を指でなぞって)…内側ですとか、周辺にあった「私」というものが、「|ルイ《そう》」なのだと思えて。
そうしましたら、この(本体をなぞっていた指で、己の胸を指す)姿になりました。
その日をヒトの方のいう「誕生日」にさせて貰っているのですよ。
……(話し終えて、ふ、と息を吐き、首を傾げ)、どうでしょう。ご期待に添えておりますでしょうか。
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秋津洲・釦 2月26日15時お茶ねぇ…はいはい…
(と茶器を準備しながらルイサンの話に耳を傾ける)
ほぉ…興味深いねぇ…!
名付け親がいたのかい…?それに応えて君が生まれたのかい…?
いやねぇ…僕の扱う呪物は「その用途のために作られた」ものが多いからねえ…つまり…ねえ…そういうモノだよ(わかるだろう…?と視線を向けてみせる)
その女性は…一体どんな気持ちで君に名を付けたのか…
ふふふ…そしてキミは人の姿をとったあとも…そのヒトの涙を受け止めたのかい?
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ルイ・ラクリマトイオ 2月27日11時あ、ありがとうございます。
(お茶を用意してくださる釦さんに頭を下げて、向けられた視線には首を傾げ)
「呪物とするために作られたものを、主として扱う」ということでしょうか……?
そういう意味では私は、涙壺として作られた訳ではないかもしれないそうです。
我がことながらあまり詳しくはないのですけれど、棺に納められたところを見つけられ、涙を入れて納めたのではないか、という物語が生まれたとか……伽羅さんの方がこの辺りの話はお詳しいでしょうか。(ちら、と視線を伽羅さんへ)
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ルイ・ラクリマトイオ 2月27日12時ルイという名付けには「累々と涙と思いを湛えてきたお前は、優しく美しいモノだ」という思いが込められている、と聞いています。
……名付け親は、占い師が本業と仰せでしたが、釦さんに近いようなお仕事もされていたのだと思います。
私のことも、涙壺に惹かれて求められたとかではなく、その方面で引き取られるか引き継ぐかされて、その必要があって名付けたのでは……と。そのあたりはお話くださらなかったので、私の想像なのですけれど。
……異なる思いを込められて、別の名をつけられていたら、また違う「私」だったかもしれませんね。
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早乙女・伽羅 2月27日18時(お茶を淹れに席を立とうと思っていたのだが、思いのほか釦が働くので任せることにした。自分の店で客のように振舞える機会もそうそうないので満喫させてもらおう、という心算である)
……俺かい? ううむ、俺は皆が思っているほどには物知りでもなくてね。
物知りらしく振舞うように心がけているところはあるのだけれども。(少々得意げにウインクしてみせる)
古い時代の道具というのは、後の世の人間には使い道がまるで想像できぬこともあるゆえ、調査研究が進むたびに説が二転三転することも珍しくはないようだ。
ルイの本体が「ほんとうは何者であったか」よりも、君に名前をつけた人の解釈や感情が大きく影響した、という可能性も――もしかしたらあるのかもしれないね。
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秋津洲・釦 2月28日13時なるほど、累々と…受け継がれ続けたモノとしての意味合いを込めて…
いや…そのヒト自身の想いも注がれて…
いや…もともとの持ち主ではなかったわけだ…
そして君に名をつけることで君を「確定」したのかもしれない…
(少し考え込んで)
……いけないねぇ…いけない。
どうも、君の話は噛み応えがありすぎて
ついいろいろ暴きたくなってしまうねぇ…
一旦お茶でもどうだい?ティーバッグかインスタントしかないけど…。
(博識な猫又センセイに向けて)確かに…言われてみればそこまで昔の事だと分からないこともあるねぇ…
墓を開けてみて…美しいが小さなこの壺が出てきたら…
小さな一輪の花を手向ける花瓶か…
はたまたこうやってミルクピッチャーか…
ひひひ…研究者は困惑しただろう
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ルイ・ラクリマトイオ 2月28日23時(伽羅さんの言葉を聞き少し考えてから)
なるほど……「涙壺として扱われていた記憶」は、名付けに紐づけて強く思い出されている、ということでしょうか?
そうなりますと、他のモノとして扱われていたことがあったとしても、その記憶には辿りつきにくくなる……ということも、あるのかもしれませんね。
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ルイ・ラクリマトイオ 3月1日04時私には|持ち主《主人》と呼びうる方が、思い出せる限りでもたくさん、います。
主人がいない時……どこかのお店らしいところにいたりですとか、そういう記憶も途切れとぎれですけれど。
暴きたくなる、ですか?それは……
(望むところでもある、の言葉を続ける前にお茶の話になり)
あ、それでは紅茶をいただけますか?
元々は、私の方のお礼がわりだったのですけれど…… おもてなしありがとうございます。
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秋津洲・釦 3月4日01時はい…紅茶ね…ふふふ…いやあなに…僕にとってはこうやって秘密を語ってもらうのも…大変なごちそうなのさ…
ダンナも紅茶でいいね…(返答待たずに2人の前にカップを置いた)
ひひひ…じゃあ遠慮なく…
その君の名付け親の占い師の女性……君の姿も彼女が望んだ形なのかな…?
その美しいチュニックを着た青年の姿として?
それとももっと幼い姿をしてたのかな?
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ルイ・ラクリマトイオ 3月5日13時(大変なご馳走、という言葉に)
まぁ、そうなのですか、それでしたら尚更、たくさんお話ししなくてはいけませんね。
(置かれたカップに丁寧に礼を返しつつ)
姿は……ヒトの姿になった時からこの姿でしたね。名付け親は喜んでくださいましたが……
(少し、考え込んだ後)
今思えば、あれは「私がヒトになったのは嬉しい驚き」という感じの反応だったように思います。「名をつけること」自体が目的だったのかもしれません。
ですから姿も、彼女がこう、具体的に望んだもの、という訳ではないと思います。「後30年若かったら放っとかなかった」などとは、よく仰せでしたけれど。(少し冗談めかして笑う)
私としては、名前をつけられたことをとても嬉しい、と感じましたらこの姿になっていた、感じです。
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ルイ・ラクリマトイオ 3月5日13時(慌てた様子の伽羅さんに、こちらも慌てて手を振る)
いえ、そんな。
なんというのでしょう、記憶の中でも思い出しやすいものと、そうでないものがあるように感じていたものでしたから……そういうことも関係があるのかもしれない、と思ったのです。
最近の出来事だから思い出しやすいとか、そういうことでもないようですので。
名付け親に、その辺りの話を詳しくお聞きできれば良かったのですが。
こればかりは致し方ありませんね。
(紅茶をひとくちいただく)
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秋津洲・釦 3月8日13時空の彼方に浮かぶ巨大な岩石…瞬くガスの塊…
あれほど偉大な存在にも究極的には何の意味もないけどネ…しかし僕の知る限りニンゲンだけがその意味を与えることができる…例えば月や太陽と言った名をつけるとかネ…ふふふ…
ひひひ…なるほど
しかし…またこれで面白いことが分かったヨ…
ヒトになったのは嬉しい驚き…なるほど…
ツクモガミという存在は必ずしも持ち主が意図しない瞬間にも表れるんだなぁ…(やはり興味深い…とつぶやいた)
その姿も予想外なら…やはり君の本体が作られた歴史や文化に由来してるのかもねぇ…
しかし涙とは本来こぼすか流すモノだけど…涙壺という存在のおかげで注ぐということもできるという…
ヒトがモノを決めるわけではなくモノによって人の行動も変わるという…
(後30年若かったら放っとかなかった、の発言に対して)
ひひひ…なかなか茶目っ気のあるマダムだったようだねぇ
…その人は今でも元気にしてるのかい?
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ルイ・ラクリマトイオ 3月9日11時(名前を貰うことの嬉しさはわかるよ、という伽羅さんの言葉に嬉しそうに頷き)
ヒトとして産まれた方は、多くが幼いころに名付けられるものですから、あまり意識されないのかもしれませんが……やはり嬉しいことですよね。
(月や太陽と名をつける、という釦さんのお話を感心しながら聞く)
月も太陽も、それはそれは多くの想いを受け止め、物語を持っていますよね。
ですがそれは星としての振る舞いに、ヒトが意味を見出しているだけ、というのは、そうかもしれませんね。そんな風に考えたことはありませんでした。
私の姿は、そうですね。歴代の主人たちの、涙壺…夫の帰りを待つ女性に寄り添い慰めるモノ…が、ヒトになるならこうだろう、
という……ふんわりとした想いの結果なのかしらと思っています。
こう…(自分の頭と本体をそれぞれ指で撫でて)…つるつるしているところですとか。
(わりと真面目にそう思っている口ぶり)
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ルイ・ラクリマトイオ 3月9日11時(名付け親は今でも……の言葉には首を振る)
いえ……、元々私に名をつけたのも「生前整理」の一環だったそうです。
亡くなるまでの間、彼女は私にヒトとしての振る舞いを教えてくださり、私はそれのお手伝いとしてモノを片付けて運んだりですとか、懇意のお店へのご挨拶に付き添ったりしておりました。
お墓には今でも、通っています。私の|Anker《はじまり》は、彼女ですから。
(懐かしむ様子で話し、またお茶を口にした後、思い出したように2人を見て)
そうです、よろしければ触ってご覧になりますか?
(と、本体を2人の前に差し出す)
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秋津洲・釦 11時間前ああ……そうなのか。
そうすると君は、彼女が最期に遺したモノなんだねぇ…
子どもみたいな存在かな……いや、孫かな…
君を人にすることが、彼女の最後の役目だったのかもしれないねぇ…
…しかし残念だ。
一度会ってみたかったなぁ…
高名な占い師なら、僕の探してるモノも見つかりやすかっただろうに…ひひひ
(触ってご覧になりますか?の言葉に) はは…いいのかい?
(そう言うと本体…ではなくその滑らかな形のよい頭をなでた)
確かにつるつるだねぇ…ここにパルメットの入墨でもあれば…もっと壺とそっくりだ…
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